名鉄小牧線・名古屋市営地下鉄上飯田線乗車記

小牧線を走るのは300系、ピンクのラインが可愛いです。また、鶴舞線乗り入れの100・200系と同じ、名鉄では特殊なサイズの20m4扉車です。

乗車するのは14:42発の平安通行。この車両の側面は毎日利用する京王線の9000系そっくりだな。2002年にデビューだそうで、20年目になります。

車内は、20m4扉の地下鉄直通車なのに、一部転換クロスシートを装備しています、さすがは名鉄さんです。

でも一番前が空いていたので、豪華な座席には座らず、立ってかぶりつきします。

出発します。小牧線の走る線路は、ほんの少しですが広見線の上り線と重なってるみたいです。この箇所は1時間あたり、小牧線が上下8本、広見線上りが4本、更に犬山線から広見線に直通するのが上下4本、合計16本も走るのか。ポイントと信号の操作がややこしそうです。

広見線が左に、犬山線が右に別れると草生した単線路線です。枕木も木製だぞ。

ここも複線用地は確保済みです。架線設備は時折複線用のが建てられていて、知多新線と同じような光景です。

左の路盤にスライドします。交換駅かな?いや信号所だ。

五郎丸信号場だそうで、ほぼ同時に上下列車が到着して交換します。

五郎丸信号場を出発。

長閑な風景で、これが最後は地下鉄路線になっちゃうのかと思うと、どう変化するか先が楽しみ。

最初に停まるのは棒線の羽黒駅。

田県神社前で2度目の交換。

味岡は2面2線のホームが完成しているものの、線路が片側にしか敷かれていません。京成千原線でもこんなのは見たな。

小牧原から先、右手に見える細い高速道路みたいな構造物はなんだ?一回途切れてまた現れます。

あっ!これはもしかして、ピーチライナー?そんな新交通システムが存在していたことを、今思い出しました。まだ遺構が残っていたんだ。廃止されたのはいつだっけ?
ピーチライナーこと桃花台新交通桃花台線は、開業が1991年、廃止が2006年、私より後から誕生して廃止された日本の鉄道路線は、ここが唯一だと思います。走っていた車両は、路線の両端をループ状にしたため、バスのように運転台が片側にしかなく、ホームもすべて進行方向右側に設置したため、ドアも片側のみという、とても個性的な車両だったようで、一度乗ってみたかったな。(山万にももう一度乗りに行ってみようかな…)

ピーチライナーの遺構だと気付いたところで、地下に入ってしまいます。もう少し見たかった。

小牧線のほぼ中間地点にある主要駅、小牧に到着します。2面3線の駅で朝夕のラッシュ時には、この駅始発の名古屋方面へ向かう列車が走ります。

地下から地上に出ると、おっ!複線になってる。地上に上がるスロープの途中に小牧口駅があります。

間内を出て分岐する怪しい線路は何だ?これが航空自衛隊小牧基地への引込線の跡なのか。帰って確認してみれば、小牧線の車両基地の予定地(間内車庫予定地)だったんだそうで、今はその予定は無くなり、資材置き場として使用しているとのこと。

すれ違います。この路線には名鉄300系の他に、名古屋市交通局7000形というのも2本走っているらしいですが、見るのは名鉄車ばっかりでした。地下ですれ違ってしまったのかな?

読めない漢字の味鋺駅、「あじま」と読みます。地上の最後の駅です。

地下再び地下に入ります。

上飯田に到着します。ここで名鉄犬山線は終わり。ここからは全長0.8㎞の日本一短い地下鉄路線の名古屋市営地下鉄上飯田線となります。
2003年まではここが小牧線の起点でした。当時の駅舎は10階建ての公団住宅の2階だったそうで、これも見てみたかったな。今も公団住宅は健在のようです。
* * *
名古屋市営地下鉄上飯田線を進みます。特に印象は残っていませんで、

15:16、終点の平安通に到着します。

降りて写真を1枚。地下鉄上飯田線が開通する前は、上飯田駅から平安通間は、皆さんバスに乗るか歩いて移動していたらしいです。1971年までは市電も走っていたとのこと。
* * *
上飯田からは、地下鉄の名城線左回りと東山線で名鉄名古屋駅に戻ります。名城線の平安通から栄までの5.2kmも、初めて乗る区間で、ここも乗りつぶしkm数に計上します。
(乗車は2022年8月)
前の記事:名鉄犬山線のパノラマスーパー後方風景
次の記事:名鉄尾西線乗車記
関連タグ:名鉄、名古屋市営地下鉄、地下鉄路線