関東鉄道常総線の旧型車1(0形で水海道へ)

やった、一発目でキハ0形を引き当てました。取手7:14発の水海道行31列車になります。

ちょっと横に長いようなアンバランスな顔、快適さなど期待できそうにない昭和の丸の内線と同じ窓配置、安物の鉄道玩具を思わせるグロベンもろともシルバーで塗った屋根、鉄道車両の格好悪い要素が一杯なのですが、ここがこの車両の魅力かも(個人の感想です)。
001という車番もいい。他に例が無かったはずですが、2017年にTRAIN SUITE 四季島、2019年に西武のLaview、特別な車両が後に続きます。

運良くかぶりつき席をゲットです。窓ガラスも綺麗で申し分ありません。下手なパノラマグリーン車より展望が良いです。
当初の予定では、二つ先の寺原で降り、朝のラッシュで複線区間を次々来る上り列車の中の旧型キハを撮影し、その後旧型キハで水海道まで移動する予定でしたが、このまま水海道まで乗り通すことにします。撮影もここから可能です。

それでは出発です。すぐに左にカーブして、常磐線と別れます。私の大好きな非電化複線区間です。ここは初夏に乗車した時、線路側の新緑が眩しくて、とても素敵だった印象が残ってます。少しスピードを出せば、車端部だからか揺れる揺れる。国鉄キハ20譲りの台車なんです。

すれ違う列車の1本目の24列車は、2100形の2105+2106。

二つ目の寺原駅。ここは7,8年前、用があって降りたったことがあります。その時と雰囲気は全然変わっていません。たぶん複線化された80年代から、こんな感じなんだろうなぁ。

26列車は2100形の2111+2112。

ゆめみ野ですれ違う28列車は、ネットで拾い集めた情報では旧型車が入ることがあるようですが、この日は5001+5011。

稲戸井出てすれ違う30列車は、0形の003+004。いい場所で来てくれました。
次の32列車は島式ホームの南守谷ですれ違ってしまったので写真取れず。2300形の2301+2302でした。

つくばエクスプレスとの乗換駅の守谷に着きます。右端に停車している34列車の前は、復刻塗装車の2401。次もこんなところですれ違ってしまって残念。ここでガラガラになるかと思いきや、そうでもない。ここから私の初めて乗車する区間です。

つくばエクスプレス開業前は、つくば市のバス路線の拠点だったという新守谷駅、使われなくなった3番線が悲しい。すれ違うのは36列車で2309+2310。

最後の1区間、小絹~水海道間は、駅間距離が4.5㎞もあり、スピードを出して駆け抜けます。揺れる揺れる。途中で右手に水海道の車両基地が広がります。

筑波山!複線非電化。常総線ならではの光景。複線非電化は、日本では珍しい光景ですが、JR東日本の「電車をハイブリッド車両等に置き換え、電化設備を撤去」の発表の通り、これからはどんどん増えてゆくはずです。
さぁそろそろ来るか。水海道到着前にすれ違う40列車は、水海道・取手間を1往復しかしない運用で、たいてい旧型キハが運用に就くようです。

本日3本目の旧型車!まずまずの場所で来ました。310形の315+316です。元国鉄キハ16・17だった経歴を持つ車両で、おでこの形状が違います。これはぜひ乗っておきたい。

7:47、水海道駅に着きます。

今日の朝の取手側の運用状況を把握できました。旧型キハのかぶりつき席には、ちょうどいい大きさのテーブルがあって、プリントアウトした時刻表に充当された車番を記入してました。周りからは怪しいおっさんに見えたかも。

構内踏切を渡って反対ホームから写真撮影。ホーム屋根の影が掛かってしまい、いい写真は撮れません。到着して4分後の7:51に取手に折り返すこれに乗って、キハ315+316を追っかけてみます。
(乗車は2022年1月)
前の記事:平日朝夕しか運転されない常磐線緩行線末端部
次に記事:関東鉄道常総線の旧型車2(310形にも乗車・水海道で撮影)
関連タグ:関東鉄道