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2021年、北海道への玄関口でなくなった青森駅を見る

コロナが収まらない中で恐縮ですが、4月中旬に発売された大人の休日倶楽部パスを利用して、日帰りで五能線の乗りつぶしに行って来ました。午後のリゾートしらかみ4号で青森から秋田まで乗り通してしまうのですが、その前に8年ぶりに降立つ青森駅をじっくり見てみようと思います。2016年に北海道新幹線が函館まで開業し、北海道への玄関口としての役目を完全に終えたといっていい、今の青森駅はどう変わったでしょう。長くなるので目次付けます。



1,新青森→青森間でかぶりつき


昨年7月に北海道新幹線を乗りつぶした時と同じ、東京8時20分発のはやぶさ7号で新青森へ、ここから奥羽本線で青森へ向かいます。僅か1区間3.9kmですが、かぶりつきでは見どころ凝縮のとても面白い区間になります。

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乗る電車の写真は撮れませんでしたので、新青森駅東口から見た弘前行701系電車でごまかしておきます。

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乗車したのは新青森11:36発の電車、しばらく単線区間を走ると、左から盛岡車両センター青森派出所からの線路と、津軽線が寄り添い、3線区間となります。かつての名門車両基地である「盛アオ」(私の世代だと“青森運転所”)も、なんと今は車両の配置がないとのこと。ブルートレインも485系も583系も、完全に過去の時代の車両になってしまったんです。

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左手前から前方に見える渡り線は、海峡線から青森信号所へ続くもので、EH800の牽引する貨物列車の通る、本州と北海道を結ぶ大大動脈であり、北斗星やトワイライトエクスプレスも一時通った道。

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青森信号所への分岐は面白い。こんなカーブを描いていたのか。

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ここから急カーブで左に90度曲がります。見てよ、この信号の多さ、これが青森駅なんです。(写真は撮り損ねたので、この後乗車したリゾートしらかみ最後尾から撮ったものです。)

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最後の最後で同じようなカーブを曲がって来た東北本線、ではなく青い森鉄道と交わります。

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3面6線の青森駅が見えて来ました。八戸発の普通列車と同時刻の到着です。並ぶ電車はカラフルです。

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長いホームに進入します。15両は余裕で収まりそうです(グーグルマップで計測)。

2,青森駅3,4番線ホームと引上げ線


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4番ホームに到着します。乗ってきた弘前発の701系普通列車は5両編成で、なんと、現在の青森駅に到着する定期列車で一番長い編成になります。

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かつての連絡船乗り場の方、海の方へ歩いてみます。すると、おぉーっ!青森まで来ればホームに吹きさらしの喫煙所がまだあるのか。かつての青森駅の栄光の時代を思い浮かべながら、煙草に火をつけたいところですが、昨年の3月末で煙草は辞めていたのでありました。

余談ですが、私は元々家では吸わず、会社でも5年前に喫煙所が撤去され、通勤途中と外回りの時のみ喫煙をしていたのですが、コロナのおかげで毎日利用していた喫煙所が突然閉鎖。年度が明ければ外回りの仕事もなくなり、家で仕事しろとなり、喫煙する機会を無くしたまま、1年以上が経過しました。東海道新幹線から喫煙席のある700系が引退したら禁煙しようなんてこのブログで書いた覚えがありますが、本当にそうなってしまいました。

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ED75、ED79、EF81、DE10…様々な機関車が機回しする姿がみられた引上げ線、今はカシオペアが来る時ぐらいしか使わないのでしょうか…と思っていましたが、今も701系の回送列車が入線します。引上げ線の先は海で、701系電車は、海に落ちるんじゃないかと心配に思うほど、勢いよく奥の方まで進みます。

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長いホームを見返します。ここで8年前にブルートレインあけぼのの写真を撮ったんだよな。一回昼食を取りに外に出ます。

3,青森駅前で昼食


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リニューアル工事中の青森駅を出ます。丸フォントひらがな緑色文字で「あおもり」表記がトレードマークだった旧駅舎は、一月前(2021年3月)に閉鎖されてしまいました。

ここ青森駅前には、快速海峡が走っていた約20年前に、夜中に駅構内で三脚立てて撮り鉄する目的で、一度宿泊したことがあります。その時の駅前の海側には、小料理屋さんが沢山並んでいた記憶があるのですが、もうなくなってしまったみたいです。ここの小料理屋さんは、どの店もドアが開いていて、カウンターにはいくつもの大きなどんぶりが置かれているのが気になったのですが、あれには一体どんな食材が入っていたんだろう。

青森での昼食は、短時間でささっと軽く、立ち食いそばを予定していたのですが、駅前の食堂の海鮮丼に変更。大きなまぐろが美味しいです。

4,青森駅1,2番線、E751系特急つがると八甲田そばの跡


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駅に戻り青い森鉄道の使用する1,2番線に行ってみます。まずは3番線に停車中のE751系特急つがるを撮影します。よく見れば正面窓下と側面窓回りは、黒だと思ってましたが紺色だったんだな。この電車を見ていつも思うのは、窓上の黄色いラインがヨーロッパの1等車みたい。黄色いラインは、それに倣ってクロハのグリーン部分だけにしたらいいのにと思う。

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E751系の私の印象は、中途半端な時期に中途半端な仕様で製造されてしまった悲しい電車です。デビュー時にスーパーはつかりとして盛岡青森間を走った一番輝かしい時期(なんと2年半というほんの一瞬)に、JR東日本グリーン車3日間乗り放題切符でクロハに乗車しましたが、その後の新幹線の延伸に伴う転落っぷりは可哀そうなくらい。そして製造後10年で6連から4連化に伴い、中間モハユニットが廃車になるなんて思いもよりませんでした。今は青森秋田間を安住の地として10年、青森駅に来る最後の特急車両でもあります。このまま長い活躍を期待したいところです。

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昔はいつ来ても賑わっていた印象の八甲田そばも閉店してしまったのか。よく利用していた記憶です。私がめかぶを初めて食べたのは確かこの店です。

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ホームから見える青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸。初めて北海道に渡った時に乗船したのがこの船のはず。いつか時間を作ってじっくり見てみたいと思います。

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青い森鉄道の701系。野辺地から青森までの陸奥湾に沿って走るところが好きで、久々に乗ってみたい。ちなみに早起きして東京6:32のはやぶさ1号に乗車すれば、大湊線と五能線の両方の乗りつぶしが出来て、青い森鉄道にも乗れるのですが、欲張りすぎかつ、ひたすら乗りっぱなしの行程となり、途中で寝てしまいそうなので却下してます。

5,青森駅5,6番線、連絡船の名残りと西口


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5,6番線ではホームの床に「連絡船」の表記があるのを見つけました。33年も残していたのか。

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8年前はここにあけぼのを牽いてきたEF81が休んでました。駅舎と同時に南側の跨線橋も新しくなり、古い方は閉鎖されています。ちょっと見てみようかな。

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フリー切符なのをいいことに一旦改札外に出ます。閉鎖された跨線橋のメインでない西口につながる方です。西口側に出るのは初めてですが、この跨線橋が途中で折れるのは青森駅に来たことがない子供の頃から知っています。青函連絡船時代の交通公社時刻表のピンクのページの「主な駅のご案内」に、この辺の特徴がしっかり描かれていたからです。

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上が1980年7月号で、駅前に荒野が広がっているみたいな西口は、怪しい雰囲気が一杯です。

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こちらが1983年12月号、上下のスペースを詰められて西口がカットされてしまう理由は、函館駅の下に、千歳空港駅(今の南千歳駅)が加わるからで、国鉄監修交通公社時刻表が、北海道へ渡るメインルートが飛行機であることを認めた大きな変化なのかもしれません。

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初めて見る、青森駅西口の駅舎です。閉鎖されてしまいましたが、こっちも丸フォント緑字ひらがなで「あおもり」だったのか。全然怪しくなくてほっこりした駅舎です。

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ホームに戻ります。津軽線三厩行は、キハ40ではなく電気式気動車GV-E400系。デビューしたばかりなのでまだピカピカです。

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乗車するリゾートしらかみ橅編成が入線します。

(乗車は2021年4月)

次の記事:五能線リゾートしらかみ4号乗車記1(青森→千畳敷)
関連タグ:JR東日本
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Re: 青森駅構内

 コメントありがとうございます。今は青い森鉄道の青森駅手前は単線なんですか。貨物も走りませんので全然問題ないんでしょうね。機関車牽引列車も来ませんので引上げ線の線路も剝がされてしまっています。青森駅のリニューアルはこれで一段落みたいですが、長いホームはそのまま残りました。現状を見ればもっとコンパクトにしても良さそうです、1本だけ長編成が収まる線を残し、後は櫛型配置のホームにした方が乗換えに便利そうですね。

青森駅構内

 こんにちは。青森駅構内付近の配線がよく解る画像満載でとても勉強になりました。
 青い森鉄道の青森駅手前はたしかに単線ですね。書類上は全線複線でしょうが、もう大した列車を捌くことはないので、こうなったのでしょう。
 海側の突端は私も見に行ったことがありますが、そのまま海へダイブの印象でした。
 私は家でじっとしていますので、過去を振り返るだけです。早くあちこち乗り歩きに出かけたいものです。
 続編、期待しております。
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は約7,816.3kmでしたが、10年目にしてあと1,770.3kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ10年ぐらいかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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