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只見線乗車記2(只見~会津川口・代行バス)

只見9:25→(只見線代行バス2422D)→10:15会津川口


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ぼた雪の降る只見駅前、道路はベチャベチャです。今度は9:25発会津川口行の只見線代行バスに乗車します。接続時間が10分しかなく、駅周辺を散策出来ないのが悲しいところ。

運転手さんは女性の方で、出発前に会津川口手前で降りる人を確認します。今日の乗客数は9名で、2箇所の途中停留所で下車する人がいます。私は左側の前から2番目の一人席に座ります。ここだと通路側から前方の写真も撮れそうです。それでは出発。

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しばらくするとカーブして美しい叶津川橋梁(かのうづがわきょうりょう)で、2011年から列車の走っていない只見線とさっそく交差します。ここを過ぎてすぐに叶津というバス停に停車。地元のおじさんが一人下車します。ここは鉄道駅が無かったところで、公式時刻表にも載っていない停留所。なんだか代行バスになって利便性が高まっています。

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もう一回叶津川橋梁をくぐり、只見川沿いに出れば、スノーシェッド内をスイスイ走ります。とても快適です。

公式時刻表に出ている一つ目の停留所、会津蒲生に停車します。国道252号線上にあり、鉄道の駅とは、地図で見れば200mぐらい離れています。バス停の前の、普通の民家のような建物が、バス待合室みたいな使われ方をしているようで、トイレがあり、クマ出没注意なんて看板もあります。

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会津蒲生を出てしばらくすると、バスは橋を渡り只見川南岸へ。対岸に只見線・第八只見川橋梁が見えます。この鉄橋は豪雨での被害は無かったようですが、

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会津川口側の路盤が崩れてしまったようで、今もブルーシートが掛けられています。

線路のある只見川北岸に渡り、会津塩沢のバス停に到着し、時間調整で1分停車します。ここは塩沢簡易郵便局の前で、鉄道の駅はというと、だいたい300mぐらい離れてます。ここでも地元の人にとっては、鉄道より代行バスのほうが便利なのではないか・・・と、思ってしまいますが、鉄道駅を見たわけでもなく、乗る人も降りる人もいない状態で、勝手な判断は出来ません。

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しばらく只見線を左に見て走ります。塩沢川に掛かる鉄橋の上では作業員の方が除雪をしています。もう工事車両が走っているのか、それとも維持のため常に除雪が必要なのか、いずれにせよ鉄道ファンにとってはちょっと嬉しくなる光景ですが、自治体のお金を使って復旧すると決めた判断、これで良かったのかと考えてしまうところもあります。

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左の只見線は全長1.7kmの滝トンネルに入り、道路は只見川沿いの塩沢スノーシェッドに入ります。空いている道をスイスイ、その後の道路トンネルだって立派です。

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只見線の下を潜って線路の左を走るようになり大塩に到着。大塩体育館の前がバス停で、ここは鉄道駅のすぐそばにあるのですが、駅舎やホームの姿は見えません。

ここでは時間調整で2分停車します。車内の中高年乗客は、みんな一人旅なので誰一人喋らず、だんだん沈黙が苦痛になってきました。タクシーの感覚で運転手さんに話しかけてみようかな。只見や叶津で、地元の方と談笑されていた様子から、きっと話し好きで、いろいろな情報を教えてくれそう。でも止めておきます。

大塩を出ると、右手に完全に桁が落ちてしまった第七只見川橋梁があるのですが、左側座席からはまったく見えませんでした。続いて道路際に「大塩温泉」と書かれた看板を発見。ここに温泉があるのか。せっかく代行バスなんだから停留所を作ったらいいのになぁ。このまま会津川口まで行っても、次の列車まで2時間以上待ち。途中下車出来たら、次のバスまで約2時間、ゆっくり温泉で過ごせて、会津川口からは同じ列車に乗れるのです。

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会津横田の停留所は、横田タクシーの本社?前。右手に鉄道駅への矢印看板が見えますが、ここも200mぐらい歩かないと着きません。

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会津越川の停留所は、民家が数件。柿が鮮やかに実ってます。

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そして次に停まったのが湯倉入口という、公式時刻表に出ていないバス停。小さな待合室には「湯倉温泉バス待合所」と書かれています。ここで一人のおじさんが、今度の会津川口行きバス時刻を確認した上で下車。こんな停留所あったのか。「湯倉温泉」で検索してみれば、只見川を渡ったところに共同浴場があって、知る人ぞ知る名湯なんて書かれています。私も降りて入りたかったなぁ。もっと予習して来るべきでした。ちなみに代行バスの、JR東日本や各種乗換案内サイトに書かれていないバス停まで載った時刻表は、只見町観光まちづくり協会などのホームページにあります。

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この付近は新しい橋を建設中、もしかしてルートを変更した鉄道の橋?かと思ったのですが、道路の橋です。

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本名ダムの上を渡ります。右手に、これも桁が落ちてしまった第六只見川橋梁があるのですが、左側座席からは見えません。

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こちらは左手のダム上流側の光景。

最後の時刻表に出ている停留所の本名は、初めて国道252号線から外れて細い道に入ったところにある、簡易郵便局の前でした。

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バスは南岸へ渡り、左手に第五只見川橋梁が見えます。会津川口側のガーダー橋が落ちてしまい、現在クレーンで復旧作業中。その後は只見川と線路が左手ギリギリまで迫り、崖っぷちに線路が敷かれているのが見えます。土木工事のことはよく解りませんが、ここが被害にあっていたら復旧は絶望だったかも。最後に川口高校前という公式時刻表に出ていない停留所があります。

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10:15、会津川口に到着。なんと代行バスの車窓からは、一度も鉄道の途中駅が見えませんでした。そして代行バスの方が、鉄道よりも運転本数が多く、停留所の位置も利便性が良く、秘湯へのアクセスにもなって、交通機関として優れていそうだということ。なんだか複雑な気分です。

* * *

外に出れば、天気は雪から雨になっています。ここも只見と同じように足元は雪でベチャベチャ。折り返し只見行代行バスは7,8人乗せて出発。次に乗る列車の出発は、2時間以上後です。お昼もまだ早いので、とりあえず会津若松方面に歩いてみます。

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道路から次の会津若松行列車が見えます。前2両が寒冷地仕様500番代のロングシート改造車で、後ろ1両が暖地仕様2000番代セミクロスシート車の3両編成。ここから見ると台車の違いがよく分かります。早めに乗車しないとボックスシートに座れないかもしれません。

歩道がなくなった先は、川沿いの素晴らしい景色が待っていそうですが、下は雪でベチャベチャですし、車の氷水しぶきも浴びそうですので引き返します。もう人が安心して歩ける道ではありません。

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今度は只見方面へ歩き、野尻川の鉄橋を見て、名物カツカレーミックスラーメンの店が11時前でしたが開いているので入っちゃいます。囲炉裏に火が灯っていて暖かい。続いて若い2組の外国人カップルが入ってきます。中国人?いや、言葉を聞けばタイ人だ、只見線が外国人に大人気というのは本当だったんだな。

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お腹を満たして駅に戻ります。まだ11時を過ぎたばかり。駅はJAと郵便局が両側にあり、この地域の中心になります。駅の売店で缶コーヒーとお土産のワンカップ地酒とくるみを買って660円。ちょっとこの地域の経済に貢献できたかも。くるみは小粒ながら300円でこんなに量買えるの?と喜んでいたものの、あまりに硬くて家のくるみ割り器では全く歯が立ちません。調べてみれば鬼クルミという日本古来の品種らしく、1日水に浸してから乾煎りし、出来た隙間にマイナスドライバーを入れてこじって割って、やっと食べることが出来ました。売店のお姉さんには割り方の説明をしてもらいたかったなぁ。もう少しで家で代々大切にしてきた、くるみ割り器を壊すところでした。

駅には外国人訪問者への「どこから来たの?」のボードがあって、圧倒的に多いのが台湾。そうだよなぁ、台湾の人たちはローカル線に造詣が深いというか、侘び寂びの世界観も共有できそうですので、只見線の人気も頷けます。

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駅ではこんな貼紙も発見。温泉への無料乗合タクシーのサービスがあります。これも良さそうだなぁ。

(乗車は2019年12月)

前の記事:只見線乗車記1(小出~只見)
次の記事:只見線乗車記3(会津川口~会津若松)
関連タグ:JR東日本バスの旅
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Re: 会津線

 コメントありがとうございます。すごいサイトですね。今回の旅行で印象に残った、会津川口、会津宮下、会津高田駅の約半世紀前の写真にが見れるなんて。次の記事はもうしばらくお待ちください。

会津線

 こんにちは。代行区間のバス、とても貴重なレポートと感心しました。続きが楽しみです。また、1970年代のSL時代末期のHPを発見しました。あわせてご覧ください。
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QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,078.2kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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