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きりしま1号パノラマグリーン車乗車記

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783系で運転される、宮崎5:56発、きりしま1号、鹿児島中央行。九州旅行2日目は、早起きして早朝からパノラマグリーン車に乗車してしまいます。

787系が登場した頃、九州豪遊券という、特急グリーン車と急行B寝台に3日間乗り放題の大出血サービス切符を一度利用する機会があり、存分に楽しませてもらったのですが、どのグリーン車が良かったかと順位をつければ、私の場合、783系>787系>>>>>485系となります。何と言っても圧倒的に楽しかったのは、ハイパーサルーンこと783系の前面展望。とにかくその頃は、旧国鉄幹線を時速130kmで走り抜ける定期のL特急にパノラマ座席車が生まれるなんて、国鉄時代には想像も出来なかった事が起こり、JR化って凄いぞと思ったわけですが、自分も社会人になって懐にも余裕が生まれ、それを初めて体験できたのがこの車両でした。787系の豪華な座席も、これには敵いません。ちなみに485系はボンネットのクロ481、オリジナルの赤いシートの座席で大分から西鹿児島まで乗車しましたが、これは乗る車両ではなく見る車両であると断言できます。

そんな心ときめく思い出のある783系ですが、今ではローカル特急運用が主となり、廃車も出ている状況、今のうちにもう一度乗車しておきたいと、この列車を選び、座席はもちろん最前列一人掛けの1C席を確保して来たのですが・・・

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運転席後ろのAB席前はカーテン閉まっています。トンネルが多いから?、前面窓を傾斜させる事により、夜間でも客室灯りを反射せず、カーテンを閉めなくても大丈夫なのではありませんでしたっけ?。今は事情が違うのでしょうか。この車両はC席よりB席の方が展望が良かった記憶ですが、B席にしないで良かった。

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1C席に座ってみます。うわっ!視界狭い。上部はフィルムが貼られるようになったのか。窓が遠くてこんなに視界が狭いのでは、クハ103のATC車と同じではありませんか。おまけに窓も汚れています。仕方ありませんが、これで楽しむほかありません。

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それでは出発、まずは大淀川を渡ります。

南宮崎で昨日3度も乗車した空港線と別れて数駅、徐々に民家も少なくなり、山間部へと入って行きます。特急きりしまの運行区間を、都城と隼人で分けて3部構成としまして、第1部幕の一番の見どころである青井岳の峠越えの始まりです。昔乗った急行えびのがキハ65+キハ58の強力な編成を以てしても、エンジンが凄まじい轟音を立てて登っていた勾配区間でしたが、今回は電車、しかもクロハに乗車ですのでヒョイヒョイ進んで行きます。後ろのモハでは床下から唸り声が聞こえるのでしょうか。

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途中信号場(門石信号場)がありまして、普通列車と交換。線路が草に埋もれてしまっているみたいです。

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さらに延々と連続カーブの勾配区間が続いて、ようやく青井岳駅が見えてきました。それにしてもこの付近は、昔は蒸気機関車の名撮影地であったはずですが、線路のすぐ横からひたすら深く濃い森で、線路際の僅かなスペースも草木が生い茂り、一体どこで撮影なんか出来たんだろうという状態です。おそらく今は線路を歩かずして線路に近づけない状態、撮影地としては終わった場所のようです。青井岳を出てしばらくして長いトンネル、またひたすら森の中をクネクネ曲がって、今度は坂を下ります。

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都城の一つ手前で713系4連の宮崎行とすれ違います。青井岳を越える区間に4両編成なんて需要があるのでしょうか。平日はあるのかもしれません。時刻はまだ6:40で、この電車は7:37に宮崎に到着します。

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6:44、都城に到着します。ブルートレイン彗星の終着駅だった駅です。広いスペースにはソーラーパネル。隣には吉都線のキハ40の2連。かつては博多宮崎を結ぶルートとして、食堂車を連結するDC特急まで走った歴史のある吉都線ですが、今は普通列車のみしか走らず、本当に影が薄くなってしまいました。JR九州自慢のD&S特急も1本も走らず、見捨てられてしまった感じがあるのですが、そろそろ危ないのではないでしょうか。

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都城を出発し第2幕の始まりです。この都城から隼人までは夜間にしか乗車した事がありませんので初めて乗るようなもの、吉都線と分かれると以外にも高架区間が始まりまして、次の西都城は高架駅。

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横に停車するのは西都城発となるきりしま102号。後からWikiで知ったのですが、この駅が高架化されたのは1979年と古く、その時は志布志線が存在していたことになります。分岐していた左側を良く見ておくんでした。

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財部駅で817系2連の普通列車と交換。この列車は鹿児島中央から宮崎神宮までの長距離ランナーになります。次の北俣からまた森が深くなり、続いて大隅大川原では787系4連の、きりしま2号と交換。この列車は鹿児島中央を、先程の普通列車の20分後の出発しているのですが、追い越す事はおろか宮崎までで8分までしか差を縮められません。

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しばらくして勾配で線路がカクンと折れるようなバーチカルカーブが見られ、ここからは軽快に坂を下って行きます。青井岳の峠では、このようなはカーブを見落としてしまったのですが、青井岳の勾配は16.7パーミル、ここは25パーミル。前者の開業は1916年、こちらは1932年ですので、その時の機関車の性能によるものでしょう。

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7:17、霧島神宮に到着します。ここは小学生の頃、憧れだった西鹿児島行のブルートレイン富士が、長い旅路の終盤で停車する駅でして、駅名の響きから、とてもとても神聖な駅というイメージを持っていました。実際にホームは谷を見下ろす小高い丘にあり、霧がかかれば本当に神秘的な雰囲気になりそうです。ちなみに霧島神宮は駅の近くでは無いらしい。

そろそろ市街地に入るかと思ってましたが、まだまだ下り勾配が続き、途中で信号所もあったりして、ようやく国分に着きます。さすがに鹿児島県利用者数第2位だけあって、初めてホームに人がたくさん待っているのを見ます。そんな駅をブルートレイン富士は通過していたのですが、昔は利用者が少なかったのでしょうか。

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隼人に到着します。隣のホームは吉松発鹿児島中央行きでキハ47の4連という長い編成。

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さぁここからは第3幕で、2013年にはやとの風で乗車した区間。なんとつい油断してしまい、隼人停車中から20分程眠ってしまいました。起きたら一番景色の良い所。運転席後ろのカーテンが開いていてB席に移ります。桜島は残念ながら雲がかかって見えません。

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竜ヶ水できりしま4号と交換。ワイパーのお陰でC席より綺麗に写真が取れます。後に車内放送が流れ「まもなく鹿児島・・・」、そろそろおしまいか。

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鹿児島に到着。見られるかと期待していたED76、EF81の姿は無し。この時間はいつもいないのでしょうか、それとも7月の豪雨で山陽本線が不通になった影響でいないのでしょうか。ここからは複線、そして鹿児島本線、城山をトンネルで抜けます。

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8:08、終点の鹿児島中央に到着です。なんかあっけなかったなぁ。

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現在特急きりしまは、全12往復のうち10往復が787系、残り2往復がこの783系で運用されています。787系の方は、デッキに防犯カメラとSOSボタンを設置して、この年3月から特急なのになんとワンマン運転化されています(不正乗車はされないのでしょうか・・・)。ワンマン運転出来ない783系の活躍はこの先長くはなさそうで、鹿児島で見られるのはあと僅かな気がします。

それにしても、最後と決めて臨んだ783系パノラマグリーン車でしたが、消化不良というか、すっきりしません。もう一度乗りに来ようか。次はハウステンボス、やはり未乗車の篠栗線のかいおうか。平面顔のが来たら嫌だなぁ。それと今もにちりんシーガイア1往復が783系で運転されており、下り7号に乗車すれば、小倉から宮崎空港まで4時間45分も前面展望が楽しめます。何度か行程に組み込もうとしましたが、最前列席が確保できずに至ってます。おそらく長すぎて大分過ぎた辺りで集中力が切れ、寝てしまうんだろうな。それと今回乗車したきりしま1号ですが、予想していた通り、全区間グリーン室の乗客は私一人で貸し切り状態。最も展望座席が取りやすい列車の一つかもしれません。

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最後に長い活躍になる415系と、長い活躍をしてそうなリヤカーを撮って、改札を出ます。

(乗車は2018年8月)

前の記事:宮崎空港線乗車記
次の記事:鹿児島市電乗車記1(鹿児島中央駅前~鹿児島駅前)
関連タグ:JR九州パノラマグリーン車
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Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,002.5kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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