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JR水戸線 初乗車記

これから初乗車となる水戸線は確か3,4年前に東京近郊区間に入った路線。もし私が中学生時代にそうであったなら、おそらく大回り切符で乗車しただろう路線です。本日は小山9:34発の電車に乗ります。415系1500番台で、またまたロングシートの車両です。
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415系の鋼製車はもうJR東日本では走っていないとは時の流れは早いものです。新製時からロングシート車の500番台が登場したのもつい最近だったようにも感じます。長時間の乗車にも適するように奥行きが深く作られた座席は確かにソファーのようで、こりゃ103系とは全然違うぞと思ったものです。

出発するとすぐ左にカーブ。曲がりきったところで、右から東北本線上野方面から小山でスイッチバックせずに水戸線に乗り入れるように出来た、かつては急行つくばねが走った短絡線跡と合流。

短絡線跡を見たら車窓はこれといって注目するものもなく、淡々と走る列車で、何も考えないで過ごします。車内には真岡鐵道の蒸気機関車の撮影に行かれると思われる、大型の三脚を持った2名の方がおられました。車窓はちょうど20年前のJR五日市線のような雰囲気でしょうか。

下館で一回下車します。ここで次の電車を待つ間に、真岡鐵道の蒸気機関車が入線するところが見られるのです。

まずはDE10に牽引されて入線。
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一回側線に入ります。ここで撮影会状態。
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真岡鐵道のDE10も
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日本では一番多く私たちには見慣れたディーゼル機関車ですが、海外の鉄道ファンがこれを見たら、中途半端なキャブの位置と軸配置に「なんじゃこりゃ?」と首をかしげるだろうヘンテコ機関車かもしれません。

50系客車も懐かしい。
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左からオハ50 11, オハ50 22, オハフ50 33、11,22,33と番号が揃っていてずいぶん不自然だなぁと思い、調べたらやはり改番されたため。車内シートの渋めのグリーンもいい感じ。冷房無しですが開放された窓から素晴らしい風が入り、さぞかし快適な旅が出来そうです。

この車両も赤い時代に良く乗りました。旧型客車を乗りに撮りに回っていた事があるのですが、この客車は全国バラバラ、客車列車が走っているところほとんどの個所に公平に割り当てられるように配属されていたので、各地で当たった気がします。乗ってみれば静かで快適、窓からの隙間風もなく冬も温かくて良く眠れたのを覚えています。

しかしこの客車の東北(特に青森)地方での最後は酷かったイメージしかありません。今まで長い編成だったのですが、列車本数が増えた代わりに編成が短くなって、私が乗るのは毎回混雑。東北の人たちは非常にマナーが悪かったというか(すべての東北の人がそうと言うのではありません)、4人ボックス席に一人で座って、3人分の席に荷物や新聞や雑誌を置いて占領してしまう人が結構いるんです。座ってもいいですか?と声をかけて無視される事もありました。そんな事で座席はいくつもあいているのに、デッキとロングシート部には立客も大勢いるという車内の状況も多く見受けられました。青森駅では八戸行きだったか盛岡行きの50系車内で、車掌さんが混雑した車内を廻って、座席を占領している乗客、それも男子高校生や女子高校生に、丁寧に頭を下げて譲り合うようにお願いしているのを見た事があります。短期間の旅行でですが、そんな状況を何度か経験したので、東北地方で今走っている701系がオールロングシートで登場した時は、「ウン!これは正しい決断だな、賛成!」と思ったものです。

真岡鐵道に話を戻しますと、手前のホームにSL列車に先行するディーゼルカーが一回入線して発車した後、蒸気機関車編成は側線から一回本線に出て、バックでホームに入線しますので、ここで蒸気機関車の一番の見どころである出発シーン、ホームから1本線路を挟んだ状態ですので、シリンダー・ロッドの動きもじっくり安全に見られます。さんざん蒸気機関車を堪能させていただきながら、真岡鐵道さんには1円もお金をおとさず(反省、今度は乗りに行きます)、次に来た勝田行き普通列車に乗車。

水戸線のここから先の区間も、私の感想はやっぱり20年前の五日市線の雰囲気か。

そのまま常磐線に乗り入れて水戸到着、そのまま勝田まで行く予定なのですが、車内放送で、すぐに出発するいわき行きがあるとの事なので乗換え、これ(501系でした)で勝田で下車します。今回は全く水戸線乗車記になっていなくてすみません。ほとんど印象に残っていないのです。

(乗車日:2012年8月)

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QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,078.2kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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