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JRおおさか東線乗車記

久々に時間を作って鉄道路線の乗りつぶしです。日帰りで関西へ向かいます。東京都の飲食店の営業時間短縮要請が解除された日である、月曜日朝一番の東京6:00発のぞみ1号は、60%ぐらいの乗車率で、コロナの感染者数が減り、人の移動が活発になったことを感じます。これは喜ばしいことですが、電車が混むのは嫌だな。

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新大阪に到着し、まずはおおさか東線の乗りつぶしをします。全長20.2kmのこの路線は、元々貨物専用線だったのを旅客電車を走らせる形で、2008年に放出~久宝寺、2019年に新大阪~放出が開業しました。走っている電車は、都市圏の新しいマイナー路線にありがちな中古電車で、朝夕の直通快速電車以外は全て、首都圏では10年前に姿を消した201系になります。この電車も量産型が登場してもう40年、来年度から221系に置き換えられる予定とのこと。3番線からしっかり撮影しておきます。

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2番線に移動し、新大阪8:44発の久宝寺行に乗車します。先頭はクハ200-124、近くで見ればヘッドライトが引込んで行先表示器と同じブロックになったり、ガラス押えが太くなったりで、中央線青梅線で見慣れたオレンジ色のとは、表情がずいぶん違います。

おっ、隣りにハローキティはるかが来ました。乗客はほぼゼロ。東の成田エクスプレスと同じく、今も朝夕しか走りません。

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ハローキティはるかの後方は、271系の付属編成が連結されてます。悲運の特急電車でして、昨年3月に増え続けるインバウンド需要を見越してデビューするも、18日後に新型コロナによる乗客減で運用を外されて失業してしまう過去を持ちます。今年3月から復活し、細々と運用についているようです。

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それでは先頭車の一番前に乗車して、かぶりつきを楽しみます。しかし国鉄時代の電車ですので、かぶりつき窓はこんなに小さい。この路線の乗りつぶしは、もう一年待って、パノラマ型近郊型電車の221系になってから来た方が良かったかも。

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右側乗務員室扉前に立ち、それでは出発します。まずは梅田貨物線を吹田貨物ターミナルに向けて進みます。

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高架下から外に出ると強い雨です。右側の乗務員室扉の窓から、ワイパーのある中央の窓に移動してのかぶりつきです。左に新大阪を出てすぐの東淀川駅が見えます。

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神崎川を渡ります。左側から北方貨物線の複線、梅田貨物線(おおさか東線)の複線、東海道本線(京都線)の複々線の8本線路が並ぶ区間です。

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梅田貨物線とおおさか東線の分岐箇所に来ました。

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スルスルと高架を上がって東海道本線をオーバークロスします。

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南吹田に到着。201系とすれ違い。

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また神崎川を渡ります。左に吹田貨物ターミナルからの城東貨物線の単線の鉄橋が見えます。

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神崎川信号場で、城東貨物線と交わります。

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新幹線の高架を潜ると、正面に巨大な四角い筒が上空に置かれています。高架化工事中の阪急淡路駅付近の河原町・北千里側のトラス橋で、上下2段に電車が走るみたいです。ここは新幹線車窓からもよく見えるのですが、梅田側の構造物はだいぶ出来上がってきており、コンクリートの万里の長城みたくなってます。後でこの路線にも乗ってみます。

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上下線が開く箇所が何度かあるのは、単線だった名残でしょうか。

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淀川を渡ります。単線の貨物線時代は片側が歩道で撮影名所だった赤川鉄橋です。こんなに長かったのか。一度步いて渡ってみたかったなぁ。

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すれ違う201系が、減速時に「プゥーン」というサイリスタチョッパの音を聞かせてくれます。そうだ、今回は私にとって最後になるかもしれない201系の乗車です。先頭車(クハ)でのかぶりつきには拘らず、中間車のモハでサイリスタチョッパ音を聞いて楽しむ乗車にした方が良かったかも。ちなみにチョッパ制御装置を積んでいるのは、パンタグラフのあるモハ201側。

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学研都市線との線路別複々線となります。右から来たのは京橋発四条畷行電車。鴫野に着きます。田へんに鳥で「しぎ」と読みます。そんな漢字があったんだ。鴨野だと思ってました。

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鴫野を出たら学園都市線下り線がオーバークロスし、方向別複々線となります。

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四条畷行電車とはずっと並走で、同時に放出に到着。同じホームで乗換えが出来ます。見事なだなぁ、さすが関西の鉄道、さすがJR西日本の運転技術。今日はこの後も見事な電車さばき?を何度か目にします。

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ここで乗務員さん交代、今度の運転手さんは眩しいのが気になるようで、サンバイザーを下げてしまいます。前方の視界はこんなに狭くなってしまいました。もう写真撮るのやめます。

ここからも乗換え駅が連続でして、高井田で大阪メトロ中央線、JR河内永和で近鉄奈良線、JR俊徳道で近鉄大阪線と乗換えが出来ます。

私は年に一度、奈良県に用があって、往路は新幹線→近鉄京都線、帰路は新大阪から自由席で座りたいので近鉄奈良線→御堂筋線→新幹線のパターンが多いのですが、今度は近鉄奈良線→おおさか東線→新幹線も試してみようか。しかし近鉄の河内永和駅は各駅停車しか停まらないみたいで面倒くさそう。

衣摺加美北(読むの難し…)を出てすぐ、正覚寺信号場で城東貨物南連絡線と分岐します。大和路線の加美駅のすぐそばだという新加美を出ると、大和路線の上下線の間に入り、

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複々線区間になります。20年以上前、右手には竜華操車場が広がっていたはずですが、どんなだったかよく覚えていません。

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9:17、終点の久宝寺です。2番線に到着します。

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ウグイス色の201系というのは、15年前に登場したばかり。それまでは模型の世界(山手線201系で製品化されてました)でしか見られなかったので新鮮味があります。この色が最後の201系の色になるとは、登場時には誰も予想できなかったはず。

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8分接続で、大和路線上り快速に乗車するので3番線に移動します。このホームは、大和路線→おおさか東線の乗換えと、大和路線普通・快速の接続もやっていて、見事な電車さばきです。

久宝寺9:25発の221系大和路線快速は混んでて座れません。右手車窓、おおさか東線、城東貨物南連絡線~百済貨物ターミナルの線路に注目です。百済貨物ターミナルには、青いEF510が2機いました。大阪の南側の土地で、かつて北斗星を牽引した機関車を見るのは違和感があります。

* * *

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新今宮で乗換え、南海高野線急行で一駅、天下茶屋まで行きます。この東急8000系みたいな電車(南海6200系)には初めて乗りました。

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おっ、また同じのが来たぞ。帰って知るのですが、この6521Fは、1975年に僅か1編成のみ製造された元8000系。国鉄201系と同じ、サイリスタチョッパ制御の試作車だったのですが、制御器の老朽化により、2001年に抵抗制御車に改造されています。やっぱりおおさか東線では、201系のサイリスタチョッパ音を、しっかり聞いておけばよかった。

(乗車は2021年10月)

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関連タグ:JR西日本南海電鉄
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Osaka Metro堺筋線と阪急千里線

天下茶屋からはOsaka Metro堺筋線と、直通する阪急千里線で北千里まで乗車します。その中で私の未乗車区間は、堺筋線の天下茶屋から動物園前までの1.5kmと阪急千里線の淡路から北千里までの10.1km。

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天下茶屋駅の地下ホームは、雨による電車の遅れで人がいっぱいです。9:58発の北千里行に乗る予定でしたが、停車中で7300系の9:53発天神橋筋六丁目行に腰掛けちゃいます。この阪急の座席は、いつ見ても色がいいと思う。一番前のかぶりつき席に座りたいところですが、優先席なのが残念です。

すると反対ホームに遅れてる9:48発の高槻市行が3300系で来ました。阪急では、おでこが白くない古い電車に是非とも乗りたかったのです。早速席を立って乗り換えますが、混んでてもう座れない。元の7300系に戻ります。私も年寄になったかなぁ。

7300系の天神橋筋六丁目行は3分遅れて出発します。まずは右へ右へとカーブ。ここは南海天王寺支線のあった下になります。しかしこの路線に私が乗った時は、今池町〜天王寺間僅か1.2kmの独立路線時代でしたので、この上の路線の情景は知らない。しばらくすると車輪の軋む音がして左にカーブ。ここで南海天王寺支線跡から離れ、今度は阪堺電軌の阪堺線に沿って走ります。そして動物園前に到着、これで堺筋線は全部乗ったことになります。大阪メトロで完乗したのは、この路線が初めてになります。

大阪環状線の中心を真北に進みます。この路線ですれ違うのは阪急車ばかりで、大阪メトロ車は滅多に見ません。私が乗る阪急に直通しない電車も阪急車です。堺筋線自体が、距離が僅か8.5kmと短いのに対し、乗り入れる阪急路線が2路線あり距離も長いから、こうなってしまうのでしょうか。それとも私が乗った時間帯が、たまたま阪急車が多かっただけなのでしょうか。

各駅ホームでは、この電車には乗らず、次の阪急直通車を待つ人が多くみられます。直通車はとても混むのかも。天神橋筋六丁目の一つ手前の扇町で降りて乗り換えることにします。

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扇町駅に入線する北千里行電車です。あれれ?すれ違った順番から、次に来るのは大阪メトロ66系の予想で、運転室の後ろに立てるぞと楽しみにしていたのですが、阪急1300系ではないですか。阪急車にはかぶりつき席があるのですが、優先席なので座りにくいのです。でも乗ってみれば、優先席に座っているのは、みんな若い人。天神橋筋六丁目で、このかぶりつき席が空いたので座っちゃいます。

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地上に出ます。雨でよく見えないのが残念。淀川を渡ります。

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さぁ、左手に淡路駅周辺の高架化工事区間が始まります。よく見ておきたいところです。

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高架はどんどんと高く成長します。昔の京急蒲田駅の工事もこんな感じでした。電車は淡路駅手前で下に潜り込みます。

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左手に京都線のトラス橋が見えてきました。現在この辺は、新幹線車窓から見ると、工事のシートがあることから巨大な壁で、万里の長城みたいに見えます。

ここでしばらく停車。踏切は鳴りっぱなしで、開かずの踏切なんだろうなぁ。京都線上り電車が通過したの見て、そろりそろりと出発します。

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日本屈指の平面交差駅・淡路駅の梅田側です。昔の京王線の調布駅みたい。高架工事完了で消える景色です。

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淡路駅3番線に入ります。雨で全然わからないですが、隣の大阪メトロ車は先頭車だけ青い帯のラッピング車です。帰って調べてみればOsaka Point(大阪メトロのポイントサービス)のPR車とのこと。違う路線の電車が来たみたいです(大阪メトロの青は四つ橋線)。

ここで多くの若い人の乗客があります。こんなに混む電車に乗るのは久しぶりかも。写真を撮るのはもうやめます。雨でジメジメした空気なので、車内の不快指数は急上昇。豪華な内装の阪急車ですが、所詮は通勤型電車です。

隣の4番線河原町方面への電車が先に出発します。乗ってみたかった古い3300系電車で、驚いたのは運転台を撤去した中間車がずいぶんと多いこと。梅田側が3330の編成で、純粋な中間車は7両中1両しかない。隣の2番線には千里線上り電車が来ました。同じく古い5300系電車で、梅田側先頭車が前パンなのが格好良すぎ。面白いなぁ阪急電車。いつか時間をつくってマルーンの電車を乗って撮りまくりたい。

淡路駅を出発します。ここから初めて乗る区間です。約1時間40分前に乗ったおおさか東線、2時間前に乗った東海道新幹線の下を潜ります。この2線と阪急千里線で囲われる1辺約200mの三角地に住んだら楽しそうだな。

しばらく続く高架化工事区間が終わると淡路から2つ目の吹田駅に到着。JR京都線快速停車駅(←訂正)の吹田駅と同名の駅が、阪急千里線にも存在していたとは、この路線に乗る前の予習で初めて知りました。両駅は600mも離れていて、乗換えは大変らしい。

住宅地のカーブを繰り返す登り勾配区間を進みます。神戸電鉄の勾配を緩くしたみたいな雰囲気です。淡路から4つ目の関大前で学生さんが全部降り、車内はガラガラになります。有名な関西大学は、ここにあったのか。

引き続き住宅地をぐんぐん登ります。淡路から5つ目の千里山からは1960年代に開通した区間で、線形ががらりと変わり直線で山間部を貫きます。

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淡路を出て18分、終点北千里駅が見えてきました。隣のホームに3300系がいるぞ、撮影してみますが、やっぱり雨で駄目だ。

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降りて1300系と並ぶところ。今回の記事で初めてまともな写真です。

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一旦改札を出ます。面白みのない駅ですが、日本で初めて自動改札機を設置した駅という輝かしい歴史を持ちます。

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ホームに戻ります。次の電車は何が来るだろう。1300系でした。

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阪急千里線の梅田側のかぶりつき席は、優先席ではないので堂々と座れます。今度はワイパーのある運転席側の左側に座ってみました。

淡路で隣のホームの梅田行に乗り換えます。来たのは乗って撮りたかった3300系で、いい音を出して走ります。梅田まで乗り通したいところでしたが、予定通り南方で降りて新大阪に向かいます。

(乗車は2021年10月)

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関連タグ:地下鉄路線阪急電鉄

283系オーシャンアローくろしお パノラマグリーン車乗車記1(新大阪~和歌山)

今回の大阪日帰り旅行の午後、乗りつぶしは終わりにして、乗りたかった列車・車両に乗ることにします。

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新大阪13:15発、白浜行くろしお13号、283系オーシャンアローのパノラマグリーン車です。

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外観の格好良さ、内装の豪華さから、国鉄末期からJR初期に誕生したパノラマグリーン車の最高傑作ではないかと思います。座席はもちろん最前列進行方向右側の1D席を確保してます。しかし今日の天気は雨、せっかく楽しみにしていたのに、残念でなりません。2日前の天気予報では曇りのち晴だったのに。

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新大阪を出発します。雨は一向に弱くならず、大きな前面窓に対してワイパーの動く範囲=視界はこんなに狭く、助手席にも乗務員が座ります。諦めて現状の中で楽しむほかありません。

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本日3回目となる淀川を渡ると、JR京都線と別れ、早速見どころが始まります。この列車の前面展望のクライマックスはここ、梅田貨物線かもしれません。

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前方に見える阪急の3複線区間のトラス橋をくぐると、単線になります。

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梅田貨物駅の跡地です。今は留置線が2本しかないのか。そして左手ではこの路線の地下化工事が大々的に進行中。JR西日本のうめきたプロジェクトのサイトを見ると、新しい地下の線も駅も、ほとんど出来上がっているではありませんか。2023年春に開業とのことで、もうすぐです。

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梅田貨物駅跡地を過ぎ、JR神戸線(東海道本線)の下をくぐると、大阪環状線の高架区間に登って行きます。下町の雰囲気の踏切、古びた高架下の建物、大阪駅のすぐそばとは思えない、梅田貨物線ならではの景色です。

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しばらく大阪環状線の外側を走ります。左は野田駅。

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そして西九条、ここが私の大好きなところ。くろしお、はるかの下り列車は、大阪環状線外回り線と平面交差した後、両側にホームのあるJRゆめ咲線(桜島線)の使用する線を通過します。脳内で名鉄特急の「どけよどけよどけどけ~」のホーンが流れます。

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西九条駅を通過後、左への渡り線を進み、ここでようやく大阪環状線内回り線に入ります。ここは天気の良い日に、もう一度乗り直ししたいなぁ。新今宮で大和路線に転線し、新大阪を出て15分、天王寺に到着します。

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13:17、天王寺を出発、大和路線から阪和線につながる短絡線を上ります。この短絡線が2008年に複線化されていたというのは、2018年にあべのハルカスに上って知りました。

気分転換に晴天時の写真でも…
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あべのハルカス西側の光景(2018年12月)。

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大和路線~阪和線の短絡線上で、6連の特急はるか同士がすれ違うところ。(2018年12月)

そういえば阪和線に乗る時は、大阪方面からの直通車ばかりになってしまい、元祖である阪和電気鉄道時代からの地上の阪和線ホームを発着する列車に長い期間乗っていません。

阪和線を南下します。元は私鉄ですので駅間距離が短く小さい駅はみんな2面2線というこの路線が、あの羽衣支線含めて、転換クロスシート車しか走っていないというのは、関東の人間からすると羨ましすぎです。鳳からはスピードを上げてきます。

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日根野を出て、カメラをまた出します。上の写真は新家駅。そろそろ来るはず。

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来た!和泉鳥取の手前ですれ違うのは、くろしお20号。2編成しか運用に就かない283系オーシャンアローでの運転です。今回のこの列車の乗車にあたり、何時何分頃に上りくろしお号とすれ違うか、しっかり下調べをしてきたのに、雨でこんな写真しか撮れないのが残念です。

ちなみに現在くろしお号は、283系、287系、289系と3種類もの車両で運転されているので、とても面白い状況になっています。ただしコロナの影響で、この日は289系で運用される列車が運休なので、私は2種類しか見ることが出来ません。

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阪和線の名駅?山中渓駅を通過。

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和泉山脈を抜けます。さぁ和歌山県だ。

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紀の川を渡ります。

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右手を見てびっくり、3週間前に突然水道橋が落ちてニュースになったのは、ここだったのか。

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新大阪を出て1時間1分、和歌山に到着します。ここでグリーン車の乗客の半数が下車します。この先の列車全体の乗車率が気になるところです。

(乗車は2021年10月)

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次の記事:283系オーシャンアローくろしお パノラマグリーン車乗車記2(和歌山~白浜)
関連タグ:JR西日本パノラマグリーン車

283系オーシャンアローくろしお パノラマグリーン車乗車記2(和歌山~白浜)

前回の続きです。

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和歌山を出発し、きのくに線を進みます。この駅では何度か乗換したことがあるのですが、降りたことがありません。どんな駅なのでしょう。鉄道ファンとしては今も駅舎直結の1番線らしい1番線が残る大きい駅、利用者にとっては今も東西自由通路がなく不便な駅、といったところでしょうか。

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海南を出て、右手に製油所と製鉄所を見た後、1回目のオーシャンビュー区間が始まります。天気が悪くて対岸が見えないのでオーシャン(大洋)みたいに見えますが、実際は和歌山湾で、天気が良ければ淡路島が見えてるはず。

それと線路が上下線で別れてます。帰って調べてみれば1967年に複線化された区間になります。私が海沿いを走る路線に乗る時は、海と対向線路(列車)の両方が見たいので、時計と反対周りに乗るのを原則としているのですが、このように後になって複線化した路線だと、私の乗る山側線路は、海側線路に比べてトンネル区間が長いことが多く、見れない海岸の景色(絶景であることが多し)があることに、ちょっとだけモヤモヤした気持ちになってしまいます。

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くろしお22号とすれ違います。287系基本編成のみの6連です。287系にも3連の付属編成があるのですが、コロナの影響で長期間失業中でしょうか。くろしおは1時間間隔での運転なので30分に1回すれ違うのですが、次の24号はコロナで運休中。

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2018年デビューの新型車、227系1000番台も来た。

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御坊駅に到着します。紀州鉄道の姿はなし。スケジュールを組む時、パノラマグリーン車で白浜まで乗り通すか、ここで降りて寄り道するか、ずいぶん迷いました。

この辺りで雨が少し弱くなり、前面窓の水滴が少なくなり、見晴らしが効くようになるはずなのですが、そうでもない。前方に延びる線路が、良く見えないのです。

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座席下を見て納得、この車両は、今まで乗車したパノラマグリーン車、JR東海キハ85系、JR西日本381系やくも、JR九州783系のように、ハイデッカー構造ではなかったのです。10㎝程度の段差が有る無いで、前面の見え方はずいぶん違うんだ。隣の1Aの乗客も降りたことですので、行儀が悪いですが、ここからは靴を脱いで、座席で正座、又は胡坐をかいて座面を高くし(セルフハイデッカー?)、視点を高くして前方を見ます。リクライニングの角度はもちろんゼロ。

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またしても227系1000番台。
振り子車ですので、カーブでは車体を傾けて走ります。この283系は1996年デビューですので25年目、そろそろ引退の時期のようですが、後継車両はどんな車両でしょうか。287系に続いて振り子機能が搭載されないような雰囲気です。

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そうだ、速度標識の写真でも撮っておこう。
R300 80km/h制限 283系は75km/h

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R400 85km/h制限 283系は95km/h
10㎞/h程度しか変わらないのか…。速達性が重要な路線ではないので、振り子車はもう必要ないのかも。

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R600 283系以外は100km/h制限
行け!突き抜けろ!

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切目~岩代間の海が見える区間、今度こそ太平洋で、オーシャンビューです。

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車内放送で海が見える案内があり、ほんの少しだけ速度を落として走ります。

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ずいぶんと崖っぷちを走ります。海側線路だと波が砕けるのが見えそう。

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最後に砂浜で、オーシャンビューは、これでおしまい。283系のくろしおが、オーシャンアローを名乗るのを止めたのは、白浜止まりが増えて、オーシャンが見える区間がほとんどなくなってしまったからかもしれません。

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普通列車は2連の227系1000番台ばかり、約30分に1回すれ違います。

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1B席からの景色はこんな感じ、よく見えない。

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紀伊田辺に到着、くろしお26号と交換します。パンダくろしおで来ました。安全反射ベストを着用した職員の方が助手席に座り、展望がまた悪くなってしまいます。ここからは靴を履いてちゃんと座ることにします。

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紀伊田辺からは単線です。普通列車が1時間に1本だったのが、昼間は3~4時間に1本となる区間です。JR西日本は、天王寺~新宮までを「きのくに線」を愛称を付けていますが、ここからは「紀勢本線」を名乗り続けてほしいところでもあります。

さて、この紀勢本線、小学生から時刻表オタクの私のイメージは、とても孤独な路線です。起点側からだと多気を出て参宮線と別れてから、御坊までの長い間、接続する路線が1本もありません。その距離は283.8㎞。今では赤字ローカル線を切り捨てたことで、石北本線新旭川から釧網本線東釧路まで、400.2㎞も接続路線がない区間が生まれましたが、こちら紀勢本線は、紀伊山地を貫く路線が無いことから、国鉄時代の開業時からこの状態です。

鉄道旅行の車窓で私が一番の楽しみにしている事が、その土地ならではの車両や線路を見ることですので、接続する路線がない(=孤独な)路線というのは、とても退屈しそう。小学生の頃、新幹線車窓から、名古屋駅在来線ホームに停まるボンネットのキハ81先頭・食堂車付のくろしお号を、(キハ82に比べて)格好悪いし、薄汚いし、退屈しそうだし、あんまり乗りたいと思わない列車だなぁ…と見ておりました。

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ここから先が長く感じるだろう紀勢本線ですが、僅か11分で、終点白浜駅が見えてきてしまいます。(退屈なんてとんでもない)

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こっちに入るか、0番線だ。

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15:47、終点白浜に到着します。新大阪から2時間32分、集中力が切れなくて、ちょうどいい時間かも。本当は新宮行に乗車したかったのですが、いつの間にか283系での新宮行は、新大阪15時台発1本だけになってしまいました。これだと途中で日が暮れてしまうし、その日のうちに東京に帰れません。

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パノラマ車のクロ282、イルカをイメージしたとのことですが、サメの方が近いような気がします。乗るまではパノラマグリーン車の最高傑作だと思っていましたが、ハイデッカー構造でないことから、ちょっと違ってました。

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時間があるので、和歌山側の踏切に行ってみます。

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283系のパノラマでない側の顔を、この日初めて見ました。イルカではなく、くじらに見えます。それとこの0番線は、付属編成を繋げた9連だと入れない。

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和歌山方面を望みます。左側に、中間車の妻面をむき出しにした381系付属編成を留置する側線があったような記憶でしたが、私の記憶違いのようです。

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287系パンダくろしおの、くろしお28号が出発します。ずいぶんと目つきが悪いパンダです。

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後ろはもっと悪い。

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私の秋の関西地方への旅行は、いつもセイタカアワダチソウが満開のような気がします。

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外から見る0番線に停車するオーシャンアロー。せっかくの洗練されたデザインの車両ですので、もうちょっと絵になる場所に停めてあげたいです。

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バスまで時間があるので駅を見ます。駅舎は特徴ありませんが、

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駅舎中の雰囲気はとてもいい。高い天井に1番線ホーム側の解放感、古き良き昭和の観光駅…、いや違う、どこかで見た記憶があるぞ…そうだ!雰囲気が台湾の駅にそっくりだ。

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待合室と売店と観光案内所、これは国鉄仕様。30年前に周遊券で回った北海道の駅がみんなこんな感じでした。

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プラレールがあります。どう走るのか予測できない配線で、ずっと見ていられそう。プロが作ると違う。

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駅前はシャッター通り、誰も歩いていません。

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17:00発の白浜空港行のバスに乗ります。東京ではもう見ないステップのある古いバスでした。乗客は私たった一人、寂しいなぁ。

しかし、途中のアドベンチャーワールドのバス停では、キャリーケースを引いた観光客が長蛇の列を作っており、バスは満員になります。鉄道には人が乗っていませんでしたが、観光客は戻ってきたようで、昨年の“Go To トラベル”のような状態です。南紀白浜空港18:30発の羽田行JAL218便も満席だったのでした。

(乗車は2021年10月)

新規の乗車が無いのでしばらく更新お休みします。

前の記事:283系オーシャンアローくろしお パノラマグリーン車乗車記1(新大阪~和歌山)
関連タブ:JR西日本パノラマグリーン車
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,002.5kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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