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特急ちちぶ・ニューレッドアローお名残乗車記

東武伊勢崎線沿線で用がありまして、早出して強引に秩父鉄道の寄居から羽生までの33.8kmを乗りつぶそうと思います。今回は急行秩父路にも乗ってみたい、そして急行秩父路に乗るんだったら寄居からでなく御花畑から乗ってみようか。

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と、いうことで不思議な池袋に朝6時半、西の東武ではなく東の西武池袋駅へ。天気は雨です。写真はまだ人の少ない7番ホームをスルスル通過するむさし4号。

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昔は特急券を持っていないと入れなかった特急ホームに到着しますと、通勤客がどっと吐き出されます。

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この折り返しの6:50発ちちぶ3号に乗車し、特急ちちぶとして走る西武10000系ニューレッドアローのお名残乗車をしてきます。この列車は私の乗った2週間後に、新型Laviewに置き換わっています。

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ちなみに特急ホームの一番池袋側はこんな風だったのか。バックヤードから出発する列車みたい。

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新型車は際立った窓の大きさを売りにしていますが、この車両だって充分窓が大きい。それと方向幕の丸ゴシックフォントもあまり見なくなりました。

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車内はガラガラです(シメシメ・・・)。特急ちちぶに乗る時に、とても重要なことでして、わざわざチケットレスサービスに登録して、一番空いているモハ車両の、一番空いている区画を狙って指定席を取ったのです。

6:50に定刻で出発。出発直後に、新型Laviewとすれ違ったはずですが、コンビニで買った朝食を食べてて見逃してしまいました。

このニューレッドアローこと西武10000系は、1993年登場ですので28年目も活躍してきたことになります。この電車には2000年台の前半に、所沢から新宿又は池袋までよく乗る機会がありました。乗るのは喫煙車の4号車で、空いている時はいいのですが、混んでいる時はほぼ全員が喫煙しますので煙い煙い。車内もヤニがベッタリだったような気がします。途中からは混みそうな時間帯は禁煙車に乗ることにしました。

そして足回りや機器類は1969年登場の101系ですので、走り始めて50年、長い活躍お疲れ様でした。101系といえば、山岳路線用の高出力車両。あくまで私の主観ですが、モーターの音は同世代の国鉄103系や東急8500系に比べて、静かで上品な音を奏でる感じです。西武の車両は全体的にそう感じるのですが、暖色系の優しい塗装が、そうイメージさせているのでしょうか。

練馬からの複々線から、その上品な音ながら特急らしい速度で走り、所沢に7:13に到着。平日の雨の日ですので、ガラガラのまま終点まで進むと思っていたのですが、ここから乗る人がとても多い。約3分の2の窓際の席が埋まり、私の前後にも人が来ます。わざわざ空いている車両を選んで、スイッチバックする飯能で、座席を回転させようと思っていたのですが、これは無理そうです。ちなみに前の乗客は二人とも大きなゴルフバッグを抱えて座っていて、身動き取れない状態。

途中京急カラーの鮮やかな9000系とすれ違い、7:35に飯能に到着、ここも降りる客よりも乗ってくる客の方が多く、ほぼ全ての窓際座席が埋まった感じです。

飯能停車中に、座席を回転させる音は一切せず。静かに全員後ろ向きで出発します。これぞ特急ちちぶ名物のバック走行?

この路線では、進行方向に合わせて座席を回転させることをしないのが昔からの習慣ですので、窓が大きく眺望が売りの新型特急Laviewに乗車した観光客も、おそらくガッカリしたことでしょう。著名な建築家がデザインしたそうですが、こういう建築家というのは、住宅にしても実際に人が住んで快適かより、見た目や写真映えを一番に考えている人が多いです(私の知ってる中では)。

次は人が座ったまま回転できる座席を開発するのはどうでしょう。フリーゲージトレイン実用化に匹敵する難しさかもしれません。

しかし後ろ向き走行も、しばらくすれば慣れてくるもの。坂を登るのを視覚的に実感しやすいのも後ろ向きです。昔の夏の窓全開のボックスシートでは、進行方向反対の座席から埋まっていったのも思い出しました。

武蔵丘車両基地では、こんな山奥に東急の電車がいるのを今更ながら驚き、高麗で8連の4000系普通と交換。武蔵横手付近からは線路側に彼岸花たくさん咲いています。昔は関東にこんなに咲いていましたっけ。こんな山間部でも都会を走る時と同じ上品な音でスルスル勾配を登って行きます。西武池袋線と西武秩父線の境である吾野付近から晴れてきました。山麓がきれいです。

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正丸ではレッドアロークラッシックと交換します。急いでカメラを出して撮影しますが、ピントは窓ガラスの水滴に合ってしまいました。これは池袋に9:09に着く、ちちぶ14号なのですが、窓際の席は全て埋まった状態で、全員が後ろを向いて座っています。やっぱり特急ちちぶのこの区間は、後ろ向きで座るのが正しいのです。

正丸トンネルに入り、複々線区間の時のように飛ばします。耳をすませば、上品かつ力強いモーター音、車輪?歯車?がカラカラ回る音、何かが共振する音、時々バネなのかギコギコする音、正確に何の音かわかりませんが、いろんな音がします。これが50年続く101系の音です。トンネル内では4000系普通電車とまたすれ違います。そういえばこれも走り装置は101系だったんだ、まだまだ活躍が期待できそうです。

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横瀬車両基地が見えてきました。シートをかけた歴代保存車両の横で、廃車車両が解体されるらしいカオスな場所です。解体されるのはラッピングされたニューレッドアローでしょうか。

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S字のカーブ(ここはかぶりつきして見ると楽しいはず)を下って、8:13、終点西武秩父に到着します。

(乗車は2019年10月)

次の記事:秩父鉄道乗車記1(急行秩父路・御花畑~寄居)
関連タグ:西武鉄道
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秩父鉄道乗車記1(急行秩父路・御花畑~熊谷)

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平日朝8時台の御花畑駅です。なんかゆっくり時間が流れています。先月の養老線もそうでしたが、自動改札機がなく、ラッチに駅員さんが立つ駅というのは、こんなにも雰囲気が違っていたものなのか。立ち食い蕎麦屋さんが、駅前で2件も営業しているのも凄いこと。

とにかく西武秩父駅と秩父鉄道御花畑駅は、運賃の計算上は同一駅という扱いですが、歩いて移動すると、20年ぐらいタイムスリップした、あるいは経済格差のある二つの国の国境を越えたような感じがするのは私だけではないはず。いいなぁ、秩父鉄道(褒め言葉です)。ちなみに前に来たのは10年前の冬で、デジタル一眼レフを初めて買って最初の日帰り旅行でした。

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下り電車はこれが来たぞ、インドネシアに渡った多くの仲間は、車生を全うしたようですが、ここのはまだ現役。渋く輝く細いコルゲートのボディは、元は大都市の地下鉄車両だったのを忘れるぐらい、ローカル私鉄に馴染んだ印象です。

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切符はこれ、券売機で買った羽生までの990円の乗車券と、窓口で買った210円の硬券の急行券。鋏みを入れてホームに入ります。

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お目当ての乗る電車、影森始発で御花畑8:35発の急行秩父路6号が入線します。

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ガラガラですので座席は選び放題、でもどこも窓と座席の位置があっていません。そして乗りつぶしの時は、進行方向右側に座るのが私の決まりですが、今回に限っては左側の方が見どころが多い。迷うなぁ。

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ここに座っちゃおうか。空いてることだし。

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高運転台ですので前はよく見えません。しかし座席にバックを置いて、座面を少し高くするとなんとか見え、写真もこんな風に撮れます。ちょっと恥ずかしいですが、隣に人が来るぐらいに、混んできたらちゃんと座りましょう。秩父に到着します。

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秩父駅の昔デルタ線があった側。黒いワキが今も1両停まっています。倉庫でしょうか。

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秩父を出てしばらくすると、左手に貨物駅の武州原谷駅が広がります。たいていこの辺りにいる、変な入換用DL(褒め言葉です)の姿は朝早いからか見えません。

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電気機関車の姿もありませんが、ヲキフ君はいた。ここ秩父鉄道は今も石灰石貨物輸送が健在で、かつての青梅線みたいですが、いつまでも続くとは限りません。一回じっくり撮影に来たいなぁ。

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和銅黒谷で変な顔の元東急8500系と交換。これもインドネシアに渡ったのはJR205系に押されて引退したのでしたっけ。しかし本家東急田園都市線~東京メトロ半蔵門線~東武伊勢崎線で、今も活躍しているのがすごいところ。

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荒川橋梁を渡ります。

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荒川を見下ろします。この日はこんな感じ。

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線路際にはいっぱい彼岸花が咲いています。

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ひときわ渋い長瀞駅に到着します。ここで上り貨物列車を追い越す予定でしたが、今日は運休のようです。乗客はほとんど増えません。

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交換するのは東急8090系の中間車を改造した7800系で、ここでしか見られない顔になります。

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樋口駅はホームのない通過線を通過します。こういうことをしてくれると、急行に乗った価値あるなぁ~と思ってしまいます。楽しいです。

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樋口と波久礼の間の荒川が蛇行する付近は、道路を走る車と、抜きつ抜かれつ走ります。車側はカーブや大型車の通行であまりスピードが出せない様子、こちらは貧弱な線路の上を、目いっぱい頑張って走る感じで揺れも大きい。子供が乗ってたら大喜びしそうです。

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この付近の荒川はダムになっています。

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波久礼で交換するのは、また7800系です。

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いつのまにか八高線の上を跨いでいて、寄居に到着します。ここでも下り貨物列車と交換するはずでしたが、こっちも今日は運休のようです。八高線キハの姿もないし、東武東上線8000系の姿もなし、寂しい時間帯に来てしまいました。

長くなってしまったので、ここで一回記事を終わります。

(乗車は2019年10月)

前の記事:特急ちちぶ・ニューレッドアローお名残乗車記
次の記事:秩父鉄道乗車記2(急行秩父路・寄居~熊谷)
関連タグ:秩父鉄道

秩父鉄道乗車記2(急行秩父路・寄居~熊谷)

御花畑から乗車した秩父鉄道の急行秩父路6号の乗車記(こちら)の続きです。

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9:08、寄居を出発します。ここからが私の秩父鉄道の未乗車区間になります。

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しばらく八高線と並走します。八高線側は何度も乗車しましたがこちらは初めて、この折れそうな細い架線柱がいつも気になっていました。

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右にカーブして八高線と別れます。八高線は勾配を登って行きます。平坦そうな路線ながら荒川水系から利根川水系へと分水嶺を越えるんだな。ちなみにこの1週間後、関東を直撃した台風19号の影響で、八高線のこの区間(寄居〜北藤岡)は1ヶ月半もの間で不通となってしまいます。

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なんだか新しい島式ホームの駅をしれっと通過。1989年に開業した桜沢駅で、貨物列車用の待避線(通過線)がありませんので、秩父鉄道の駅としてはちょっと異彩。そしてこの辺の架線柱はコンクリート製が続きます。

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直線をスタコラ走って、秩父鉄道でよく目にする古レールを組合せた架線柱に変わって、小前田駅をしれっと通過。今度は2面3線の秩父鉄道らしい駅。

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かぶりつきをしていますと、ついつい架線設備に注目してしまうのですが、ここのはとても面白い。右はおそらく昔からの古レールを組み合わせた柱の片持ち式で、左側に木製の柱を立ててワイヤーで引張っています。詳しくは解りませんが、こんなのは珍しいはず。

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田んぼの中になんだか場違いな駅が現れたぞ、しれっと通過。ふかや花園という2018年10月に開業した駅で、Wikipediaによると、ここにアウトレットモールの建設をしたいのですが、優良農地だそうで商業施設の建設が出来ない、それを解除するために作った駅なんだそう。

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今度はちゃんと秩父鉄道らしい貨物列車も退避できる駅、永田です。交換のためしばらく停車します。向こうから来るのは小豆色塗装の急行秩父路3号です。

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横を通過し、いい写真が撮れるぞと思っていましたが、そっちに行っちゃうか、残念。

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さぁ、秩父鉄道の寄居熊谷間の一番の主要駅、武川が見えてきました。熊谷貨物ターミナルへ通ずる三ヶ尻線との分岐駅で、電気機関車の基地まである、貨物輸送の中心駅です。ここは停車、ちょっと後ろのクロスシートに移動して写真を撮ります。

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何機も電気機関車は停まっていたものの、撮れたのは2枚、青い506と、

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緑の505。秩父鉄道の電気機関車は、ずいぶんカラフルになりました。元国鉄101系である1000系の末期のカラーには、一応秩序みたいのがあったと私は思うのですが、このデキたちに関しては本当に自由です。

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でもヲキフ君は黒一色。

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武川出発時も結局はガラガラな急行秩父路6号の座席です。この時間帯の急行列車の先行きが心配になってきました。ところでこの座席は、さっき乗ったニューレッドアロー号で使用されていた古いリクライニングシートだそうで、この車両自体はニューレッドアロー号に足回りを提供した旧101系の後期型にあたる新101系です。どう表現したらよいのやら、時間が複雑に絡み合ってしまっています。

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左に別れるのは熊谷貨物ターミナルへ通ずる貨物線の三ヶ尻線で、上越新幹線の車窓からも見える路線です。その後またもや貨物列車の待避線が無い1985年に開業したという明戸駅を通過。

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次は待避線が2本もある大麻生という偉そうな名前の駅。元東急8090系とすれ違います。

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大麻生からは複線の用地が確保されています。右側は見事な桜並木で、何があるのかと地図を見れば、荒川の河川敷にあるゴルフ場でした。

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広瀬川原車両基地が左手に広がります。C58が写っているのは帰ってから気がつきます。

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2003年に開業した、ひろせ野鳥の森をしれっと通過します。

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この付近も右手に複線用地が残ります。

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上越新幹線の下を潜ります。

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石原駅を通過します。構内が広いですがどんな歴史があるのでしょう。

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左に現れる線路は、1983年に廃止された東武熊谷線の跡のはずです。

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左にJR高崎線が見え、東武熊谷線と共用していた上熊谷駅を通過します。

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上越新幹線の下を潜ります。秩父鉄道の熊谷駅は、JR高崎線からだと、新幹線の高架の反対側に駅があるのでよく見えません。このトンネル(みたいなの)は、未知の世界に突入するみたいな感じがて楽しいなぁ。上越新幹線が開通する前は、国鉄〜秩父鉄道の貨物の受け渡しは熊谷駅で行なっていたのでしょう。

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秩父鉄道の熊谷駅が見えてきました。上越新幹線の南側に始めて来ます。

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9:30に熊谷に到着。御花畑から55分、けっこう乗ったんだなぁ。これで秩父鉄道の未乗車区間の約半分の18.9kmを完乗。ここもラグビーワールドカップのホストシティーだったんだな。

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かぶりつきに夢中で、車内は落ち着いて見れませんでしたが、ここが一番いい座席みたいです。秩父鉄道の急行も、実は歴史が長くて、Wikipediaによると湘南窓300系の急行秩父路が走り始めたのは1969年。ということは今年で50年なんだ。

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座席は秩父鉄道の急行史上で最も豪華ですが、この辺から見るとモロに西武101系で、急行列車らしくありません。でも2丁の菱形パンタグラフは格好良いです。

(乗車は2019年10月)

前の記事:秩父鉄道乗車記1(急行秩父路・御花畑~寄居)
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関連タグ:秩父鉄道

熊谷駅でパレオエクスプレスを見る

平日朝9時半の秩父鉄道熊谷駅ホームは、数人のカメラを首から下げたおっさんが忙しなく歩き回っており、なんともいえない緊張感があります。これはひょっとして、ひょっとして、

そう、この日は平日でしたが、パレオエクスプレスの運転日なのでした。2019年は10月と11月前半が、金曜日も運転日となっており、今日はその金曜運転の初日。確か来年の2020年は、牽引機C58 363が全般検査を受けるため、パレオエクスプレスは運休となるとのこと。せっかくの機会です、羽生に向かう電車を遅らせて、生きた蒸気機関車を見ておこう。

鉄道ファンではない秩父長瀞へ向かう普通の観光客の姿も増え、パレオは着用していませんが車内販売の女性乗務員も準備OK、車内で売る駅弁は20個ぐらい用意しています。駅の放送によれば、本日からは全車自由席とのこと(通常は1両が指定席)。ガラガラのボックスシート(しかも本物の国鉄急行形車両!)で駅弁を食べるなんて最高だろうなぁ。こんなことなら今日は休みして、これに乗車する予定を立てるんだった。

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パレオエクスプレスの入線は、出発の約10分前、茶色い電気機関車201を先頭にやってきました。

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電気機関車はすぐに切り離されスハフ12が登場。元々車掌室窓が小さくて変な顔だったスハフ12最終ロッド車ですが、貫通ホロ枠が無くなって、ますます間抜けな妖怪っぽい顔になっちゃったんだなぁ。

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そしてC58、乗務員さんは記念写真に忙しそう。運転室は空です。

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手をかざすとほんのり熱を感じるボイラー。どこもきれいに磨かれていて、来年1年お休みするなんて、実感がわきません。

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出発時間です。ホームで写真を撮っていた人たちはみんな客車へ。ホームで一人動画撮影しながら、お見送りをしたのでした。再来年、また元気な姿を見せてくれることを願って。

***

おまけでこの日熊谷駅で見られた車両

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元東急8090系の7500系7502編成ジオパークラッピング車。窓までラッピングしてしまうのはあんまり良くないな。

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普通の7500系7504編成を、時代を表す旗竿と共に。東急東横線を毎日利用していた時期、ちょうど8090系先頭車の電動車化(8590系化)が行われていました。急行の停まらない駅の利用だったので、あんまり乗れませんでしたが、前面の展望は最高でした。今は窓が独立してHゴム支えになってしまったんだな。

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さっき乗車した6000系の6002編成。

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秩父鉄道では少数派の元東急8500系の7000系7001編成。東急に残った同型車両が、ついに引退するようですが、地方鉄道に転属することはあるのでしょうか。

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渋さ際立つ元東京都交通局の5000系5002編成。全車電動車ではなくなっているのですが、外見だけは綺麗にオリジナルの姿を維持しているといえましょう。

(撮影は2019年10月)

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関連タグ:秩父鉄道蒸気機関車

秩父鉄道乗車記3(熊谷~羽生)

秩父鉄道乗りつぶしの最後の区間、熊谷から羽生に向かいます。この区間は沿線に観光地なし、貨物列車も蒸気機関車列車も走らず、鉄道ファンにとっては面白味に欠けるところですが、秩父鉄道にとっては最も乗客が多く収益を上げるところとのこと。

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10:26に熊谷始発となる羽生行きは、元都営地下鉄三田線の5000系で来ました。先頭のデハ5001に乗車します。製造されて47年、秩父に来て20年、渋いなぁ。

でも子供の頃は、スタイリッシュな営団6000系などに比べて、ダサいなぁと思ってた車両でもあります。

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上段窓に取手みたいのがついていますが、外部から上げ下げ出来るようになっているのでしょうか。気になって熊本電鉄の同型車両の写真を見てみると、熊本のはこの部分にビス穴が開いていますので取り外されたようです。取手は都営時代からあったようです。

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それでは出発です。右の留置線の細いレールは、何キロレールなんでしょう。

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細い線路が収束して尽きると左にカーブして勾配を上り、

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JR高崎線を跨ぎ、

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今度は上越新幹線の下を潜ります。

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両側とも道路との境に柵がない直線をけっこうなスピードで走ります。JRのしがらみから開放されて、清々したみたいな走りです。それと左は複線化するための用地だったのでしょうか?

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ソシオ流通センターという新しく出来た片面ホーム駅に停車しますが、その後走るのは普通の住宅地の中。やっぱり柵は両側とも無しで、寄居側とは雰囲気がだいぶ違います。突如現れる目立つ建物はラブホ。

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Y字ポイントのほっこりした駅は持田駅。

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行田市駅に着きます。JTB時刻表の索引地図では市の代表駅として◎(二重丸)で表される、この区間における重要な駅です。側線もありますので、昔は貨物の取扱駅だったのでしょうか。

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側線があって、架線柱や梁の造りがごちゃごちゃの面白い駅は武州荒木。交換するのは5000系だし、熊本電鉄の北熊本駅を思い出します。

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右の柱のワイヤーの張り方が素敵です。なんだかローカル線らしさは寄居三峰口間に負けてません。「ゆるさ」という基準で見れば、こっちの方が勝っているかも。

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武州荒木を出れば再び田んぼの中の直線。ここは東武や東京メトロの新車が秩父鉄道のデキに牽かれて回送される際、撮り鉄で賑わう場所はここでしょうか。

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またもやY字ポイントで始まる緑豊かな島式ホームの新郷駅があって、最後は片面ホームなのに橋上駅舎の西羽生駅(上写真)。将来島式ホームに出来るようになっているのですが、実現するのかちょっと疑問。

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西羽生を出ればひたすら右にカーブ、ここも複線の用地が確保されています。

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最後は小さな踏切の連続、徐行して走ります。

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東武の線路が見えると、終点の羽生駅です。

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10:48、終点羽生に到着です。この先で東武と線路が繋がっています。

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お客さんのいなくなった車内、この座席のモケットは都営時代からのものでしょうか。この電車が走っていた頃の三田線は、あまり縁が無かったので覚えていません。

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じっくり電車を観察したいところですが、一人改札を出ないのも怪しいですので、階段を上がります。これで埼玉県の鉄道に全部乗車です。

***

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この日は東武伊勢崎線沿線での用事を終えて久喜駅に戻ると、目の前に引退が近い東急8500系が停まっています。いつもはここでJRに乗り換えですが、この日はこれに九段下までかぶりつきをして帰りました。なんてったって速いし、先頭車は両端とも電動車で爆音も聞ける、かぶりつきを楽しめる車両として、東急8500系は最強です。

(乗車は2019年10月)

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関連タグ:秩父鉄道

井原鉄道乗車記

岡山で午前中に終わる用がありまして、井原鉄道とJR吉備線を乗りつぶします。

2019年10月末のこの日はどんな日だったのか、自分の記憶のために書いておくと、前日に新幹線で岡山入りしたのですが、2週間前に関東を直撃した台風19号の豪雨で、多摩川の河川敷は酷い状態で、大木が根こそぎ倒れてました。そしてこの日は千葉県豪雨の日であります。

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まずは新幹線さくらに一駅乗って福山に来まして(とても高くついた・・・)、13:35発の福塩線万能倉行に乗車します。7年前の福塩線乗りつぶしでは、転換クロスシートの115系に当たってしまったのですが、今回はこの路線の主であるロングシートの105系に乗車できます。

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お城バックでも撮っておこう。そろそろ引退なんだろうなぁ。

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隣のホームには井原鉄道直通のキハも停まっていまして、14:18発早雲の里荏原行になります。こちらは転換クロスシートの特別車です。

福塩線は3駅の乗車でしたが、備後本庄から横尾までが、駅間距離が長くカーブも多く、雰囲気がいい感じです。クモハもいい音を聞かせてくれます。

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13:47に神辺着、13:51発の総社行き乗り換えます。切符は食堂にあるような券売機で購入します。

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乗車したらすぐに出発、最初だけ前でかぶりつきます。この渡り線は、さっき福山で見たキハが通るところ。

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勢いよく加速し、高架になって福塩線と別れます。クロスシートは埋まってまして、トイレ後ろの狭いロングシートに座ります。走るのは以外にも住宅地が続きます。

二つ目の御領で交換、ここで後ろ方のボックスシートが空いたので移ります。座った座席真下のエンジンがドコドコと凄い音を立てて加速します。この車両、正式にはIRT355形というもので、私は前面の顔からJR西日本のキハ120と同じ車両のボックスシートが多い仕様だと思っていたのですが、ちょっと違うぞ。よく見ればドアはヒラヒラの折戸でなく、ちゃんとした引戸、車体長も長いような、とにかくパワフルなキハ120です。車内も窓ガラスもきれいに清掃され、特急車両に乗っているみたいです。

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住宅街をずっと走って14:06、この鉄道の中心駅だろう井原に到着し、乗客が半分入れ替わります。恥ずかしながら「イハラ」ではなく「イバラ」と読むことを、ここで初めて知ります。すでにここは岡山県で、広島岡山の県境や分水嶺は住宅地の中で越えてしまったようであります。

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小田川を渡ります。昨年(平成30年)西日本豪雨で氾濫した川です。

次の早雲の里荏原を出ると左手に車両基地があり、見た目は地味な車両ですが、走りは激しいIRT355形がいっぱいいます。

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三谷で交換。ここから坂を上がって行きます。長いトンネルに入ると、耳が激しくツンとします。トンネル内で勾配が終わったようでエンジン音が止まり、トンネルを抜けると見晴らしがとても良くて爽快です。分水嶺を越えたみたいな雰囲気ですが、右手に流れる川は、さっきまでと同じ小田川。不思議なトンネルです。

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備中呉妹を出てから見える小田川。この辺から窓が取り払われ中が空っぽの家が何軒かあり、昨年平成30年西日本豪雨の被害の跡が今も残っているのが見えます。一方で新築している家、新築なのか改修なのか足場をかけている家も多く見られます。二度とこの場所で氾濫が起きないように願いたいです。

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吉備真備駅です。西日本豪雨の時、茶色い海の中にポツンと浮かんでいるみたいに見えた駅です。ちなみにここは、吉備国の真備町の中心で「きびまび」と読むのではなく、奈良時代の遣唐使であった人物、吉備真備の読み方で「きびのまきび」駅。

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これは最近の被害なのか河川敷の野球場のひっくり返ったフェンスを見て高梁川を渡ります。

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高梁川を渡ればすぐに伯備線の下り線の上を跨ぎます。なんだか鉄道模型のレイアウトみたいな風景です。

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続いてトンネルに入る伯備線の上り線が見え、清音駅に到着。降りる高校生がいっぱいで写真は撮りそこね

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後ろから見るJR伯備線と井原鉄道との重複区間です。ここは乗りつぶしをする人にとって、ルールをどうするか判断が難しい区間です。私は伯備線で乗車したことにし、井原鉄道のこの区間は、未乗車区間には計上していなかったのですが、これでスッキリします。

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14:45、終点総社に到着。運転手さんに切符を渡して下車します。JR駅とは改札が分離された島式ホームで、その先は2本の線路とも車止めがあり、同じ非電化のJR吉備線と直通運転が始まるような雰囲気はありません。

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伯備線ホームに降りまして、横からIRT355形を見ます。キハ120の全長が16.3mなのに対し、こちらは18m。

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下り伯備線は、前パン平面顔の115系が来たぞ。

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跨線橋を渡っていると、上りは湘南色115系で来ました。

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これって珍しいやつだっけ?と、反対ホームにまた降りて写真を撮っていたら、予定していた14:54発の吉備線に乗り遅れます。

(乗車は2019年10月)

次の記事:吉備線乗車記
関連タグ:旧建設線の第三セクター路線

吉備線乗車記

次に乗車するのは吉備線です。乗換案内などでは、吉備線の名称は、今はあまり使用されておらず、愛称である桃太郎線が使用されている感じです。「吉備線」だって、この地方を表す、渋くていい名前なんだけどなぁ。

乗車するのは予定より1本後の15:24発岡山行き。2両編成でして、

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岡山側はロングシートのキハ47 2002。

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総社側はセミクロスシートのままのキハ47 29。

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ちなみに0番線からの発車です。

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時間があるのでホームをぶらぶらしてますと、213系が来ました。
他に何か来ないかなぁ。特急やくもは何時に来るだろう。なんとホームの出発案内に、通過列車の時刻が出ていまして、15:20に上り、15:23に下りが通過することを確認。吉備線は15:24発ですので上りだけ撮っていこう。そして下りホームで待っていると・・・

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上りが遅れて同時に来ちゃいました。右が上りやくも18号、左が下りやくも17号。どちらも4両基本編成に、3両付属編成をつなげた、頭が三つある編成で、きっちり撮りたかったなぁ。

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そしてまた乗り遅れてしまいました。ちなみに総社駅15:24は、吉備線岡山行きと伯備線岡山行きが同時に発車します。

結局乗車する吉備線岡山行は15:53発。ちなみに伯備線ダイヤを更に調べ上げて見ると、16:30過ぎに、この辺でEF64貨物がすれ違います。

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さっきと同じような写真の繰り返しですが、今度の編成は、前がロングシートのキハ40 3001。

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後ろがセミクロスシートのキハ47 1022。

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中間にあるキハ40の乗務員室、ここだけは内部のパネルを替えておらず、唯一国鉄の雰囲気が残るところです。徐々に乗客が増えて来ましたので、進行方向右側のボックスシートに座って待ちます。

それでは出発、乗車率は全てのボックスが一人か二人座る程度。しかし1m動いて停車。ドアが開き、おばさんが一人乗車します。今度こそ重たい車体をもっそり動かして出発。すぐに伯備線と別れます。

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次の東総社は、総社市の中心なのでしょうか。半分の乗客が降りて、その倍ぐらい乗ります。交換するのはキハ40と47の2連、こちらもロングシートとクロスシート車の組み合わせです。

住宅と田んぼが半々のところをゆったり走ります、沿線はセイタカアワダチソウが満開、柿もたわわに実ってます。

岡山県立大学のある服部でお洒落な大学生が大勢乗車し、車内がちょっと華やかになります。緑豊かな大学のキャンパス右に見て、雑木林を越え、高速道路潜り、足守に着きますと、そこからは分譲住宅地で、もう岡山市街地なるんでしょう。どこも大きい家で羨ましいなぁ。

備中高松に到着。ここで高校生がどっさり乗車し、私のボックスも4席埋まります。隣のホームも高校生でびっしりです。ここの駅舎の前には、「備中高松」の駅名票の横に、「最上稲荷」の駅名標もどきがあって紛らわしいです。それと岡山を起点とする路線に「高松」があるのも紛らわしいなぁ。ここで3分停車して下りと交換。キハ47の2連で、ロングシート車とクロスシート車の組合せですが、今まで見たのと順序が逆で、岡山側がクロスシート車です。

吉備高松のつぎは吉備津という駅。香川県から三重県に飛んだぞ。吉備の津なのではなく、吉備津神社というのがあるらしい。石碑が置かれ、明治天皇駐車場跡と書かれています。

台風の影響か、稲がぐちゃぐちゃに倒されている田んぼを見て、備前一宮に到着。使用しない対向ホームが庭園のように整備されています。出れば吉備津彦神社というきれいな神社が見えます。吉備津神社に吉備津彦神社か、わけわからんなぁ・・・なんて書くと、日本史を全く勉強しなかったことがバレてしまいますが、後で調べてみれば、どちらも吉備津彦命を祀った神社で、吉備国を三つに分けて、備前国にあるのが備前一宮駅近くの吉備津彦神社、備中国にあるのが吉備津駅近くの吉備津神社とのこと。そして備後国にもちゃんと福山市の福塩線沿線に吉備津神社が存在します。また、備中国の吉備津神社は、桃太郎の伝説にも関係するらしい。

大安寺でまた交換で3分停車。新幹線のすべての列車が停車する大都市岡山の都市鉄道としては、あまりにもトロい。そして交換する2両のキハは満員です。

最後は住宅の中にポツンとある備前三門駅。妙に生活感が感じられる駅です。学校の裏手を走り、いつのまにか単線高架になって、裏口からそっと大ジャンクションに交わります。

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16:35、岡山に到着。20.4kmを42分かけていますので表定速度は29km/h、遅いなぁ。2ドアですので、下車するのも時間がかかります。

吉備線にはLRT化の計画がありまして、今まではどうLRT化するのかい?と、疑問に思っていたのですが、乗車した後の感想として、こんなに混雑する都市鉄道なのに、どうして今も2ドア国鉄形のキハ40系が、30分に1本しか走っていないのか、疑問に思うようになりました。

LRT化でどう変わってゆくのか楽しみであります。きっと桃太郎の軽快なリズムにピッタリのイメージのLRTが走り、成功を収めることでしょう。

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それにしても岡山は国鉄車両がいっぱいです。津山線キハ47の4連に、黄色い115系。

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全国でここだけになった381系(この窓が合ってないクロ381には、あまり乗りたくないなぁ)、DE10もひょっこり登場。

岡山では新幹線に乗る前に、改札内の吉備うどんで、肉きんぴらそばなるものを食べて行きます。ここはつゆが美味しいんです。

(乗車は2019年10月)

前の記事:井原鉄道乗車記
関連タグ:JR西日本

東武伊勢崎線(太田~伊勢崎)乗車記

またまた東武伊勢崎線沿線の用のついでで、未乗車であった伊勢崎線太田より先の末端部の乗りつぶしをします。

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太田駅から乗車するのは9:11発の伊勢崎行き。

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こちらは北千住を7:52に出発して太田まで乗ってきた、りょうもう3号。北千住出発時点で乗車率は7割、久喜からはほぼ満席。いつもガラガラのしか見たことがなかったこの特急で、初めて満席なのを見ました。

それでは出発、運転室右側に立ちかぶりつきです。ところがこの日は雨でして、ガラスについた水滴で写真はうまく撮れそうにありません。カメラはしまいます。まずは太田駅から続く単線高架区間をしばらく走って地上に降りると、複線に出来る用地がある区間を走ります。東武小泉線や秩父鉄道羽生側といい、この近辺はこういう路線が多いです。

最初の駅は細谷、今は変哲のない1面2線配置ですが、側線が存在したスペースがあって、昔は貨物の取扱いがあったのかも。その後は東武特有の薄緑色の架線柱が現れる田園地帯の一直線の区間をひた走ります。

次の駅は木崎。中線の剥がされた跡があり、構内踏切のある2面2線の駅でして、いろいろ歴史ありそうだなぁ。Wikipediaによると、ここから利根川の砂利を運ぶ徳川河岸線というのが伸びていたらしく、木崎出発後に左手に見える保線車両基地となっている2本の留置線がその跡に違いありません。ここからは複線用地の無い普通の単線区間。通勤電車の走る路線としては駅間距離が長く、景色といい両毛線みたい。

狭い島式ホームの世良田駅に到着。かぶりつきしていると架線設備に目が行ってしまうのですが、世良田を過ぎると、右側は東武特有の薄緑色の細い鉄骨トラス柱、左側はコンクリート柱というのがたくさんあって、片側だけどうやって交換するんだろう。

境町駅に到着。木崎と同じように中線のあった2面2線配置で、今は跨線橋がありますが、昔存在した構内踏切を中心に上下線ホームが点対称に位置している駅で、信号機が自動化されていない時代の名残といっていいんでしょうか。ここで前パンの850系と交換です。ここからは架線柱が鉄製とコンクリート製でころころ変わるように、線路際のススキとセイタカアワダチソウも勢力争いを繰り広げています。

男の子の名前みたいな剛志駅、ここを出ると次は新伊勢崎だそうで、JRとの乗換え駅ではありませんと放送で注意があります。線路は高架区間となって、コンクリートスラブの上を滑るように走ります。ここから伊勢崎まで高架なのか、と思ったら降りてしまいます。この辺の地平区間は、複線用地の確保された単線区間です。また高架に上がります。一部用地買収がうまくいかなかったのかな。

再度JR乗換駅ではありませんよ放送があって、高架対面ホームで近代的な新伊勢崎に到着。伊勢崎線の終着駅だった過去のある駅ですが、こうなってしまっては何も解りません。

最後も単線高架区間、無機質すぎて電車でGO!!の画面でも見ているみたい。右から同じく高架のJR両毛線が近づいてきます。

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9:38、終点伊勢崎に到着。27分の乗車で、乗りつぶした距離は19.8km、これで関東の大手私鉄に全て乗車したことになります。(1か月後に相鉄・JR直通線が開通するんですが・・・)

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館林側の前パン車852-1は格好いいなぁ。乗ってきた乗客の多くが、写真右のJR両毛線高崎行に乗換えます。

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外に出てみます。きれいに整備されたバスターミナルは、大学へ向かう私服の学生さんががいっぱいでとても華やか。建築物の完成予想パース図でも見ているみたいです。ここからは本庄早稲田駅に向かうバスがあり、どのくらい時間がかかるかと調べてみれば、約一時間弱。遠いなぁ、東武に乗った方が良さそうです。それと行き先に「スマーク」とデカデカと表示したバスが走っていて、スマークとはなんだ?と調べてみれば、北関東最大のショッピングモールとのこと。

それにしても伊勢崎駅前は、私鉄である東武の駅があることと、B級グルメのイメージから、もっとゴチャゴチャした繁華街があるものと思っていましたが、とても寂しいところです。東口に至っては、離れたところにビジネスホテルが見えるぐらいで、何もありません。街の中心部は、東武で一駅戻った新伊勢崎駅付近なんだそう。

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JR両毛線の改札の列車案内には岩舟行というレアな表示。台風19号の影響で大平下・栃木間の永野川橋梁が倒壊してしまい、この時はこの区間が不通で、バス代行輸送が行われていました。

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伊勢崎線ホームに戻ります。次の10:13発館林行が入線します。今度は前パンでない3連の800系です。

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両毛線ホームに岩舟行が入線します。さすがに211系の幕に「岩舟」は無いようで、「普通」の表示で走っています。

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800系の車内です。両端のロングシートは4人掛けだったのを初めて知りました。

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館林まで戻ります。

(乗車は2019年10月)

関連タブ:東武鉄道

只見線乗車記1(小出~只見)

小出7:58→(2422D)→9:15只見


2019年ももう12月、この年はJR線の乗りつぶしが、吉備線の19.8kmしかできていません。1日休みを取って距離を稼ごう。どこにしようか・・・と、いろいろ考えて、大人の休日パスの使える期間なのでJR東日本のエリアとし、只見線に乗ることにします。ここは2011年の新潟福島豪雨の影響で、今も一部区間が不通のままでしたが、来年度中に復旧が発表されました。乗りつぶしするには二度手間になりますが、期間限定終着駅の只見と会津川口を見ておきたいのです。

と、いうことで上越新幹線の始発に乗るために、青梅線沿線民時代には来ることが出来なかった6時前の東京駅に到着。JR東日本側の新幹線ホームは、夜間停泊する新幹線がズラリ並んでいるかと思っていたのですが、1本もいないのですね。

6:08発のとき301号はE2系での運転、車内販売もあります。越後湯沢到着時間にアラームをセットしてちょっと睡眠。7:36、只見線に乗る以外で利用することがまずないだろう浦佐で下車します。外は雨。しまった!傘を忘れてきてしまった。只見地方の天気予報は雪とのことで、寒さ対策はしっかりしてきたつもりだったのですが、これから大丈夫かなぁ。

E129系の上越線を2駅8分乗って小出に到着。4分の接続時間で只見線に乗り換えます。跨線橋を渡るのは10人以上。大人の休日パスの使用可能期間ですので、たぶんほとんどが、私と同じように用もなく只見線に乗りにきた人でしょう。平日でもありますので、みんな中高年です。

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雨に打たれて急いで只見線キハ40系の撮影をします。前は新潟色のキハ48 1533。

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後ろは只見線縁結びラッピングのキハ48 545の2連です。

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後ろの縁結びラッピング車に乗車します。中は普通の青モケットのキハ40形でした。デッキ付きなのが、寒い時期に嬉しいです。

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定刻の7:48に出発します。すぐに急カーブで上越線と別れて、

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魚野川を渡ります。

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重たい車体に非力なエンジン(更新したからそうでもないのか?)で、キハ48はもっさりと走ります。沿線は米どころ。ここで魚沼産のコシヒカリが育つんだろうなぁ。

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一つ目の藪神駅、ここで一人下車します。1日4往復しか列車が走らない区間ですが、ホームの足跡から、ここから小出行始発列車に乗ったのは7,8人でしょうか。

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破間川(あぶるまがわ)を渡ります。魚野川の支流で、只見線小出~大白川間に寄り添う川になります。鉛色した水量の多い川は、落ちたら一瞬で体が動かなくなりそうです。

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越後広瀬。降りるなし。ここは足跡から始発には5,6人乗ったと見た。魚沼田中も同じぐらい。ここからはちょっとスピードを出します。

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沿線の家屋で目に付くのは、1階の窓に打ち付けた幅10センチぐらいの板。ここまで雪が積もるということなんだな。学校だってこのとおり。雪国に住むのは大変だなぁ。

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だんだん天気がみぞれから大粒の雪になってきまして上条駅に到着。ここは3人乗ったかな。この足跡はもうすぐ消えそう。それと、窓ガラスもだんだん曇ってきました。

ここからは谷が狭くなり人家も少なくなり、スノーシェッドにトンネル、冬の只見線らしい風景になってきました。この辺は地図を見ると南側からせり出した山に沿って半円を描くように走るのですが、山を回り込んだところで雪の降る量が一気に増えます。まだ大粒の湿った雪ですが、これから粉雪になるのかなぁ。

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入広瀬駅、ここは島式ホームの交換可能駅。帰ってから知るのですが、これは側線。除雪車が入るんだろう車庫があります。

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さぁ次は大白川だ。破間川を何度も渡り、なかなかの絶景が続きます。勾配はきついみたいでスピードはゆっくり。

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8:15、大白川に到着。小学校一年生で習う漢字を組合せた駅名ですが、小出側が只見線、会津若松側が会津線だった頃の終着駅ですので、なんかちょっと感動するなぁ。

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すぐ右側に破間川が流れています。夏はホームからせせらぎの音が聞こえて、素晴らしい情景となりそうです。

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駅舎は大きく、魚沼市入広瀬自然活用センターとなっているようで、手打ちそばが食べられるらしい。降りる人はなし、もちろん乗る人も無し、みんな只見まで行くんです。

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さあ出発、これは蒸気機関車時代の給水塔でしょうか。さて、ここから次の終点只見までは、所要時間が30分、この年5月に新津駅から見えた雪を抱いた浅草岳(→写真)をトンネルで貫き、福島県に抜けます。只見線乗り鉄のクライマックスだと私が思っている区間の始まりです。

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車窓はというと、(私の記憶では)鉄橋、スノーシェッド、トンネルの繰り返し、雪の舞うモノクロ調の景色の中に、エンジンの音が響きます。スピードはゆっくり。おっ、道路の鉄橋も只見線の雪景色になっています。

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じっくり見れば絶景と言っていいシーンのはずですが、どんどん通り過ぎて行きます。窓ガラスも曇って写真はきれいに撮れません。

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こんなところに鉄道をよく開通させたと思いますが、道路も凄い。でもこの道路、国道252号線は、この時期は閉鎖になっています。これが只見線が国鉄時代に廃止路線リストに上がらなかった理由になります。

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全長6km強の六十里越トンネルに入りました。ちょっとトイレに行っておこう。このトイレ内の通気窓(と言うの?)、キハ40系って細かい所が丁寧に作られているんだよな。開けると冷たい風が入ってきます。

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トイレなしキハ48のデッキ仕切り壁も独特なつくりなんだよなぁ。キハ48は新津以外に今も在籍していましたっけ。

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こちらはデッキ側からの写真。多くの人の青春時代の思い出シーンに出てきそう。

座席に戻りますと、エンジン音が止まります。後は坂を転げ降りるようにスピードがどんどん増してゆきます。福島県に入ったんだな、そして私は新潟県の路線をこれですべて乗車。それとあれだけ曇っていた窓ガラスが乾いてクリアになっています。

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トンネルを出た、すごい雪、そして田子倉湖だ。車窓の展開がドラマチックだなぁ。ここは宮脇俊三さんの本で開通日のことが書かれていました。もう一回読んでみようかな。

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広いスノーシェッド。この反対側に廃止になった田子倉駅があるはずですが、見る余裕無し。車内に急ぐ客はゼロだろうし、ゆっくり走ってもらいたい。また少し田子倉湖が見えて、今度は4km弱の田子倉トンネルに入ります。もう田子倉湖は見えません。

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ボックスシートの写真でも撮っておこう。こうみれば急行型シートそのもの。

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上はクーラーを付けたので、昔のままではありません。

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トンネルを抜けしばらくすると只見の街が見えてきます。

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構内にはターンテーブルがあるぞ。

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見えてきた駅舎、ここもこんなに雪が降るのか。1月2月にまた来てみたいなぁ。夏も綺麗だろうなぁ。

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30分走りぬけ、10:15、只見に到着。

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キハ48、この新潟色もそろそろお別れ、Nのデザインも記録に残しておこう。

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それとサボも。

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この只見線縁結びとは何だろう。検索して見ると、小出「 こい(恋)で 」 と会津 「 あい(愛)づ 」を結ぶ・・・だそうで、縁結びの時期がとっくに過ぎた中高年しか乗っていないのが痛い。

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ホームとなりには除雪車。乗り応えあったなぁ、しばらくホームに残って余韻を味わいたいところですが、せわしなくこれだけ写真を撮って、会津川口行き代行バスに乗り換えます。

(乗車は2019年12月)

次の記事:只見線乗車記2(只見~会津川口・代行バス)
関連タグ:JR東日本
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,002.5kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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