FC2ブログ

吉備線乗車記

次に乗車するのは吉備線です。乗換案内などでは、吉備線の名称は、今はあまり使用されておらず、愛称である桃太郎線が使用されている感じです。「吉備線」だって、この地方を表す、渋くていい名前なんだけどなぁ。

乗車するのは予定より1本後の15:24発岡山行き。2両編成でして、

IA253024dsc.jpg

IA253027dsc.jpg
岡山側はロングシートのキハ47 2002。

IA253036dsc.jpg

IA253033dsc.jpg
総社側はセミクロスシートのままのキハ47 29。

IA253038dsc.jpg
ちなみに0番線からの発車です。

IA253041dsc.jpg
時間があるのでホームをぶらぶらしてますと、213系が来ました。
他に何か来ないかなぁ。特急やくもは何時に来るだろう。なんとホームの出発案内に、通過列車の時刻が出ていまして、15:20に上り、15:23に下りが通過することを確認。吉備線は15:24発ですので上りだけ撮っていこう。そして下りホームで待っていると・・・

IA253044dsc.jpg

IA253046dsc.jpg
上りが遅れて同時に来ちゃいました。右が上りやくも18号、左が下りやくも17号。どちらも4両基本編成に、3両付属編成をつなげた、頭が三つある編成で、きっちり撮りたかったなぁ。

IA253047dsc.jpg
そしてまた乗り遅れてしまいました。ちなみに総社駅15:24は、吉備線岡山行きと伯備線岡山行きが同時に発車します。

結局乗車する吉備線岡山行は15:53発。ちなみに伯備線ダイヤを更に調べ上げて見ると、16:30過ぎに、この辺でEF64貨物がすれ違います。

IA253059dsc.jpg

IA253063dsc.jpg
さっきと同じような写真の繰り返しですが、今度の編成は、前がロングシートのキハ40 3001。

IA253051dsc.jpg

IA253055dsc.jpg
後ろがセミクロスシートのキハ47 1022。

IA253067dsc.jpg IA253070dsc.jpg
中間にあるキハ40の乗務員室、ここだけは内部のパネルを替えておらず、唯一国鉄の雰囲気が残るところです。徐々に乗客が増えて来ましたので、進行方向右側のボックスシートに座って待ちます。

それでは出発、乗車率は全てのボックスが一人か二人座る程度。しかし1m動いて停車。ドアが開き、おばさんが一人乗車します。今度こそ重たい車体をもっそり動かして出発。すぐに伯備線と別れます。

IA253073dsc.jpg
次の東総社は、総社市の中心なのでしょうか。半分の乗客が降りて、その倍ぐらい乗ります。交換するのはキハ40と47の2連、こちらもロングシートとクロスシート車の組み合わせです。

住宅と田んぼが半々のところをゆったり走ります、沿線はセイタカアワダチソウが満開、柿もたわわに実ってます。

岡山県立大学のある服部でお洒落な大学生が大勢乗車し、車内がちょっと華やかになります。緑豊かな大学のキャンパス右に見て、雑木林を越え、高速道路潜り、足守に着きますと、そこからは分譲住宅地で、もう岡山市街地なるんでしょう。どこも大きい家で羨ましいなぁ。

備中高松に到着。ここで高校生がどっさり乗車し、私のボックスも4席埋まります。隣のホームも高校生でびっしりです。ここの駅舎の前には、「備中高松」の駅名票の横に、「最上稲荷」の駅名標もどきがあって紛らわしいです。それと岡山を起点とする路線に「高松」があるのも紛らわしいなぁ。ここで3分停車して下りと交換。キハ47の2連で、ロングシート車とクロスシート車の組合せですが、今まで見たのと順序が逆で、岡山側がクロスシート車です。

吉備高松のつぎは吉備津という駅。香川県から三重県に飛んだぞ。吉備の津なのではなく、吉備津神社というのがあるらしい。石碑が置かれ、明治天皇駐車場跡と書かれています。

台風の影響か、稲がぐちゃぐちゃに倒されている田んぼを見て、備前一宮に到着。使用しない対向ホームが庭園のように整備されています。出れば吉備津彦神社というきれいな神社が見えます。吉備津神社に吉備津彦神社か、わけわからんなぁ・・・なんて書くと、日本史を全く勉強しなかったことがバレてしまいますが、後で調べてみれば、どちらも吉備津彦命を祀った神社で、吉備国を三つに分けて、備前国にあるのが備前一宮駅近くの吉備津彦神社、備中国にあるのが吉備津駅近くの吉備津神社とのこと。そして備後国にもちゃんと福山市の福塩線沿線に吉備津神社が存在します。また、備中国の吉備津神社は、桃太郎の伝説にも関係するらしい。

大安寺でまた交換で3分停車。新幹線のすべての列車が停車する大都市岡山の都市鉄道としては、あまりにもトロい。そして交換する2両のキハは満員です。

最後は住宅の中にポツンとある備前三門駅。妙に生活感が感じられる駅です。学校の裏手を走り、いつのまにか単線高架になって、裏口からそっと大ジャンクションに交わります。

IA253074dsc.jpg
16:35、岡山に到着。20.4kmを42分かけていますので表定速度は29km/h、遅いなぁ。2ドアですので、下車するのも時間がかかります。

吉備線にはLRT化の計画がありまして、今まではどうLRT化するのかい?と、疑問に思っていたのですが、乗車した後の感想として、こんなに混雑する都市鉄道なのに、どうして今も2ドア国鉄形のキハ40系が、30分に1本しか走っていないのか、疑問に思うようになりました。

LRT化でどう変わってゆくのか楽しみであります。きっと桃太郎の軽快なリズムにピッタリのイメージのLRTが走り、成功を収めることでしょう。

IA253077dsc.jpg IA253078dsc.jpg
それにしても岡山は国鉄車両がいっぱいです。津山線キハ47の4連に、黄色い115系。

IA253083dsc.jpg IA253085dsc.jpg
全国でここだけになった381系(この窓が合ってないクロ381には、あまり乗りたくないなぁ)、DE10もひょっこり登場。

岡山では新幹線に乗る前に、改札内の吉備うどんで、肉きんぴらそばなるものを食べて行きます。ここはつゆが美味しいんです。

(乗車は2019年10月)

前の記事:井原鉄道乗車記
関連タグ:JR西日本
スポンサーサイト



井原鉄道乗車記

岡山で午前中に終わる用がありまして、井原鉄道とJR吉備線を乗りつぶします。

2019年10月末のこの日はどんな日だったのか、自分の記憶のために書いておくと、前日に新幹線で岡山入りしたのですが、2週間前に関東を直撃した台風19号の豪雨で、多摩川の河川敷は酷い状態で、大木が根こそぎ倒れてました。そしてこの日は千葉県豪雨の日であります。

IA252966dsc.jpg
まずは新幹線さくらに一駅乗って福山に来まして(とても高くついた・・・)、13:35発の福塩線万能倉行に乗車します。7年前の福塩線乗りつぶしでは、転換クロスシートの115系に当たってしまったのですが、今回はこの路線の主であるロングシートの105系に乗車できます。

IA252968dsc.jpg
お城バックでも撮っておこう。そろそろ引退なんだろうなぁ。

IA252963dsc.jpg
隣のホームには井原鉄道直通のキハも停まっていまして、14:18発早雲の里荏原行になります。こちらは転換クロスシートの特別車です。

福塩線は3駅の乗車でしたが、備後本庄から横尾までが、駅間距離が長くカーブも多く、雰囲気がいい感じです。クモハもいい音を聞かせてくれます。

IA252971dsc.jpg
13:47に神辺着、13:51発の総社行き乗り換えます。切符は食堂にあるような券売機で購入します。

IA252972dsc.jpg
乗車したらすぐに出発、最初だけ前でかぶりつきます。この渡り線は、さっき福山で見たキハが通るところ。

IA252974dsc.jpg
勢いよく加速し、高架になって福塩線と別れます。クロスシートは埋まってまして、トイレ後ろの狭いロングシートに座ります。走るのは以外にも住宅地が続きます。

二つ目の御領で交換、ここで後ろ方のボックスシートが空いたので移ります。座った座席真下のエンジンがドコドコと凄い音を立てて加速します。この車両、正式にはIRT355形というもので、私は前面の顔からJR西日本のキハ120と同じ車両のボックスシートが多い仕様だと思っていたのですが、ちょっと違うぞ。よく見ればドアはヒラヒラの折戸でなく、ちゃんとした引戸、車体長も長いような、とにかくパワフルなキハ120です。車内も窓ガラスもきれいに清掃され、特急車両に乗っているみたいです。

IA252976dsc.jpg
住宅街をずっと走って14:06、この鉄道の中心駅だろう井原に到着し、乗客が半分入れ替わります。恥ずかしながら「イハラ」ではなく「イバラ」と読むことを、ここで初めて知ります。すでにここは岡山県で、広島岡山の県境や分水嶺は住宅地の中で越えてしまったようであります。

IA252977dsc.jpg
小田川を渡ります。昨年(平成30年)西日本豪雨で氾濫した川です。

次の早雲の里荏原を出ると左手に車両基地があり、見た目は地味な車両ですが、走りは激しいIRT355形がいっぱいいます。

IA252979dsc.jpg
三谷で交換。ここから坂を上がって行きます。長いトンネルに入ると、耳が激しくツンとします。トンネル内で勾配が終わったようでエンジン音が止まり、トンネルを抜けると見晴らしがとても良くて爽快です。分水嶺を越えたみたいな雰囲気ですが、右手に流れる川は、さっきまでと同じ小田川。不思議なトンネルです。

IA252981dsc.jpg
備中呉妹を出てから見える小田川。この辺から窓が取り払われ中が空っぽの家が何軒かあり、昨年平成30年西日本豪雨の被害の跡が今も残っているのが見えます。一方で新築している家、新築なのか改修なのか足場をかけている家も多く見られます。二度とこの場所で氾濫が起きないように願いたいです。

IA252989dsc.jpg
吉備真備駅です。西日本豪雨の時、茶色い海の中にポツンと浮かんでいるみたいに見えた駅です。ちなみにここは、吉備国の真備町の中心で「きびまび」と読むのではなく、奈良時代の遣唐使であった人物、吉備真備の読み方で「きびのまきび」駅。

IA252997dsc.jpg
これは最近の被害なのか河川敷の野球場のひっくり返ったフェンスを見て高梁川を渡ります。

IA252999dsc.jpg
高梁川を渡ればすぐに伯備線の下り線の上を跨ぎます。なんだか鉄道模型のレイアウトみたいな風景です。

IA253002dsc.jpg
続いてトンネルに入る伯備線の上り線が見え、清音駅に到着。降りる高校生がいっぱいで写真は撮りそこね

IA253003dsc.jpg
後ろから見るJR伯備線と井原鉄道との重複区間です。ここは乗りつぶしをする人にとって、ルールをどうするか判断が難しい区間です。私は伯備線で乗車したことにし、井原鉄道のこの区間は、未乗車区間には計上していなかったのですが、これでスッキリします。

IA253007dsc.jpg
14:45、終点総社に到着。運転手さんに切符を渡して下車します。JR駅とは改札が分離された島式ホームで、その先は2本の線路とも車止めがあり、同じ非電化のJR吉備線と直通運転が始まるような雰囲気はありません。

IA253010dsc.jpg
伯備線ホームに降りまして、横からIRT355形を見ます。キハ120の全長が16.3mなのに対し、こちらは18m。

IA253012dsc.jpg
下り伯備線は、前パン平面顔の115系が来たぞ。

IA253013dsc.jpg
跨線橋を渡っていると、上りは湘南色115系で来ました。

IA253015dsc.jpg
これって珍しいやつだっけ?と、反対ホームにまた降りて写真を撮っていたら、予定していた14:54発の吉備線に乗り遅れます。

(乗車は2019年10月)

次の記事:吉備線乗車記
関連タグ:

岡山電気軌道乗車記

30年ぶりに宇野線に乗車した後は、岡山電気軌道に初めて乗車します。まずはバスターミナルで路面電車1日乗車券を購入。

H6136918dsc.jpg
岡山電気軌道の岡山駅前停留場は、駅前と言いつつロータリーの向こう側の道路の中央なのでちょっと歩きます。最後はなかなか青にならない横断歩道を渡って、写真の東山線の東山行きに乗車します。車番は7601。

H6136919dsc.jpg
空いていまして進行方向左側の一番前の座席に着席します。この路線は左右両方に停留所がある関係で、運転席後ろには両側にドアがあり、かぶりつき席はありません。まずは駅前から伸びる大通りを数珠繋ぎ状態のバスと一緒にゾロゾロ進みます。この電車にも海外からの旅行客が2組も乗車していまして、彼らは揃って3つ目の城下で下車。ここで右に直角に曲がり南下します。周囲の建物はちょっと低くなる感じ。

H6136921dsc.jpg H6136924dsc.jpg
2駅過ぎて今度は左に折れますと、大きな橋が見えてきまして、道路が太鼓状になっています。ここがこの路線の車窓の、一番のクライマックスっぽいです。ところで何という名前の川なんだろう。1日乗車券の路線図に書いてないかと見ると、川の名前は書かれていなかったのですが、この川の上流側すぐの中州が、日本三名園の後楽園であることを知ります。こんなところにあったのか、後楽園は高校の修学旅行で行ったことがあるのですが、山陽本線の北側にあるものだと思っていました。そして川の名前は旭川。

H6136925dsc.jpg
橋を渡って次の小橋は、車道を緑色に塗っただけのとても簡素な停留場。乗降客はいないのでこの電車は通過。どんな風に乗り降りするのか見てみたかった。乗る時は歩道に立って手でも上げれば、電車が止まって待ってくれるのでしょうか。降りる時はどうでしょう。電車が走る方向の信号が青なら車もビュンビュン通るはず。信号が自動的に赤になって、安全が確保されるのでしょうか。次の中納言停留場もこんな感じでしたがこの電車は通過し、帰りは進行方向右側に座ってしまいましたので、このような停留場で人が乗降するのを見逃してしまい、今も疑問が残ったままです。

H6136927dsc.jpg
安全地帯のある停留場が一つあり、終点の東山・おかでんミュージアム駅停留場に到着します。停留所は道路の中央、ここも横断歩道はなかなか青になりません。乗ってきた電車はすぐに乗車ホームに移動。

H6136928dsc.jpg
奥には車両基地があるのですが、線路が左右に別れているという面白い配線。

H6136931dsc.jpg H6136935dsc.jpg
車両基地を見に行こうと思ったところで、タマ電車が来ました。それにしても地方都市の小さな路面電車の会社がローカル線の救世主になって、しかも成功させてしまうなんて思ってもなかったです。

H6136939dsc.jpg H6136938dsc.jpg
電車は次々にやって来ます。岡山電気軌道といえば、この石津式という独特のパンタグラフ。しかし最新型には継承されてません。

H6136941dsc.jpg
車両基地の方に歩いてみます。左右に割れた線路の右側に曲がった先は、停留場名にもあるように、おかでんミュージアムが併設されています。鉄道好きならば、行って見るべきか、それとも見なくてもいいか、微妙に悩む施設なのですが、今日は運悪くというか丁度定休日でして悩まずにすみます。

H6136942dsc.jpg H6136944dsc.jpg
左に曲がった先は、こんな感じで電車が見えます。奥に元東武日光軌道線の3000系の黒いのがいます。オリジナル塗装の方は、今日は目にすることが出来ませんでした。乗れればラッキーと思っていましたが、非冷房車なんだそうで、この季節は難しいでしょう。

H6136945dsd.jpg
東山停留場の奥にある公園から線路を見下ろします。なんかいい写真が撮れました。

H6136946dsc.jpg
夕方のラッシュを前に電車が出庫します。

H6136952dsc.jpg H6136955dsc.jpg
さて戻ります。どっちが来るかな?

H6136956dsc.jpg
低床車のMOMOが来ました。運転席の後ろに浅く腰かけられるシートがあります。これは面白そう。

H6136957dsc.jpg
でも混雑しそうなので、後ろの車両のクロスシートに移動。出発しますと車輪の上だからか、線路のジョイントの衝撃がお尻にズンズン来ます。それとカーブを曲がるとき、車体がボキッと折れる感じが面白い。回送中のバスの行き先表示機に「すみません回送中です」とお詫びを入れるのは、ここ岡山だったか。

ボケーッと車窓を見ていたら、降りようと思っていた清輝橋線乗換え駅の柳川で降り損ねてしまいました。次の西川緑道公園でもいいのですが、後ろの車両から前の出口まで混雑した車内を歩くのもしんどそう。岡山駅前まで乗ってしまいます。

H6136959dsc.jpg
岡山駅前到着、やはり途中駅で乗り換えるべきだった。ここで清輝橋線に乗り換えるには、降車ホームから信号渡って歩道に出て、また横断歩道を渡って乗車ホームに行かなくてはならない。ここでも信号はなかなか青にならないので、乗って来た電車はもう乗車ホームに移動してます。

H6136963dsc.jpg
この時間帯は10分間隔で運行されてます清輝橋線に乗車して、終点の清輝橋に到着。国道を真っ直ぐ進むだけの単調な車窓でした。東山線は文化的な香りのするような路線でしたが、こちら清輝橋線は夜になったら賑わいそうな街の雰囲気を感じる路線でした。

H6136969dsc.jpg
最後はきびだんごの会社のラッピング車で岡山駅に戻ります。

(乗車は2018年6月)
しばらく更新お休みします

前の記事:宇野線乗車記
関連タグ:路面電車

宇野線乗車記

岡山に来ました。午後に時間が作れましたので、ちょっと列車に乗ってみます。岡山地区での未乗車の路線は、JR吉備線があるのですが、ここは同じく未乗車の呉線、井原鉄道と一緒にと考えているのでパス。今回乗車するのはJR宇野線で、ここは乗車済みなのですが、前回乗車したのは宇高連絡船が存在していた時(30年以上前になるんだ・・・)ですので、今は全く別の路線と言ってもいいでしょう。一つ悔やまれるのは、クモハ84が走っている時に来たかった。

H6136887dsc.jpg
宇野線列車の発着する茶屋町駅は、2面3線の配置で、岡山方面、宇野方面共ホーム対面で乗り換えが出来ます。これは毎回四国に来る時に見て知っています。

H6136909dsc.jpg
しかし宇野・四国側の線路がこういう配線だったとは知らなかった(写真は宇野から戻ってきてから撮影)。てっきり宇野線の中線は、茶屋町駅を出たところでスルスル高架を降りて、本四備讃線とは平面交差無しで分岐するものと思ってました。

さて、ここで気になるのは外国人旅行者がとても多いこと。宇野線にですよ。乗る電車、降りる駅を間違えたのか。いや、プロレスラーのような欧米人の方が、乗務員に「ウーノッ?」(ウを強く、語尾上げる)と聞いていましたので、目的地が宇野であることは間違いなさそう。総乗客数は20名ぐらいで、うち10名が外国人旅行客。宇野に何かありましたっけ?

それでは13:11に出発、まずは下り本線をしばらく走り、宇野側であります左側に分岐すると思っていたら、上り本線に転線し、右側に分岐し、高架を降りて本四備讃線をくぐります。降りたところで本四備讃線の植松駅も見えます。

あとは単線のローカル線なのですが、中間駅の6駅うち5駅が、昼間は1時間に1本の路線になってしまったにも関わらず、棒線化されず交換できるようになっています。しかも待避線は長いまま。これは瀬戸大橋が不通になった場合に振替輸送が出来るように残されているのでしょうか。八浜を出てからは、ここを長大なブルートレインやコンテナ列車が走ったのかと思うような、ちょっとした山間部を走ります。

H6136891dsc.jpg
13:34、昔は広い構内だった感じのスペースが広がり、100メートル陸側に移設されたという現在の宇野駅に到着です。

H6136895dsc.jpg H6136890dsc.jpg
ホームは1面2線、留置線には夕方から走るんだろう3両編成の115系が昼寝中。私にとってはこの駅が、宇高連絡船存在時に、どんな様子だったのか全く覚えていないのが悲しいところ。往路はとにかく四国!四国!と先を急いでました。復路は深夜便で本州に到着しています。この駅は、駅としての重要度は数十ランクも落ちてしまいましたが、旅行者にとっての印象は、慌ただしい乗換駅から味わいのある終着駅に格上げされたといったところでしょうか。

着いた電車は7分で茶屋町に折り返します。当初はそれで帰るつもりでしたが、お腹も空きましたのでお昼も食べて、1時間後の電車で帰ろうと思います。何より外国人旅行客がどこへ行くのかを知りたい。トイレに寄った後、探偵にでもなった気分で彼らの列の後について行きますと、直島行きのフェリー乗り場に辿り着きました。直島?知らんなぁそんな島。待合室でフェリーを待つ客の8割は外国人。直島とはどんな島?グーグル先生に聞いてみると、なるほど、そんな島があったのか。私の知らなかった日本であります。

H6136897dsc.jpg
こちらが直島へ向かう船、待合室の規模からすると大きすぎるぐらい立派な船。宇野からは20分で到着します。料金は520円。

H6136900dsc.jpg
こちらは宇野駅からまっすぐ伸びた先にある桟橋ですので、宇高連絡船が発着していたところかと思います。

さて遅めの昼食、うどん屋さんでもあればいいのですが、宇野駅周辺に飲食店はあまりなく、この時間開いているのは地ビールが飲めるお洒落なカフェとラーメン屋さんぐらい。結局はコンビニでサンドイッチとコーヒーを買って、宇野駅のベンチで食べることにしました。

H6136902dsc.jpg
帰る電車、14:41発の茶屋町行きが入線しますのでホームに入ります。列車が到着すると、やっぱり外国人旅行客が多い。直島から本州へ戻る人、これから直島へ向かう人、欧米人は大きなバックパック、アジア系はスーツケース、赤ちゃんを抱っこしたファミリーまでいます。みなさんのんびりですので、ここは日本ではないみたい。変わったんだなぁ、宇野。

H6136914dsc.jpg
茶屋町からは1本後の快速マリンライナーでかぶりつき。岡山到着前の、この鉄道模型のショーケースのように並ぶ電車が見たかった。今日は全部黄色い電車です。

(乗車は2018年6月)

次の記事:岡山電気軌道乗車記
関連タグ:JR西日本

津山線乗車記

因美線を乗り終え津山駅改札を出ますと、駅前広場は工事中で白いシートで囲われ、駅の周りがどうなっているのかほとんど把握できません。36分の接続時間で、どこかで食事出来ないかと考えてましたが、諦めてコンビニでおにぎりとお茶を買って車内で食べることにします。

F8209023dsc.jpg F8209025dsc.jpg
ホームに戻り、3番線に岡山方面からの列車が到着との事で待ち構えていますと、今の津山線で旬な車両「ノスタルジー」が来ました。普段こうして定期列車の運用に就いてるようです。どっと乗客が下車した後、外から覗いてみましたが、窓は更新され、内部のパネルも新品のようでノスタルジーはほとんど感じられません。

それと一番気になるのは前面窓上の塗分け位置が正確でないこと。キハ40系顔の国鉄一般色は、確かキユニ28の登場時のみ存在した「幻の・・・」と表現したくなる貴重なもので、JR東日本では烏山線キハ40、JR東海では美濃太田車両区→伊勢車両区のキハ40,48で忠実に再現され、穏やかな顔立ちに「いいなぁ~」と萌えていたのですが、この車両のは一番のチャームポイントである床屋に行って耳の回りを綺麗に切り揃えて来ましたといった感じの運転室小窓上のR状の塗分けラインが無いのです。

F8209042dsc.jpg
愚痴っても仕方ないですので、これも個性と受入れましょう。すぐにホームを後にし車庫に入ってしまいましたが、撮影できただけでもラッキーです。

F8209047dsc.jpg F8209044dsc.jpg
さて、この時間は津山駅のゴールデンタイムか。各番線に4本の列車が並びます。左から・・・
入庫するキハ47ノスタルジー
4番線:私の乗車します14:35発 岡山行のタラコ色キハ47*2
3番線:14:42発 中国勝山行の津山色キハ40
2番線:14:30発 佐用行キハ120
1番線:14:38発 智頭行キハ120
この駅は、4つある発着番線が4方向の出発方面ごと明確に分けられているのが特徴なのですが、昔は急行列車の分割併結作業が盛んに行われていましたので、こんなこと出来なかったはず。

興味をもって昔の時刻表(手に取ったのは1984年4月号)を引っ張り出してみますと、津山を発着する急行列車は、みささ(大阪~鳥取・倉吉・米子)2往復、みまさか(大阪~中国勝山・新美)3往復、砂丘(岡山~鳥取・倉吉)3往復で計16列車。そして、みささ2往復はみまさかと大阪津山間併結、砂丘の1往復はみささと津山倉吉間併結ですので、1日6回の分割併結作業が行われていました。

この頃のゴールデンタイムは15時半からでして、その状況は、
15:31 鳥取発、みささ4号到着
15:39 大阪発、みささ3号・みまさか3号到着~分割作業
15:41 中国勝山発、みまさか6号到着~みささ4号との併結作業
15:48 岡山発、砂丘4号到着~みささ3号との併結作業
15:49 みささ4号・みまさか6号 大阪行き出発
15:50 みまさか3号 新美行き出発
16:06 みささ3号・砂丘4号 米子倉吉行き出発

急行みささ・みまさか各2本が3方向から次々に来て、急行砂丘も1本絡んできます。みささ3号はみまさか3号を切離し砂丘4号を連結しますが、みまさか3号の出発前に砂丘4号が到着しますので、みささ3号・砂丘4号のどちらかは一旦ホームを離れ、出発番線を変える作業も発生します。おまけに急行みささは方向も変わる。これはもう駅員さんは案内が大変、乗客はどれに乗ったらよいのやらと、間違える人も実際にいてこれまた大変だったろうと想像します。
(みささ・みまさかは実際に乗車したことがありませんが、とても興味を引かれる列車でして、こんな記事も書いてます。)

***

昔の列車の件で長々書いてしまいましたが、2016年の津山線に話を戻します。進行方向右側のボックス席を確保し、コンビニのおにぎりを食べ、列車は津山を14:35定刻で出発します。しばらく姫新線と並走し別れたところで津山口駅、この路線は岡山まで1時間弱で走り抜ける快速ことぶきが2時間に1本走っているのですが、私が乗るのは岡山まで1時間半の各駅停車になります。その後しばらくは国道に沿って走るのですが、佐良山を過ぎて線路沿いの草木がバシバシ車体に当たります。スピードを落とさないので音も大きい。

3つ目の駅は駅舎が亀。なんだこれは!バブル時代に造ったみたいな凄いもので、ここの駅名は亀甲そのまんまであります。Wikipediaを見ると駅の近くに亀の甲羅のような岩があるんだそうで、この駅舎が建てられたのはバブルの終わった1995年。また、ホームには"たまごかけごはん"ののぼりが立ち、たまごかけごはんねぇ↘と、その時は冷ややかな感想でしたが、気になって後で検索してみれば、亀甲には町おこしで自治体がオープンした食堂があって、300円で美味しいたまごかけごはんが食べ放題とかで大繁盛してるらしい。駅から遠く鉄道旅行者には行きにくいのが残念ですが、亀甲の町は侮れないぞ。

亀甲の次の次も誕生寺というおめでたい名前の駅。津山線快速ことぶきの名前の由来は、この路線に縁起の良い名前の駅が多いからなんだそう。そんなわけで駅名標がついつい気になる路線なのですが、もう一つ面白い点がありまして、JR西日本の駅名標の両隣の駅名は、ひらがなとローマ字だけ書かれているのですが、津山線はどんな漢字で書くんだろうと考えさせる駅名が多く、なぞなぞをやっているみたいなのであります。

誕生寺の次は"ゆげ"、湯気と書くんだろうか?この辺に温泉はあったっけ?、1駅間のシンキングタイム。そして正解は弓削。これは難しいなぁ。何故かカッパの置物がある駅で、対向列車と交換。次は"こうめ"、小梅に違いない、ローカル線の津山線に似合う駅名ですが、ローマ字表記は"Kome"(oの上にバー)なのが気になります。答えは神目、これも難しい。次は"ふくわたり"、ここはひねりなしで福渡で正解。

F8209049dsc.jpg
写真は福渡到着寸前で急に表れる川。地図を見ると急行みまさかルートの中国勝山方面から流れてきた旭川になります。福渡を出ますと旭川を鉄橋で渡ります。鉄橋の下には小学生高学年ぐらいの少年が一人、カッパのように川の中に首だけだしてプカプカ浮かび列車を見上げています。日本の夏休みの光景であります。

"たけべ"(竹部ではなく建部)では野球少年がどっと乗車し騒がしくなり、次は"かながわ"、神奈川という地名は岡山県にもあるのか。すると列車はトンネルに入り峠を越えるみたい。下り坂になると山腹に近代的な工場が見えてきた。"かながわ"は金川で昔の黄緑色の国鉄コンテナが置いてある駅で、どっと乗車があり席はほとんどが埋り、車内は立ち客も多数の満員になります。

ここからは左側に旭川が流れ、私の座る右側の車窓は山の斜面しか見られなくなります。席を移動しておくんだった。列車は長めの駅間距離を轟音をたてて重い車体をひきずるようにかんばって走ります。すっかり郊外になって法界院に到着します。

最後の1区間は山陽本線と合流する左側の景色が見たくて一番後ろのドアと乗務員室の間へ、国鉄時代は3人掛けロングシートのあった場所は、ワンマン運転対応のためシートは外され窓に手摺パイプがあって外が見やすい。そしてエンジンの真上だからか凄い音、乗務員室との境壁パネルがビリビリ振動しています。この車両も相当ガタが来てしまっているみたいです。国鉄が解体されてもうすぐ30年になることを実感します。

F8209050dsc.jpg

到着した岡山駅には、213系のフランス語名のイベント列車に、抹茶色117系団体列車と、写真を撮っておきたい車両が停車していたのですが、10分の接続時間で次に乗る高松行快速マリンライナーは凄い列。写真は諦めて私も列に並びます。何とか座れました立ち客も一杯だったマリンライナーですが、停車駅ごとに乗客は減り、瀬戸大橋を渡る時には座席の半分が埋まる程度の乗車率になってしまいます。そういえば岡山で見た先行する特急南風の自由席はガラガラだった。バスと飛行機に客が流れてしまったのか。ちょっと悲しい。

(乗車は2016年8月)

前の記事:因美線(智頭~津山)乗車記
次の記事:琴電長尾線乗車記
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。現在の未乗区間は約2,850kmで、今の生活パターンだとすべて乗りつぶすにはあと10年ぐらいかかりそうです。路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

JR東日本 東武鉄道 JR西日本 井原鉄道 秩父鉄道 蒸気機関車 西武鉄道 養老鉄道 JR東海 地下鉄路線 名鉄 JR北海道 非冷房車 札幌市営地下鉄 静岡鉄道 天竜浜名湖鉄道 新幹線 愛知環状鉄道 新交通システム バスの旅 弘南鉄道 北陸鉄道 南海電鉄 ケーブルカー 駅そば JR九州 観光列車 船旅 鹿児島市電 路面電車 パノラマグリーン車 真岡鐵道 東海交通事業 上田電鉄 アルピコ交通 長崎電気軌道 島原鉄道 三井化学専用線 専用鉄道訪問 松浦鉄道 国鉄時代 貨物線・短絡線・渡り線 筑豊電気鉄道 西日本鉄道 平成筑豊鉄道 喫煙車 野岩鉄道 会津鉄道 JR四国 阿佐海岸鉄道 土佐くろしお鉄道 伊予鉄道 温泉 琴電 吊り掛け電車 猫登場 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 新京成 京成電鉄 流鉄 夜行列車 近鉄 伊勢鉄道 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 芝山鉄道 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 山陽電鉄 水島臨海鉄道 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 京王電鉄 京浜急行 台湾の鉄道 東急電鉄 小田急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR