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383系特急しなの パノラマグリーン車乗車記

2022年夏の3日間の愛知と岐阜の乗りつぶし旅行、帰りは中央本線で戻ることにし、中津川から塩尻までは、前から乗りたかった383系しなののパノラマグリーン車に乗車します。ちなみに中津川から塩尻までは、94.9kmと100km未満なので、グリーン券と特急券は2,500円の出費(当時)で押さえられます。これを中津川松本にしてしまうと4,660円、一番の理想の名古屋長野だと6,610円になります。

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まずは中津川駅ですが、こんなところに、ザ・国鉄な駅が残っていたのか。四角い形のコンクリート造の駅舎に、

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1番線に直結した改札口

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待合室には、立食いそば屋さんとコーヒースタンド。

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これは構内から見た改札付近。構内からも、そばは食べられます。寄って行きたいところですが、今食べたら眠くなってしまうので我慢です。

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駅弁屋さんもあったようですが、今は営業していないようです。

* * *

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乗車します、しなの17号が入線します。中津川15:49→塩尻16:54で1時間5分の旅です。

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座席は最前列の一番前面展望が良さそうな1C席を確保しました。隣の1Dは不在で、後からも誰も来ませんでした。ちなみにグリーン車の乗客は7,8名でした。

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それでは出発、早速上下線別れるみたいだな。

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振り子特急発祥の路線を、2代目383系が、クイクイ車体を傾けて、カーブを走り抜けます。すごく気持ちいい。

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車体を傾けたままだと、トラス橋におでこをぶつけそうですが、もちろんちゃんと戻ります。「新第一木曾川橋りょう」と書いてあるから、名古屋発の中央本線が最初に渡る木曽川だな。

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カーブが多く、前方にあるのが北アルプスか中央アルプスか不明ですが、3000m級の山は雲がかかって見えません。

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坂下を通過、これが岐阜県最後の駅になります。次に通過する田立駅は、写真撮り損ねてしまいましたが、信州ワイド周遊券を使ったことがある年寄りにとって、名前だけは知ってる駅。

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南木曽に停車します。ここでコンテナ貨物列車を抜きます。

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牽引しているのは国鉄色のEF64 1035だ。もう東京には来ないんでしたっけ。

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南木曾と十二兼の間は、左手に木曽川が見える区間で、素晴らしい景観なのではないかと思いますが、右側座席からだと見えません。名古屋方面行きに乗れば右側車窓から木曽川が見えそうですが、ここは上下線が別れる区間で、長いトンネルで突き抜けてしまうので、ほぼ見えないはず。

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十二兼を通過。ここから単線になります。

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野尻を通過。

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大桑通過

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須原通過

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倉本を通過。313系の2連が交換待ちしてます。本線とはいえ中央西線で普通列車の本数が一番少なく、人口も少なそうな区間なので、はたして何人ぐらい乗っているんだろう。ここから複線です。

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上松を通過。広い構内は、かつて森林鉄道が拠点にしていた名残でしょうか。ここにも313系の2連がいます。これは当駅始発の松本行。

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木曽福島に到着します。

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木曽福島から塩尻側に少し進んだところにある歩道橋、ここには来たことがあります。

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お手軽撮影地でして、これは1998年の写真。

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こうして上下線が別れる景色は面白い。

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10連のしなの18号とすれ違い。

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原野通過

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ここでまた単線になってしまうのか。減速しなくてはならないのが、ちょっともどかしい。


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藪原通過。大粒の雨が降ってきました。こういう山間地で激しい雨に降られるのは、ちょっと不安になりますが、特急しなのは変わらぬスピードで走り抜けます。

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奈良井通過。

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木曽平沢通過。交換待ちしている普通列車中津川行は、JR東日本の211系です。複線区間では特急と、単線区間では普通列車とすれ違うダイヤの構成みたいです。

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贄川通過。

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いつの間にか山間部を抜けて盆地の中を走ってます。そろそろ塩尻か。

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右に旧塩尻駅に通ずるデルタ線を見て、

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塩尻駅に到着します。これで現役のパノラマグリーン車には全部乗ったかな。

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JR東海からJR東日本の運転手さんに交換して出発します。

383系も1994年に登場なので、中央西線一筋で28年も活躍してきたのか。ワイドビューの始祖のキハ85系が引退していってますので、これもそろそろかな。改造クロ381から続くパノラマ展望席も、継承されなさそうなので、やっぱり長野まで乗ればよかったかな。

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外に出ると虹が出ていました。

待合室にある立ち食い蕎麦でも食べて帰ろうか。信州らしい葉わさび蕎麦を注文。昔の塩尻や松本の駅そばは、ネギ入れ放題でした。高校生の時、ついつい入れすぎて辛かったよなぁ〜なんて思い出して食べていると、隣の人が器いっぱいにネギをまぶした蕎麦をすすってます。メニューを見ればネギ蕎麦なんてのがあり、かけそばに50円増しだ。そんなのがあるとは知らなかった。次に塩尻に来る時は、絶対にこれを食べよう。

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辰野支線のE127系、これも登場して24年になるんだよな。

塩尻から17:29発のあずさ50号で帰ります。デッキでは登山帰りの高齢者が、泥酔して大騒ぎして酷いことになってました。

これで2022年夏、3日間の愛知と岐阜の乗りつぶし旅行の記事は終わりです。

(乗車は2022年8月)

前の記事:明智鉄道乗車記
関連タグ:パノラマグリーン車JR東海
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2度目の真岡鐵道真岡線乗車記

関東鉄道常総線の乗りつぶしの後は、真岡鐡道の2回目の乗りつぶしです。1回目は2018年6月で、お子様二人を引率し、SLもおか号に乗りに来たものの、C12 66の不具合で、まさかの真岡で運転打切りとなってしまいました。結局終点茂木まで乗るのを諦めたので、北真岡~茂木間23.9kmが未乗車のままになっています。

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このブログでは3回目の訪問になります下館駅真岡鐡道ホームです。ここは、下りSLもおか号が出発前に側線入って、蒸気機関車をじっくり観察できるのがいいです。今日は平日朝限定の常総線旧型気動車乗車が一番の目的でしたので、土曜休日運転のSLもおか号は見れません。

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SLもおか運転時に活躍していたスチール机、平日も出しっぱなしだったんだな。

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そう、2機いたSLの1機は東武鉄道に異動してしまいました。

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乗車するのは下館11:10発の列車で、茂木には12:23に着きます。けっこう長い。今日は下館駅北口のコンビニNewDaysが営業休止中で食料が買えず、終点茂木の飲食店も開店しているところが無さそうで、これから空腹の道中になりそうな予感です。

それでは出発、乗客は私含めて5名。ここまで乗客が少ないと、なんとなく運転席の後ろに立ちずらいのが難点、おとなしく長いロングシートに座って過ごします。

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二つ目の折本で交換、前に出て写真を撮ります。真岡鐡道では数少ないセミクロスシート車で来ました。このモオカ14形、固定窓だし新しめの顔で最近の車両に見えますが、2002~2006年製造とのことで、それなりに年を重ねています。

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真岡に着きます。いろんな車両が出迎えてくれます。どれも貴重な真岡鐵道自慢のコレクションです。

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北真岡に着きます。2018年はSLもおか号を真岡で降ろされ、さてどう時間を潰そう…、観光案内所でリス園があるというのでタクシーで行き、帰りは歩いてこの北真岡駅まで来て、普通列車で下館に戻りました。

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北真岡を出発、さぁここからが初めて乗る区間です。立ってかぶりつきを楽しむことにします。ここは春になると、右が桜並木、足元が一面菜の花となる有名撮影スポットのはず。

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左手にリス園の跡、残念ながらコロナの影響で営業を辞めてしまったんだそう。リスの記憶はあんまりなく、ウサギが可愛かった。

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西田井駅、飾り気のない素敵な駅です。SLが停まればさぞかし絵になるでしょう。

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益子に着きます。鉄道ファンにとっては横川駅「峠の釜飯」の益子焼で有名です。今は棒線化されています。

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七位で2回目の交換。

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続いてシンプルな多田羅駅。第三セクター化した時に出来た駅かな…、いや1955年の開業でした。

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市塙駅、ここも蒸気の撮影に良さそう。

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山間部の勾配区間に入って行きます。
SLもおかは、素晴らしいブラスト音を聞かせてくれるかと思います。

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二つの棒線駅を過ぎ、終点茂木に着きます。これで真岡鐵道と栃木県の鉄道の乗りつぶし完了です。

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車内でフリー切符の範囲外だった、益子茂木間の運賃を精算して下車します。降りたのは下館出発時と同じぐらいの5,6人。真岡から益子間は10人ぐらい乗っていた記憶です。

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きれいな駅です。2階はSLを見学出来るテラスがあり、お蕎麦屋さんも併設されています。行きも帰りもSLもおか号を利用してここに来ると、2時間20分の滞在時間があるのですが、蒸気機関車に興味があれば、全く退屈せずに過ごせそうです。

美味しいとの噂のお蕎麦屋さんは、この時期の平日ですので当然お休み。外をちょっと歩いてみますが、お昼を食べられそうなところは無し、18分後に折返す列車で下館に戻ることにします。

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ホームに戻ると、ターンテーブル横ので職員さんが、線路際の灰をスコップで奥に投げています。ネクタイを外さないで作業されているところが格好いい。でも大変そう。もちろんマスクも外していません。

* * *

帰りの列車は、行きと違って高校生で満員で、余る吊り革も無いくらいでした。一番後ろの窓に張り付いて、後方の景色を楽しむことにします。

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市塙で交換する往路もすれ違ったセミクロスシート車は、真岡のいちごラッピング車。

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右側車窓に男体山が見えます。真岡鐵道はほとんどが栃木県、この辺りは直線距離だと下館よりも宇都宮の方が全然近い。それと真岡鐵道の下館と真岡の間には、茨城県と栃木県の県境があったはずですが、それらしき雰囲気が全くなく、私は全然気付きませんでした。

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行きに撮りそびれた光景で、今も現役?のワム8の倉庫。

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もう一つ撮りそびれた光景で、踏切の跡。SNS受けしそうな光景だと思います。

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真岡で4分停車します。ホームに出られます。

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貴重な貴重な現役の50系客車、また乗りたいなぁ。茶色くなって真岡鐵道に来てもうすぐ30年になろうとしてます。これも凄いこと。これがかつてはレッドトレインと呼ばれ、10両以上の長大編成を組んで地方の幹線やローカル線を走っていたなんて、今考えたらおとぎ話みたいです。

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こんな色のDE10もいたんだっけ?

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ここでも交換、真岡鐵道のカラーはとても素敵。

車内に戻れば、あれだけいた高校生は数人になっておりガラガラ。出発すれば下館に向かうほど乗客が少なくなるような感じです。盲腸線の起点側が乗客が一番少ないのは、被災前のくま川鉄道みたいです。

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13:49、下館に到着です。降りたのは10人以下でした。

今日は朝5時から何も食べておらず、お腹が空きました。しかし着いた時間が悪かった。目を付けていた下館駅南口駅前のラーメン屋さんは、お昼の営業時間が終了。他に食べるところも無さそうですので、14:06の水海道行に乗ることにします。乗換の水海道にも適当な飲食店無し。15:37、結局取手まで戻ってしまいました。ここまで来たら我孫子まで戻って唐揚げそばでしょう。久々に食べました。もう年なので唐揚げは一つにしておきました。

(乗車は2022年1月)

前の記事:関東鉄道常総線 単行快速列車で水海道から下館へ
関連タブ:真岡鐡動

関東鉄道常総線 単行快速列車で水海道から下館へ

関東鉄道常総線の取手水海道間で旧型気動車を満喫した後は、下館側に抜けて、この路線を完乗します。

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乗るのは守谷始発の快速65列車で、水海道を9:51に出発し、10:27分で終点下館に着きます。33.6㎞の距離を各駅停車だと50分前後かかるところを、36分で走り抜けます。

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3割座席の埋まったロングシートは、きちんとソーシャルディスタンスが保たれ、間に入りにくい。最後尾に立って水海道駅を後にします。

一番前に立ってかぶりつきをしないのは、乗務員さんの運賃の収集の邪魔になるかと思ってのことなのですが、前をよく見れば、運転室後ろに運賃収集箱がセットされていません。そうかそうか、この快速列車は、駅員さんのいる駅にしか停車しないんだな。それなら遠慮なく一番前に立たせてもらいましょう。

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ここからは前方の風景、しれっと北水海道を通過します。

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中妻を通過。

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ちょっと減速して三妻を通過。いいなぁ、この感じ。そうそう、駅間で飛ばすわけでもなく、淡々と小さな駅を通過する走りっぷり、国鉄時代の単線ローカル線を行くキハ28・58の急行列車みたいだ。

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南石下を通過。どの駅にもホームで列車を待つ人が一人もいない。これもローカル線の急行列車にあった光景です。

この辺りで右車窓、平坦な市街地の真ん中に大きなお城が建ってるぞ、なんでこんなところに…。調べたらやっぱり城ではなく、1992年竣工の常総市地域交流センターとのこと。

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石下に到着。ここは停車します。すれ違うのは2018年デビューの5020形。1993年デビューの2100形からスタイルが変わっていません。

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玉村を通過。こういう快速列車のかぶりつきは楽しい。

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宗道を通過。どの駅もホームに誰もいない。

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ちょっと大きな駅が見えてきました。下妻です。

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水海道を出て、初めてホームに立つ人を見ました。たった一人ですが、

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水海道手前では正面に見えていた筑波山は、右手に移動してます。この山には筑波山ケーブルカーと筑波山ロープウェイがあり、どちらも未乗車なので、いつかは登る山になります。それにしてもどうして筑波山ロープウェイは鉄道事業なんでしょう。

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大宝です。上り各駅停車を待避線で待たせて、しれっと通過。ちょっとした優越感を感じられます。

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騰波ノ江を通過。交換設備の有効長が長いのは貨物列車が走った跡か。

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黒子を通過。

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大田郷を通過。人がいなくて誰も住んでいない土地みたいですが、鉄道を利用する人が少ないだけで、幹線道路沿いは賑やかなんでしょう。

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そろそろ終点の下館です。右にカーブしてJR水戸線と合流します。

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広い構内が見えてきました。素晴らしい走りっぷりで、気持ちのいいかぶりつきを楽しむことが出来ました。

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ホームでは2本の単行が並びます。

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先着していた方は、鉄道むすめのラッピング車。こういうラッピング車、昔は許せなかったですが、今ではすっかり慣れて、ちょっと好きかも。

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水戸線もここで交換で、4本の列車が並びます。

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E531系付属編成の5両は、ここでは長大編成に見えます。おそらく2,3両で充分なのでしょうが、現在のJR東日本の交直両用電車で一番短いのが、これだったと思う。

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萌えキャラ車が出発します。半分は違うキャラが描かれていたんだ。

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外に出ます。こちらは北口で下館駅の賑やかな方です。ステンドグラスの小綺麗な駅舎に、駅前のショッピングセンターを改装した?筑西市役所が何より目を引きます。ここは私個人もふるさと納税で縁があるので、なんとなく親近感を感じます。それにしても駅前に人がいません。

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そしてこちらは初めて来た反対側の南口。関東鉄道の管理している側のようです。寂しい感じですが、こちら側の方が、タクシーの運転手さんがいて、駅前の飲食店の店員さんが店先で準備しているので、人の気配がちゃんとあります。

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乗車して来た旧塗装2403です。

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昭和のデザインの駅舎の出っ張った部分、中はどうなっているかというと、

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今は何も使われておらず締切の状態で、ちょっともったいない。設置型のカラオケボックスを中に入れられればよかったです。

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改札口と切符売り場もなんとなくホッとする昭和の雰囲気です。しかしこの下館駅、3社が乗り入れ、南口北口両側に改札があって、常総線ホームにも改札があって、とても複雑です。私は常総線取手~真岡鉄道益子間のフリー切符ですり抜けてしまいましたが、改札が多すぎて逆に無賃乗車が出来てしまいそうです。

(乗車は2022年1月)

前の記事:関東鉄道常総線の旧型車2(310形にも乗車・水海道で撮影)
次の記事:2度目の真岡鐵道真岡線乗車記
関連タブ:関東鉄道

関東鉄道常総線の旧型車2(310形に乗車・水海道で撮影)

(1)の続きです。

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取手から乗車した0形001+002編成で水海道に7:47到着、4分後に折返すこれで取手方面に戻り、1本前を先行して走る元国鉄キハ17の315+316編成を追いかけてみます。

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またかぶりつき席に座れました。すれ違う列車の写真は、みんな逆光なので割愛しますが1枚だけ…、守谷ですれ違った5011+5001。往路で撮れなかった青と黄色のラインの新型車です。撮りたかった旧型車003+004は、島式ホーム駅ですれ違ってしまいました。

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8:13、ゆめみ野で降ります。

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お目当ての310形が来るまでの20分、ここ、ゆめみ野駅ホーム下館側で撮影します。うまくすれ違いのシーンが撮れればいいなぁ、望遠レンズを持ってくるべきだった。しかし時刻表を見てみると、ここだと往路に守谷で見た、復刻塗装の2401が撮れないのに気づきます。そこで一つ水海道側の駅に移動することにします。

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その1区間乗車した列車の車内から撮った写真で、旧塗装で幕車の2102。これも取手ですれ違ってしまったため先ほど撮れなかった編成です。

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なかなかいい雰囲気の稲戸井駅で撮影します。上り46列車で2306+2305。

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下り49列車で2303+2304。

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復刻塗装が来ました、赤いから目立ちます。

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上り48列車で復刻塗装2401+旧塗装2406。復刻塗装…と、いうより阪神赤胴車みたいではないですか。

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そして来ました、下り51列車で315+316。元キハ17車両に乗車します。

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運転室壁には製造プレートがあって「新潟鐵工 昭和52年」、45年前になるのか。元キハ17といっても、45年前に車体を新造し、その後エンジンも台車も交換してしまったそうなので、どこにどんなキハ17の部品が残っているのか疑問です。

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またまたテーブル付きかぶりつき席に座れます。今日は運があります。

ちなみに私は一度だけキハ10系に乗ったことがあります。小学5年生の時、東京近郊区間大回りきっぷ旅行中の相模線で乗りました。狭苦しくて薄汚くて本当にボロ、よく乗る八高線のキハ20が、いかに完成された車両だったことを認識します。

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空いてきたので車内を撮影。ドア前のスロープが面白い。乗る時ちょっと足がつっかかる感じです。

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そして最後の区間、小絹~水海道間は、駅間距離が長く、思いっきりスピードを出すのでとても楽しい。

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2度目の水海道に到着します。

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反対ホームから315側。

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316側

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後ろに続いていた下り53列車の001+002が水海道に到着します。ホーム先端からの写真ですが、絶妙な光線で、旧型キハがとても格好良く撮れたと思います。顔は平面だと思っていたのですが、僅かに傾斜が付けられていたのですね。

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窓配置は昭和の赤い丸の内線と同じです。

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旧型キハが並びます。反対側に行けば、格好いい幌付きの並びが見れるのですが、

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310形の315+316はすぐに発車、車両基地に回送されます。

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朝に1往復するのみの運用ですので、一番古い310形がぴったりなのかもしれません。

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001+002の方は、下館からの単行と接続し、

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上り58列車で取手へ出発。もう一往復して入庫します。

* * *

次は駅でレンタサイクル借りて、水海道車両基地まで行ってみます。

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その途中で撮った2300形の2連。関東鉄道の旧型車は格好悪いですが(個人の感想です)、新型車は実に格好良い。特別車両のようなゆったりとした窓配置、ニューヨークの地下鉄みたいに車体隅に記されたナンバーがとても魅力的です。

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ママチャリを漕いで2.2km、水海道車両基地の南端に着きました。旧型車が大集結してます。フェンスの上から撮影です。銀色に輝くグローブベンチレーターがいいなぁ。

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今日運用に入った旧型車で、左が315+316、右が003+004。

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左が005+006、右奥が007+008、どちらも2021年に引退してます。それにしても気になってしまうのが左のモーターカー、いい顔をしている。

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こちらも個性的な顔立ちのモーターカー、奥にいるのが317+318。

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同じ列に並んでいた新型の2202も載せておきます。

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同じ列に並んでいた新型のクレーン車も。時間が無いのでゆっくりしていられません。戻ります。

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復刻塗装2401+旧塗装2406が帰って来ました。左は萌えキャラのラッピング車で、観光スポット紹介アプリ「ふらっと!294」とあります。

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DD502だ!もう長い間動いていないようです。

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元国鉄キハ30系もまだ残っていたんだ。だいぶ傷んでしまっています。

(乗車は2022年1月)

前の記事:関東鉄道常総線の旧型車1(0形で水海道へ)
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関東鉄道常総線の旧型車1(0形で水海道へ)

取手駅から関東鉄道常総線の乗りつぶしです。私は守谷から下館までが未乗車になります。それとこの路線に乗る時は、平日の朝しか走らない、旧型のキハ0形、310形に乗りたいと思ってました。常総線・真岡鐵道線共通一日自由きっぷ(1月は平日も使用可能)を購入して、ホームに降りると、

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やった、一発目でキハ0形を引き当てました。取手7:14発の水海道行31列車になります。

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ちょっと横に長いようなアンバランスな顔、快適さなど期待できそうにない昭和の丸の内線と同じ窓配置、安物の鉄道玩具を思わせるグロベンもろともシルバーで塗った屋根、鉄道車両の格好悪い要素が一杯なのですが、ここがこの車両の魅力かも(個人の感想です)。
001という車番もいい。他に例が無かったはずですが、2017年にTRAIN SUITE 四季島、2019年に西武のLaview、特別な車両が後に続きます。

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運良くかぶりつき席をゲットです。窓ガラスも綺麗で申し分ありません。下手なパノラマグリーン車より展望が良いです。

当初の予定では、二つ先の寺原で降り、朝のラッシュで複線区間を次々来る上り列車の中の旧型キハを撮影し、その後旧型キハで水海道まで移動する予定でしたが、このまま水海道まで乗り通すことにします。撮影もここから可能です。

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それでは出発です。すぐに左にカーブして、常磐線と別れます。私の大好きな非電化複線区間です。ここは初夏に乗車した時、線路側の新緑が眩しくて、とても素敵だった印象が残ってます。少しスピードを出せば、車端部だからか揺れる揺れる。国鉄キハ20譲りの台車なんです。

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すれ違う列車の1本目の24列車は、2100形の2105+2106。

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二つ目の寺原駅。ここは7,8年前、用があって降りたったことがあります。その時と雰囲気は全然変わっていません。たぶん複線化された80年代から、こんな感じなんだろうなぁ。

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26列車は2100形の2111+2112。

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ゆめみ野ですれ違う28列車は、ネットで拾い集めた情報では旧型車が入ることがあるようですが、この日は5001+5011。

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稲戸井出てすれ違う30列車は、0形の003+004。いい場所で来てくれました。

次の32列車は島式ホームの南守谷ですれ違ってしまったので写真取れず。2300形の2301+2302でした。

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つくばエクスプレスとの乗換駅の守谷に着きます。右端に停車している34列車の前は、復刻塗装車の2401。次もこんなところですれ違ってしまって残念。ここでガラガラになるかと思いきや、そうでもない。ここから私の初めて乗車する区間です。

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つくばエクスプレス開業前は、つくば市のバス路線の拠点だったという新守谷駅、使われなくなった3番線が悲しい。すれ違うのは36列車で2309+2310。

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最後の1区間、小絹~水海道間は、駅間距離が4.5㎞もあり、スピードを出して駆け抜けます。揺れる揺れる。途中で右手に水海道の車両基地が広がります。

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筑波山!複線非電化。常総線ならではの光景。複線非電化は、日本では珍しい光景ですが、JR東日本の「電車をハイブリッド車両等に置き換え、電化設備を撤去」の発表の通り、これからはどんどん増えてゆくはずです。

さぁそろそろ来るか。水海道到着前にすれ違う40列車は、水海道・取手間を1往復しかしない運用で、たいてい旧型キハが運用に就くようです。

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本日3本目の旧型車!まずまずの場所で来ました。310形の315+316です。元国鉄キハ16・17だった経歴を持つ車両で、おでこの形状が違います。これはぜひ乗っておきたい。

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7:47、水海道駅に着きます。

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今日の朝の取手側の運用状況を把握できました。旧型キハのかぶりつき席には、ちょうどいい大きさのテーブルがあって、プリントアウトした時刻表に充当された車番を記入してました。周りからは怪しいおっさんに見えたかも。

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構内踏切を渡って反対ホームから写真撮影。ホーム屋根の影が掛かってしまい、いい写真は撮れません。到着して4分後の7:51に取手に折り返すこれに乗って、キハ315+316を追っかけてみます。

(乗車は2022年1月)

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おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,002.5kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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