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養老鉄道養老線乗車記2(大垣~揖斐)

養老鉄道乗りつぶし、次は大垣8:46発の揖斐行に乗車します。今度は近鉄車が来て欲しいなぁ、

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来ました。ラビットカー塗装車ですので大当たりです。停車してドアが開けば、ホームはたくさんの通勤通学客であふれかえります。

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この車両D06編成は、近鉄南大阪線の名車ラビットカーの生き残りで、貴重なものとのこと。

ちなみに私は、養老鉄道の元近鉄車は、すべて1067mmの南大阪線の同形式車両だと思っていたのですが、こちらの養老鉄道愛たっぷりのファンが作成したサイトをみれば、実は違って出自はバラバラらしい。さすがは養老線、車両だって奥が深い。残念ながら私は、複雑な近鉄普通車の基礎知識を持ち合わせていないため、さっぱり理解できません。

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ラッシュと反対方向に向かいますので、車内はガラガラ。かぶりつき席は優先席になりますので、一つ後ろに座ります。近鉄車ならではのフカフカシートが心地よいです。そして信用乗車の養老鉄道ですので、こんなところに運賃箱があります。運転室からは切符がよく見えなさそうですが、ここは東急車に更新して、少し改善されることになります。

それでは出発です。クハですのでモーター音はせず優しい走りですが、ちょっと揺れる。桑名方面と別れるとすぐに室に到着。90度カーブして北を向いて東海道本線の下を潜るのですが、線路と枕木が下から見える構造の桁橋ですので、昔は汚物を浴びることがあったかもしれません。そして北大垣。養老線は駅間距離がどこも長かったですが、こっちは短いです。

しかし北大垣からは長い、スピードをグングン出して進みます。そして縦揺れがすごく大きい。揺れるというより跳ねる感じです。私と反対側の車両の隅に座ってる女性は、ヒョコヒョコ跳ねながらスマホを見続け、酔わないのか心配になります。さすがはラビットカーだな、看板に偽り無しと言ったら怒られるか。なんだか楽しくて顔がにやけてしまいます。

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次の東赤坂では交換しますので、ちょっとかぶりつき席に行ってみます。来たのは設立者が同じということで誕生した京急色D04編成だ。鉄道車両の色は、本当に自由になりました。ちなみにこの電車は、このサイトによると、大垣に着いたら、夕方まで西大垣でお昼寝となります。(情報ありがとうございます)

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左に鉱山が見えてきました。美濃赤坂の先にある金生山で、石灰石を運ぶ赤いホキが今も活躍しているところです。私にとって未乗車の僅か1.9kmの東海道本線美濃赤坂支線は、この日にちょこっと乗ってくることも可能なのですが、時間をたっぷりとって貨物も見たいため、別の機会にしたいと思います。

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うまく写真で表現できませんでしたが、長いつり革がせわしなく揺れます。この天井についたファンは、新しく付け足したのかなぁ。広神戸では自転車を持ち込む人がいます。私は初めて見ました。無料で持ち込めるというのもビックリで、とても便利そうです。

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池野で交換するのは、「養老線全通100周年」の系統板をつけた3連の元近鉄車、D21編成になります。

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もう優先席に座らせてもらって、かぶりつきをしてもいいでしょう。終点の揖斐駅が見えてきました。線路は1本だけですが、架線柱だけは今も横に広がり、かつては貨物を取扱っていた跡が残ります。

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可愛らしい終着駅ではないですか。でもこんな場所の終着駅でどんな貨物を扱っていたのでしょう。

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9:10に到着。ホームで写真を撮ります。後から気付いたのですが、運転室ドア後ろにウサギがいます。

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ローカル線の木造駅舎の見本のような揖斐駅。駅員さんが検札するものポイントが高いです。

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ラビットカーは揖斐で8分停車して折り返します。天気もいいしどこか順光で手軽に撮影できないかと思ったのですが、8分後のラビットカーで戻ります。

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大垣側のかぶりつき席は、優先席ではないので座っちゃいます。7700系でも気になっていた窓の吸盤は、「サイクルトレイン」のサボをつけるためのものだったのか。

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交換駅の池野で降ります。これが今回の旅行で一番きれいに撮れたラビットカーの写真です。足回りが見えないですが・・・。

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対向ホームのこの池野駅で1本写真を撮って帰ろうと思います。無人駅ですが、駅舎は「まちづくり工房霞渓舎」という地元の人のためのフリースペースになっています。後で知るのですが、養老鉄道の電車のクリアファイルやマスキングテープといったグッズも販売しています。寄ってけばよかったです。それと、これも後で知るのですが、養老鉄道が誕生した時の終着駅でもあります。

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20分待って来るのはさっきこの駅ですれ違った3連のD21編成。揖斐線は南北に線路が敷かれていると思っていたのですが、この付近だけ東南東から西北西に敷かれていて、完全に逆光になってしまいます。

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後追い写真。

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また20分後、揖斐で折返して来たD21編成で大垣に戻ります。

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一番空いていそうな最後尾に乗車します。車内はこんな感じ。さっきのラビットカーと違いはよく解りません。でもあんまり揺れない。

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近鉄車のカーテンは、完全に開けるか完全に閉めるかのどっちかで、途中で留めることが出来ないんだよな。これは良くないと思うところ。

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東赤坂で交換、ラビットカーが来ると思っていたのですが、桑名から大垣まで乗った、緑歌舞伎の7700系TQ12編成が来ました。

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大垣に到着。また7700系(TQ03編成)がいまして並びます。元東急車の製造年は昭和39~43年、元近鉄車の製造年も昭和38~45年と、大して変わらないのですが、両方乗り比べる形となり、新車同様に蘇るバットカーの凄さを実感しました。

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外に出ます。ラッチに立つ駅員さんの姿が、格好いいです。

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最後に桑名方面から来たD24編成の写真を撮って、名古屋に戻ります。

(乗車は2019年9月)

しばらく更新お休みします。

前の記事:養老鉄道養老線乗車記1(桑名~大垣)
関連タグ:養老鉄道
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養老鉄道養老線乗車記1(桑名~大垣)

次は養老鉄道養老線の乗りつぶしです。この路線は、三重県桑名から岐阜県揖斐まで57.5km、なんと開業して100年という歴史ある路線で、開業から戦時中までは保有する会社がコロコロ変わり、その後は近鉄の路線となる時代が長く続きますが、赤字により2007年に経営分離、養老鉄道となり沿線自治体から支援を受けつつ現在に至ります。

ここも旧近鉄車から旧東急車(まさかの7700系!)に車両を更新中でして、できれば近鉄車に乗っておきたいところでしたが・・・

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近鉄の特急券販売窓口で養老鉄道一日乗車券を購入し、構内に入りますと、桑名7:13発の大垣行は東急7700系でした。乗るのはこの列車だけではないので、近鉄車にもそのうち会えるでしょう。

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大垣側の車番は7712、2012年10月に東急の池上線と多摩川線を乗りつぶしの時に写真を撮ってたりしてないかなぁと探してみれば、

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出てきました。

とにかくこの車両は凄い。1960年代に7000系としてデビューし、東横線の地下鉄日比谷線直通として主に活躍、1987年の後継車1000系のデビューで東横線を追われた後は、日本各地のローカル私鉄に転属したグループと、東急に留まりVVVF化され目蒲線や池上線で活躍したグループに分かれます。デビューから50年を超え、一部のローカル私鉄転属組では引退したのもいますが、東急居残り組が、ここでまた地方鉄道に譲渡されるとは、思いもよりませんでした。しかし50年前の車両とはいえ、車内は更新されて古さは全く感じられませんし、走り出せばVVVF車、養老鉄道はこの車両をあと30年使うとのことで、ここまで来ると、恐るべしバットカー、長く活躍し過ぎであります。

乗車した電車は、通勤通学ラッシュと逆に進みますので車内はガラガラ、先頭車で一番前の進行方向右側座席を確保しつつ、桑名出発時はちょっとかぶりつきをしちゃいます。

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それでは、近鉄(左側)とJR(右側)の間から出発します。この脱線ポイント?は、国鉄時代に貨物が行き来していた名残でしょうか。

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近鉄の下をくぐると、左手に台車交換所が見えます。台車交換所なんてユーラシア大陸の国境みたいで凄いではないですか。ちなみに近鉄は、京都から吉野まで直通特急を走らせる目的で、フリーゲージトレインを開発するとのこと。楽しみであります。

見所が終わって席に戻ります。ローカル線にしては飛ばし、大きく縦揺れします。次の播磨に停車、ワンマン運転で、運転席後ろに運賃箱がありますが、全部ドアが開きます。

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二つ目の下深谷で交換します、なんとまた7700系です。こっちは2連で、高校生がいっぱい乗車しています。

この辺からは揖斐川の左側のすみっこを走るのか、左側の景色は雑木林、右側は田んぼと住宅。前方に山も見え、ローカル線らしくなってきました。線路際の緑も豊かになって、夏の信州みたい。下野代では車掌さんがホームに降り切符を回収しています。次の多度は雰囲気のいい駅で、何よりラッチに駅員さんが立つ光景が絵になります。交換はしませんがここでは1分の停車。

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美濃松山で交換、やっと旧近鉄車を見ることが出来ました。2枚の系統板を下げて格好いいなぁ。1枚はひょうたん型だ。すれ違ってびっくり、キティーちゃんのラッピング電車でした。

石津を出ると古い造りの短いトンネルがあって、気持ち徐行して通過します。ここが三重県と岐阜県の県境?地図を見れば天井川の下をくぐるトンネルでした。県境は、さっき美濃の付く駅があったとおり、とっくに過ぎていて、なんとなく乗客も入替って、現在この車両は高校生が7人ぐらい。美濃山崎を出るとまた短い石積みトンネルがあって、これも天井川。

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駒野では交換のため5分ほど停車、ちょっと降りてみます。

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対向電車はなんだろう。また7700系だ。

美濃津屋から養老までは、駅間距離が長く、森の中を右に左にカーブを切って進みます。スピードも出すのでよく揺れます。左手に削り取られた鉱山が見え、地方の盲腸線の最後の一区間を走っているような雰囲気です。

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養老に到着、ここでは5分停車します。

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1番ホーム屋根には、ひょうたんがぶら下がっています。養老と言って連想するのは、やっぱりお酒ですよね。

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駅舎の脇にはラッチがあります。昔は臨時改札が開かれるほど賑わいがあったのでしようか。

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養老で交換するのは3連の近鉄車。初めてまともな元近鉄車を目にします。

養老を出発、ちょっと走ると、今までは雑木林しか見えなかった(ような気がする)左側の視界が開けて住宅地が広がります。養老の次の美濃高田は、ホームに立つ人がいっぱい。ここから大垣方面への朝のラッシュが始まるようです。外が見えなくなりそうですので、ここから運転室後ろに立って、かぶりつきを楽しむことにします。

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美濃高田を出てしばらくすると、田んぼの中の路線が、いきなり高架路線になります。見えてきた駅は烏江駅。どうしてこんなことになったのでしょう。Wikipediaによれば、河川の改修工事の関係らしい。

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烏江を出れば、急カーブで方向を変えます。高架区間のこの架線柱は、赤く塗ったらプラレールの架線柱みたいです。

大外羽に到着寸前、一人の乗客が、私の立っている横の運賃箱にお金を置きます。ここにいたら邪魔だったか。中央の運転室ドアの後ろに移動します。

ところがお金は運賃箱に置きっぱなし、これで大丈夫なんでしょうか。と、大外羽に到着してドアが開くと、運賃箱に置かれた小銭がチャリンと落ちて回収されます。そうか、ドアが開く前だと運転手さんが確認出来ないか。

養老鉄道の無人駅での運賃収集システムは、ちょっとルーズな感じです。無人駅でも全てのドアが開くし、車内で運賃を回収するにせよ、運転室と運賃箱のある客室は完全に仕切られている。これが信用乗車というやつなんだな。ちなみに桑名から大垣までで、この運賃箱が活躍したのは、この一回きりでした。

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乗車はどんどん増え、大垣の一つ手間の西大垣で2連の元近鉄車と交換。左手に車両基地があるのですが、車内混雑でよく見えません。

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最後の1区間、左手に揖斐線が来て単線並列区間になり、大垣駅が見えてきました。

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8:31、終点大垣に到着します。まずは人の少ない後ろの7912側から撮って、

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空いたところで前の7712を撮影。

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揖斐方面の2番線、このホームと線路の形は、昔、機回しをしていた頃の名残りのはず。ところでここで機回してたなんて、一体何十年前の事なんでしょう。

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そしてJRとの間にある留置線、これもどういう用途で使用されていたんでしょう。

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桑名方面1番線、こっちの横のスペースも、機回しするための線があったのでしょうか。養老線は、いろいろと奥が深そうです。

(乗車は2019年9月)

前の記事:関西本線のDD51をちょっと見る
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関連タグ:養老鉄道

関西本線のDD51をちょっと見る

名古屋での用も無事に終わり、夕方、本日の宿を予約してます桑名まで関西本線で移動します。快速で25分の距離ですが、普通列車で途中下車しながら、DD51の牽引する貨物列車を見てみようと思います。

名古屋15:58発の普通桑名行に乗車し、運転室後ろに立ち、どこか簡単に撮影出来そうな駅はないか探してみます。早速次の八田駅で下車。15:51に稲沢を出発する8075列車を上りホームで待ちます。下りホーム1番線を通過するものと思っていたのですが、放送があり、上りホーム側2番線(待避線になっている)を通過するとのことで、急いで下りホームに移動です。

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間に合いました。久しぶりに見るDD51です。私としては北海道のブルトレ以来、貨物を引くのを見るのは何年ぶりになるんだろう。この8075列車は、前位がDD51、後位がDF200の重連という面白い運用で、ファンに注目されている列車。そしてDD51の車番は1801。DD51 1801は、私が撮り鉄に夢中だった高校生の時に佐倉機関区にいた機関車ですので、本八幡や下総中山で撮っているはず、30年以上ぶりの再会かもしれません。

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ホームを外れて停車します。おっ!オリジナルカラーの12200系。

何分後に出発するのでしよう、そして次はどこで退避するのか、とにかく細かい運転時刻の情報が欲しい・・・、とグーグル先生に聞いてみますと、こんな素晴らしいサイトがあるではないですか。個人でダイヤを作成して公開されている方で、欲しかった情報がすべて詰まっています。感謝いたします。

この方の作成されたダイヤによると、8075列車は次は弥富で停車します。その手前で降りて撮ってもよし、弥富で来るのを待って、近鉄でさらに追いかけることも可能かもしれません。

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この八田は名古屋の隣の駅ですが、停車する普通列車は23分後(昼間は30分来ない)になります。写真はロングシート211系の快速で、交換のために停車はしますがドアは開きません。

やっと来た混んでる八田16:27発の電車に乗車して、一番前でかぶりつき。沿線の所々で、ゴツい三脚にでかいレンズの、気合の入った撮り鉄さんの姿をチラホラ見かけます。太陽が沈む時間がどんどん早くなる今の季節、来春には存在するかどうかわからない、DD51とDF200の重連運用を写真に収めるのに、皆さん焦っているのでしょうか。

だんだん暗くなってきました。私のコンデジでは走っている姿を、きっちり止めるのは無理そう。停車する弥富まで行ってみます。降りた弥富駅は、対向する長いホームの間に中線があり、停車する列車の写真を撮るのに最高の駅ではないですか。

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待つこと約25分、来ました。

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停車するので一人で撮り放題、そしてDD51との語らいの時間、昔の周遊券や青春18きっぷでの旅行を思い出します。

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この色のDD51更新機は、初めて間近で見ます。艶の無い黒で塗られた窓回りは、昔のヒーローがマスクつけているみたいで、以外と格好いいなぁ。

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後ろはDF200 205。北海道の機関車が中京地区に転属してくるとは思ってもいませんでした。でも国鉄時代は当たり前に行われていたこと。

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ここでは16分停車して出発します。出発シーンは動画で撮影してお見送りします。機関車の発する音が、当たり前ですがぜんぜん違う。

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ここ弥富は名鉄電車も見られます。形式はよく解らないのですが銀色の電車。

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こちらは赤いの。

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津島側はいかにもローカル線といった雰囲気。余談ですが名鉄には尾西線と西尾線があるのが面白い。

***

後続列車に乗って桑名で降りれば数分後、もう一本DD51が牽く貨物列車を見ることが出来ます。四日市を17:14に出発した2084列車です。

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上は動画で撮影したののキャプチャー画像です。DD51が迫ってくるときの、
ズズン・・・チャチャ、ズズン・・・チャチャ
の音を久々に聞けました。これが現役で貨物を牽引するDD51を見る最後になりそうですが、とりあえずは満足です。

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それにしても桑名駅はすごい。DD51貨物やDC特急の走るJR関西本線、バラエティー豊かな特急街道の近鉄(おっ!しまかぜだ)、渋さ際立つ養老鉄道。

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そしてこれ。鉄道ファンにとってはアトラクションがいっぱいで1日で回りきらない遊園地みたい。

これだけのジャンクション駅なのに、駅の雰囲気は思いっきり昭和のまま。そして駅前のほとんどシャッターの下りた商業ビルは完全に昭和。そのビルで夕食を食べます。

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関連タグ:JR東海

名鉄豊田線・名古屋市営地下鉄鶴舞線乗車記

梅坪からは、名鉄豊田線と、直通する名古屋市営地下鉄鶴舞線の、合計35.6kmをまとめて乗りつぶします。

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乗車する梅坪9:56発の電車、来たのはなんと、名古屋市営地下鉄の3000形だ!
名古屋市営地下鉄鶴舞線は、現在、車両の世代交代の真っ最中。この引退する3000形に乗れて、ちょっとは写真が撮れればいいなと思っていたのですが、運用数の減る昼間の時間帯は滅多に来ないとの事で、無理に待つのは止めようと思っていました。それが一発で当たるとは、ここで運を使い果たしてしまったみたいで、ちょっと怖いなぁ。

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昭和59年というと1984年か。35年の活躍というのは、最近ではまだまだ、という感じもします。3000形は、最初に登場したのが1977年でして、1984年製は最終ロットに当たります。

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運転室ドア後ろの窓から、かぶりつきを楽しみます。写真左に見えるのは愛知環状鉄道線の高架で、その上を跨ぎます。その後は100km/hで飛ばす飛ばす。先頭車ですが電動車なので、モーターの音もうるさくて、なかなか楽しいぞ。(ちなみにこの3000形は全車電動車でした)

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写真は浄水と三好ヶ丘の間の光景。緑の多い新興住宅地の中、線路はアップダウンも多く、トンネルもあり、走りの豪快さといい、狭い窓から前しか見てないですが、まるで東急田園都市線です。緑豊かな大きな池(愛知池)も車窓に花を添えます。

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ピントが汚れたガラスに合ってしまいましたが、日進駅では3000形とすれ違い。けっこう走っているんだな。

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しかし赤池駅手前で見える名古屋市交通局の車両基地には3000形の姿は無し。

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ここから地下区間になります。

2面3線の赤池に到着。ここで名鉄豊田線から名古屋市営地下鉄鶴舞線となります。乗務員も交代です。やはり、ここで運転室仕切り扉の窓のカーテンは下ろされてしまいました。後ろの座席に腰掛けます。

7人がけの座席に6人が均等に座るのも、久々に見る光景で、このへんはやはり昭和の電車です。それと壁のパネルはずいぶん黄ばんでしまってます。昔からこんな色だったのでしょうか。そういえば営団3000系もこんな感じでした。

キンキンの冷房が気持ちよく、ウトウトしてしまい、気づけば環状線内で、車内も混んできました。駅はどこも対面ホームの同じような作りで、壁のタイルは同じように色褪せ、柱に巻いたアルミパネルも光沢を失い、この電車と同じように草臥れかけています。

伏見でどっと下車、座席一列に2人しか座らないぐらいになります。そういえば名古屋の地下鉄の車内放送は、何カ国語かでされてた気がしますが、この路線は日本語だけです。丸の内から島式ホームになり(開通時期が違うからか?)、最後の地下駅の庄内緑地公園手間には、ここが終点だった名残なのかポイントがあり、乗客の数が座席一列に一人しか座ってないぐらいに減り、いよいよ地上に出ます。

地下から高架まで坂を上りきり、10:52、上小田井に到着しますと、隣のホームにも3000形が停車しているぞ!

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犬山線の岩倉まで乗車するのは止めて、ここで下車します。3000形の並びを収める事が出来ました。(左は3818、右は乗車した3822)

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ステンレス車で切妻なんだけど、パノラミックウィンドウ、面白い顔してます。他に似たようなのはないはず。ダサいけど、いや、ダサいところが格好いいタイプです。2本の編成は同時に発車して、視界から見えなくなりました。

さて、岩倉に行った3000形、日進ですれ違った3000形は、何分後にここ上小田井に来るだろう。調べてみれば、だいたい40分後になります。乗車券の運賃計算方法が、ややこしそうなところなので、一回外に出ます。

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せっかく上小田井で降りたのだから、近くにある城北線の小田井駅を見に行こう、と足を進めるも、これを見て止めにします。9月になりましたが、まだ日差しも強く、汗だくになってしまいました。

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上小田井のホームに戻りまして電車の撮影です。これはN3100形のN3103。3000形に替わって現在増備されている新車です。

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11:34、私の乗車した3000形3122編成が岩倉から戻って来ました。

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急いでホーム移動し、11:37、日進ですれ違った3000形3120の編成が、地下から顔を出して到着します。

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赤池側でも3000形の並び(3120と3122)の撮影が出来ました。この日はツキまくり、やはりここで鉄道の運は使い果たしてしまったようで、翌日の朝はしっかり外れクジを引くことになります。

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3120の方はこの駅止まりなので、一旦引き上げ線に入ります。

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名鉄豊田線と名古屋市営地下鉄鶴舞線に乗車しておいて、この車両の紹介を後回しにしてました。犬山方面ホームに移動して撮影した名鉄100・200系です。ヘッドマークと言うのか、系統板のステッカーは「ラグビーワールドカップ2019日本、ホストシティー豊田」。

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名鉄100・200系というのも、Wikipediaの解説を見れば実に奥が深い(私はすべて100系で同じものだと思ってました)。写真の左の先頭車の車番は241で、200系ではなく、100系4次車にあたる200番台の車両。右に来たのは車番が146で、100系3次車という1本だけの存在。細かい解説はここでは省略で、6次車まであり、抵抗制御車はVVVF車に更新され、全車健在。兄弟車である名古屋市交通局3000形が引退するのに対し、いつまで走るんだよ、といった感じです。子供の頃は名鉄らしくない車両と思っていましたが、今は、最後まで残る昭和末期生まれの、いかにも名鉄らしい車両になりそうな予感がします。

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引き上げ線から3000形3120編成が出てきました。

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撮っておきたかった場所です、3000形は4両→6両化する際、車両を新造せず先頭車を中間車に改造して組み込んでいます。

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側面だけ見ると、ステンレス車体に窓が小さめ、なんだか韓国の地下鉄がこんな感じではなかったでしたっけ。

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地下へ下ってゆくのをお見送り。満足に3000形の写真が撮れました。名古屋に戻ります。

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上小田井から名古屋まで乗車した普通電車はなんと2両編成。激混みかと思いましたがガラガラで、かぶりつき席に座れました。新しい電車は楽しいです。本日乗車した名鉄6000系、名古屋市交通局3000形といった昭和の電車は、写真を撮る被写体としてはいいのですが、前面展望が楽しめないのです。写真は名鉄の線路の面白いところで必ず紹介される枇杷島分岐点です。

(乗車は2019年9月)

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関連タグ:名鉄地下鉄路線

名鉄三河線(知立~猿投)乗車記

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名古屋で午後に用がありまして、早起きして午前中に3本の愛知県の路線の乗りつぶしをしてきました。今年5月の天浜線の時と同じく、東京6:26発ひかり501号に乗車し豊橋に7:58着、次は8:15発の上写真のパノラマスーパー連結の名鉄特急で知立に8:46到着。

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知立からは4分の接続で8:50発の三河線猿投行に乗車します。この三河線は、海側を1990年代前半に乗車したことがあるのですが、山側が未乗車でした。

電車は4両編成の6000系で、運良く一番前の席が空いていましたので座っちゃいます。ところが前面の展望は、高運転台かつ窓台に何かの機器を乗せてますので、背筋を伸ばしても全く見えません。中央の窓の後ろは、おそらく保線の作業にあたるヘルメットを被った方が仁王立ちしてますので、運転席の後ろに立つことにします。

それでは出発。一番海側の線路からシーサースクロッシングを渡ると、Y字ポイントとそれに続く同じ半径の急カーブで、きれいに碧南方面と猿投方面が別れます。プラレールみたいな配線がなんとなく名鉄らしいです。名鉄本線をアンダークロスすると、すぐに三河知立駅。島式ホームの交換可能駅ですが、側線があり、そこにはホームの跡もあります。昔は貨物の取り扱いでもしていたみたいです。帰って調べてみれば、ここが初代の知立駅だったんだそうで、名鉄本線の三河線をまたぐ高架上には、1968年まで東知立駅があったとのこと。今度名鉄本線に乗った時はしっかり見ておこう。ここで交換するのは、2連の6000系を連ねた4両で、前は大窓車、後ろは小窓車というマニア受けしそうな編成。

ここからは単線の長い直線を80km/hで淡々と走ります。すると突然、複線高架路線になり、しばらくして三河八橋駅。愛知環状線みたいに、複線の高架路盤に片側だけ線路がある区間をちょっと走って高架を下りれば、元の木の枕木の茶色い路盤、程よい揺れの普通のローカル線に戻ります。若林で交換するのは2両。ここからはところどころに木製架線柱も見えます。

田んぼの中を走って次の次の土橋で2両編成と交換。2駅おきに対向列車と交換してます。この駅には留置線が何本かあって、名鉄豊田線~名古屋市営地下鉄鶴舞線に直通する100系が1本止まっています。

ここでは早朝に2本、100系の回送を兼ねた、ここ土橋発豊田市行という2区間だけ走る列車が存在します。そして面白いのが、事情があって行先方向幕を使用せず、貫通ドアに「豊田市」の大きな行先板を掲げて走ります。こんな情報はこのブログで知りました。これぞ名鉄スタイル!格好いいです。

木製架線柱の残る単線をまた走り、愛知環状鉄道線の高架下を潜ります。次の上挙母を出れば、単線のまま高架になって、正面に見える中層のビル郡を目指して走ります。そのビル郡に突っ込んだところが2面3線の豊田市駅。名鉄らしい(と私が思う)必要最小限の配線で、豊田線折り返しは真ん中の1線しか使わないようです。そしてここでも2駅ごとのお決まりで三河線同士交換、今度も2両。

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ここでほとんどの乗客が降り、保線の人もいなくなりましたので、空いた真ん中のドアの前に立ち、写真も撮っちゃいます。名古屋市交通局の3050形が来ました。

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豊田線が乗り入れる一区間だけですが複線高架を走ります。上挙母手前では愛知環状線に見下された感じでしたが、ここでは負けていません。

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梅坪で豊田線と別れます。ここの分岐ポイントも必要最小限で面白いです。

ここからは当然のように単線になりますが、高架のまま越戸駅に到着。2駅のごと交換の法則で、今度は4両固定編成です。上手いこと4両から2両にシフト出来ていると思っていたのですが、完璧にそれを行うのは無理なようです。高架降りると線路際の緑が眩しい。

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最後の中間駅の平戸橋は、三河線山側で唯一の棒線駅です。

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再び線路際の緑が濃い中を走り、そろそろ終点の猿投です。

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猿投駅が見えてきました。「猿を投げる」なんてワイルドな地名ですので、京王線の高尾山口みたいなところを想像していましたが、普通の平地にある駅で、車両基地まで併設されています。

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9:27、猿投に到着。37分の乗車で21.3kmの乗りつぶしが出来ました。折り返し知立行きとなるのですが、後ろ2両は車庫に入るので、前の2両に乗車して下さいとのアナウンスが流れてます。この列車も2+2だったのか。そして大窓車と小窓車。

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隣のホームの2連の6000系、奥には100系もいます。越戸駅のホームが長かったのは、6両の100系をここに送り込むためだったのか。

ところで、この三河線はほぼ終日15分間隔の運転で、隣の平戸橋は棒線駅、どのタイミングで、この100系の回送を走らせるのでしょう。時刻表を見れば、朝夕に15分間隔が大きく乱れる時間帯があります。そこで走っているに違いありません。

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駅の外に出てみます。ちょうど小窓車2連が知立に向けて出発。

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駅を跨ぐ歩道橋がありまして、上からさっきの100系が車庫内へ入っているのが見えます。

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想像していたのと全然違っていた猿投駅の駅舎。

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乗車した大窓車2連が車庫に入ります。

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2004年に廃止された西中金側。この末端区間には乗車出来ませんでしたが、反対側は同じく廃止された吉良吉田から碧南まで乗車しています。満員の2軸レールバスでして、もう最悪。その後知立までのクロスシート吊り掛け車が良かったです。

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ホームに戻ります。三河知立ですれ違った6000系の大窓車と小窓車の2+2編成が来て、ここで分割するかと思っていましたが、来たのは6000系4両固定編成。知立で交換されたみたいです。これがこのまま知立に折り返します。

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名鉄は通勤車両も横引きカーテンを装備。子供の頃は豪華で羨ましいなぁと思っていましたが、今はJR東日本209系から始まるカーテンの無い窓のほうが好き。

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車番を見るとトップナンバーの6001。そして6000系は1977年ブルーリボン賞を受賞していたのか。ローレル賞だと思っていました。そして42年前の車両になるんだなぁ。

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もう一回外に出て6001側を撮影、この電車で梅坪まで戻ります。6000系天国、赤い電車だらけの名鉄三河線でしたが、あと何年続くでしょうか。ちなみに帰りに越戸で交換したのは6002でした。

(乗車は2019年9月)

次の記事:名鉄豊田線・名古屋市営地下鉄鶴舞線乗車記
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QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。現在の未乗区間は約2,850kmで、今の生活パターンだとすべて乗りつぶすにはあと10年ぐらいかかりそうです。路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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