近鉄天理線

まずは乗車してきた急行大和西大寺行の3200系。これも調べてみれば1986年製だそうで、登場して37年にもなるのか。この車両が一般車で初めてツートンカラーを採用した電車とのことで、そういえば1980年代に登場した角ばったボディーの車両も、デビュー時は単色だったのを思い出しました。格好良かったよな。

古いの来た!普通橿原神宮前行は8000系のL86編成で1968年製。半世紀以上も本線で走ってるのか。

普通は退避線に入り、

特急が通過。先頭車両の大きな窓の喫煙室が目を惹きます。私は煙草をやめたので、ここには一度も入ったことがありません。東海道・山陽・九州新幹線の喫煙室が来春閉鎖されるそうで、近鉄がどう動くか気になるところです。

普通大和西大寺行を後追い。現役の8000系で、一番古い編成のようです(L81)。
それではそろそろ天理線のホームへ、

カーブした天理線ホームに停まる12:40発の天理行電車、平端始発なので2番線から出発します。

天理線ホームから天理側を望みます。先端は屋根なし。

この辺から橿原線を望むと、こんなに離れてる。
この天理線には2009年に乗車したことがあり、ここ平端駅の天理線ホームでは、ちょっとした思い出があります。
その日は年に一度の奈良での用務が午前で終わり、午後は吉野線に乗ってみようと、大和西大寺駅で橿原神宮前方面の電車を待っていました。来たのが京都発天理行の急行で、分岐する平端で乗換えればいいやと、先頭車に乗車して一番前でかぶりつき。
着いた平端駅の天理線のホーム、こんなに橿原線ホームと離れていたとは知らなかった。外は激しい雨で屋根も無し、降りるのを躊躇してたらドアが閉まり、そのまま天理まで乗車し、近鉄吉野線には、JRの桜井線・和歌山線経由で向かいました。この頃は「奈良大和路フリー切符」(東京から大和西大寺往復でほぼ元が取れる、昔のミニ周遊券に近い切符です)利用だったので、精算も無しでした。

それでは出発、平端を出るとすぐに上りとすれ違います。今度は古い電車で来ました。1973年製の8600系で、前に登場した8000系や8400系と、どう違うのと調べてみれば、8400系のデビュー時から冷房車バージョンが8600系とのこと。屋根をよく見れば、違いがあるのかもしれません。それと天理線の昼間の時間帯は、すべて線内の折り返しになってしまったんだな。

僅か6分の乗車で12:46、天理に到着。次に乗るJR桜井線の奈良行も6分後、急いで乗り換えます。
(乗車は2023年8月)
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