fc2ブログ

平成筑豊鉄道糸田線乗車記

田川後藤寺駅でキハ40系列車の発着をたくさん見たところで、次は平成筑豊鉄道の糸田線の乗りつぶしです。糸田線は伊田線金田駅から分岐し、伊田線と2kmほど離れたところをほぼ並行に走る、田川後藤寺まで6.8kmのミニ路線です。

L8060620_omd.jpg
乗るのは田川後藤寺15:20発の直方行。

L8060621_omd.jpg
車内はオール転換クロスシートです。イベント用の当たり車両の501でした。

L8064055_rx100.jpg
出発します。ここで線路の並び方を整理すると、左から
後藤寺線(0番線):草で埋もれて見えない
日田彦山線(1番線):草で埋もれて見えない
糸田線(2番線):今乗ってる線
日田彦山線(3番線):草に埋もれた右隣の線
日田彦山線(4番線):画面の外

L8064057_rx100.jpg
日田彦山線1番線に通ずる線と平面交差します。

L8064058_rx100.jpg
右手がJR日田彦山線の小倉方面になるのですが、草ぼうぼうで、まるで廃線跡ではありませんか。JR路線と第三セクター路線の並走区間は、線路に明確な違いが見られることが多く、中でもJR側はしっかり除草、第三セクター側は天然緑化のパターンが多いのですが、ここは逆です。

やっぱり田川伊田と田川後藤寺間は鉄道で移動したかったなぁ。しかしキハ40系だと、かぶりつきが出来ないので、草ぼうぼうの線路は見えないのです。

L8064065_rx100.jpg
しっかり除草された平成筑豊鉄道の単線線路を進みます。

L8064067_rx100.jpg
大藪駅です。明治時代に開業した駅ですが、1954年に廃止され、第三セクター後の1990年に復活してます。だから伊田線の新しい駅のように、ホームは鉄骨で組んでる。

L8064068_rx100.jpg
ん?左から合流する線路はなんだ?

L8064069_rx100.jpg
糸田線の中心駅のはずの糸田駅に着きます。ここは1面1線の棒線駅だったのか。昔からこの形のようです。

L8064072_rx100.jpg
糸田の次が第三セクター化後に開業した松山駅(上写真)。その次がこの路線の開業時からある豊前大熊駅ですが、ここも1面1線。

L8064074_rx100.jpg
右から複線の伊田線と合流します。短い路線とはいえ、1本もポイントなしで、ここまで来てしまったか。この路線は、添田側からの石炭輸送列車を、一度も方向転換せずに、筑豊本線若松方面に走らせるための、短絡線みたいな目的もあって建設されたのではと思ってましたが、実際は、金田側から伸びるセメント輸送路線と、後藤寺側から伸びる石炭輸送路線を繋げたものらしい。

L8064077_rx100.jpg
美しい3線区間。

L8064079_rx100.jpg
渡り線で真ん中の線路へ

L8064082_rx100.jpg
金田駅に到着します。ここには切り欠きホームもあったのか。列車はそのまま伊田線に直通します。ここからは、さっきも見た景色ですし、せっかくの転換クロスシート車、座席に座ることにします。

L8064086_rx100.jpg
周辺は緑豊かな山々が連なります。石炭採掘が盛んだった頃の山々の色合いは、今とは違っていたのでしょうか。

L8064087_rx100.jpg
駅舎の床屋さんは本日の営業を終えたみたいで、赤白青のクルクルサインは止まっています。

L8064088_rx100.jpg
直方に戻って来ました。

(乗車は2022年8月)

前の記事:田川伊田駅と田川後藤寺駅
次の記事:福北ゆたか線 折尾駅高架化による新しいルートに乗車
関連タグ:旧国鉄の第三セクター路線平成筑豊鉄道
スポンサーサイト



平成筑豊鉄道伊田線乗車記

博多から福北ゆたか線の快速に乗って丁度1時間で直方に到着、次の乗りつぶしは平成筑豊鉄道伊田線です。

筑豊本線の直方から日田彦山線の田川伊田まで16.1kmを結ぶこの路線は、石炭輸送を目的に1899年全通し、100年以上前の1911年に全線複線化されているという、輝かしい歴史を持ちます。景勝地を走るわけではありませんが、私の好きな複線非電化路線(=架線のない大空の下に複線線路が伸びるのが景勝です)で、乗ってかぶりつきするのを、とても楽しみにしていました。

L8060558_omd.jpg
JR直方駅は2面4線で立派な橋上駅舎ですが、平成筑豊鉄道の直方駅は東口階段を降りたところに簡素な乗り場があります。第三セクター化したら駅舎から追い出されるのは、よくあるパターン。これを当時は酷いことするなぁと思っていましたが、長期間建築物を維持管理するにもお金がかかるので、余計な資産は持たない方が正解だと最近は思います。

L8060563_omd.jpg
自動券売機で切符を買ってホームに入ります。乗車する13:47発の行橋行は、maxellのラッピング車で、乾電池で走っていそう。ロングシートの車内は、高校生とお年寄りで、半分の座席が埋まるぐらいの混雑でした。前のドア横に立って、前面展望を楽しむことにします。それでは出発。

L8063949_rx100.jpg
直方を出てしばらくは、ちょっと前までは複々線非電化だったところです。前方に面白い形の橋梁があります。これはターンテーブルの桁をそのまま載せたもの?

L8063950_rx100.jpg
鉄道模型の世界のような綺麗な複々線急カーブです。ディスプレイみたく車両を並べたくなります。

L8063952_rx100.jpg
まだ福北ゆたか線と並走状態ですが、南直方御殿口駅が現われて停車。

L8063955_rx100.jpg
おっ、私の好きな3本の線路が等間隔で並ぶ区間だ。

L8063957_rx100.jpg
福北ゆたか線と別れるとすぐに、筑豊の川、遠賀川を渡ります。鉄橋には「嘉麻川橋りょう」と書かれています。場所によって名前が変わるのでしょうか。橋は右側の方が古そうなので、右が1893年の開業時、左が1911年に複線化されて時に架けられたものでしょうか。

L8063960_rx100.jpg
あかぢ駅。「ぢ」を表記する駅名なんて珍しい…と思ってWikipediaを見れば、事情があって「あかじ」を「あかぢ」に変更したらしい。

L8063963_rx100.jpg
茶色い対向車が来ました。いきなりだったのでピントが合わない。

L8063964_rx100.jpg
林の中に突っ込みます。次に見える景色にワクワクする光景です。

L8063966_rx100.jpg
藤棚駅です。ホームの位置が点対象なのは、単線路線の構内踏切がある交換駅でよく見ますが、複線のこの駅は、どういう経緯でこうなったのでしょう。

どの駅も、ホームが短く、鉄骨で組まれて下がスカスカ、第三セクター化時に出来た駅なんだろうな。

L8063968_rx100.jpg
中泉駅。おっ!これは国鉄時代からある駅に違いない。長い石積みホーム、中線があり、1番線を切り欠いた貨物ホームもあります。こういう駅が時折出てくるのも、この線の魅力なんだろうなぁ。木造駅舎には床屋さんが入っていて、赤白青ポールがクルクル回っています。

L8063970_rx100.jpg
勾配登りきると、

L8063971_rx100.jpg
視界が開けて、気持ちがいい直線です。

L8063972_rx100.jpg
市場駅、第三セクター時に出来た駅。

L8063975_rx100.jpg
赤池駅、これは石積みホームなので、古くからある駅のはず。

L8063979_rx100.jpg
また来た、今度はちゃんとピントが合った。

L8063982_rx100.jpg
金田駅の手前、車両基地が見えてきました。

L8063984_rx100.jpg
ひたちなか海浜鉄道のキハ2004だ。北海道出身の車両ですが、炭坑の鉄道という共通点があります。保存に関わられた方々に感謝です。2009年と2012年に乗車した、私にとっても思い出のある車両になります。

L8063986_rx100.jpg
本社と車両基地があり、分岐駅でもある平成筑豊鉄道の中心駅、金田に到着します。ここで乗務員さん交代。

L8063989_rx100.jpg
古いレールバスだ。バスのドアは良いとして、バスの窓は好きになれなかったです。耐用年数の低さから、私が乗りつぶしを始めた頃には、ほとんどが淘汰されてしまったので、このタイプのレールバスには、あまり乗れなかったです。

L8063992_rx100.jpg
伊田線の複線に、しばらく単線の糸田線が並走します。単純すぎる渡り線がいい味出してる。

L8063993_rx100.jpg
非電化3線区間の急カーブ、なんて美しい線路のある光景でしょう。絵本のトーマスが元気よく現われそうです。

L8063995_rx100.jpg
糸田線が右に分岐します。後でこっちも乗ります。

L8063998_rx100.jpg
上金田駅

L8064001_rx100.jpg
糒(ほしい)駅、これも歴史ある駅だ。

L8064010_rx100.jpg
石炭で栄えた伊田の街が見えてきました。

L8064017_rx100.jpg
渋い島式ホームに入ります。

L8064022_rx100.jpg
14:23、田川伊田に到着、私はここで下車します。

L8064025_rx100.jpg
列車は田川線へと進んでゆきます。ここからは単線となり、日田彦戦線をオーバークロスして行橋に至ります。田川線は、1990年代に乗車しましたので、今回は見送ります。

(乗車は2022年8月)

前の記事:在来線特急かもめ お名残乗車記(上り885系)
次の記事:田川伊田駅と田川後藤寺駅
関連タグ:平成筑豊鉄道旧国鉄の第三セクター路線

平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(北九州銀行レトロライン)乗車記

門司港に到着し、今回の旅行で最初の乗りつぶし路線の平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(ネーミングライツによって現在の路線名は北九州銀行レトロライン)の九州鉄道記念館駅に向かいます。外に出れば今日はなんという暑さなんだ。次の出発は約30分後の13:20、なんといっても8月3連休初日のお昼のトロッコ列車です、どこかの遊園地のアトラクションのように長蛇の列が出来上がっていて、次の次の列車でないと乗れないみたいなことがあったら、すぐに引き返そうと思っていたのですが、なんと誰も並んでいません。暑い中、列を整理する係のお姉さんが立ってましたので、混みそうですかと聞いてみたところ、ちょっと眉をひそめて、今の時期は混みますので早めに並んでくださいとのこと。油断するなよとのメッセージを受け取りつつも、まだ余裕がありそうですので、ちょっと鉄道記念館の前まで行って陳列されてる車両を見てきます。戻ってきても数人しか並んでいません。

G8113515dsc.jpg
というわけで到着する列車の写真を撮ってから並ぶことに、トロッコ2両という少ない定員ですが、無事に海側の座席を確保しまして出発です。

出発しますと左手は観光客が集まるエリアで、のんびり走るこのトロッコ列車に、たくさんの人が手を振ってくれます。なにせ客層は7割が家族連れで子供達がたくさん乗っているのです。残り3割が様々な年齢のカップルで、おじさん一人なんて私の他に一人か二人だけでした。乗りつぶしを始めて、このブログを書き始めた頃は、こういう列車は恥ずかしくて乗るのを躊躇していたのですが、もう最近は気にならなくなってます。500m走って出光美術館駅、10名ほどの乗客が入れ替わります。私の前には若いお母さんと10才ぐらいの少年が座ります。

G8113523dsc.jpg
この路線一番の景色、港と関門橋。ここは潮の香りがして海辺りに来たという満足感に浸れます。このトロッコ列車の愛称は「潮風号」、JR四国の伝統ある特急列車と被ってしまいますが、どっちが相応しいかということになったら、こちらの潮風号に軍配が上がるでしょう。そのぐらいこの愛称はぴったりです。

2つ目の駅、ノーフォーク広場では降りる人も乗る人も無し。ここを出るとこんな短い路線にもトンネルがありまして、ひとときの涼まで楽しめます。

G8113528dsc.jpg G8113530dsc.jpg
トンネルを抜けたらEF30と旧型客車がお出迎え、終点関門海峡めかり駅に到着です。

G8113532dsc.jpg G8113534dsc.jpg
ホームでちょっと車両の撮影。ここで活躍するDB101という機関車ですが、これは私が少年期の頃の貨物取扱い駅の側線でよく見かけた、シャア専用みたいな赤い色をした貨物移動機というやつで、愛称は「お邪魔虫!」。その頃はまさかこれが牽引する列車に乗ることになるなんて想像すらしませんでした。トロッコ客車はトラ70000からの改造車で、2軸車特有の突き上げるような震動の乗り心地を久しぶりに楽しめると思ったものの、足回りの改造がされたのか、椅子が良かったのか、スピードが遅かったからか、乗り心地についてほとんど印象に残っていません。

G8113531dsc.jpg
終着駅ですが、線路はまだ続いていまして、800m先に車庫があるらしい。Googleマップで探索してみますと、関門海峡の瀬戸内海側もちょろっと見えそうです。乗ってみたい人はたくさんいるはず。

G8113539dsc.jpg
一回外に出て、10分後の折り返し列車で帰ります。今度は山側の座席。こちら側の車窓も、側線が見られたり、古い倉庫やら事業所の建物が所々残り、昔は貨物線だった面影がたくさんで楽しむことができます。

G8113547dsc.jpg G8113546dsc.jpg
九州鉄道記念館に戻ってきました。乗務員や駅のスタッフの方々は、とにかく暑いので本当に大変そう。ここで機関車のボンネットに製造プレートを発見、見てみたら「平成21年改造」でした。これら機関車のDB101とDB102は、南阿蘇鉄道からの転属車なのですが、それ以前のデータを消失してしまっており、何年に製造されたのか、どこに配属されていたのか判らないらしい。それも個性として面白いではありませんか。

G8113549dsc.jpg G8113551dsc.jpg
最初の踏切で折り返し列車の写真を撮って、門司港を後にします。

(乗車は2017年8月)

前の記事:のぞみ喫煙グリーン車で九州へ
次の記事:北九州複々線区間お復習&お名残乗車1(門司港~折尾)
関連タグ:観光列車平成筑豊鉄道
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,002.5kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

JR西日本 阪急電鉄 神戸電鉄 神戸市営地下鉄 地下鉄路線 ケーブルカー 能勢電鉄 京阪電車 近鉄 大阪メトロ 新交通システム パノラマグリーン車 貨物線・短絡線・渡り線 JR九州 新幹線 長崎電気軌道 路面電車 東急電鉄 相模鉄道 弘南鉄道 JR東日本 観光列車 JR東海 明知鉄道 旧国鉄の第三セクター路線 名鉄 長良川鉄道 樽見鉄道 専用鉄道訪問 名古屋市営地下鉄 モノレール くろがね線 平成筑豊鉄道 西日本鉄道 バスの旅 代行バス 真岡鐵道 関東鉄道 南海電鉄 福井鉄道 えちぜん鉄道 富山地方鉄道 箱根登山鉄道 小田急電鉄 国鉄時代 温泉 広島電鉄 錦川鉄道 いすみ鉄道 小湊鐵道 函館市電 非冷房車 JR北海道 京浜急行 金沢シーサイドライン 長野電鉄 信楽高原鉄道 喫煙車 東武鉄道 井原鉄道 旧建設線の第三セクター路線 秩父鉄道 蒸気機関車 西武鉄道 養老鉄道 札幌市営地下鉄 静岡鉄道 天竜浜名湖鉄道 愛知環状鉄道 北陸鉄道 駅そば 船旅 鹿児島市電 東海交通事業 上田電鉄 アルピコ交通 島原鉄道 三井化学専用線 松浦鉄道 筑豊電気鉄道 野岩鉄道 会津鉄道 JR四国 阿佐海岸鉄道 土佐くろしお鉄道 伊予鉄道 吊り掛け電車 琴電 猫登場 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 京成電鉄 新京成 流鉄 夜行列車 伊勢鉄道 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 芝山鉄道 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 北条鉄道 山陽電鉄 水島臨海鉄道 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 京王電鉄 台湾の鉄道 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR