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富山地方鉄道 3系統環状線乗車記

6月中旬の平日、一日休みを取って福井へ向かいます。末端部が今秋から全列車運休となるかもしれない越美北線の乗りつぶしをメインに、2012年に乗車後、高架化や延伸で変化のあった、えちぜん鉄道と福井鉄道の一部区間にも乗車します。

大人の休日倶楽部の北陸パスを購入し、東京6:16発のかがやき501号に乗車すべく、早起きして地下鉄東西線で東京駅に向かうのですが、ここで予定していたスケジュール通りにならないことを知ります。かがやき501号に接続する、金沢9:02発サンダーバード14号が、yahooの乗換案内に表示されないのはどうして?と、JR西日本の公式ページを確認すると、なんとも新型コロナの影響で運休中だったのでした。

次の9:48発しらさぎ6号まで金沢駅で何してよう。がら空きのかがやき号の道中で考えます。まずは車両更新中の北陸鉄道浅野川線・・・、交換駅の三ツ屋の手前で引き返さなくてはならないのか・・・、却下。引退した413系、415系800番台、トワイライトエクスプレス塗装のEF81が並んでいる松任に行ってみようか・・・、たしかここは望遠レンズが無いと上手く写真が撮れないんだっけ・・・却下。富山で途中下車して、富山地方鉄道の市内電車の未乗車区間を少し乗ってみようか・・・、これなら環状線で一回りするにぴったりの時間です。

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8:25、富山で下車。新幹線ホームから真っ直ぐに階段を降り続けると、駅の中心に市内電車乗り場があります。なんて美しいターミナルなんでしょう。美しいのは見た目だけでなく、乗換え導線だって完璧で美しい。乗り換え時間も3分あれば充分なくらいです。

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渋い色の電車だなぁ、よく見れば水戸岡鋭治デザインの電車だったのか。この統一されてないフォントの文字をペタペタ貼るデザイン、木質系の建材を使った車内についても、増えすぎて新鮮味がなく、食傷気味であるのが正直な感想です。近代的なホームに大きな吊り掛け音を残し、大学前に向けて出発します。

乗車する3系統環状線は、岩瀬浜からの直通で、3連節の低床電車で来ました。ホームでは人が多くて写真が撮れません。多くの乗客が乗っており、その内半分がここ富山駅で下車、半分が官公庁のある駅南側まで乗り通します。富山駅の南北接続はこんなにも需要があったのか。見ていて嬉しくなります。

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進行方向左側で後ろ向きの座席が空いたので座ります。駅を出て50mぐらいの場所にある、南富山駅方面と大学前方面の分岐するデルタ線ですが、ここまで来るのに信号待ちで数分かかります。

さて、ここからは初めて乗車する区間になります。昨年乗車した南富山駅方面の路線は、昭和の雰囲気を残す、吊り掛けの旧型路面電車の似合う街並みでしたが、こちらの路線は、小綺麗な新しいホテルやオフィスビルが立ち並び、スマートなLRTの似合う街並みになります。

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2つ目の県庁前と、3つ目の丸の内でほとんどの乗客が下車します。丸の内からは、単線一方通行で2009年に復活した環状線の走る富山都心線に入ります。富山城が見えてきました。富山には乗り鉄や登山で何度も来ましたが、このお城を見るのは初めてです。

国際会議場前で、かぶりつきに最適の運転室右後ろの座席が空きましたので座ります。しかし運転室との間には、コロナ対策の厚手のビニールシートが掛かっていて、前方がほとんど見えません。

車内を見回すと、競輪場へ無料で電車に乗車できる案内が目に入ります。富山競輪場では競輪専用ICカードというのを500円で配布しており、競輪の開催日には競輪場前まで無料で1往復出来るようです。ICカードマニアがいるとしたら、コレクションに押さえておきたい1枚かもしれません。

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引き続き小綺麗な道を進み、グランドプラザ前で、車内の乗客が私一人になります。運転室左側に移動します。今度は前方が良く見えます。よしよし、いいぞいいぞ。

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本線と交わります。電車の運転室越しに電車を真横に見るのは、複数の路線ネットワークがある路面電車でないと見られない光景。こうして見ると、私個人的には嫌いだった富山特有の屋根上の広告も、外国みたいな雰囲気で悪くないかも。そしてこれで富山地方鉄道の支線と富山都心線の1.9kmの乗りつぶし完了。富山で途中下車した甲斐がありました。

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昭和っぽい町並みになって、昭和の電車とすれ違い。本線に入り、富山駅を目指すようになれば、各停留所で乗客がどんどん乗ってきます。

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一回りして電鉄富山駅・エスタ前に到着します。乗る前に見た渋い色の電車も戻ってきました。あっちに乗っても良かったんだな。でも大学前方面への乗りつぶしは、富山地方鉄道射水線のルートを辿ってみたく、万葉線と一緒にやってみたいと思っています。

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富山駅寸前で信号待ち。渋い色の電車はもう出て来たか。右側の線に入り、岩瀬浜行乗り場の5番線に到着し、ここで現金で210円払って下車します。ICカードリーダーがあるのですが、今のところ福井地区限定の「ecomyca」しか使えないのです。それと環状線を一回りし同じ駅に戻ってきたのですが、運賃は均一制の1回210円なので、ルール違反にはなっていないと思います。

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乗った電車が岩瀬浜に向けて出発します。T100形という電車でした。

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それにしても美しいカーブポイントだと思います。ちなみにここ、富山駅から富山ライトレールの富山駅北停留場があった場所までは、昨年2月に来た時は未開通だったので、未乗車区間になり、距離は0.1km。乗ってしまいたいところですが時間が無いので次回に残します。

* * *

富山9:11発のはくたか551号の自由席は、ほとんどの窓側が埋まるぐらいの乗車率でした。そして金沢から乗るしらさぎ6号は681系で、乗車した先頭車は、プレートを見ればクモハ681-501のトップナンバーでした。走り出せばVVVFの音が煩い、そして速くて揺れも大きい。在来線特急街道の熱い走りを充分に楽しむことが出来ました。北陸新幹線敦賀延伸が迫り、北陸本線の特急も引退へのカウントダウンが始まっています。これにもきっちりお名残り乗車をしないといけません。

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写真はクモハ681-501の車内の様子です。

(乗車は2021年6月)

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昔の写真(2008年) 富山地方鉄道本線乗車記と旧型車

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新規の乗車がありませんので、昔の写真を引張り出しての投稿(カテゴリー「懐かし写真」)を5年ぶりにやってみます。最近の乗りつぶしが富山だったので、2008年4月に富山地方鉄道を訪問した時の写真です。この時は湘南窓の旧型車が大漁でした。

***

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まずは地鉄の新魚津から、本線を宇奈月温泉まで乗りつぶしします。乗換えに利用した当時のJR魚津駅は、北陸新幹線開業前の特急停車駅でしたので、蜃気楼を紹介する観光案内所や駅弁屋もあり、人も多くいて賑やかな印象でしたが、今はどうなってしまったのでしょう。そしてこの時は地鉄の“新しい”方の魚津駅の草臥れ方というか、時間を30年戻したような感じが凄かった。この時は廃墟ビルにホームがあるみたいな隣の電鉄魚津駅も健在でした。

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10030形で宇奈月温泉に向かう途中、電鉄黒部で交換のため停車します。細すぎるホームに3面3線の構造、すべてのホームを覆う大屋根、不思議な駅だなぁ、どうしてこうなっちゃったんだろう。今になって知るのですが、最初は1923年に全通した国鉄黒部駅~宇奈月温泉を結ぶ黒部鉄道の中間駅で、1936年に富山側から伸びてきた地鉄との接続駅となり、1943年に会社合併、1969年に当駅から国鉄黒部までの支線の廃止・・・という、非常に深い歴史を持った駅になります。富山地方鉄道の駅って、どこも面白いなぁ。

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宇奈月温泉に到着します。4月の初めで、黒部峡谷鉄道は運休期間ですので、この路線の乗りつぶしはお預け。構内は入替作業で機関車がせわしなく動いてた記憶です。

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駅のそばでちょっと写真を撮って時間をつぶし、

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14760形の特急に乗車して稲荷町まで戻りました。

この特急の走りっぷりが本当に良かったです。特に新魚津駅からのJR(当時)との並走区間は、ありったけの声を絞り出すかのようなモーターの音で、上下左右に車体を揺さぶって、小さな駅は全部通過して走り抜けます。感動して背筋が痺れちゃいました。これだけ頑張って走っても、後ろから130km/hで特急はくたかが来れば、あっさり抜かれてしまうんだろうなぁと思ってましたが、そうはならず無事に逃げ切ることができ、上市のスイッチバックでクールダウンする様子は、めちゃくちゃ格好良かったです。

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そして車両基地のある稲荷町で下車。不二越線ホームから撮れる一番いい位置に10020形の第3編成(モハ10025他)がいます。この編成は1964年製ながら、なんとつい最近の2019年まで活躍します。奥には連結面丸出しのクハが2両もいるぞ。

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外に出まして魅惑の増結クハ174。

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東芝のデキ12021もいるぞ。

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この頃は普通の増結サハだった、クハ112。

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そして本線富山方面ホームから見れたのが10020形第2編成(モハ10023他)。こっちは車内が倉庫状態になっていて、既に営業運転はしていない模様。

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不二越線で来たのは14720形の第2編成(14722+172)。

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その3分後に本線富山行きで来たのが14720系の第1編成(14721+171)。

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後続の電車で追いかけますと、富山では並んでました。カエルみたいだなぁ。

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昔のしょぼいコンデジなので画質が荒いです。相当補正してます。

(乗車は2008年4月)

関連タブ:富山地方鉄道

富山ライトレール乗車記

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富山駅北停留所に着く富山ライトレールの電車です。現在は富山地方鉄道富山港線となり、2020年3月21日に駅南側の軌道線とつながり、直通運転が開始されましたが、乗車はその1カ月前、そして富山地方鉄道に吸収合併される2日前になります。

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そんなわけで「富山ライトレール」の文字を探し回っていたのですが、これしか見つけられませんでした。

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ここにも小さく「TOYAMA LIGHT RAIL」を発見。電車のLED行き先表示は既に「富山駅」になっています。

それでは車内へ入って出発です。もう夕方のラッシュで混雑していますので座席は進行方向後向きの通路側しか空いていなく、車窓はよく見えません。まずは単線の併用軌道区間をゆっくり走ります。交差点を直角に左に曲がってインテック本社前に到着。そこからは渋滞なのか信号待ちなのか分かりませんが、なかなか進みません。小さな川をここだけ電車専用の鉄橋で渡ると複線になり、しばらく走って左に90度曲がり、やっと元富山港線だった専用軌道区間に入ります。富山駅側の廃止された区間は歩行者自転車専用道になっているみたいです。

奥田中学校前駅で上り列車と交換し、専用軌道となるここからが、この鉄道の面白いところで、かつては旧型国電がのんびり走ったことが偲ばれる、都会のローカル線というか、路地裏みたいな雰囲気の単線区間を、なんとも豪快に走り抜けます。実際のスピードが何km/h出ているのか分かりませんが、LRT化によって車高が低くなったことによってスピード感が増しているようです。

交換設備がない駅では、減速しつつもかなりのスピード感で右側にある上り線ホームを通過し、踏切を越えて、左側にある下り線ホームに停車するという手順も、なんだか独特。交換駅の粟島は、上下線の線路の離れが少なく、LRT化時に交換駅化されたことが伺えます。

それと架線柱は、ほとんどがコンクリート製の新しいものですが、時折鋼材をトラスに組んだ私鉄らしいものが見られます。おそらく開業時の富岩鉄道時代から存在するもので、富岩鉄道→富山電気鉄道→富山地方鉄道→国鉄→JR西日本→富山ライトレール→再び富山地方鉄道と、経営基盤がころころ変わるも、この路線をずっと支え続けてきた架線柱なのかと思います。

車両基地のある城川原で空きましたので運転席の右後ろに立ちます。前方の眺望は、柱があってあんまりよくありません。写真を撮るのは控えます。

城川原を出てしばらくしてからは、右側に線路があったようなスペースが数駅に跨って続きます。運河を渡るところでは橋梁が残っていますので貨物の側線跡に間違いなしです。

この辺が貨物輸送時代の富山港線の中心だった所のようで、Wikipediaによると城川原から終点岩瀬浜までの3.4kmの間で、なんと6本もの港湾地区への貨物線や工場への専用線が分岐していたのでした。私が乗車中にここだ!と発見できたのは、大広田(現在は萩浦小学校前に改称)を出てすぐ左に分岐していた富山港駅に通じる貨物支線跡で、今でもはっきり残っています。

東岩瀬はLRT化される前のホームや駅舎が保存されて残っています。時間に余裕があれば寄ってみたいところ。そしてここは、乗りつぶしをされる皆様ご存じの、宮脇俊三氏が下り列車に乗り遅れ、上り折返し列車に乗るべくタクシーで追いかけるも間に合わず、ここで上りに乗車し、末端部を乗り残してしまったところでもあります。

最後の中間駅は競輪場前で、確か国鉄時代は競輪開催日のみの営業していた駅です。この日は競輪が休みでしたので、乗り降りする人はゼロですが、開催日は15分に1本のLRTで客をさばき切れるのが心配です。

そして最後に船が並ぶ運河を渡って終点の岩瀬浜に到着です。

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乗車してきた電車の運転室後ろには岩瀬浜の観光ガイドが置かれていて、それによると昔北前船で賑わった古い町並みが残っているそうで見てみたい気もするのですが、やっぱり他を優先して7分後に折り返す電車で戻ります。

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駅ホームから車止めまでの舗装されたスペースはなんだろう。新車の納入場所?それともDMVでも走らせるつもりなのか。富山ライトレールは、「軌陸兼用走行式小型軌道除雪車」という軌道と道路を走れる小型の除雪車を保有してるそうなので、それを出し入れさせるためのスペースなのかもしれません。

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それにしても、電車も駅もお洒落だなぁ。電車の「ポートラム(PORTRAM)」という愛称もいい。

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ホーム側から見ます。改札もないしバリアフリーだし、LRT化っていいなぁ。

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接続するフィーダーバスは、ずいぶんとボロい車両です。

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あっ!鉄道娘。この娘はあと数日で会社が吸収合併されちゃうんだけど大丈夫だろうか。

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ガラガラの電車で戻ります。カメラも出しちゃいます。まず運河。終点間際に運河なんて北陸鉄道浅野川線みたい。

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そして東岩瀬の昔のホーム。JR東日本2階建てグリーン車の1階にいるみたいです。

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帰りは城川原で途中下車します。左は乗車してきた緑帯TLR0605編成、右が交換するオレンジ帯TLR0602編成。

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ここには車両基地があるんですが。まともな写真が撮れたのは黄緑TLR0604編成のみ。

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こちらはTLR0601の富山LRT南北接続記念ラッピングで、富山市100年の夢実現なんて書かれてます。

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「富山 つながる、ひろがる。」、本当におめでとうございます。

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この駅には富山ライトレールの本社がありまして、記念になるようなグッズが売っているのですが、窓口が混雑していまして購入せず。

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こちらは玄関マット、富山ライトレールの社章は、とても優れたデザインだと思います。これが100年前にデザインされたと思われる、線路から電気ビリビリ印の、渋すぎる富山地方鉄道の社章になるというのも、なんだか笑っちゃうなぁ。

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この駅で一番感動したのは、この住吉工業株式会社さんの広告の、ここ城川原の車両基地に休むクハ79 920番台の写真。

そうなんだよ、そうなんだよ。私たちの世代にとってここは、スカイブルーの全金クモハ73とクハ79 920番代の、似てるけど屋根が合わない組み合わせの、旧型国電が最後まで活躍した路線なのだ。いい写真を残してくれたなぁ。

この車両は、1983年と1984年の夏休みに、客車時代の上野発夜行急行で富山で降りるたびに見てはいるのですが、登山が目的でしたので乗車することは出来ませんでした。そして余談ですが、代わりに有峰口まで乗車した富山地方鉄道の吊り掛け電車の方が、魅力的だったりもしてます。

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黄色いTLR0603で戻ります。窓際に座れて、やっぱりこのスピード感が楽しい。

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富山北停留所に到着、かがやきで東京に帰ります。

***

それでは南北接続後に再び乗りに来るのを楽しみにしたいと思います・・・と締めたいところでしたが、新型コロナの影響で、当分の間、鉄道旅行には出かけられそうにありません。

3月の初旬は、突如鉄道事業の廃止が前倒しされた気仙沼線と大船渡線のBRT区間に、日帰りで強引に乗りつぶす予定を立てていましたが、涙を呑んで中止にしました。この路線は、待っているとどんどん専用道区間が増えて、より鉄道らしくなると、ほったらかしにしていたのが失敗でして、乗りもしないのに未乗車距離が減るのは悲しいです。まぁ元々鉄道じゃないし、路線はそのままですので、良しとしましょう。

そして今の状態が長引けば、零細なローカル線や、観光客が来なければどうにもならない地方のケーブルカー路線が廃止されるなんてことも心配です。

(乗車は2020年2月)

前の記事:富山地方鉄道軌道線 南富山駅前~富山駅
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富山地方鉄道軌道線 南富山駅前~富山駅

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富山地方鉄道上滝線の南富山駅は、同鉄道市内電車との接続駅。架線電圧は違いますが線路はつながっているみたいで、車庫まであって楽しいなぁ。伊予鉄道の古町駅みたい。

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鉄道線ホームから、これからの夕方ラッシュに向けて待機中の2両の旧型車7000形が見られます。こちらは7020。ここの電車は屋根に電光広告を乗せていまして、あんまり私の好きなスタイルではありません。

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こっちは屋根に広告がない7018。

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遮断器が二方向ある面白い構内踏切から、こいつが出てくるところを見てみたいなぁ。後で知るのですが、この7018が唯一のオリジナル塗装車になります。

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それにしても、この駅も渋いなぁ。

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停留場で電車を待ちます。ここにも道路の除雪車がいますが、今冬はほとんど活躍しなかったのでは。

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やって来たのは8000形の8003。吊り掛けモーターの旧型車に乗車したかったのですが、次いつ来るかわからないですし、かぶりつき席に座れそうですので、これに乗っちゃいます。

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かぶりつき席からの光景です。右側線路には、1線しかない発着ホームが詰まってしまった時に使用する、予備の降車ホーム?があります。乗りつぶしをやっていて、ここで下されるとすっきりしないものがあります。とさでん交通の後免町停留所で苦い経験済みです

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それでは出発。上滝線と別れ、地図上だと一直線に富山駅を目指すように走ります。早速同形の8004とすれ違い。

この路線の前方風景はというと、殺風景な市街地の道路の真ん中をひたすら走るという単調なもので、何か足りない。そうか!軌道が緑化されていないから、こう灰色の世界になってしまうのか。これは雪国だから仕方ないのかも。

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広貫堂前付近でやっと旧型車とすれ違い。7021番で電光広告は「地鉄の高速バスで行こう!」

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おっ!すぐにまた旧型車。7017番で「タウンワーク」広告。この辺で私のスマホにメールが入り、返信していたら、10年前に開業したループ状の都心線との合流箇所を見落としてしまいました。残念。

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前を走っている新型電車T103に追いつきます。都心線から合流した電車かと思ってましたが、行き先が大学前になっていますので、南富山発の電車に追いついてしまったようです。

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今度は国民共済の広告車。車番は不明。

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南富山を出発して約15分、かつての富山駅前停留場だった、電鉄富山駅・エスタ前停留場に到着します。

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1,2分時間調整で停車して、ゆっくりデルタ線に進みます。右に曲がると5年前に開業した0.2kmの富山駅南北接続線で富山駅方面。左は大学前方面ですが、今は富山駅で必ずスイッチバックして大学前方面に行くようになっているので、使われていないデルタ線の一辺になります。

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方角を右に変えると、高架化された新しい富山駅の下に潜り込みます。向こう側に光が見えるというのは、富山の人にとっては、長年当然のようにあった駅が、やっと高架化されたことで見れる、衝撃的な光景ではないでしょうか。

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JR高架下の富山駅停留場に到着します。あと1か月後には、富山ライトレールとつながります。

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スッキリしたデザインの停留所は、ヨーロッパのLRTみたい。こういうのは日本では初めてなのではないでしょうか。

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南側広場に出てみます。追いかけていたT103がスイッチバックして大学前に向けて出発。これは3車体2台車のタイプだったのか。

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ここの配線も面白い。交差点のずいぶん手前で、南富山方面と大学前方面が分岐することで、並んで信号待ちできるようになっています。新世代の路面電車、いやLRTを実感する光景です。ずらり電車が並ぶところを見てみたいなぁ。おっ!可愛らしい赤い電車が来たぞ。

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エステサロンの広告の7019。ここの古い電車(7000形と8000形)は、車体裾と排障器が緑色なのがチャームポイントなのですが、こいつは苺みたいで可愛いではありませんか。

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今度は駅の北側を見てみます。カーブしたシーサースクロスが美しいです。古い7000形は似合いません。

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昨年8月まで富山ライトレールの富山駅北停留所があった場所です。この時は約50m先に仮の停留所を設けています。富山ライトレールと線路はつながりましたが、まだ高所作業車が置かれていますので、架線の工事はまだ未完成のようです。

富山地方鉄道の軌道線は、大学前への路線とループ状の都心線が未乗車ですが、南北がつながった時に乗ることにして、つながる前の富山ライトレールを明るいうちに乗車します。

(乗車は2020年2月)

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富山地方鉄道 岩峅寺駅と稲荷町駅

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岩峅寺を出発する立山線地鉄富山行電車を見送って、しばらくこの駅を観察します。

富山地方鉄道の分岐駅は、稲荷町、寺田、岩峅寺の3つ、すべて路線ごとホームがV字型に分かれて配置されているのが面白い。ここ岩峅寺駅は、初めて降りたのですが、なんだかすべてが愛おしい情景でして、下手な写真ですが、感じたものをたくさん載せてしまいます。

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出札し、駅舎の外に出て、まず目に留まったのは、庇の梁材のこの彫刻です。開業当時の気合の入れようが、ひしひし伝わってくるぞ。

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駅舎です。2階はどんな風に使われていたのでしょう。

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待合室には石油ストーブが灯っています。上のやかんのお湯でカップラーメンでも食べたら最高だろうなぁ。この駅は明治時代を舞台にした映画「剱岳 点の記」のロケに使用されたようで、その時の写真が飾られています。

古い駅ながら、ちゃんと改札にはICカードリーダーがあるのですが、私のSuicaは未対応のようで反応しません。現在は富山地方鉄道、富山ライトレール、富山地区のバスで使用できるエコマイカのみ対応だそうで、それで車内にICカード端末があっても、皆さん現金で運賃を払っていたのか。

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そこで窓口で切符を購入します。崇高な木造駅舎の中で年配の駅員さんと向き合い、丁寧に冊子から切り離し、日付印を入れてもらうのですが、御朱印でもいただくようで(経験ありませんが)、なんだかありがたや。

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構内の除雪車は、今冬はほとんど活躍しなかったのでは。一昨日夜は北陸地方に大雪が降るとの予想で、ごつい靴を履いて昨日金沢入りしたのですが、全く必要なかったです。

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駅舎側の立山線ホームを立山側から見ます。

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電車が止まらない位置に、屋根があってベンチがあるのも面白いなぁ。雪の降る地域ですので、階段に屋根をかけようということで、こうなったと思うのですが、雪が全然降らなくなってしまいました。

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立山線富山方面ホームから見る、不二越・上滝線乗り場。

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三角形のスペースは資材置き場。この古枕木は処分するのかなぁ、それともどこかで引き取ってもらって再利用されるのか。

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岩峅寺駅の一番の魅力は、立山線の構内踏切を渡った先にある、不二越・上滝線への渡り廊下的通路ではないでしょうか。屋根が低くて独特な雰囲気で、向こうにはビンテージ級の名車が待っているのです。

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第3種車止めが触れる距離にあります。緩いなぁ。

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不二越・上滝線ホームには、ちゃんと屋根があります。

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これは昔の変電所?こっちも玄関がちゃんとあって、開業当時の気合の入れようがわかる建築物です。

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不二越・上滝線ホーム先端から富山方面を見ます。

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振り返るとこんな感じ。右の線は立山線とつながっていて直通運転も可能です。ちゃんと使われているようで線路は輝いています。

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不二越・上滝線ホームから立山線乗り場を見ます。さぁ、元京阪特急車に乗車しましょう。

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乗客は私一人見たい。

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柔らかそうな座席。向きを変えてみると、だいぶ草臥れているのがわかります。

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狭い昭和の電車の運転室。これで京阪本線の複々線区間を110km/hでかっ飛ばしたんだな。

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なんだか気になる、タンクを載せた台車。このミニタンク車で除草剤でも撒くのでしょうか。

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富山方面へ戻ります。途中で同形車と交換。

* * *

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14:57、地鉄富山の一つ手前、車両基地がある稲荷町で降ります。ここのホーム床は木材で、隙間から下が見えるんだな。

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一番撮影にいい位置に停まっているのは元西武レッドアロー5000系。

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本日の主役?は新塗装の14760形。ここに元東急8590がいるのは、やっぱり馴染めないなぁ。ここでは忙しくて、急いで地下道を潜って本線下りホームに行きます。

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14:59発の本線富山行の撮影なのですが、下りホームに通過列車が来たぞ。

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特急宇奈月温泉行!
2月の平日ですが、こんなの走っているんだ。人が全然乗ってなかったような・・・。今も地方私鉄で有料の特急列車を走らせているのは、富士急、長野電鉄、富山地方鉄道ぐらいでしたっけ。この14760形の特急については、料金不要の快速に格下げしてもいいような気がしないでもありません。

一旦改札を出て、稲荷町→南富山までの切符を自販機で再購入しますが、320円という高い値段にびっくり。同じく南富山に通じる市内電車は全線210円均一なのですから。

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再び本線のホームに上がると、先ほどの特急に続行します14760形普通上市行が来ます。いい写真が撮れたかな。ちょうど元東急8590が出庫。

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本線上りホームから見る車両基地、デキはこんなところにいました。

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15:11発の不二越・上滝線に乗車します。この駅では14分の滞在でしたが、ずいぶん忙しく歩き回りました。2008年にも来たことがあるのですが、やっぱりこんな感じでした。

本日3回目の乗車となる10031-10032は、京阪時代が3001-3501のトップナンバー。京阪を19年走り、地鉄に来てからは30年にもなります。凄いなぁ。台車は営団地下鉄3000系のもので、同じ仲間には国鉄485系や419系(←581系)のもののもいるらしい。

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南富山で下車し、市内電車に乗り換えます。

(乗車は2020年2月)

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おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,078.2kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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