FC2ブログ

南海高野線・6000系急行電車乗車記

HA038368dsc.jpg HA038369dsc.jpg
極楽橋から乗車した各駅停車を橋本で降りると、隣のホームで待っていた接続する16:08発の急行難波行きは、乗りたかった南海電鉄最古参の6000系です。

HA038371dsc.jpg
先頭車両まで行ってみれば空いていて、運良くかぶりつき席に座ることが出来ました。ヤッター!
ちなみにこの先頭車6025は、1967年製造で私と同じ年。

HA038372dsc.jpg
出発すればすぐに和泉山脈を越える勾配区間を登って行きます。写真は水平に造られた小原田検車区(左側)に向かって登って行くところ。小原田信号所の後も登り勾配です。クモハに相当する先頭車ですが、国鉄103系みたいな強烈なモーター音を出すことなく、スイスイ余裕で登って行きます。

駅では4つのドアがシャーッと音を立てて勢いよく開閉するのも楽しい。そういえば関東の片開き4扉車の京急800形もそろそろ全廃になりそうですので、一度品川から浦賀まで各駅停車で乗ってみようか。

HA038374dsc.jpg HA038376dsc.jpg
複線が分かれる大阪和歌山県境付近。和泉山脈を越えるトンネルの中では、この単線トンネルの上り線側だけが、高野線橋本開業時の1915年から存在するもののようで、他の複線トンネルは1970~1990年代に複線化によって出来たもの。新しいトンネル付近では左側に単線時代の線路跡っぽいのがあります。

HA038378dsc.jpg HA038379dsc.jpg
坂をどんどん下って河内長野に到着します。予定ではここで降り、近鉄長野線と道明寺線の乗りつぶしをするつもりでしたが、それはまたの機会にとっておくことにしまして、せっかく座ることが出来た6000系のかぶりつき席で難波まで乗り通します。ここから先が急行運転となるのですから。

実際に乗車し続けて良かった。北野田からが高速運転で縦揺れも気持ち大きくなって、モーター音とビュンビュン風を切る音と共に、時折各駅停車を退避させながら小さな駅をどんどん通過。特に中百舌鳥駅を速度を落とさないで通過するシーンなんて最高に痛快でして、幼少期に京王の特急5000系に乗った時と同じ感動を久々に味わうことが出来ました。岸里玉出を出れば、高野線と汐見橋線が昔は一直線で繋がっていたことがわかります。複々線区間に戻って来ました。

HA038380dsc.jpg HA038382dsc.jpg
特急サザンと並走して走り、終点難波到着出前では一旦停止、昔の上野駅に進入するみたいです。停車してしばらくすると、向こうからキンキラキンの電車が来ます。これが泉北高速鉄道のライナー用車両なのか。こういう外観、私はあんまり好きにはなれません。窓までラッピングされて、景色も良く見えなさそう。

HA038384dsc.jpg
16:57、難波に到着。降車ホームで人が少なくなったところで撮影します。ちょうど隣のホームに特急こうやが入線します。この列車は、橋本を私の乗車した急行の9分後に出発して4分後に難波に到着します。特急が遅いのか、急行が速いのか判りませんが、かぶりつき席に座れたことですし、なんだか得した気分です。

(乗車は2018年10月)

前の記事:南海鋼索線乗車記
関連タグ:南海電鉄
しばらく更新お休みします。
スポンサーサイト



南海鋼索線乗車記

HA038317dsc.jpg
南海こうや号に乗車して極楽橋に到着、階段を登って、高野山へ向かう1964年製の2両編成のケーブルカーとご対面です。昭和のデザインがここに健在なのですが、この車両はこの年の11月に引退し、3か月程、路線ごと運休して、スイス製の新型車両に更新する予定。間に合って良かった。実は8月に来る予定を立てていたのですが、台風が関西を直撃しそうなので(実際にした)中止にした経緯があります。

HA038318dsc.jpg HA038322dsc.jpg
ゆっくり観察している時間は無く、急いで乗り込んで前のドア付近に立ちます。ここからだと線路が真上を向いていて、前方を見るには屈まなくてはなりません。それと車内には蚊がいっぱいいまして、蚊を手で叩く音があちこちで聞こえます。新型車ではこういうことは起きないのでしょうが、森林の空気を感じることは出来なくなりそうで、どっちがいいのかわかりません。

HA038324dsc.jpg
ケーブルカーは14:23に出発。ここでも高野線山間部と同じように台風後の保守点検作業か、線路際では多数の作業員の姿が見られます。

HA038330dsc.jpg HA038332dsc.jpg
ケーブルカーお決まりのすれ違い写真。下る方はガラガラです。

HA038334dsc.jpg
山上の高野山駅が見えて来ました。この辺の勾配は536.3パーミル。駅でも点検作業が行われていまして、作業員が進入するケーブルカーの下のピットに潜り込みます。

HA038337dsc.jpg
5分の乗車で高野山駅に到着。

HA038338dsc.jpg
人がいなくなったところで写真を撮ろうとしていたのですが、線路の点検作業をまた始めるみたいで、ケーブルカーはホームを外れるまで下がってしまいました。

HA038343dsc.jpg HA038342dsc.jpg
駅の外に出ればこんな感じ。広いアスファルト舗装のスペースにバスがいっぱい。聖なる高野山に登ってきたのですが、今までの車窓がずっと深い山の中だったので、下界に降りて来たみたい。これは北アルプスを登山し、上高地に降りてきた時と同じ感覚です。

HA038350dsc.jpg HA038353dsc.jpg
この高野山駅もケーブルカーとバスの乗り換え地点に過ぎず、駅前はバスターミナル以外存在しません。せっかくここまで来たのですからバスに乗って高野山の中心部まで行くべきなんでしょうが、そのうち機会があるでしょう。戻ります。

HA038344dsc.jpg HA038345dsc.jpg
駅舎の2階は展望台になっています。右写真の真下がケーブルカーの路線があるところなのですが、木々が成長してしまっているので線路は見えません。下に降りれば、次の14:55発の下りケーブルカーを待つ乗客の列がいつの間にか長くなっており、積み残しで次の便なんて事にならないように私も並びます。

HA038355dsc.jpg HA038358dsc.jpg
改札が開いてホームに入ります。平日だからガラガラで、まったりと昭和のケーブルカーを楽しめるかと思っていたのですが甘かった。写真の状況よりも乗客はどんどん増え、下る便はラッシュアワー並みの混雑で出発します。

HA038364dsc.jpg
15:00に極楽橋に到着。のんびりしていては次の電車で座れなくなりそうですので、1枚写真を撮って急いで乗り換えます。

待っていた15:18発の各駅停車橋本行きは、転換クロスシートの2両編成。早めにケーブルカーから降りられたので、なんとか景色の良い左側の窓際席を確保出来ました。出発しますとこの時間の極楽橋駅には2本の特急こうやが並んでいます。あとは往路でこうや号から見た景色の巻戻しを見て、橋本に到着です。
HA038367dsc.jpg

(乗車は2018年10月)

前の記事:南海高野線・特急こうや乗車記
次の記事:南海高野線・6000系急行電車乗車記
関連タグ:南海電鉄ケーブルカー

南海高野線・特急こうや乗車記

大阪に来ました。午後からですが、南海高野線と鋼索線の乗りつぶしをします。まずは南海難波駅構内の立ち食いそば屋さんで腹ごしらえ。割り箸タワーで有名なのは、この店だったのか。せっかくなのでスペシャルそばを注文。海老天に玉子がのってるだけでなく、器も大きく見た目もスペシャルです。

HA038264dsc.jpg HA038270dsc.jpg
乗車します13:00発の特急こうや5号は、出発10分前に入線します。今日の車両は非貫通の方の30000系で来ました。特急こうや号といえば、子供の頃に特急図鑑で見たデラックスズームカーこと20000系が強烈な印象で残っているのですが、大窓でデラックス、そして前パンという伝統をしっかり引き継ぎ、なかなか格好いいではありませんか。この車両、私が実車を見る事が出来なかった20000系と入れ替わりでデビューしましたので結構古いはず。調べてみれば1983年製、もう35年目なのか。私も年を取ったなぁ。

HA038267dsc.jpg
ずらり電車が並ぶ、関西の私鉄ターミナルならではの光景も1枚。ちなみに奥に見えるラピートだって、もう登場して23年にもなります。

HA038275dsc.jpg
それでは出発、ドーム屋根の外に出ますと日差しが強く、ちょっとカーテンを閉めます。指定券は1時間ほど前に難波駅で、進行方向右側で出来るだけ前の席とリクエストして購入したのですが、先頭車の4列目という満足な席で、背筋を伸ばせば前方も見ることが出来ます。

新今宮で外国人観光客が10名程乗車、天下茶屋ではどうだったか忘れて、岸里玉手で本線と分かれ、さぁここからは初めて見る景色です。地上に降りると、車窓は昔からの住宅地で、京王井の頭線のような雰囲気の中を走ります。駅の間隔が短く通過線を持つ駅がすぐに現われるのは関西の私鉄らしい。

HA038279dsc.jpg
大和川を渡ります。阪堺電気軌道の鉄橋が近くにあるはずですが、道路の橋が邪魔をして見えません。川を渡れば古い住宅街から新しい住宅街になるからか、京王井の頭線から小田急江ノ島線のような風景になります。

中百舌鳥駅を通過。子会社である泉北高速鉄道の分岐駅ですが、高野線は急行も止まらない駅だと知ったのは、この日の旅行の復路。そして、この路線のすれ違う電車で注目なのは、1960年代に製造された片開き4枚扉の6000系。最古参なのに今もバリバリ急行運用に主に入っているというのは痛快です。それと8両編成なのですが、4両+2両+2両という運転台だらけの編成も多く、引退したら地方の私鉄でそのまま使ってもらえそう。帰りに当たればいいなぁ。だんだん沿線に農地が見えて来て、左前方に山が迫って来ます。金剛に停車。

HA038282dsc.jpg
金剛駅の隣の上りホームの出発案内板に「特急こうや」と出ていたので、前方にカメラを構えて撮れた写真。今度のこうやは貫通タイプの31000系のようです。

河内長野の手前で、左右に車両基地が展開し、右には本線系統の特急ラピートやサザンの姿も見えます。左は順光の太陽光線を浴びてステンレス車体を輝かせている6000系の姿があって、とても格好いい。河内長野に停車。隣の近鉄長野線のホームは、電車は停まっていませんが大勢の客が立って電車を待っています。帰りはこの路線にも乗る予定です。

ここからは多摩丘陵を抜ける京王線みたいになりまして、しばらくして新しそうな複線のトンネルで山を抜けます。大阪の地理には弱いのですが、この辺の山地は何と言うのだっけ?(帰って調べてみて…そうか、和泉山脈だったか。これを阪和線が越える所が山中渓で、こんな風に繋がっていたんだ。)

次の停車駅は林間田園都市、山が深くなり、林間はわかりますが、田園はあるのか?というぐらいの雰囲気になって来ます。単線のトンネルが2本並ぶところもあって、昔からあるのはたぶん上り線の方でしょう。後から知るのですが、このトンネルが大阪と和歌山の境になります。

停車する林間田園都市周辺に、田園はやはり見当たりませんでした。その後坂を下り、左側に谷がきれいに見え、ここにちょっと田園が見えます。途中にはまた車両基地があり、非貫通の特急こうや30000系が休んでいました。右から単線の和歌山線が近づいてきて、13:43に橋本に到着です。

HA038287dsc.jpg
がらんとした橋本駅。105系の姿はありません。2分の停車で出発、ここからが面白いはずなのだ。

HA038292dsc.jpg
まずは右へ右へとカーブし、JR和歌山線の下を潜り、紀ノ川を渡ります。数日前の台風の影響でか、水の量が凄い。

まだまだ右へ右へとカーブし、橋本駅から180度向きを変えて、紀ノ川を下流側へと進み、直線になるとスピードを上げて来ます。次の紀伊清水で交換するのは2000系ズームカーの4両編成。ここは17m車しか走れない区間になります。

HA038297dsc.jpg
2016年1月にJR和歌山線に乗りに来た時、紀ノ川沿いは柑橘類がいっぱい植わっているなぁ・・・という印象でしたが、今の季節は柿でしょう。ちょっと興味をもって調べてみれば、柿の生産量は和歌山県が断トツの1位のようです。場所柄、実より葉っぱの方が需要がありそうですが、どうなんでしょう。

紀ノ川から離れ、学文路、九度山といい雰囲気の駅が続きます。この辺は東京の路線に例えると、JR青梅線の青梅~御岳間みたいな感じ。九度山の保線車両の基地も、似たようなのを青梅線のどこかで見たような気がするのですが、どこだっただろう。

景色はどんどん変わります。ここからは右に今は水量が多くてちょっと怖い渓谷が見えます。龍王渓と書かれています。高野下ではクロスシート2両編成の2300系と交換。側線では昼間というのにモーターカーが動いています。

高野下を出ますと、急カーブで車輪をキイキイ軋ませて、坂を登って行きます。昨年秋の台風被害で、約半年間も運休していた区間でして、大型車両(17m車なので中型か)が走る路線とは思えないぐらいの険しい山岳路線となります。

HA038303dsc.jpg
下古沢をゆっくり通過します。カーブしたホームに駅員さんが赤い旗をくるめて持って立っています。最近このような光景はあまり見られません。なんだか海外の鉄道に乗ってるみたいです。駅を出てからの右手は、密度の濃い竹林、絶壁から見下ろす谷(落ちたら大変だ!)、数日前の台風の仕業なのか根こそぎ倒れた大木。乗り潰しの時は、たいていはメモしながら乗車しているのですが、そんな余裕ないぐらい目が離せない車窓です。

HA038306dsc.jpg
昔は交換可能駅でしたが、谷側の線路を剥がしてしまった上古沢駅。後になって知るのですが、ここが昨年の台風で被害を受けたところでして、道床が流出してしまったとのこと。山の斜面にある駅で、人家は谷のはるか下。こんな高いところに駅があったのでは、登ってくるのは大変。利用する人なんていないだろうなと思いつつ通過する駅を眺めていたら、待合室に登山者が休んでいました。

車内放送で観光案内が始まります。どんな内容だったか忘れてしまいましたが、こんなところに、昭和5年という時期によく線路を敷きました。今までは「○○線みたい・・・」と東京の路線に例えて、適当にほざいていましたが、ここからはそんな発言は失礼にあたるような気がします。あえて例えるとしたら、森林鉄道の世界に近いのではないでしょうか。もう一つ感じたことは、宗教の力というのは凄い。

HA038307dsc.jpg
またしてもホームに駅員さんの立つ紀伊細川を通過。隣の線には保線用のモーターカー動いていました。その後線路際には、台風の影響でしょうか、斜面が崩壊しないように土留めをした箇所、ブルーシートを敷いた箇所、そして保線の作業にあたる職員の姿が見え、鉄路を守るのは大変なんだなぁと実感です。

HA038309dsc.jpg
紀伊神谷駅を通過。ここは凄い秘境駅なんではなかったっけ。4両編成の各駅停車と交換。

HA038312dsc.jpg HA038313dsc.jpg
極楽橋駅が見えてきました。留置線に電車の姿は無し。ケーブルカーに乗り換えをするためだけの駅で、周りには何もないとのことですが、3面4線という規模は、さすがは高野山です。

HA038315dsc.jpg
14:17に到着。

HA038316dsc.jpg
ゆっくり駅や電車を観察したいところですが、6分後に出発するケーブルカーに乗るため、先を急ぎます。

(乗車は2018年10月)

次の記事:南海鋼索線乗車記
関連タグ:南海電鉄

南海高師浜線とJR羽衣支線乗車記

毎年年末に日帰りで関西に行く用があります。いつもは東京から新幹線で往復するのですが、今回の帰りはJALの飛行機に乗る事にします。この年はお金を払ってJALには一度も乗っていないので、新幹線に比べ数千円プラスする出費で、毎年初回搭乗のボーナスマイル(2000マイル)を貰っちゃおうという魂胆です。これでクレジットカードの支払含めると、2年か3年ごとにマイルがたまって、九州や北海道にタダで行けるのですが、高い年会費も払ってますので、実際得しているのかどうかはよく解りません。そしてさらに今回は伊丹にしないで関空にしておいて、南海電車で下って行きながら未乗の小さな支線を乗り潰していこうと思います。

CC306270dsc.jpg
まずは南海難波駅から空港急行に乗車します。関東の鉄道ファンにとって、関西の主要路線でのかぶりつきというのは、血騒ぎ肉躍るというのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、とにかく興奮します。

CC306276dsc.jpg
興奮し所の写真でして、線路別複々線が終わる高野線と分かれる所。この後すぐ南海本線は上り線、ちょっと間をおいて下り線が2本となり方向別複々線が始まります。

CC306281dsc.jpg
15分の乗車で羽衣駅に到着。これから初乗車となります高師浜線は出発したばかり、この時間帯は1時間に3本運転されているのですが、1,20,45分となんだかバラバラな運転間隔、なぜ 0,20,40でないんだろう。本線の急行列車が15分間隔なので、それに少しでも近づけているのでしょうか。何れにせよ一番間隔が長い(25分)の時に当たってしまったのが面白くない。

CC306282dsc.jpg
この路線については全く予習しないで来たのですが、本線上りホームの端に切欠きホームがあり、そこから発着します。ちょうど電車がやって来ました。

CC306286dsc.jpg
遠慮がちに停車します2両編成の電車。

CC306289dsc.jpg
南海の電車には詳しくないのですが、汐見橋線で走っているのと同じタイプのはず。

CC306290dsc.jpg
ガラガラに空いてましたので、優先座席ですが一番前に座らせて頂きます。出発してしばらくしますと本線と分かれ、後はひたすらカーブ。

CC306292dsc.jpg
90度曲がったぐらいで唯一の中間駅の伽羅橋駅。「きゃらばし」と読むんだそうだ。この界隈は鳳といい羽衣といいい煌びやかな名前が多い。

CC306293dsc.jpg
ホームは長いのですが先の方は通行禁止の柵があり、かつてこの線にはもっと長い編成の列車が走ったようです。起点の羽衣駅ホームは2両以上は無理そうだったのですが、後で調べてみますと羽衣駅の高架工事前は今のような切欠きホームではなかったようです。

CC306295dsc.jpg
今度は反対方向にひたすらカーブ。

CC306297dsc.jpg
また90度曲がりきったぐらいで現われます終点の高師浜駅。全長1.5km、所要時間3分ですがこれはこれで面白い。

CC306299dsc.jpg
すぐに折り返すだろう電車に乗るために、ドアが空いたら急いで階段を下り一番で改札を出て記念写真。可愛らしい駅です。

CC306300dsc.jpg
ステンドグラスがはめ込まれている。ところでこの路線が敷かれた目的はなんなんだろう。検索してみても良く解らなかったのですが、この界隈は、現在はごちゃごちゃしていてそんな風には見えないのですが昔からの高級住宅街だそうで、かつては海水浴も出来たらしい。

CC306304dsc.jpg
乗って来た電車ですぐに戻ります。

***

CC306310dsc.jpg
続いてJR阪和線の支線、通称羽衣線に乗車します。南海の羽衣駅とJRの東羽衣駅は地図上では目の前と言っていいほどの距離ですが、羽衣駅を出たところで東羽衣駅は見えません。しかしこの細い路地をちょっと進むと、

CC306311dsc.jpg
ジャーンと単線1区間の支線の終着駅には立派すぎるJR東羽衣駅が現われます。ちなみにこの支線は阪和電気鉄道時代に浜寺へ向う観光客輸送を目的に敷かれたもので、かつてはライバル南海との競争がここでも繰り広げられたらしい。

CC306322dsc.jpg
ホームだって凄い。左が乗車ホーム、右が降車ホーム。大屋根で中間に柱は1本も無い。高架になったのは1974年との事。降車ホームは階段が2箇所で屋根のある部分の面積も大きいのに対し、乗車ホームは階段が1ヶ所で屋根も狭く、一応経済的に作り分けられています。

CC306318dsc.jpg CC306319dsc.jpg
頑強な車止め。ここは暴走した電車を絶対に止めなくてはならない場所。

CC306327dsc.jpg
電車が来ました。103系だ。

CC306333dsc.jpg
お客さんは1両に5,6人乗る程度。

CC306335dsc.jpg CC306334dsc.jpg
先頭は昔ながらのクモハ103ではないですか。前面窓はHゴムのまま、客室窓も非ユニット窓のまま、原形にとても近い。なんだか嬉しくなってしまいます。

CC306341dsc.jpg
さて出発、ここはもちろん先頭のクモハでかぶりつきです。とにかく音がいいのです。スピードは出ませんがこれぞ103系初期車。懐かしいなぁ~。青梅線沿線で育ち、小学生時代に103系初期車が旧型国電置き換えのために京浜東北線から流れてきたのを、体験してきていますので、この音に関しては今でもしっかり記憶に残っているのです。

CC306342dsc.jpg CC306344dsc.jpg
とはいっても全長1.7kmの路線ですので、すぐにノッチは切られ高架を降りて鳳駅に到着。後は関空快速に乗って関西空港へ向います。

CC306353dsc.jpg
ところでこのクモハ103、ちょっと気になるのが豚鼻タイプのヘッドライトでして、このタイプのクモハ103は確か存在しなかったはず。車番を拡大して見るとクモハ103-2503とある。ん?2500番台?

帰って調べてみましたらこの車両はモハ103からの改造車でして、オリジナルのクモハ103ではなかったのでした。JR西日本の電車の改造車の番台区分については本当にチンプンカンプンだったのですが、この際103系については少し勉強してみる事にしまして、いやいや初めて知る事が多くありました。中でも衝撃的だったのが、オリジナルのクモハ103はなんと広島に1両しか残っていない(クモハ103-48)。播但線の3500番台については、クモハ102は別にしてもクモハ103は低運転台ですのでオリジナルからの改造と思っていましたが、実はどちらも中間車からの改造で、さらになんとすべてモーター音の違う後期車からの改造だった…といったところです。なるほどねぇ。

(乗車は2013年12月)
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。現在の未乗区間は約2,850kmで、今の生活パターンだとすべて乗りつぶすにはあと10年ぐらいかかりそうです。路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

JR東日本 東武鉄道 JR西日本 井原鉄道 秩父鉄道 蒸気機関車 西武鉄道 養老鉄道 JR東海 地下鉄路線 名鉄 JR北海道 非冷房車 札幌市営地下鉄 静岡鉄道 天竜浜名湖鉄道 新幹線 愛知環状鉄道 新交通システム バスの旅 弘南鉄道 北陸鉄道 南海電鉄 ケーブルカー 駅そば JR九州 観光列車 船旅 鹿児島市電 路面電車 パノラマグリーン車 真岡鐵道 東海交通事業 上田電鉄 アルピコ交通 長崎電気軌道 島原鉄道 三井化学専用線 専用鉄道訪問 松浦鉄道 国鉄時代 貨物線・短絡線・渡り線 筑豊電気鉄道 西日本鉄道 平成筑豊鉄道 喫煙車 野岩鉄道 会津鉄道 JR四国 阿佐海岸鉄道 土佐くろしお鉄道 伊予鉄道 温泉 琴電 吊り掛け電車 猫登場 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 新京成 京成電鉄 流鉄 夜行列車 近鉄 伊勢鉄道 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 芝山鉄道 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 山陽電鉄 水島臨海鉄道 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 京王電鉄 京浜急行 台湾の鉄道 東急電鉄 小田急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR