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北陸鉄道浅野川線で8000系8800番台を撮影

今回も金沢滞在中の記事です。午後に時間を作れましたので、北陸鉄道浅野川線を再訪問します。今回は、前回空振りだった片開き扉の8800番台に会えるでしょうか・・・

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今回はついていまして、北鉄金沢駅に着けば、一発目でお目当ての片開き扉車に当りました。12:30発の内灘行きは8801編成。隣のホームでは、両開き扉の8902編成がお休み中です。

さて出発、3週間前にも乗車しましたので、沿線がどうだったかは省略しますが、途中、この路線唯一の交換駅である三ツ屋ですれ違う電車は、もう1本の片開き扉車の8802編成でして、今日の日中、30分間隔で走る電車は2本とも片開き扉車ということになります。これは2/5×1/4で10日に1回の確率(←計算正しいか?)、とにかく今日は時間が許す限り、この電車の撮影に徹しようと思います。

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終点内灘の一つ手間の粟ヶ崎で降りて、この路線のナンバーワンというかオンリーワン撮影地の大野川橋梁へ。約15分後に、乗車した8801編成が折り返しの北鉄金沢行きとなって来ました。いいなぁ、この窓配置。京王伝統の窓配置ですが、この車両の京王在籍時代は、滅多に見ることの出来ないレアな存在でしたので、とても新鮮に感じます。

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今度は内灘行きの8802編成。コルゲート板のステンレス車というのも、私が子供の頃は当たり前の存在でしたが、ずいぶん数を減らしたのではないでしょうか。若いファンから見れば、とんでもなく古い電車に映るのかもしれません。

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8802編成の北鉄金沢行き。晴れると水面に車体が映るんだ。もう少し下に構えれば良かった。

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粟ヶ崎駅のホームから、内灘行き8801編成。これに乗って大野川橋梁を後にします。

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せっかく内灘駅にも来ましたので降りてみます。左から今日はお休みの両開き扉車の8903編成と8901編成、右端は乗車した片開き扉車8801編成。

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8801編成で戻ります。ガラガラの後ろの車両に乗車します。赤い座席、青いロールカーテンは京王時代のままのようです。

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そして妻側。京王の昭和の電車は、妻面の座席は横名前にもモケットが張られ、国鉄電車に比べてて豪華だなぁと子供の頃思ってました。

今度は交換駅の三ツ屋で降りて、8800番台同士の交換シーンを撮ってみます。

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30分後、まずは8802編成の北鉄金沢行きが先に到着します。

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8802編成の内灘側、鋭いスノープラウだなぁ。

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急いで北鉄金沢側の踏切まで行きます。左に8801編成の内灘行きが入線し、両方とも片開き車の巾狭車体?が並ぶシーンが撮れます。サボが違うんだな。

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8802編成の北鉄金沢行きが出発、これだけ撮影できればもういいでしょう。30分後の電車で金沢に戻ります。北陸鉄道の現役電車も、そろそろ置換えの噂があるようですが、この車両は京王に引き取ってもらって保存してもらえると嬉しいです。

(撮影は2018年10月)

関連タグ:北陸鉄道
前回訪問の記事:北陸鉄道浅野川線乗車記

しばらく更新お休みします。
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北陸鉄道石川線乗車記

金沢でのとある1日、午後から時間が作れましたので、北陸鉄道石川線の乗りつぶしをします。

余談ですが、2017年以前のJTB時刻表の索引地図での北陸鉄道の形は、北陸本線という壁と天井の境目の線付近に蠢めく2匹の毛虫に私は見えます。壁にいる「へ」の字に曲がったのが石川線、天井にいる少し小さいのが浅野川線です。今回乗車する「へ」の字の方の石川線は、金沢の中心地近くの野町を起点に、一旦左上に進みJR北陸本線と西金沢で接し、今度は90度角度を変え白山の麓の鶴来まで真っ直ぐ伸びる13.8kmの路線で、北陸本線側から見ると、✓(チェックマーク)の形をしているとも言えます。

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接続駅となるJR西金沢駅の駅前から見た、北陸鉄道石川線の✓の折れ点となる部分です。駅前ロータリーを出たところに踏切があって、狭いスペースにいろいろな種類の線路を強引に敷いた、鉄道模型のレイアウトみたいではないですか。

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横(金沢側)から見たところ。北陸本線と北陸鉄道石川線だけでなく、北陸新幹線の高架線まで存在してます。

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北陸鉄道側から見ても、JRの西金沢駅は、せっかくの三角屋根の前に、新幹線の高架が建設されてしまいましたので、これまた狭いスペースにいろいろな種類の線路を強引に敷いた鉄道模型のレイアウトみたいになってしまっています。面白いなぁ。

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どうでもいいことですが、北陸鉄道の✓部分ですが、実際は僅かな距離ですが直線部分が存在します。

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こちらが北陸鉄道の新西金沢駅で、✓の短い直線側にあります。駅舎があって待合室もあるのですが、無人駅なので切符の販売はやってません。

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乗車します新西金沢12:54発の鶴来行き電車が来ます。元東急7000系の北陸鉄道7000系7100形です。

先頭車両の後方ドアから乗車します。整理券を受け取って、まずは両替、ということで運転室後ろへ。本心は✓の90度カーブを曲がるところをかぶりつきしたかったわけですが、なんとこの区間には、上越新幹線の新潟県内のように、線路脇に散水設備があって、雪も無いのに線路に水撒きをしています。車輪と線路が擦り減らないように、又はキーキー音を立てないようにするのが目的だと思うのですが、こういう目的なのは初めて見ました。両替が済んだところで下がって座ります。この時点で3分の1の座席が埋まる程度の乗車率。

電車は住宅地をノタノタ走っては止まり、各駅で必ず何名か降ろして進みます。地図上では直線ですが、実際はカーブが多いです。乗車はお年寄りと学生、そしてなんとなくアジア系の外国人が多いような。彼ら彼女らは学生さん?又は工場で働く研修生でしょうか。乗り慣れてるっぽい若い中国人女性四人が、両替を済ませ整理券を添えて運賃を小銭で支払ってます。日本のローカル私鉄では当たり前の光景ですが、今や支払いは全てスマホで決済という国から来て、この状況をどう思っているのでしょう。

乙丸で空いて、進行方向左側の一番前の席に移動します。この辺からは地図のような直線区間になります。運転士さん肩が、狭い運転室の中で規則正しく左右に揺れ、リズムをとりながら歌でも歌って運転してるみたい。長閑だなぁ。

だんだん住宅地より農地の方が多くなり、前方と左側に山が迫ってきたところで小柳駅。ここでもお年寄りが数名下車するのですが、降車する箇所がホーム先端の狭いところになってしまい、なんだか見ていて危なっかしい。後ろの車両のドアはどうせ開かないので、ちょっと手前で停まればいいのにと思うのですが、そう出来ない難しいルールでもあるのでしょうか。

終点一つ手前の日御子からは長い直線区間で、ちょっとスピードを上げます。運転手さんの肩の横揺れが忙しなくなって、今度はテンポの速い歌を歌いながら走っているみたいです。右に古い除雪用機関車がいる車両基地が見え、13:22、終点の鶴来に到着します。

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ラッチに立つ駅員さんに運賃を支払って外へ。ここでは50分ほど駅周辺を散策してみます。まずは車両基地の方へ。

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足を進めると、魅惑の除雪用電気機関車は、見えるのですが民家の駐車場越しだったりして、近くまで寄れません。写真は通り越した先の歩道橋からやっと撮れた一枚。

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歩道橋を渡って、やっとそばまで来れました。Wikipediaによると、この凸型機関車はED20形のED201、製造年は1938年で、なんと戦前製の機関車が現役なのでした。真冬に来て、動いているところを見てみたい。

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戻るところで野町行きが通り過ぎます。

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基地内で休む電車は、今日は7001と7211編成。

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鶴来駅に戻って来ました。私が思っていた以上に立派な駅舎です。中には昔のサボやら駅名票などが展示されていました。昔は急行も走っていたようです。

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今度は鶴来駅から先の廃線区間を見に行ってみます。駅前には川があるのですが、水を堰止めて溜めている目的はなんでしょう。中にはカルガモがいます。

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加賀一の宮方面から鶴来駅を眺めます。ローカル私鉄らしい光景で、これもなんだか鉄道模型のレイアウトを1/1スケールで再現したかのようです。

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意外にも加賀一の宮方面の線路は急カーブし、右に90度方角を変えています。地図だと加賀一の宮は駅前にあった川に沿って真っ直ぐ進めばたどり着くはずなのですが、どうして?

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道路を2回右に折れて(方向感覚おかしくなりそう)たどり着いた踏切跡。左が野町方面、右が加賀一の宮方面。

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加賀一の宮方面の線路跡を拡大。この先で左にカーブし、進む方向は修正されているようです。後で知るのですが、ここは石川線、そして北陸鉄道の歴史を語る上で重要な場所だったようで、このすぐ先に分岐があり、路線は左右に分かれていました。左へ曲がると2009年に廃止された加賀一の宮方面で、さらに時代を遡れば1987年まで金名線として白山下まで16.8kmの路線が伸びていました(列車の運行は1984年まで)。そして右にカーブしていた路線は、1980年に廃止された全長16.7kmの能美線で寺井駅まで伸びていました。そうそう、私が小学生の頃の時刻表の地図には、北陸本線から伸びる私鉄がたくさんあったのです。これらの路線には乗車することは出来ませんでしたが、石川線と浅野川線が趣味的にも面白いまま残ってくれたのは幸運です。

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と、言うわけで、写真は戻ってきた鶴来駅の廃止された側ですが、この場所というのは、1980年以前は金名線と能美線の重複区間で、石川線含めた3路線(当時は石川総線と呼ばれていた)で乗りつぶしをしていたとすれば、線路の配線やら留置される電車に目が釘付けとなる車窓の最重要区間だったのでした。今ではお客さんが乗らない区間は木製架線柱が残ってるぐらいしか私は発見出来ません。

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次の14:10発の野町行きは、14:08に到着する電車がある関係で、構内踏切を渡った先の2番線から出発します。ですので対抗ホームから石川線では唯一の存在の元京王3000系の7701編成の写真が撮れます。

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こちらは2番線ホームから。

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構内踏切のおかげで良い位置で撮影出来た7000系7000形。これは未だに非冷房で冬にならないと動かないらしい。オリジナルの姿をよく残しています。

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14:08着の電車が来ます。オリジナルのではない、中間車からの改造の7000系7200形ですが、この顔も改造されて長く、本家の東急を含む日本各地で見られ、東急7000系の特徴ある断面は、この顔でこそハッキリ見られますので、私としてはオリジナル同等だと思っています。

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東急と京王の並び。この時に初めて気付いたのですが、この元東急、台車がオリジナルとは全然違うぞ。これは国鉄101系や103系といった通勤型電車の台車ではなかったでしたっけ?

これも帰って調べて知るのですが、東急7000系を北陸鉄道石川線で走らせるには、架線の電圧が1500Vから600Vに変わるのに対応しなくてはならないため、大規模な改造が必要だったようです。なんとステンレスの車体以外は、ほとんどの物が、廃車発生品の寄せ集め。Wikipediaによると、制御器は国鉄103系、主電動機は西武701系、電動発電機は南海電車、空気圧縮機は営団地下鉄、マスコンは東急3450…‼︎、電動台車も西武701系、付随台車は国鉄電車、さらにはコンプレッサーは京阪電鉄なんだそう。と、いうことでまるで電車のフランケンシュタインなのであります。ドナーとなった車両たちには天国から暖かく見守られ、ドナーとなった車両に関わった技術者からも応援され、なんだか幸せな車両ではないですか。

到着した電車は、乗客を降ろすと、直ぐに加賀一の宮方面に回送されます。金名線と能美線が交わったところの、ごちゃごちゃしたカーブ区間は、乗車することは出来ませんが、回送電車が走る線路として、まだ現役のようです。

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元京王井の頭線電車で2番線から出発します。最後尾からの景色を楽しみます。

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車内の様子。実はこの電車も、1500Vから600Vに対応するため、ありとあらゆる機器を廃車された電車から寄せ集めたフランケンシュタインのような電車なのでした。

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写真は降りる箇所のホームが狭くて危ないなぁと思った小柳駅。

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見事な虹が出ました。往きに乗車した電車と額住宅前で交換します。

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後ろの車両は私一人、ちょっと暑いので窓を開けてみました。

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これがこの路線の✓折れ点90度カーブの水撒き区間。この急カーブは、元々は別の鉄道会社の2路線を、合併で強引に繋げる事になって出来たもの。

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新西金沢に戻って来ました。ほとんどの乗客がここで下車し、混んでいた先頭車両もガラガラになりましたので、一番前に移動します。出発しますと、大きく揺れながらスピードを出し、築堤の上を走ったりして、違う路線に乗り換えたような感覚です。

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最後の一区間は西武線の単線区間みたい。走りっぷりといい東京の郊外の路線と雰囲気は変わりません。

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14:40、終点の野町に到着します。昔は2線だったようで、現在使用していない1線は線路は残っているもののポイントは撤去されています。

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駅の改札には駅員さんが立ち、切符の回収をしていますのですぐに出ます。本線と接続されていない1線は線路もホームもまだ残っていますが、こんな使いにくそうな土地を将来どうするんでしょう。駅の拡張も必要無さそうですし。

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6分で折り返し出発するところを駅舎から撮影。

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野町駅の屋根には「速くて安全・北鉄電車・鶴来←28分→野町」の文字。こういうのも最近あまり見ませんので、やっぱり鉄道模型のレイアウトの世界みたいです。バスに乗ってJR金沢駅に戻ります。

***

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後日撮影出来た、石川線急カーブの散水箇所です。

(乗車は2018年10月)

関連タグ:北陸鉄道

北陸鉄道浅野川線乗車記

金沢からの帰り際、帰りの新幹線まで、ちょっと時間がありましてので、全長6.8kmのミニ路線の北陸鉄道浅野川線を一往復して来ます。地下化された新しい起点である北鉄金沢駅は、JR金沢駅を出て地上からのアプローチだと、あるべき場所に降り口がないので、ちょっと焦ってしまうのですが、地下通路からのアプローチでやっと発見。改札が始まるのを待つ人が、きれいに一列に並んでいます。

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券売機で切符を買い、改札が始まって、やっと電車とご対面。16:36発の内灘行き、元京王井の頭線3000系の電車です。3分の1の座席が埋まるぐらいの乗車率で出発です。

この路線の私の乗り潰し地図は、赤く塗り潰されているのですが、前回乗ったのは1996年で、600Vから1500Vへ昇圧による旧型車が引退する寸前。その頃は北鉄金沢駅が地下化されていませんでしたので、地下区間である最初の一区間が初めての乗車となります。

その地下区間ですが、すぐに終わって上から明かりが見え、勾配を登りつつ左にカーブして北陸新幹線とIRいしかわ鉄道の高架を潜り終えると七ツ屋駅に到着です。まだ周りの地盤より少し低い位置にある駅で、雨水が流れ込まないようにするためか、コンクリート造の高架駅をそのまま地面に少し埋め込んだみたいな構造をしています。出発してすぐ踏み切りを渡ると、昔からの地面にバラストを敷いた路面で、ローカル線ならではのフワフワした揺れでのんびり走ります。

この電車(8901+8911編成)の車内の広告枠は、昇圧前の旧型吊り掛け電車の写真で埋め尽くされています。

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そして1996年に訪問したときに乗った電車は、確かこの電車だ。この頃はカメラを持たないで鉄道旅行をしていた時期だったからか、(私が思うに)好ましくない外装だったからか、私の写真による記録には残っていません。

交換駅の三ツ屋に到着します。ここでは交換する電車に注目です。残念ながら両開き扉車の8000系の8900番台でした。

この北陸鉄道浅野川線には5本の電車が在籍しており、すべてローカル私鉄ではお馴染みの元京王井の頭線3000系改造の8000系なのですが、私鉄ファンならご存じの通り、北陸鉄道8000系には8800番台と8900番台の2種類あり、2本存在する8800番台は、片開き扉が特徴の京王3000系初期車からの改造で、ここでしか見られない車両なのです。是非ともこの車両に、乗りたい、撮りたい、楽しみたいと思っていたのですが、夕方ラッシュから動き出す北鉄金沢駅で休んでいた1本も、両開き扉の8900番台でしたので、今日は8800番台は2本ともお休みということであります。仕方ない、またチャンスがあるでしょう。

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終点内灘には16:53着。車両基地で休む片開き扉の8800番台がホームから見えるのですが、一旦改札外に出なくてはいけません。切符を買って17:00発ので金沢に戻ります。

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急いで撮影した、8800番台(左)と8900番台(右)の並び。せっかくなので大きい写真で。

ご覧の通り、車体断面が違うのです。8800番台は幅広車体ではないので、緑色した京王2000系をそのまんまステンレス車体にしたようなイメージ。そして幅広車体となり顔が丸くなったものと比べ、お澄まし顔なのです。井の頭線在籍時も、この車両は2本しか存在しませんでしたので、なかなか出会うことの出来ないレアな車両でした。確か晩年は朝のラッシュ時しか走らなかったはず。4両でデビューし、後に5両となったので、1両だけは両開き扉車だったのも面白い特徴でした。

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こちらは内灘側。北陸鉄道ならではの鋭角過ぎるスノープロウが格好いい。この顔には、昔この電車に携わった京王の関係者も、びっくりしたに違いありません。

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金沢に戻ります。片開き扉8800番台の魅惑のサイドビューは出発する電車の車内からしか撮れません。いいなぁ、ここにはもう一回来よう。

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浅野川線最大(というか唯一)の見どころであり撮影地でもある大野川橋梁。

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終点北鉄金沢に17:17着。次の電車は隣の2番線から出発するみたい。

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地下の島式ホームにこうして2本並ぶと、井の頭線の渋谷駅みたいです。

(乗車は2018年10月)

関連タグ:北陸鉄道
関連記事:その後無事に8800番台に出会えた記事
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。現在の未乗区間は約2,850kmで、今の生活パターンだとすべて乗りつぶすにはあと10年ぐらいかかりそうです。路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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