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3度目の函館市電乗車記

マイル消化の目的から始めた函館日帰り旅行の最後は、函館市電の乗りつぶしになります。函館市電は1988年に競馬場と谷地頭温泉に行った時と、このブログを始めてからの2013年に函館どつく前まで乗車したので、私の記録上での未乗車区間は競馬場前から湯の川までの1kmとなっているのですが、ちょっと引っかかるところがあるのです。まずは函館駅前から谷地頭まで行ってみます。

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写真は反対ホームに来た電車、あいさつ代わりの8009。

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谷地頭行きは、こんなのが来ました。車番は8101。窓にはフィルムが貼ってあって外の景色は、良く見えません。十字街の名物の操車塔の写真を撮ってみますが、この窓からはぜんぜんダメです。

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12分の乗車で谷地頭に到着。

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駅前は閑散とした住宅街。ローマ風風呂の素晴らしき谷地頭温泉は駅前には無かったのか。1988年の旅行では、温泉の記憶はあるのですが、市電の記憶がないのです。

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函館市電に乗るなら古いバス窓の吊り掛け電車に乗りたいところですが、待ってていつ来るか分かりませんので、着いて3分で折り返すこれに乗って湯の川まで行きます。ちなみにこれも吊り掛け電車。

この8100形8101は面白い電車でして、車体中央約3mの部分が低床になっています。Wikipediaによると、初期の低床車として旧型車を更新し、車体中央部分をバリアフリーにしたものの、台車が古い電車のままなので、高床部分との段差が「ひな壇」と揶揄されるほどのものとなってしまい、転落者続出。そんなわけで1両のみの改造で、量産されなかった珍しい車両のようです。よく見て車内やサイドからの写真を撮っておけば良かったです。

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運転席左側のかぶりつき席に座ります。いつもの右側はよく見えないのです。それでは湯の川まで46分もの長距離ランの始まりです。

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2回目のすれ違いで古い電車が来ました。車番は721。

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函館駅前に戻ってきました。電車はここで右に折れますが、私が競馬場前まで乗車した1988年には、まっすぐ進む路線(ガス会社前に向かう本線、1993年廃止)があり、そっちに進んだかもしれないのです。

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右に折れた先の大森線(函館駅前から松風町まで0.5km)を進みます。もしかしたら初めて乗る路線です。市場通りみたいな雰囲気の中、8003とすれ違います。

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1区画走って松風町からは左に折れて湯の川線となりますが、ここも初めて乗るかもしれない路線です。そして1992年までは、写真左手湯の川線から右手に直進する東雲線(松風町から宝来町まで1.6 km)というのも存在してまして、1988年に競馬場から谷地頭まではこっちに乗ったかもと思ったものの、そのルートで直通する系統はなかったので、たぶん乗ってない。

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6分間隔で走ってますので、3分に1回、じゃじゃんすれ違います。更新車8006。

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旧型車716。

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リトルダンサーの9601。この函館市電、函館駅前が一番乗車密度が高く、湯の川に向かってどんどん減っていくのかと思っていましたが、函館駅前から離れるにつれてどんどん増えてきます。

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街が賑やかになってきまして、五稜郭公園前に着きます。この辺が函館の中心部だったのか。1993年には左から合流する路線、宮前線(ガス会社前から五稜郭公園前までの1.8km)があり、1988年に乗車したのはそっちだったかもしれません。

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五稜郭公園前からは、乗客はどんどん減って行きます。8009とすれ違い。

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ずいぶんと渋い色の旧型車が来ました(723)。競馬場を右に見て、ここからは間違いなく未乗車の区間です。

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車庫のある駒場車庫前に到着。旧型車が休んでいるのが見え、降りようかな?どうしようかな?と迷っているうちにドアは閉まってしまいます。

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終点湯の川が見えてきました。

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17:49に到着。函館市電の終点はみんな1線でこんな感じなんだな。

ここからは函館駅には戻らず、路線バスで直接函館空港に向かう予定です。まずは信号を渡った100m先にある函館空港行きの路線バスの発着する湯倉神社前バス停を確認しておきます。すぐにわかりました。戻ってバスの時刻まで市電の撮影をします。

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ところが並走して走る車やバイクが被ってしまい、なかなかうまく撮れません。旧型車721はこれが精一杯。

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3004

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8003、これで終わりにします。

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路線バスで函館空港へ向かいます。空港の展望台からは函館山が見えました。あの麓から市電でずいぶん乗ったんだな。せっかく函館に来て1日で帰るなんて勿体ないですが、仕方ありません。次に函館に来たら、今度こそ温泉(そういえば2013年も銭湯に入りそびれたのだ!)、グルメ、それと一度観光客に混じって、市電の箱館ハイカラ號に乗って、単車の乗り心地をたっぷり味わってみたい。

今回の旅行で利用したフリー切符の、はこだて旅するパスポートは、市電も市バスも乗り放題。北海道の助成金で半額で利用させてもらいながら、鉄道に乗りっぱなしで、まともな経済活動が森駅のいかめし一つだったというのも怒られそうです。マルセイバターサンドを多めに買って帰ります。

(乗車は2020年7月)

前の記事:函館本線非冷房キハ40(2)砂原線経由で函館へ
関連タグ:函館市電路面電車
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函館市電本線(函館駅前~函館どつく前)乗車記

お金はなくとも時間はたっぷりあった私の20歳ぐらいの頃、青函トンネルが開通する前の年の夏と、開通した年の夏、2夏連続で北海道周遊券を使って10日間ほどの旅行をし、函館では市電に乗って競馬を見に行き、その帰りに市営谷地頭温泉に行っています。

その頃は乗りつぶしなんて全く考えていませんでしたので、現在、本線の十字街~函館どつく前(1.5km)、湯の川線の競馬場前~湯の川(1.3km)、どちらも歩いて10数分の両端の区間が未乗で残っています。今回は前者の函館どつく前への路線をやっつけます。

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人通りもほとんどない函館駅前を歩き市電乗り場へ、まずは反対方向へ向かう湯の川行きが来ました。遅い時間ですのでこれに乗ってしまうと本日中に函館駅前に市電では戻ってこれません。

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しばらくしてやって来た函館どつく前行きに乗車、既に車の通りも少なくなった路面をゴトゴト走りだし、十字街から未乗区間に入り約10分で終点函館どつく前に到着。この駅、表記は「どつく」ですが読みは「どっく」でいいみたいで、表記と読みが違う面白い駅の一つかもしれません。乗車したのは真っ赤な清涼飲料のラッピング車、福井にもいましたね。車番は2002。

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線路の途切れる終着駅の情景を写真に収めまして、この電車は見送って次の電車に乗る事にします。次は最終電車なのですが、路面電車らしくなく40分も間隔が開きます。その間に銭湯に入ろうと思っているのです。昨晩は夜行列車、今夜も夜行列車で明日は飛行機に乗ると言うのに40過ぎのおじさんが2日も風呂に入らないのは不味いでしょう。

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この界隈は銭湯の密集地帯のようで「函館 銭湯」でグーグル検索しますと3件もヒットします。それがこの上の地図。一番近いBに目星を付けて、適当に歩けばすぐに見つかるだろうと、暗くて人通りもほとんど無い住宅街の中に入って行きます。ところがなかなか見つかりません。同じところを何度も周り時間だけが過ぎて行きます。確か函館の銭湯は10時30分まで、番台にお金を置いたら、すぐに入れるように、リュックサックの一番上にタオルと石鹸を準備しておいたのに。服脱ぐの1分、体と頭洗うの5分、浴槽5分、ゆっくりくつろいで牛乳飲むの10分と頭の中に描いていた、行動スケジュールもガラガラと崩れて行きます。なんなんだ一体、それらしき煙突も見当たらないので、これは青梅線に突如出現したパチンコガンダム駅みたいなものなのか。そして散々歩き回ってやっと見つけたのが大町停留所よりの1軒、しかし電気も消されていて既に営業終了。

これですっきりと諦めがつきました。のんびりと函館どつくの停留所に戻ります。海の方へ少し足を延ばすと、レトロな倉庫があり港町らしい雰囲気に。見上げれば函館山の上には月が出ており、夜風が爽やかで気持ちがいいではないですか。明日、梅雨前線停滞中で台風まで接近中の九州へ向うのが馬鹿らしくなってきます。

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付近には誰もいない停留所なのですが、電車が来る頃にぽつりぽつりと7,8人が集まって来ます。

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22:30発の最終電車はまた赤いのですが、今度は証券会社ので車番は3001。十字街では来る時には気付かなかった昔の信号塔を見て、10分で函館駅前に到着。車内には外国人観光客のために英語・中国語・韓国語の表記があったような無かったような、この辺はうろ覚えです。

JR駅と反対方向に少し進んだ所にあった居酒屋で遅い夕食。相席のテーブル席で新鮮なカワハギの刺身なんかをつまみにビールを飲みながら、これで函館市電の未乗区間は湯の川線の競馬場前・湯の川間の1.3kmのみ、新幹線が開通したら来る事にしようか・・・その時は湯の川温泉に泊まってみようか・・・数年後のスケジュールを思い描きながら、フッフッフと(もちろん心の中で)その時はほくそ笑んでいたのですが、この記事を書くために函館市電について調べてみると、前回乗車した時は全然覚えてないのですが他にも路線があり、競馬場に行った時は廃止になった路線に乗車したのかもしれない可能性がある事を知りました。谷地頭温泉の後も市内を歩いた気もするので、十字街・宝来町間も乗ったかどうか怪しい、今度来た時は谷地頭から湯の川まで全線乗らないとすっきりしなくなってしまいました。ちなみに今、当時の函館市電の路線図・系統図を探しているのですがなかなか見つからないのです。

また、函館どつく周辺の銭湯も、後日ストリートビューを見ますと、ちゃんと存在しておりまして、見覚えのある建物が写っております。私の想像していた銭湯とは全く違って普通の住宅と同じような建物でして、すでに営業終了で電気も消えて気付かずに通り過ぎてしまったようです。何回も。

(訪問は2013年6月)

前の記事:江差線乗車記 
次の記事:急行はまなす・カーペットカー乗車記 
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,002.5kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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