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妙見の森ケーブル・リフト

次は2023年12月3日を最終日に廃止されてしまった能勢電鉄の妙見の森ケーブルです。

ここは何年も前から乗りつぶしのスケジュールを組むにあたり、冬季休業だし、連絡バスはすべての時間帯でケーブルカーに接続してないどころか土曜日運休だし、早く乗っておいた方が良さそうだなと感じておりました。

2023年から水曜と木曜が完全に休業となり、2023年6月に廃止の届けが出され、廃止日が2024年6月24日と発表。中途半端な時期から、前倒しされるんじゃないかなと思っていたら、その通りになりました。



ケーブル黒川駅への連絡バス


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夏の日の祝日の9:31に妙見口に到着、この電車は朝の1本目のケーブル黒川駅行連絡バスに接続するためか、登山ウェアの中高齢者で一杯です。連絡バスに乗り切れるかな?

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ところが登山ウェアの皆様は、連絡バスには見向きもせず、妙見山目指して歩いて登って行くではありませんか。

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麓から登ってきた9:38発のケーブル黒川駅行の連絡バス。これに乗るのはケーブルカーにお名残乗車目的と見られる、しょぼい格好でカメラを持った7名だけでした。

妙見口からケーブル黒川駅までは、徒歩だと約20分なのですが、連絡バスに170円払えば3分。しかしバスに乗る人はこんなにも少なかったんだな。連絡バスが9時台とお昼のケーブルカーに接続してなかったり、土曜日に運休してしまうのも、これで納得です。

妙見の森ケーブル


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妙見の森ケーブルの黒川駅に到着、可愛らしい駅舎です。見上げる山の斜面にはケーブルカーも動いてる。

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到着したほほえみ号、日本では珍しい標準軌のケーブルカーなんですが、車体は小さい。

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一番前の座席に座れました。ここから見る線路は銀河鉄道999みたいにバーチカルカーブを描いていて、定員オーバーで車体の重量が増えたら、ワイヤーが浮き上がってしまいそうだな。

左側には登山道があって、妙見口まで同じ電車だった登山ウェアの中高年の人たちは、ケーブルカーにも乗らず、グングン妙見山目指して登って行きます。そんなわけで10時発のこのケーブルカーも実はガラガラ。よく考えたら、登山しにきたんだから、バスやケーブルカーには乗らないよな。ここを訪れるほとんどの人が、能勢電鉄にはお金をあまり落としてくれてないみたいです。(私もフリー切符で乗るだけ乗って、沿線に大してお金を落とさないので同類だったりします。)

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標準軌のケーブルカー路線には初めて乗りますが、こうしてみると違和感ありません。1067mmのケーブルカー路線を想像してみる方が、脱線しそうで心配になります。

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この路線は1925年開業、1944年に不要不急路線とされ撤去されてしまうのですが、1960年に復活。もう少しで100周年のお祝いが出来たのか。

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ケーブル山上駅に到着します。距離は0.6km、乗車時間は5分でした。

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小さいケーブルカーの車内。

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混雑を予想してましたが、ぜんぜん空いていた。

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山小屋風のケーブル山上駅をあとにします。

妙見の森リフト


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ケーブル山上駅を背に、ゆるい坂道を300mほど進むと、

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妙見の森リフトのふれあい広場駅に着きます。

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リフトに乗るのは久しぶりだな。

この妙見の森リフトは、ただのリフトと違って、鉄道ファンなら乗っておかなくてはならない路線でして、元々はケーブルカー路線(上部線)だったという歴史があります。1925年にさっき乗った下部線(今の妙見の森ケーブル)と同時に開業するも、戦時中に不要不急路線扱いとされ廃止、その後上部線の機材は静岡県の十国峠十国鋼索線に転用されるのは有名な話です。

十国峠のケーブルカーが、僅か300mしかないことから、すぐに終点に着くのだろうと思っていたのですが、ぜんぜん終点が見えません。えらく長いぞ。

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昔ケーブルカー路線だったなら、路盤が広くなる交換設備の跡があるはずですが、この辺かな?

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それともこの辺かな?もうよく判らない。

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やっと終点の妙見山駅が見えてきました。このリフトの距離は0.8kmもあって、乗ってた時間は12分でした。雨風が強い日や寒い日は、あんまり乗りたくないな。

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駅のすぐ横にある展望台に登ってみます。空気が澄んだ日には、関西国際空港までくっきり見えるらしい。

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近くにお店もないし、目的は果たせましたので戻ることにします。リフトの機械室というのは鉄道車両っぽい形状なのが楽しい。

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下るリフトから撮った一枚ですが、今日は8月の祝日の山の日だというのに、ぜんぜん人がいないな。人はいるんだけど、リフトに乗る人が少ないのか。

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ふれあい広場駅に戻ってきました。

シグナス森林鉄道


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なんだ?この遊園地の鉄道駅みたいなのは…、そういえば能勢電鉄が観光地に手作りのトロッコ列車を走らせてたのを、昔鉄道雑誌で見たことあるぞ。スマホで検索してみますと、シグナス森林鉄道、ここにあったのか。最後に運転されたのは、2021年11月とのこと。

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その誌面で、能勢電鉄職員の技術の高さを賞賛していたのが、このラックレール区間だ。

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ラックレールは取り外されてしまってますが、上から見るととんでもない勾配で138‰とのこと。

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途中で線路は剥がされてしまっています。

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さらに廃線跡を進むと、ここにループ線上の駅があったらしい。

ミニ鉄道がラックレールを登るのを体験してみたかったな。しかし運行時の写真を見ると、単独行動のおっさんが乗る乗り物ではない。家族連れで賑わう状況だと、私には無理っぽい。

帰りの妙見の森ケーブル


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ケーブル山上11:00発のケーブルカーで下ります。やっぱり空いていて、一番前の座席後ろに立って前方を見ます。

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登りのケーブルには、乗客が多く乗ってます。

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黒川駅が見えてきました。

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妙見の森ケーブルを後にします。長い年月の運行、おつかれさまでした。

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接続する連絡バスは、私と登山帰りの高齢女性の2人でした。

川西能勢口に戻ります


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ホーム先端で到着する電車を待ちます。リバイバル塗装車のいい写真撮れました。

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この電車も110周年記念のヘッドマーク。能勢電鉄がこんなに歴史ある鉄道だとは知りませんでした。ガラガラですので帰りも優先席ですがかぶりつき席に座らせてもらいます。

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光風台で交換する前パン5100系2両編成。ちなみにこの駅は大阪府でトンネルの向こうは兵庫県。

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笹部を出発します。ここから単線並列区間です。山下止まりのこの電車は、直進して山下駅3号線に到着します。川西能勢口行は、左に分岐し山下駅4号線に入るのですが、早朝5時台にしか走らず、山下駅1号線経由日生中央行と同様に、乗るのが困難になってしまいました。

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山下で同じホームで乗換えて、11:49に川西能勢口に戻ってきました。

(乗車は2023年8月)

前の記事:能勢電鉄2(山下~妙見口)
次の記事:阪急箕面線
関連タグ:ケーブルカー能勢電鉄
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京阪鋼索線(石清水八幡宮参道ケーブル)

次は京阪鋼索線です。乗換駅の石清水八幡宮駅に14:42に到着、次のケーブルカーは14:45発、どうせ間に合わないだろうから、乗換途中にある飲食店に入って、遅めの昼食にしようと駅前に出てみるも、お店なし。そのままケーブル八幡宮口駅に着けば、駅員さんが、私が乗るのを待っててくれているようなので、走って14:45発に乗っちゃいます。今日は平日につき30分間隔運転なので、間に合って嬉しい。

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車内はガラガラで一番前の座席が空いています。

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予備知識ほとんど無しで乗ったのですが、カーブを曲がると、もう交換設備が見える、こんなに短い距離のケーブルカーだったんだ(0.4km)。そういえば石清水八幡宮駅から見る山も小さかった。

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トンネル内で交換か。

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すれ違うのはキンキラキンのこがね号。

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後半は橋梁を登ります。なんてドラマチックな、かぶりつき光景。短い距離の中にトンネルも鉄橋もあり、建設時の意気込みみたいのが感じられます。すごいなこの路線。開業はなんと1926年とのこと。

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最後はまたトンネル、その先に駅があるようです。

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ケーブル八幡宮山上駅に到着。

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乗車したのはブロンズ色のあかね号。外に出ます。

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とても空腹なのですが、駅を出たところに飲食店や売店は無いようで、とりあえず急な階段を上って展望台へ登ってみます。京都方面が見渡せます。

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望遠にしてみると京都タワーが見えるぞ。

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そんなことより電車が鉄橋を渡る音が下から聞こえます。渡ってる川は木津川。

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その左上には車両基地が、でもあんまりよく見えない。

せっかく上まで来ましたので八幡宮にお参りして行こう。しかしあまりにも暑いので断念、まだ次の出発まで時間がありますが、ケーブルカーの駅に戻って涼むことにします。

ケーブル駅に着くと、ぞろぞろ駅から出てくる人がいます。今日は15分間隔での運転だったようです。

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登り時と違う、こがねで戻ります。京阪伝統の5扉車だ。

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ケーブル八幡宮口駅に戻って来ました。

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石清水八幡宮から枚方市まで乗る準急は、昭和の古い電車で来ました。

(乗車は2023年8月)

前の記事:京阪宇治線
次の記事:京阪交野線
関連タグ:京阪電車ケーブルカー

皿倉山ケーブルとくろがね線(皿倉山からくろがね線を見る)

福北ゆたか線の高架化してルートが変わった折尾駅周辺の乗りつぶしを終えて黒崎に到着。

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側線には、八幡の製鉄所出来立てレールを積んだ長物車が停まっています。

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ロングレール(150m)の輸送車を近くで見るのは初めです。9両編成で、編成中央に位置するのが、レールを押さえつけて固定しておくチキ5450。

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両側は、レールを固定しないで前後にスライドさせる仕様のチキ5500(両端は5400)。これがカーブをくねくね走る姿は面白いだろうなぁ。

* * *

次は皿倉山ケーブルの乗りつぶしですが、ちょっと寄り道して、明日の撮り鉄の下見をしておこうと思います。鹿児島本線上り電車で枝光へ向かいます。よく見ないで乗ったのは快速で、枝光は通過でした。戸畑まで行って戻ります。

枝光駅の改札を出ると…
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うわっ!橋の上にいるじゃないの。

初めて近くで見るくろがね線の貨物列車。歩くぐらいのスピードで八幡側への坂を静かに下って行きます。鉄橋を渡っているというのに、貨物列車が鉄橋を渡っている音が全くしません。でも重圧感が凄い。

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後ろもごっつい機関車だなぁ。最高にカッコいい。

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明日の撮影場所の下見もOK。もう数分早ければ、ここで撮れたんだけど、明日に期待することにします。

* * *

今度こそ皿倉山ケーブルです。鹿児島本線普通で八幡に戻り、八幡駅前18:25発の皿倉山ケーブルの無料送迎バスに乗ります。今日は8月の第一土曜日の夕方、これから夜景を見ようという人で、バスはほぼ満員です。

約10分でケーブル山麓駅に到着、ケーブル乗り場も長い列が出来ています。列の後ろに並ぶと職員さんに、何故か住所を聞かれ、東京と答えると、切符売り場へ案内されます。どうやら今日は、北九州市民は無料の日のようです。それでこんなに混んでいたのか。切符売場で切符を買うのは私だけでした。

再度、乗り場の一番後ろの列に並びます。いつもは20分間隔で運転ですが、今日は10分間隔で運転、並んでから2本目で改札に入れました。

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これに乗ります。ゆっくり写真を撮ってる時間はない。定員いっぱい(112名とのこと)まで詰め込んで出発。

皿倉山ケーブルは全長1.1km、標高差は441m、通路に立って乗車時間は6分で山上駅に到着。

すぐにスロープカー乗り場へ並びます。スロープカーは山頂まで登るレール長159mの自走式モノレールで、法規上は鉄道ではなくエレベーターに分類される乗り物。定員40名とのことですが、運良く次の便に乗れました。

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そしてこれが山頂からの景色、素晴らしい!
これは35mmフイルム換算で、24mmレンズ相当での撮影になります。

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これだとよく分からないので、この地域のランドマークの若戸大橋を真ん中に持ってきて、40mmまでズームイン。

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若戸大橋からちょい右下で最大望遠200mm。ここが見たかったところです。右上にさっき行った、くろがね線の枝松駅近くのトラス橋が見えます。線路の右の広い駐車場がある場所が、スペースワールドの跡地に出来たジ・アウトレット北九州。スペースワールドの前は八幡製鐵所の敷地で、その頃の鹿児島本線は、くろがね線のトラス橋の下を潜り、大カーブで画面右外まで迂回していました。撮影スポットだったので、40代以上だと知ってる方も多いはず。

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そしてこの写真を800mm換算までトリミング。
空気が澄んだ天気の良い冬の日には、ここでくろがね線の撮影できそうだぞ。

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八幡側も200mmで適当に撮ってみます。右下に、皿倉山ケーブルの無料送迎バスに乗った八幡駅前のロータリーが見えます。

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帰ってから、ウォーリーをさがせ!みたいに製鉄所内を端から眺めてみると、いた!入替機と3両の防水フード付台車が写ってます。これは1600mmになります。こういう写真は大っぴらに公開するべきではないのかも。

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日が暮れます。スロープカーから夜景を見ようとする人が、どんどん登ってきます。ケーブルカー路線の乗りつぶしと、皿倉山山頂からくろがね線を見る目的も果たせました。混む前に早く下山しよう。

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帰りのスロープカーからの光景です。乗客は7,8人。

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下りのケーブルカーもまだ空いていて、座ることが出来ました。

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下りケーブルカーの道中から見れた夜景です。日本(新)三大夜景に選ばれるだけあって素晴らしいの一言です。夜景の灯りは、街や工場だけでなく、海の漁船の灯りもあったのか。昔の絵葉書みたいに、フォトショップで紫を強くしてみました。夜景が綺麗だったので、スイス製だという新型ケーブルカー車両については、ぜんぜん印象に残っていません。

ケーブル山麓駅19:55発の無料送迎バスで八幡駅に戻り、駅北側のビジネスホテルで遅めの夕食を取って寝ます。

(乗車は2022年8月)

前の記事:福北ゆたか線 折尾駅高架化による新しいルートに乗車
次の記事:くろがね線を見に行く1(八幡側)
関連タグ:ケーブルカー専用鉄道訪問くろがね線

南海鋼索線乗車記

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南海こうや号に乗車して極楽橋に到着、階段を登って、高野山へ向かう1964年製の2両編成のケーブルカーとご対面です。昭和のデザインがここに健在なのですが、この車両はこの年の11月に引退し、3か月程、路線ごと運休して、スイス製の新型車両に更新する予定。間に合って良かった。実は8月に来る予定を立てていたのですが、台風が関西を直撃しそうなので(実際にした)中止にした経緯があります。

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ゆっくり観察している時間は無く、急いで乗り込んで前のドア付近に立ちます。ここからだと線路が真上を向いていて、前方を見るには屈まなくてはなりません。それと車内には蚊がいっぱいいまして、蚊を手で叩く音があちこちで聞こえます。新型車ではこういうことは起きないのでしょうが、森林の空気を感じることは出来なくなりそうで、どっちがいいのかわかりません。

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ケーブルカーは14:23に出発。ここでも高野線山間部と同じように台風後の保守点検作業か、線路際では多数の作業員の姿が見られます。

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ケーブルカーお決まりのすれ違い写真。下る方はガラガラです。

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山上の高野山駅が見えて来ました。この辺の勾配は536.3パーミル。駅でも点検作業が行われていまして、作業員が進入するケーブルカーの下のピットに潜り込みます。

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5分の乗車で高野山駅に到着。

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人がいなくなったところで写真を撮ろうとしていたのですが、線路の点検作業をまた始めるみたいで、ケーブルカーはホームを外れるまで下がってしまいました。

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駅の外に出ればこんな感じ。広いアスファルト舗装のスペースにバスがいっぱい。聖なる高野山に登ってきたのですが、今までの車窓がずっと深い山の中だったので、下界に降りて来たみたい。これは北アルプスを登山し、上高地に降りてきた時と同じ感覚です。

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この高野山駅もケーブルカーとバスの乗り換え地点に過ぎず、駅前はバスターミナル以外存在しません。せっかくここまで来たのですからバスに乗って高野山の中心部まで行くべきなんでしょうが、そのうち機会があるでしょう。戻ります。

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駅舎の2階は展望台になっています。右写真の真下がケーブルカーの路線があるところなのですが、木々が成長してしまっているので線路は見えません。下に降りれば、次の14:55発の下りケーブルカーを待つ乗客の列がいつの間にか長くなっており、積み残しで次の便なんて事にならないように私も並びます。

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改札が開いてホームに入ります。平日だからガラガラで、まったりと昭和のケーブルカーを楽しめるかと思っていたのですが甘かった。写真の状況よりも乗客はどんどん増え、下る便はラッシュアワー並みの混雑で出発します。

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15:00に極楽橋に到着。のんびりしていては次の電車で座れなくなりそうですので、1枚写真を撮って急いで乗り換えます。

待っていた15:18発の各駅停車橋本行きは、転換クロスシートの2両編成。早めにケーブルカーから降りられたので、なんとか景色の良い左側の窓際席を確保出来ました。出発しますとこの時間の極楽橋駅には2本の特急こうやが並んでいます。あとは往路でこうや号から見た景色の巻戻しを見て、橋本に到着です。
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(乗車は2018年10月)

前の記事:南海高野線・特急こうや乗車記
次の記事:南海高野線・6000系急行電車乗車記
関連タグ:南海電鉄ケーブルカー

四国ケーブル(八栗ケーブル線)乗車記

志度線の八栗を降り、次に目指すのは四国ケーブル㈱の運営する通称八栗ケーブル線。すべての鉄道路線の乗車を目指すのでケーブルカーにも足を運ばなくてはならないのですが、この八栗ケーブルは最もアプローチが困難な鉄道と言われ、志度線の八栗駅からケーブルカー乗り場の八栗登山口駅まで、約2キロもの距離を、公共交通機関が無いので延々と歩かなくてはなりません。

駅前にタクシーが待機していれば乗ってしまおうと思ってもいましたが無し、早速歩きます。道路の案内は乏しく、この道でいいのかなぁと不安になるのですが、タブレットで地図を確認して進みます。今年になってやっとタブレットを持ちはじめたのですが(電話はまだガラケー)、使ってみると便利だなぁ。旅行はもちろん、毎日手放せなくなってしまいました。

四国を旅行するのは数回目でありますが、道中初めて経験したことがありまして、汗をかき下を向いて坂道をウンウン登っていますと、町の人が「お早うございます」「ご苦労様です」「気をつけて」と声を掛けてくれるのです。最初は「えっ!私に?」と無視してしまったのですが(申し訳ない)、ここはお遍路さんの国なのです。八十八箇所巡りも鉄道の乗り潰しも似たようなもの、と言っては失礼か。とにかく2回目からは、ありがたくこちらも挨拶を返すように努めました。四国を旅行するって、なかなかいいなぁ。

と、道路が広くなって、ケーブルカー乗り場が見えてきました。乗り場建物前には係員さんが立っていて「乗車されますか?お急ぎください」と声を掛けられ、最後はダッシュして駅に駆け込みます。往復切符930円を購入し、発車ベルが鳴っている中ケーブルカーに乗り込みますとドアが閉まって出発。8:45発を1,2分遅らせてしまったか。もう汗だくだく。

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一番前の座席が空いていましたのでそこに座ります。乗客の数は4,5名、みなさん車で登山口駅まで来られたみたい。そして目指す山の上の八栗寺までは車では登れないので、こうしてケーブルカーが存続しているんだそう。

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面白い構造の前面窓を開けてみます。スピードが遅いので少ししか入ってきませんが、非冷房車の風を久しぶりに感じます。

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交換しますのは緑の車体。

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登っていくにつれ、外気温が下がって行くのを肌で感じます。あっという間に0.7km、6分の旅は終り、八栗山上に到着します。

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それにしても強烈なデザインの車体は1964年の開業時からのもの。私にとって見覚えがあるのは同型のものを六甲ケーブルで小学生時代に乗車したから。1970年代後半の事ですが、その時も強烈だな!こりゃ、という感想でした。

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ケーブルカーに乗るのが目的でしたので、もう帰ってもいいのですが、改札を出ますと涼しげな道が続いておりまして、せっかくなので八栗寺に寄ってみることにします。

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ささっとお参り。85番目の札所とのことで、順々に巡っている人にはゴールはもうすぐ、巡礼の旅が終わる事の寂しさを感じながらこの景色を見ていることかと思います。

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天気は良く、展望台からの景色は爽快。讃岐平野が一望できます。

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特徴ある形の隣の屋島、ここでも2005年まではケーブルカーが運行されていましたが、車でのアクセスが主流となり廃止に追い込まれてしまったそう。車でのアクセスが出来なくて生き残ったここ八栗とは対称的です。

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今日のスケジュールも押していますので一通り回ったところで戻ります。時間があればのんびり過ごしてみたい食堂があります。

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しばらく駅舎で待ち、出発寸前になって改札が開きホームに降りると、あれっ!?赤いケーブルカー。八栗ケーブルは15分間隔での運行で、私は7:45八栗登山口発を赤いので登ってきたのですが、この8:15八栗山上発は緑のケーブルカーになるはずです。なんで赤なんだろう。八栗ケーブル公式HPには多客期は増発と書かれていますので、団体客でも来て増発されたのでしょうか。それとももしかして・・・

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それにしても、これだけの曲面を組み合わせて、この顔を造り上げるのは大変だった事でしょう。そして今回の旅行後、水族館に行く機会があったのですが、水槽の中をバタバタ泳ぐハコグフを見て、口の形が八栗のケーブルカーのライトの出っ張りにそっくりであることを一人大発見。このデザインはハコフグからヒントを得たに違いありません。

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下る乗客は私一人。一番前でかぶりつきです。途中行き違う緑のケーブルカーを見ると、こっちも乗客は誰も乗っていない。私一人のために運転していただきありがたい。おそらく私が八栗寺を廻っている間の、8:00発のケーブルカーは、登り下り共、乗客がゼロなので、1回お休みしたみたいです。

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下界に降りてきました。また暑い中、志度線の八栗駅まで歩くの大変そうだなぁ。タクシーが止まっていたら乗ってしまおうか。

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4分の乗車で八栗登山口に到着。

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山からの爽やかな風が気持ちいい。暑苦しいこの顔も涼しげに感じます。床下機器がないので、正面から見て車体下から向こう側の景色が見えるのも涼しげです。

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駅を出れば茶屋があります。ところてんでも食べていこう。

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クーラーは無いのですが風鈴があります。ここも爽やかな風が通り抜けて気持ちいい。お店の人と世間話をして、急いでところてんをすすり、次のケーブルカー出発時間を見計らって外に出ると、駅ではベルが鳴り出発するところ。乗客がいなくて運休するところを見てみたかったのですが、下る人がいるみたいです。登って行く方の車内は乗務員の方の姿しか見えませんでした。タクシーの姿は無く、暑い中を20分、琴電の八栗駅まで歩いて戻ります。

(乗車は2016年8月)

前の記事:琴電志度線乗車記1(瓦町~八栗)
次の記事:琴電志度線乗車記2(八栗~志度)
関連タグ:ケーブルカー非冷房車
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道の乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は7,818.4kmでしたが、12年目にしてあと1,002.5kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ7,8年ぐらいはかかりそうですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

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