FC2ブログ

箱根登山鉄道 1形2形からアレグラ号まで

K2217590b.jpg
小田急ロマンスカーVSEの展望席を楽しんで箱根湯本に到着、次はもちろん箱根登山鉄道です。乗車する13:39発の強羅行電車は、オリジナル塗装のベルニナⅡで来ました。ここでも最前部、又は最後部の座席を確保し、箱根登山鉄道の面白さを、同行の小学生3年生の男の子に伝えたいところでしたが、列に並ぶのが遅かったので無理。谷側のクロスシートで強羅まで行きます。

この路線も実にご無沙汰でして、14年ぶりの乗車になります。そして思い出すのは2019年10月の台風、あまりにも大きい被害に、もうダメかと思ったのですが、9か月という短期間でよくぞ復旧してくれました。久々に乗車してみて改めて思うのは、この鉄道自体が日本の宝です。

40分の乗車で終点強羅に到着。先ほどから小3男の子が、おなかペコペコと訴えているのですが、ちょっとだけだからと数分、線路際に付き合ってもらいます。

K2217592.jpg
次に来るのが旧型車でして、写真を撮りたかったのです。先頭から104-106+109の3両色違いで、旧型車1形2形の最後の1編成となってしまいました。これも江ノ電の300形のように、いつまでも大切に残してほしいところです。

K2217593.jpg
最後尾が1か月後に引退予定で、ラストランのヘッドマークを付けた緑色の109。何年前の塗装を再現したのかよく知りませんが、私には東急3450形に見えてしまいます。

真ん中の青と黄色のは、2007年春に箱根に来た時乗ってます。期間限定ではなかったんだ。下が引っ張り出してみた写真です。

K304p2007hakone103.jpg K304p2007hakone108.jpg
103-107+108の編成で、青と黄色の電車は、今と番号が違い、色も薄い。103-107は最後の吊り掛け車だそうで今は引退済み。そういえば、かつては降車ホームに到着後、一回本線に出て、乗車ホームに入るという入替作業がここで見られたのですが、今はやってないようです。

さぁ、食事にしよう。一番最初に見つけた飲食店に入って、温かい蕎麦の遅い昼食です。観光地に旨いものなしなんて言葉もありますが、空腹だったからか、とても美味しかったです。その後、観光案内所で教えてもらった日帰り温泉にゆっくり浸かり、箱根湯本へ戻ります。

帰りは一番前に乗ります。来たのは最新のアレグラ号で、運転室後ろ左側(ここには座席がない)に立って前方を見ます。素晴らしい電車でして、前面の1枚ガラスが上下にも大きく、背の低い小学3年生の男の子でも前方がよく見えます。側面の窓も足元まであり、深い谷が、それと交換駅では隣の線路に手が届くかのように見えます。

K2217598.jpg
小涌谷ではもう一本のアレグラ号と交換します。

K2217599.jpg
崖崩れの被害にあった蛇骨陸橋の復旧個所です。どこかにここの復旧個所の航空写真が出ていたのですが、白いコンクリートと周りの物々しい足場で、ロケットの発射台みたいでした。それと半径30mの急カーブに差し掛かると、最新の電車にもかかわらず、運転手さんが散水のスイッチを手動でカチコチ忙しなく入切するのが楽しいです。

K2217600.jpg
宮ノ下駅で交換するのはサンモリッツ号。のこのこ坂を登ってくる様子はおもちゃの電車みたいです。この塗装も本家小田急では見られなくなってしまいました。

K2217603.jpg
上大平台信号所で行きに乗ったベルニナⅡと交換。すると次は旧型車か。

K2217604.jpg
旧型車とは、スイッチバックがあり、駅自体が撮影地でもある大平台駅で交換です。降りて撮影して行こうかとも考えたのですが、同行の男の子にとっては、せっかくここからまた少しの距離ですが前向きで走るのと、接続するロマンスカーも予約してますので、車内からの撮影で我慢します。

K2217607.jpg
センスのいいラストラン行先板です。でもこの色だとやっぱり東急3450みたい。

K2217613.jpg
箱根湯本に到着、これが乗車したアレグラ号です。おじさんの私にとっては失礼ながら、箱根の風景に馴染めず、写真を撮る気も失せるデザインという印象でしたが、乗ってみて大好きになりました。満たされた気持ちになって、接続するEXE-αで帰ります。

次の更新は5月の予定です。

(乗車は2021年2月)

前の記事:小田急ロマンスカーVSE、展望席最前列からの景色
スポンサーサイト



小田急ロマンスカーVSE、展望席最前列からの景色

小田急といえばロマンスカー、ロマンスカーといえばやっぱり1963年に誕生したNSE3100形から継承される展望席かと思います。そして僅か4席しかない展望席最前列席は、今も昔も、鉄道ファンでなくても一度は体験してみたい憧れの座席です。NSEがまだ現役で、展望席付きロマンスカーがゴロゴロ走っていた20年以上前は、小田原発着のさがみなら、割と簡単に最前列に座れたものですが、展望席付きがVSEとGSEの各2本となってしまった今、明るい時間帯の列車の最前列席は、平日だろうとコロナの緊急事態宣言発令中だろうと、1か月前の販売時に即売り切れとなるチケットになってしまいました。

しかし小田急ロマンスカーの予約サイトを小まめにチェックしていると、キャンセルが出て、前日や当日に最前列席が空いていることが時々あります。しかもキャンセルが出やすいのは週末の一番いい時間帯であることが多く、今回取れたチケットは新宿土曜日12:00発のはこね15号1号車1番AB席で、前日の夜に取ることが出来ました。思い立ったら直ぐ行けるのが、近場箱根のいいところ。同行者は小学校3年生の男の子です。

K2217577.jpg
早めに新宿駅に到着し、くし型ホームの根元で到着を待ちます。VSEも登場して15年になるようですが、近くで見るのは私も初めて。カーブした新宿駅で見ると白蛇みたいです。ヘッドライトはこんなところに付いていたのか。

K2217584.jpg
逸る気持ちを抑えながら(←おじさんの方)、箱根湯本側先頭車まで歩きます。ここで記念撮影。

そしてドアが開き2号車から乗車し、最前列席へ。どうだ凄いだろう、一番前だぜ、おじさんなんか25才ぐらいになって初めて一番前に座ったんだぞ。

K2217588.jpg
それでは出発!ミュージックホーンを鳴らして滑り出すように走ります。なんて素晴らしい世界かな!新宿側から最前列席を経験するのは初めてで、もう背中がゾクゾク痺れるくらいに大感激です(私が)。同行の男の子もそれなりに楽しんでくれてます。

ちなみに隣の1C席は買い物帰りの初老の男性で、背筋をピンと伸ばして前方を見つめています。1D席は30歳ぐらいの女性で、出発前にお茶とコンビニおにぎりの軽食を食べ終わり、今は前方に全集中、かなりの鉄子さんと見た。1か月前に最前列席のチケットをゲットするのは、こういう人たちだったのか。

K2210365_e5.jpg
明るいところに出ると眩しい。直ぐに南新宿で1000形(1094×10)とすれ違い。

K2210367_e5.jpg
あれ?代々木八幡?2019年3月に相対式ホームから島式ホームになったそうです。知らなかった…。どうやって工事したのか見てみたかったです。

K2210368_e5.jpg
代々木上原を通過。ここは2004年頃に約半年間仕事で通ったところになります。千代田線車両の顔ぶれもすっかり変わりました。

K2210370_e5.jpg
代々木上原の留置線を過ぎると2018年に完成した複々線のトンネルに入ります。新宿箱根湯本間を物語の起承転結に当てはめると、この複々線区間が「承」でしょうか。

K2210371_e5.jpg
東北沢の急行線を通過します。複々線化工事完了後にここをかぶりつきするのは初めてなのですが、地下駅構内の途中で、緩行線と急行線が上下で別れるシーンは、近未来的というかSFの世界みたいでカッコいいなぁ。線路好きがロマンスカー展望席から見る光景としては、見逃せないところです。続いて下北沢を通過、地下化されてから降りたことがないのですが、どう変わったんだろう。

K2210372_e5.jpg
地上に出て複々線区間を走ります。ロマンスカー最前列席に座って一度やってみたかったことは、窓から次々にすれ違う電車の写真を撮ること。1形式1枚+αで出してゆきますので今日の記事は長くなります。まずはMSE基本編成のみの6連。

K2210375_e5.jpg
東京メトロ千代田線用16000系で、左右にいます。この電車、正面の非常用扉が、中央にあるのと横にずれているのの2種類あることを、この日初めて気が付きました。

さて、写真を撮るものいいですが、ロマンスカー最前列席に座る時は、写真を撮られていることも注意しなくてはなりません。今日は快晴で光線状態が最高となる複々線区間の下りホーム新宿側先端には、どの駅にも撮り鉄さんがいて、長い望遠レンズでこちらを狙っています。撮られるに当たって注意しなくてはならないのがマスク。前に人がいないことで気が緩んで、うっかり外してヘラヘラ笑っていようものなら、緊急事態宣言中に出かけるバカと言われてしまいます。

K2210379_e5.jpg
数を減らしつつある8000形(8059×4+?)を、どんどん量産されそうな5000形(5053×10)が抜きます。5000形については、小田急の中では久々に個性のある通勤電車が出てきたなと思うところです。

この辺で車掌さんが回ってきて、同行の男の子に、ロマンスカー乗務員のベージュ色の制帽をかぶらせて、記念写真を撮ってくれます。いいなぁ、おじさんだって本当は被りたい。

K2210386_e5.jpg
4000形(4058×10)です。9000形、1000形に続く千代田線直通車の3代目になります。私が小学生の頃は、とにかくクールな表情の9000形が格好良くて大人気でした。

K2210389_e5.jpg
3000型(3093×10)です。これが出た当時、極端に簡素化されたデザインを見て、小田急も堕ちたなぁと悲しくもなったものですが、もうすぐ登場して20年になる今、なんだか風格みたいなのが出てきたと思います。そしてこの車両の面白いのは、10年前から最近までも中間車を新造して10両化し、存在感も増してきていること。

新宿を出て30分で最初の停車駅の町田に到着します。ここで予想外の展開、1C席の初老のおじさんが降りてしまいます。えーっ!湯本まで行かないの?

K2210390_e5.jpg
町田を出たところでGSEとすれ違います。同行の男の子には、道中小田急ロマンスカーの種類を説明していたのですが、最新のGSEをやっと見れたところで、少し寝るとのこと。えーっ!せっかく一番前に座れたんだけど…。鉄道にはそれほど興味が無く、買ってほしい本を聞くと、恐竜や危険生物(特にサメが好き)の図鑑という子なので、30分見れば、もうお腹いっぱいみたいです。一人で楽しもう。

K2210392_e5.jpg
ロマンスカーしか通らない相模大野の通過線、ここを最前列席で高速で通過するのは最高に爽快。

K2210393_e5.jpg
最前列席の側面の窓は、前面に回り込んでいますので、相模大野の車両基地もこんな風に見えます。

K2210396_e5.jpg
太陽に向かって走る形で、展望室がとても暑くなってしました。まともに太陽の光を浴びる1B席に座る男の子を1Aに移し、私が1B席に座ります。

K2210400_e5.jpg
相鉄厚木線のガードを潜ると、左から相鉄に乗り入れることになったJR埼京線E233系7000番台が来て並走します。新宿をこのロマンスカーの23分前に出た特急のようです(新宿11:37→海老名12:40)。JRの通勤電車が特急になったり、こっちの小田急にもJR常磐線各駅停車用E233系2000番台が走るようになったり、20年前の人が見たらびっくりするだろうなぁ。

K2210402_e5.jpg
EXEαです。このEXE(エクセ)30000形が登場した時に私が思ったのは、ひょっとしてSE以前の小田急特急車の慣例が復活し、そのうち新しい特急車が出たら4扉ロングシート車に魔改造されるのではないかと、ちょっと期待していました。実際はそうはならず特急車のままαに更新されて活躍を続けています。座席の評判が高いみたいで、復路で乗ってみようと思います。

K2210403_e5.jpg
あんまり特徴を理解していない2000形(2055×8)とすれ違って本厚木に到着。ここでなんと1Dの女性も降りてしまいます。ここからは山間部をS字を描きながら突き進む、物語の起承転結の「転」にあたりそうな区間なのですが、勿体ないです。1Cの初老の男性も1Dの鉄子さんも、1か月前に町田や本厚木までの切符を予約したとは思えません。私たちと同じように出発前日にキャンセルされた座席を予約したのかもしれません。

空席になった隣の最前列1CD席には、後ろから優しい車掌さんに案内されて、小学校1年生ぐらいの男の子とお母さんがやってきました。男の子も嬉しそうですが、それ以上にお母さんの方が興奮気味で、SNS用?の写真を撮るのに大騒ぎです。男の子が写真撮影に面倒くさそうに応えているのが印象的でして、やっぱりロマンスカーの展望席は、大きいお友達のものなのか、私の隣の小学3年生の男の子も熟睡しています。

K2210405_e5.jpg
さぁ写真写真。小田急で一番古くなった8000形ですが、まだまだ走っています。小田急ならではの鋼製車とステンレス車の混結で。8000形(8064×4)+3000形6連。

K2210407_e5.jpg
こちらはオール8000形の編成(8061×4+6連)。

K2210408_e5.jpg
未更新のEXE(エクセ)30000形もまだいます。(写りが悪いので拡大しません)

K2210413_e5.jpg
あっ!VSE。いきなり出てきたのでシャッターを切るタイミングを逃してしまいました。

K2210419_e5.jpg
ワイドドアの3000形初期車です(3254×6)。多扉車や広幅扉車はどこも数を減らしていますが、小田急ではどうなんでしょう。

K2210422_e5.jpg
そろそろ小田原です。一つ手前の足柄では、未更新EXEの付属編成が2本休んでます。(写真拡大しません)

K2210423_e5.jpg
新宿を出て70分、小田原に到着します。(拡大しません)

K2210424_e5.jpg
小田原では赤い1000形がお出迎え。ここからは箱根登山鉄道の単線区間で、起承転結の「結」に相応しい車窓が展開されます。

K2210427_e5.jpg
箱根板橋でもう一本のGSEとすれ違います。展望室は無人です。光線状態が良く、初めてこんなにきれいに撮れました。午後のロマンスカー展望席ですれ違う列車の写真を撮るなら、順光となる最後尾に座るのがよさそうです。

K2210429_e5.jpg
小田急乗り入れ区間とはいえ、登山鉄道の線路ですので急カーブに急勾配の連続です。ここは箱根板橋出てすぐの40‰の上り勾配区間で、座席が後ろに倒れるのを実感します。架線柱が線路に対して傾いて立っているように見え、ケーブルカーから見る景色みたいです。そろそろ小3男の子を起こします。

K2210432_e5.jpg
風祭を通過、ここでも赤い1000形とすれ違い。

K2210438_e5.jpg
入生田から三線軌条区間になって箱根湯本が見えてきました。早川の河津桜が満開です。春はもうすぐ。

K2210440_e5.jpg
ミュージックホーンを鳴らして駅に進入します。

K2217589.jpg
13:26、終点箱根湯本に到着、楽しかったなぁ。箱根登山鉄道に乗り換えます。

ロマンスカーを語る上で一つ残念なのが、ロマンスカーのもう一つの象徴でもあった、走る喫茶室の流れを組む車内販売サービスが、コロナ禍で休止し、復活することなくそのまま廃止されてしまったこと。これはもう仕方ないことなんだろうなぁ。

(乗車は2021年2月)

次の記事:箱根登山鉄道 1形2形からアレグラ号まで
関連タグ:小田急電鉄

185系特急踊り子号お名残り乗車記

40年もの長い間、第一線で走り続けた185系踊り子号も、ついに今春引退となりました。185系は、さんざん乗ってさんざん撮ったつもりでいるのですが、一つ心残りなことがありまして、グリーン車サロ185に乗ったことがないのです。だって若い頃に東海道本線の普通列車運用を狙って乗るときは転換クロスシートで充分満足ですし、社会人になってグリーン車に乗っちゃおうかという時は、3列シートで車内サービスが格段に上な251系スーパービュー踊り子号の方(今ならサフィール踊り子)を選択してしまうではないですか。これを逃したら国鉄時代の設計の、今となってはしょぼい設備のグリーン車に乗れるチャンスは二度とないかも、ということで廃止約10日前の3月の平日午後に時間を作って、熱海から東京までお名残り乗車をして来ました。

新宿14:00発の小田急ロマンスカーMSEで小田原へ、東海道本線普通列車に乗り継いで15:50分に熱海着、改札を一回出て駅前を一回りして駅に戻り、1本前の東京行きの踊り子があるのでホームに見に行くと…

K3047651.jpg
リニューアルE257系かと思っていたのですが、元祖185系だ!早く戻ってこればよかった。上野口がルーツの200番台7連で、熱海16:00発の踊り子14号になります。見送ってホーム三島側に移動します。

K3047656.jpg
たまたま撮れた静岡大陸の主?211系5000番台、これも数年後には引退かと思います。

K3047661.jpg
熱海で(ついでに)見たかったのはこれ、伊豆急リゾート21で、今はこんな姿なのか…。存在が薄くなってしまった感じですが、日本屈指の乗って楽しめる車両だと思います。この電車のおかげで、伊東線や伊豆急線内では185系に乗ろうなんて、ますます思わなかったです。

そろそろ修善寺発踊り子16号が4番線に16:21に到着します。隣のホームの3番線で待つのですが、ここは同時刻16:21発の小金井行普通列車が停車中、どうなるかな。修善寺着踊り子が先に来てしまいました。小金井行が出発すると、

K3047676.jpg
ジャーン!5両の修善寺発付属編成です。いいですなぁ。連結個所は写真を撮ろうとする人で一杯です。

K3047678.jpg
後ろを振り返ると、これから乗車する予定の、熱海16:23着の伊豆急下田発基本編成が迫っています。

K3047683.jpg
連結作業開始です。動画で撮ったのですが、基本編成2両目モハがいい音出してくれます。ブロワー音、モーター音、ブレーキ時の車輪の音、エアーの抜ける音、ノッチオフした時のパコンの音、停車してからのコンプレッサー音、警笛は無かったですが、徐行するだけでもうるさい185系の、一通りの音が聞けたかも。熱海に来て良かった。地下道を潜り、隣のホームに移動します。

K3047692.jpg
4番線では、多くの方がホームの出発案内にカメラを向けています。見ればこれは凄い!熱海駅スタッフの、185系踊り子号への思い入れを感じずにはいられません。

K3047696.jpg
さぁ、初めてサロ185に乗車します。でもこのサロ185は、外から見るのがいいんです。旧型客車好きだった私からすれば、写真と模型でしか見たことがない、憧れのナロ10~オロ11が、昭和末期に電車で蘇ったと言える美しいサイドビューなのです。

K3047698.jpg
デッキに入れば、あの国鉄車両の香りがして、分別のできない「くずもの入れ」が「おす」とお出迎え。

K3047699.jpg
両側に乗務員室や車販準備室の小部屋が4つ、デッキから客室まで距離があるのも、特別な車両という感じがしていいなぁ。腐っても鯛、ボロくてもサロ、ナロ10譲りの品格をここでも感じます。自動ドアは床のマットで反応するやつです。

K3047705.jpg
客室を抜けて洗面所も見ておこう。現役でこのスタイルのを見るのは、あと何回あるでしょうか。次は博物館で、あぁ懐かしい~となるのでしょうか。

K3047700.jpg
今日の座席はここ、4号車一番後ろの進行方向右側かつ海側の1番A席です。長い15両編成が、カーブで弧を描くのを見れるかな、後ろのモハのモーター音も聞けるかな…

K3047703.jpg
そして185系と言ったら特急なのに開く窓。後ろに人がいないのをいいことに、カーブや海の見えるところで開けちゃおうか…と、ここにしました。

座ってみます。期待していませんでしたが思った以上に重厚な作りです。Wikipediaによると1998年に交換された座席なんだそう。座席を後ろに倒してみれば、さすがは特急のグリーン車で、えげつない角度まで倒れます。車窓を見るのが辛くなりますので、リクライニングの角度はちょっとでいいです。そういえば登場時の185系の普通車の座席は、117系と同じ、背ずりを後ろにバタンと倒して方向転換するだけの座席でした。それでも中高生の当時の私は、デッキ付だしカーテンもあって豪華に感じたものです。

電車は16:29発でしたが、連結時の車両点検により10分遅れで熱海を出発しました。大丈夫かなぁ。湯河原を出て、グーグルマップを見て目をつけておいたカーブで窓を開け、ちょこっとカメラを出してみます。

K3047734.jpg
E231系が来ちゃった。急いで窓閉めます。

K3047741.jpg
これは根府川を通過した後で見える海。ここでもちょっと開けてみますが、時速100km/h以上で走る電車の窓からまともに受ける風は、こんなに凄かったか。窓開けは終了です。

小田原到着、ここでも多くの乗客が乗り、前の座席にも人が来ました。この時の乗車率は、A席海側窓側が8割、D席山側窓側が3割、通路側に座る人は2,3人、たぶん半分以上が185系踊り子号のお名残り乗車かと思います。

小田原からも遅れを取り戻そうとするかのように、力いっぱいのスピードで走ります。車内はこの時期ですのでカメラやスマホを手に歩き回る鉄道ファンが多く、デッキとの境の自動ドアが頻繁に開け閉めされます。そして開けた時に後ろから響いてくる、モハのモーター音が凄くいい。開けっ放しにしたいくらいです。

そういえば2000~2001年頃の冬、熱海のリゾートマンションの建築現場の仕事があって、時々時間が合えば来宮から横浜まで乗っていたのを思い出します。その頃の時刻表を引張り出してみると112号で今とほぼ同じ時刻だ。その時の印象も、ひたすら全力疾走でして、横浜の本社に戻らなくてもいい時間なので、ビールでも飲んで(たか?)、また煙草も吸えて(当時)、のんびり快適な座席で寛ぎたく、そんなに速く走ることないのに…と思っていた気がします。

全力疾走であれよあれよと大船に到着。これだけ飛ばしたのに10分遅れはそのままのようです。熱海側ホーム先端には、暗くなったにもかかわらず撮り鉄が数名います。ここには私も、EF58が荷物列車を牽いていた頃に何度か来てました。その時も185系は何度もファインダーの中を駆け抜けていたのですが、フィルムの時代ですのでシャッターはほとんど切ってません。1990年代に入って東海道ブルトレが毎年のように1本ずつ減っていく頃も、駅や沿線各地で撮ってましたが、やはり185系の扱いは変わりませんでした。

横浜に到着、東海道本線を、青春18きっぷで延々と普通列車で戻ってくる時や、上りブルートレインなんかで横浜に到着すると、あぁ~楽しい旅行も終わりなんだな~と、寂しくなったものですが、今日もなんだか、もう185系ともお別れなんだなと、ちょっと感傷的になってしまいます。さぁ、ラストスパートです。昔も今も撮り鉄に大人気の新子安はホームドアが出来たんだな。

品川出発、あと一駅です。旧田町車輛センターを過ぎ(この辺も変わったなぁ)、車内放送の最初と最後に、電子式のようですが久々に鉄道唱歌のオルゴールが聞けて満足です。

ちなみに東京熱海間のグリーン特急券は100kmを僅かに超えるので、1時間19分の乗車で3460円もします。えきねっと割引もグリーン車にはありません。これを東京湯河原、又は品川熱海にすると2000円で収まるのですが、熱海の連結シーンも見たいし、東京到着前放送のオルゴールも聴きたい、どうせならと距離を伸ばして伊東や下田から乗ってしまうと熱海の連結シーンが見れないし、修善寺編成だと連結シーンは見れますがグリーン車が付いてない。今回の乗り鉄には、目的を果たすために何気にお金かけてます。

K3047805.jpg
東京到着。さよなら185系。最後にやっと、憧れだったナロ10→オロ11スタイルのグリーン車に乗れて良かったぞ。

K3047812.jpg
15両もの185系が品川方面に回送されるのを見送り、少し待っていると反対ホームに215系が来ました。一時期、休日の横浜から東京への移動時の快速アクティーと、湘南新宿ラインが走り始めた頃の平日夕方の逗子行きで新宿から横浜まででよく利用してました。それとホリデー快速ビューやまなし、小淵沢新宿は長かったなぁ。個性的でいい車両なんだけど、これももう引退なんて、時が流れるのは早いです。

(乗車は2021年3月)

昔の写真(2000年頃) 八高線103系3000番台

旧型国電72系を、足回りはそのままで車体を103系高運転台車同等品に乗せ換えた、仙石線のモハ72系970番台とクハ79600番台の写真を前回出したところで、今回は足回りも新性能化し、本物の103系に編入された姿の、八高線103系3000番台の写真です。経歴がこれ以上ないぐらい面白い電車で、実家の近くでしたので、たくさん写真を撮っていたつもりだったのですが、これしか出てこない…。しかも拝島駅構内で昼寝する写真ばっかりです。

Image0020_199808_103-3002.jpg
クモハ102-3002を先頭にしたハエ52編成です。青梅線石灰石貨物最終日の写真なので、年月日は1998年8月13日。

長い活躍に敬意をこめて、この車両の私向けの年表を作ってみますと…
1952年~1957年:
 後に103系3000番台となる、モハ72形500番台、クハ79形300番台・同920番台が製造される。
1974年:
 103系の車体を乗せて、モハ72形970番台、クハ79形600番台に改造されて仙石線で走る。クハ-モハ-モハ-クハの4両編成5本。色は、ウグイス色→ウグイス色に前面カナリア色の警戒色→スカイブルーと変化。
1984年~1985年3月まで:
 仙石線から撤退。その後順次103系化改造工事。
1985年9月30日:
 川越線全線電化日、103系3000番台デビュー。クモハ102-モハ103-クハ103の3両編成で、川越~高麗川間を主に担当。昼間は地下化された大宮駅にも顔を出します。
1985年~1986年:
 余ったモハ72970がサハ103形3000番台に改造され、青梅線103系3両の付属編成に組み込まれる。これを見た時は、台枠だけですが青梅線に72系が帰ってきたと胸が熱くなりました。
1996年3月16日:
 八高線八王子高麗川間電化で川越線と直通運転。川越(南古谷)~八王子間を受け持つこととなり、クモハ102-モハ103-サハ103-クハ103の4両編成化、同時に209系3000番台、103系3500番台も登場。青梅線立川へも乗入開始。
1999年12月3日:
 青梅線乗り入れ廃止、当時の時刻は、川越8:35→立川9:46~9:52→川越11:11、川越14:57→立川16:07~16:38→川越17:49の2本(平日時刻・1998年5月の時刻表より)。立川駅の乗換案内にはウグイス色ラインの川越線の文字も入っていました。
2005年10月:
 205系3000番台・209系3100番台の転入により全車引退。半世紀に渡る長い活躍、お疲れさまでした。
(Wikipediaを参考にしています)

20031214-30.jpg
八王子駅で撮影した同じく52編成で、2004年1月の撮影。本物のクハ103より顔がちょっと長い。テールライト横に標識灯掛けフックがついたままで、仙石線クハ79時代の面影も残してます。

20050320-4.jpg
拝島駅で2005年3月、そろそろ引退時期か。これも52編成だ。このクモハ102-3002は、最初がクハ79374、次がクハ79606、3回形式が変わってます。

20040102-28.jpg
2004年1月拝島駅、56編成でやっと違うの出てきた。こいつはよく見れば103系3500番台で、生まれは本物の103系なのですが、偽物グループに入れられてしまった、異端車の中の異端車、今風の言葉を使えばマイノリティの中のマイノリティで、これも愛しい存在です。顔を向けているのはクハ103-3502。

20040102-30_クハ3502
同じ日の撮影で、新製されて103系3500番台と一緒にデビューするも、2019年2月までと長い活躍が出来なかった209系3000番台も友情出演させておきます。

(撮影は1998年~2005年)

しばらく更新お休みします。

昔の写真(1983年) 仙石線陸前原ノ町電車区の72系970番台

新規の乗車がありませんので、久々に昔の写真を引っ張り出して記事にしてみます。

仙石線の記事を書いた後ですので、1983年になるのですが、私の高校1年夏休み東北旅行での、陸前原ノ町駅から見た、陸前原ノ町電車区の写真を出してみます。この頃の仙石線は、初期型の103系に混じって、旧型国電72系に103系高運転台車のボディーを載せ換えた、モハ72形970番台・クハ79形600番台が5編成在籍してしていました。

BW0360012.jpg
まずは陸前原ノ町に進入する下り列車、先頭は窓の札からクハ79609のようです。

BW0360011.jpg
その前のカットです。後ろにクモヤ145の姿が見えます。車番は何番かと検索してみると、クモヤ145 113のようです。

BW0360013.jpg
この頃にも高城町行は存在していたのか。1983年の時刻表を引っ張り出してみると、仙台発で7本あった高城町行の1本で、おそらく仙台10:47発の1031M列車になります。

BW0360014.jpg

BW0360015.jpg
見送ります。写真が残っているだけで、吊り掛け音を残して出発する状況などの記憶は全くありません。バックに東北本線貨物支線がみえます。

BW0360016.jpg
仙台方面ホームから見た陸前原ノ町電車区の全景です。フイルムの右端が歪んでしまいました。

BW0360017.jpg
左側の3両は、左からクモハ103 22、クハ79605、クモヤ90055。この頃の仙石線103系は、石巻側がすべてクモハ103でした。

BW0360020.jpg
旧型同士の並びです。クモヤ90とクモヤ145が同時に所属していたようです。

BW0360019.jpg
頭を出したクハ79603。
ツーライト銀線(小学生時代、鉄ヲタの高学年先輩らは、高運転台クハ103をそう呼んでました…)なのに、クーラーが無くて、ずらりとグローブベンチレーターが並ぶ様子が、偽物っぽさ全開で面白いったらありゃしません(もちろん褒め言葉)。ドアに取っ手、乗務員扉の後ろにタブレット保護板…、これが数年後に本物?の103系に化けて首都圏に戻って来るのです。

今回はこの記事を書くにあたり、当時の仙石線の車両配置について、どなたかが作成された、こちらのPDFデータがとても参考になりました。ありがとうございます。
仙石線車両配置推移

(撮影は1983年8月)

関連タブ:国鉄時代
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録です。2012年、ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになり、乗りつぶしをスタート。その時の未乗区間は約7,816.3kmでしたが、10年目にしてあと1,824.6kmになりました。すべて乗りつぶすには、今の生活パターンだと、まだ10年ぐらいかかりそうでして、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事をご覧になりたい方は下のカテゴリーの「年別目次」からどうぞ。

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

箱根登山鉄道 小田急電鉄 JR東日本 国鉄時代 温泉 路面電車 広島電鉄 錦川鉄道 旧国鉄の第三セクター路線 いすみ鉄道 小湊鐵道 函館市電 JR北海道 非冷房車 新幹線 京浜急行 金沢シーサイドライン 新交通システム 相模鉄道 長野電鉄 富山地方鉄道 JR西日本 信楽高原鉄道 JR東海 近鉄 喫煙車 バスの旅 東武鉄道 旧建設線の第三セクター路線 井原鉄道 秩父鉄道 蒸気機関車 西武鉄道 養老鉄道 名鉄 地下鉄路線 札幌市営地下鉄 静岡鉄道 天竜浜名湖鉄道 愛知環状鉄道 弘南鉄道 北陸鉄道 南海電鉄 ケーブルカー 駅そば 観光列車 JR九州 船旅 鹿児島市電 パノラマグリーン車 真岡鐵道 東海交通事業 上田電鉄 アルピコ交通 長崎電気軌道 島原鉄道 専用鉄道訪問 三井化学専用線 松浦鉄道 貨物線・短絡線・渡り線 筑豊電気鉄道 西日本鉄道 平成筑豊鉄道 会津鉄道 野岩鉄道 JR四国 阿佐海岸鉄道 土佐くろしお鉄道 伊予鉄道 琴電 吊り掛け電車 猫登場 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 新京成 京成電鉄 流鉄 夜行列車 伊勢鉄道 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 芝山鉄道 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 山陽電鉄 水島臨海鉄道 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 京王電鉄 台湾の鉄道 東急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR