この日最後の乗りつぶし路線は京阪中之島線。大阪中心部に2008年に開業した、全長3.0kmのミニ路線です。

森小路駅で45分程京阪電車を撮影した後、17:45発の1000系の普通中之島行に乗車します。

京橋で空いて、かぶりつき席に座れました。

シーサースクロッシングで内側へ、

しばらくの間、内側を走ります。今は普通列車ばかりとなってしまった中之島線を外側に配置した方が、ほとんどの列車が、京橋を出てすぐのシーサースクロッシングを直進出来て良かったと思うのですが…

京阪本線の下り線が、中之島線を跨ぎます。

かつての京阪の起点駅である天満橋駅が見えてきます。

天満橋駅2番線に到着。
京橋天満橋間で、中之島線が内側を走ることでモヤモヤしていたのですが、調べてみると、これは天満橋駅の歴史に関係するみたいです。
現在、北側の1,2番線が中之島方面、南側3,4番線が淀屋橋方面になるのですが、中之島線開通前は、1,2番線が淀屋橋方面、3,4番線が櫛形ホームの当駅折返し用だったとのこと。
現本線下り線が中之島線をオーバークロスするのは、中之島線開業前からあったみたいで、南側3,4番線を中之島線にしてしまうと、天満橋駅西側地下深くで、京阪本線と中之島線が立体交差することになり、そんなの無理。そこで、京橋駅西側のシーサースクロッシングは、ほとんどの列車が直進しないことになってしまった。これで合ってますかね。

天満橋で乗客はさらに少なくなります。扉の窓がずいぶんと大きい電車なんだな。
ここから中之島線で地下区間、途中駅は3つ。地上はお洒落なビジネス街なのでしょうか。

18:03、終点の中之島に到着。トンネルの端部にはシールドマシンな刃が残されてます。

綺麗な新しい駅に昭和の電車。

田の字が渋いな。上段窓に取っ手がついているのは、外から開閉できるようにするため?

顔は整形してツルツルに若返りましたが、車内は全然手をつけてないようです。座席の端に天井まで伸びる持ち手(鉄パイプ)がないのは、相鉄の古い電車(6000系など)でよく乗りました。混雑すると、座ってる方も立ってる方も辛く、好きではなかった。座席下のヒーターといい、こんな昭和の電車がまだ現役だったんだ。
* * *

こちらが現在の中之島駅の時刻表、優等列車は朝夕のみ。

切り欠きホームの3番線、2013年3月から定期列車の発着がないとのこと。

関西の大手私鉄の起点側に分岐する支線というと、南海汐見橋線を思い浮かべてしまいますが、こっちは地上に出れば高級ホテル。

再びホームに降りて、中之島駅から出る1本だけの快速急行を見ます。樟葉…読めない、「くずは」だそうで、京都まで行かないんだ。車両は森小路駅で唯一見れなかった本線用の10000系だ。

快速急行の前に出る準急出町柳行で戻ります。この13000系編成には、3000系プレミアムカー連結で弾き出された転換クロスシート車が連結されており、座って見れば快適快適。乗るのは1駅1分で次の渡辺橋で下車。ここから乗車する人の座席の争奪戦が激しかった。

京阪の渡辺橋から大阪メトロの肥後橋まで歩き、四つ橋線に乗車、本日の乗りつぶしのスタート地点の西梅田に戻っできました。

本日の宿は新大阪なのですが、阪急梅田駅に寄って、明日利用するフリー切符(妙見の森フリーパス阪急版)を購入しときます。ここで宝塚線5100系の生存も確認、明日も見れるといいな。
* * *
阪急南方駅近くの中華料理屋で夕食後、チェーンホテルに荷物を置いて、JR新大阪駅の在来線ホームを見下ろせる歩道橋に行ってきました。

283系9連のくろしお。この日の朝に乗車したのとは別編成で、付属編成が普通車だけのもの。

黄色いのは289系?何かのラッピング車かな?

こんなのも来ました。DEC741だそうで、クモヤ443の後継車とのこと。
かつてはブルートレインをきれいに撮れた10番線に、増結して12両のサンダーバードあたりが来るのを期待していたのですが、1本も来なかった。40分ほどぶらぶら列車を眺めて過ごし、ホテルに戻って寝ます。
(乗車は2023年8月)
前の記事:
森小路駅で京阪電車の撮影次の記事:阪急・能勢電鉄編に続きます
関連タグ:
京阪電車しばらくお休みします。次回の更新は年明けの予定です。