JR鳴門線乗車記

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次は今回の旅行の最後の乗り潰し路線、かつ四国最後の乗り潰し路線でもあります鳴門線に乗車します。徳島14:57発の鳴門行き普通列車はキハ1500形の単行。車内は混んでまして運転室後ろに立ちます。

まずは高徳線、吉野川を長い鉄橋で渡り、勝瑞駅では特急うずしおとの交換で7分も停車。高校生がずいぶんのんびりと跨線橋をこちらのホームに降りてくるなと思えばそういう事か。この鳴門線列車は次の記事でも書きますが、比較的短距離で1時間に1本という高頻度な運転ながら、長時間の停車が多い。

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畑の中を走って池谷駅が見えてきました。高徳線と鳴門線のホームがV字に配置された面白い駅。ポイントも左右左と分岐するのも面白い。帰りには寄ってみようと思います。

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鳴門線に入って行きます。進むに連れて線路の緑が濃くなってきます。

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途中5つの駅がありますが全て1面1線の棒線駅ですので、交換で長い時間停車することなくトントンと進み、鳴門の町が見えてきました。

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印象に残るような面白い発見が無いまま、15:37に鳴門に到着してしまいました。これで四国の鉄道は全て乗車。とは言っても昔高徳線に乗ったのは日が暮れてからだし、今回乗車した伊予鉄道市内線の一部も夜、予讃線の伊予西条~松山間も満員の上り特急で進行方向右側座席に座ってしまったので海側景色を見ていません。乗り直しが必要な路線はまだあるのであります。

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徳島行き出発までの7分の時間で改札を出て、駅を跨ぐ歩道橋の上へ。長いホームに昔は何両編成の列車が停まったんだろう。私はローカル線に乗車して鳴門という終着駅に着いたわけですが、車やバスを利用する人にとってここ鳴門は、本州の都市部から一番近い四国の玄関口になるんだよな。でも高速道路を通ってくるのがほとんどだと思うので、みんな通過してしまう町かもしれません。

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ここ鳴門は新幹線の駅が出来る可能性もあったわけですが、こうして単行のディーゼルカーが停まるのを見て、私の感じた鳴門線の印象は、本州四国連絡橋の神戸淡路鳴門ルートと結局最後まで縁がなかった路線。そう思うと愛着も湧いてきました。

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単行運転できる最も豪華な一般車両だと思う1500形の、15:44発徳島行きで戻ります。

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16:01、池谷着。途中下車してみます。

(乗車は2016年8月)

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徳島駅で見られる車両たち(2016年と1984年)

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徳島駅の構内、なんか懐かしいなぁ。この風景というのは私が前にここに来た1984年の春から全然変わっていないのではないか。車両だけは入れ替わっていますが。

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キハ47の2連

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キハ40の2連
キハ40はトイレなしだ。

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今やローカル線のスター?キハ185の2連。

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こうして見ると徳島はまだまだ国鉄型が大活躍。

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タラコ色キハ47も存在します。

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このカエルみたいな気動車は、1000形の徳島地区のカラーかと思ってましたが違って、1000形を最新の1500形に連結できるように改造した1200形という別形式の車両。

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見た目の印象と違って、なかなか素敵な車両の1500形は、行き先表示幕の有無や、スカートの色など、製造時期によってバラエティーがあるみたい。

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徳島地区の一番のネタ列車が来ました。アンパンマンカー連結の特急剣山。行楽客はあまり乗らなそうな列車ですが、車両ばかり見ていましたので、どんな客層がこの車両に乗車するのかは見損なってしまいました。とにかく中間車のキロハが残っているのが嬉しい。そしてキロハのフォントは可愛いなぁ。

もう一つ徳島駅で印象に残っているのは構内にある駅そば。うどんのエリアなのにそばなの?...と入ってみましたが本格的なそばでとても美味しい。

(以上の撮影は2016年8月)

***

せっかくなので昔を懐かしみ、1984年春の徳島駅の写真を出してみます。

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東側の雰囲気は昔もこの通り同じ。車両については気動車と客車だけでなく、まだ貨物輸送も健在だったようでワム80000やコキの姿も見られたのでした。気になった後ろの林は、地図で調べたら徳島城の跡地でして、これならこの先も高架駅とかにしなければ、この景色は変わることなく、車両だけが入れ替わってゆくことでしょう。徳島気動車区の前に停まっているのはキハ45 42。

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一般形気動車はキハ20ばかりでつまらなかった気がします。阿波池田から乗車した普通列車はキハ20の3連でした。左の写真はどこ行きか解りませんがキハ20+キハ45+キハ20の3連。あららキハ30もいたんだ。

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徳島に来たのは小松島線と旧型客車が目当てでした。運良くスター的存在の元特急車スハフ43(スハフ43 3)の形式写真は撮れたし、その後高徳本線で乗車も出来ました。乗車してウトウトしていたら途中で下からコンコンと金属を叩くような音がしてびっくり。音の発生源は床下ではなく座席の下で車両の端から端まで歩くぐらいのスピードで移動してきます。どうやら蒸気暖房の供給が今開始され、カップ焼きそばのお湯をシンクに捨てた時のように、鉄の配管が温まって誇張して出た音のようです。右写真のスハフ43の後方で半分ワムに隠れた車両もレアなやつでして、元スロ53のオハ41 455。

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急行阿波とよしの川。可愛いヘッドマークを付けたキハ28・58の2連。今となっては最高の被写体のはずですがちゃんと撮影してないのはなぜ。右は露光もしてしまっているので、フィルムカウンターが1になる前の写真みたいです。

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関連タグ:JR四国国鉄時代

JR牟岐線乗車記

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再び海部駅。この駅の象徴かもしれません、開発により山を切り崩し、トンネルだけ残ったこの光景。

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次に乗り潰す路線牟岐線の12:33発牟岐行き普通列車は、1500形という新しいディーゼルカー。外見を写真で見た感じは、窓が小さくて暑苦しそうな車両でしたが、

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初めて乗車してみますと、ワンマン車なのに両側2人掛けの転換クロスシートは座り心地がとてもよく、窓は座席2列分で大きく見晴らしだってよい。外から見たら窓が小さめに感じるのは目の錯覚か。ほとんど例の無いこの窓配置は、座席と窓割りが合っていなんだと思っていました。

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12:30に、私が昼食を食べている間に甲浦まで一走りしてきた阿佐海岸鉄道の元高千穂鉄道車両が帰ってきました。ドアが開くと先ほどの小中学生鉄道研究会風の団体様がどっと下車。彼らは室戸岬へは行かず、鉄道だけ乗って引き返してきたみたいです。こういう事されたんでは(自分も毎回やってることですが...)、何もない甲浦駅では旅行者はお金使いませんし使えません。DMVを導入したら、室戸地区も含め、経済効果はかなり期待できそうです。まずは鉄道車両の廃止フィーバーで鉄道ファンがどっと来るのもありますし。

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出発します。牟岐までは1973年開業の(私の感覚では)新しい路線。印象に残った風景は、まずは浅川駅手前で見えた、真夏にもかかわらず緑色に濁った学校のプール。夏休みも1か月になるので苔が生えてしまったのか、それとも廃校か、ちょっとショッキングな光景。次に鯖瀬駅付近で見えた海の向こうの島。こんな所に大平洋に浮かぶ島があったんだ。グーグルマップを見ると出羽島という島で、無人島ではなく人が住む島。さらに調べてみると、こんな島が日本に残ってたんだという感想。鉄道に乗っているだけでは知りえない日本というのは本当にいっぱいある。

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12:47、終点の牟岐駅に到着します。Y字ポイントから始まる構内の広がり具合といい、停まっている車両といい(オール国鉄車両だ)、実に風情ある光景ではありませんか。

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隣で待つ特急むろと4号に乗り換えます。まずは座席を確保しておいてまた外へ。

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お昼寝中のキハ40。ディーゼルカーで汚れが目立つ白塗装なのにとてもきれい。JR四国の車両は小まめに洗車してるようで、みんなきれいだと思います。ちなみにこのキハ40、運用を辿ってみると、徳島を夜9時半頃に出てここ牟岐駅でマルヨ、2日目は早朝に甲浦まで1往復するだけでそのまま牟岐駅でマルヨ(今この状態)、3日目の早朝に牟岐発でキハ47の2連と連結して8時半頃に徳島に帰るという、ある意味とても壮大な運用(2016年8月時点)。キハ40で甲浦に行ってみたり、牟岐で2両並ぶキハ40を見たり、キハ40系の本当の末期には鉄道ファンが訪れるスポットになるかもしれません。

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構内踏切からもキハ185系の撮影。どこでどう写真を撮っても絵になる(っぽい)素晴らしい駅なのに、5分しか接続時間ないのがとても惜しい。

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12:52、出発します。ここからは1942年開業の区間で内陸部を走ります。最初は飛ばすも、その後はそんなに焦らず軽やかに、さらりと駅を通過して行きます。期待していた通りのローカル特急らしい走りでして、昔のキハ28・58・65系の急行列車に乗っているみたい。スジも昔と変わらないんだろうな。帰ったら古い時刻表をひっぱり出して見てみよう。

ひっぱり出してみたところ
現在の特急むろと4号は、牟岐を12:52発、徳島に14:01着
1984年の急行むろと4号は、牟岐を13:03発、徳島に14:34着
と、凄いスピードアップされていたのであります。昔の急行はそんなに遅かったのか。そして私もDC急行列車の走りっぷりを忘れてしまったようです。

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お城が見えて日和佐駅。ここは時刻表上からは実にローカルな小さな街にしか見えませんが、お城があったんだ。今回の旅行では伊予大洲に宇和島と、小さな町のお城をよく目にした気がします。

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日和佐といえば海亀の産卵場所のイメージでしたが海岸沿いは走らず、山の1列分内陸側を走ります。台湾のDR2700が最後まで走った花蓮台東間みたい。

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しかしほんの僅かな区間ですが海岸沿いを走ります。田井ノ浜駅の手前には海水浴場がありまして水着のお姉さんも見えます。

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日和佐に続いて停車します由岐駅と桑野駅。どちらも乗客は無し。1線の棒線駅は通過、2線あって交換可能な駅は停車している感じで、羽ノ浦までこの法則は続きます。

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阿南駅に到着。駅の様子からここまで来ると徳島通勤エリアみたい。

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坂を駈け上がって那賀川を渡ります。海もちょっと見える。これも台湾で見たような光景。この辺の直線では豪快に飛ばし、キハ58等の国鉄急行形DCには無理な走り。

羽ノ浦駅ではテレビの撮影が行われています。旅行番組かグルメ番組でしょうか。どんな観光地、どんな名産があるのかと帰って調べてみましたがみつからず、代わりにここから古庄支線という貨物線が伸びていた事を知ります。

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写真は車掌さんから購入した切符。今回高知から徳島までかかった費用は6,850円。「徳島・室戸・高知きっぷ(片道タイプ)」というお得な切符を買っておけば4,980円で済んだのですが、知らなかったのでしょうがない。それぞれの会社で正しく現金で支払いをし、少しは貢献できたかもしれません。思えば今回は広範囲なフリー切符を使用せず、鉄道だけでなく3社の中距離バスに乗り、全国チェーンの飲食店は極力避け、四国4県のうち3県で1泊ずつ宿泊し、残る1県の空港で買い物して帰るという、少ない金額ながら実にバランス良くお金を消費できたので、四国の経済界から少しは褒められてもいいかもしれません。

南小松島を出発してからは右手に注目します。中田到着前に見える遊歩道は小松島線の跡に間違いありません。小松島線は1984年の春休みに乗車した思い出深い路線です。客車列車も健在で、小松島港駅では1本50円の竹輪を6本だか買って夕食にしたっけ。現在、和歌山からのフェリーは小松島港には着岸しないというのは、この記事を書いていて知りました。そして明石海峡大橋の開通で、フェリーを利用していた客の大半は高速バスに流れてしまったらしい。

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中田駅のだだっ広い構内。これもかつて客車列車の走った名残でしょう。

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そろそろ徳島到着です。運転室後ろに立ちかぶりつきを楽しみます。中田駅がどんなだったかは全く覚えてなかったのですが、徳島駅の海部側は覚えています。右手に留置線が広がり、昔は国鉄キハに旧型客車がたむろしていました。

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徳島駅東側の車両基地も、停まっている車両が新しいのになった以外は1984年の時とほとんど変わってなさそう。

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14:01、徳島駅に到着です。

(乗車は2016年8月)

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次の記事:徳島駅で見られる車両たち(2016年と1984年)
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阿佐海岸鉄道阿佐東線乗車記

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奈半利からバスに2時間弱乗って阿佐海岸鉄道阿佐東線の甲浦駅に到着。この路線といえば鉄道好きの方には周知のとおり、2区間3駅で全長8.5kmと小規模の、日本鉄道建設公団の建設線で工事が中断していたのを第三セクター方式で開業させたもの。さて、建設公団の路線というのは全国にいくつかあって、開業できて本当に良かったと思えるのと、今となってみればどうして開業させてしまったのだろうと思えるのがあるのですが、残念ながらこの路線は後者に属するのではないかと、私は思うところ。

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時間がありますのでしばらく駅付近を散策します。周りには何もありませんので工事が大体完了していたところを終着駅にしたみたいですが、地図を見れば甲浦中心部は数百メートルの距離にあります。

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ブッツリ終わる高架橋。
・・・だったのですが、2017年2月に朗報。阿佐海岸鉄道は2020年までにDMVを導入し、室戸市まで直通運転をするとのこと。道路を走るんだったら初めから普通のバスでよくないか、路線を維持するのもお金がかかって大変なはず・・・とも思いますが、鉄道ファン、バスファン、乗り物好きが面白がって沢山来るのは間違いありません。鉄道存続だけでなく、この地区全体が賑わうことを期待しようではありませんか。

先ずは駅舎に入って切符を購入。窓口の運賃表には徳島までの運賃が掲示されながら、自社線内の海部までしか販売していません。自由席特急券も含めた徳島までの切符を買って、微々たる金額ですが収入の足しにできるかと思っていたので残念です。

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階段を上がってホームへ、線路が見えてきました。

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左がホームから見た車止めと室戸方面。その先に工事途中のトンネルがあるのかは木が繁っていてわからず。右は徳島方面でホーム待合室脇には灰皿があります。私以外は誰もいませんし、開放的な素晴らしいシチュエーションの喫煙所に最高の一服が出来そうですが、残念ながら今回の旅行中は禁煙と決めてしまったので煙草を持っていません。

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灰皿を視界の中に入れないようにとホーム徳島側先端に来ますと、トンネルの中にライトが光っているのが見えます。もう下り列車の到着時間か?しかしいくら待って列車は出てきません。中で止まっているのではないか。そうではなくて、とても長いトンネルのようです。

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あっ出てきた出てきた。出る時にポン!と音がしてもよさそうなぐらい、元気よく飛び出してきました。

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この車両は廃止となった高千穂鉄道から譲り受けたASA-301。5分の停車で11:11に出発します。

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乗客は私と小学生低学年の男の子とお母さんの3名。それでは出発。男の子は正面貫通扉窓でかぶりつき。いつかは失われるんだろうこの光景は、この男の子にとって大人になった時に、どんな風に記憶に残るんだろう。

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早速長いトンネルに入り、車内のイルミネーションが点灯。

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トンネルをやっと抜けたら、左手に車両基地が見えます。この鉄道の所有するもう1両のオリジナルの方の車両は中にいるようで見られず。

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宍喰駅に到着します。ホームに乗客の姿はなし。降りる人もなし。

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上2枚は最後尾から宍喰駅を見送る写真。かつては交換可能な駅だったみたいです。

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最初の1区間は長い1本のトンネルだけでしたが、次で最後の1区間は短いトンネルがひたすら連続。

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海岸が見えます。海岸鉄道という名前にしては、トンネルとトンネルの間の1回か2回のほんの僅かな時間しか、こういう風景は見られません。

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到着間際は穏やかな入り江の風景。

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最後のトンネルの途中で減速しますと、終点の海部駅が見えてきました。なんだ?人がいっぱいいるぞ。

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うわっ!海部駅のホームは凄い人、みんなこっちにカメラを向けています。またどこかの小中学生鉄道研究会風の団体様です。11分の乗車で、11:22に到着です。

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牟岐発の普通列車からみなさん乗り換えて、

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鉄道研究会の貸し切り列車となって出発します。ここ海部でも4分で折り返しましたので、ずいぶん忙しく走りまくってるような印象です。

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高架駅の階段を降ります。次の牟岐行き列車は12:33発で待ち時間は1時間以上。ゆっくりお昼を食べるのにちょうどいい時間です。確か宮脇俊三さんの旅行記では駅近くの寿司屋に入り、採れたてのワカメが美味しくてそればっかり注文し、店主に申し訳ないみたいなことが書いてあった記憶ですが、これかもしれないと思う店はシャッターが閉まっていてお休み。幹線道路沿いには昔ながらの食堂があるのですが、これもカーテンが閉まっていて営業してるのかしていないのかよく判らない状態。と、中から人が出てきたので聞いてみますと、海部の飲食店はどこも火曜日は定休日なんだそうで、高知で食料を確保しておくべきだったと後悔。しかし幹線道路を徳島側に少し歩けばスーパーマーケットがあり、お弁当を売ってるよと親切に教えてもらいます。

行ってみればスーパーマーケットというより何でも揃うショッピングセンター。惣菜売り場にはお弁当が何種類もあります。ちょっと魚売場を覗いてみると、こいつは凄いぞ!カツオの刺身パックが昨日高知の観光客向け食堂で食べたのより多い量で400円以下だ。他にも真鯛、イサギ、ビンナガもある。おそらくイサギは東京で言うイサキの事で、ビンナガはビンチョウマグロの事でしょう。そしてもっとびっくりなのは4種類グラム単価がすべて同じ事。捕る労力が同じなのでこうなってるのでしょうが、生き物はすべて平等みたいなメッセージも感じます。東京では高い値段だったと思う真鯛とイサギどっちにしようか迷った上でイサギにして、握り寿司5貫のパックと購入。レジを通れば白いプラスチック製のテーブルと椅子が並んだイートインコーナーがあり、何人かここでお弁当を広げて食べています。私もお茶も買ってここで食べてよう。そしてイサギも寿司も美味しいぞ、こういうのが一人ぶらぶら旅行している醍醐味だなぁ。1000円以下で贅沢な食事ができ、ニコニコ顔で駅に戻ります。

(乗車は2016年8月)

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関連タグ:阿佐海岸鉄道

高知東部交通(奈半利~甲浦)乗車(バス)記

土佐くろしお鉄道阿佐線の次は、阿佐海岸鉄道阿佐東線を目指します。ここでお世話ななる室戸岬を経由して奈半利(安芸)から甲浦までの高知東部交通のバス路線は、鉄道旅行者、特に乗り潰し派にとても多く乗車されている路線ではないかと思います。四国鉄道旅行のゴールデンルートの一つと言ってもよいでしょう。

夏休み期間中でもありますので、奈半利駅前のバス停には同志が何人かいると思ったのですが、8:52発の甲浦岸壁行きバスを待つのは私一人。こういう状況だとバスはちゃんと来るだろうかと不安になってくるのですが、ここは日本、バスは時間通りに現れます。

ここで写真は撮り損ねてしまったのですが、来たのは宇和島から宿毛まで乗ったのと同じ、前と中央に扉がある首都圏で走っているような普通のバスでした。私一人乗ったところですぐ発車、他に乗客は地元のおじいさん・おばあさん二人だけでした。以下、道中で印象に残った点をさらっと書きますと...

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鉄道旅行で海沿いを回るときは半時計回りで進行方向右側に座るのが、海と対向線路(列車)が両方見えていいのですが、バス旅行の場合は時計回りで進行方向左側に座るのがいいみたい。1車線分海に近い所を走るだけで、海の見え方もずいぶん違って見えるはずですし、オタシート?と呼ばれる一番前の御一人様座席も楽しめます。バス旅行の通な人に聞いてみたい。

約40分で着く室戸の町はけっこう広い。一旦東海岸へと抜ける道に寄り道し、途中で乗った高校生を降ろし、Uターンして西海岸へ戻り、室戸中心部へ向かいます。

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室戸営業所で運転手さんが交代。夏休みだというのにここですれ違うバスも乗客は2,3人の地元の人。バスに乗って岬めぐりなんて今の時代誰もしないようです。30年前に乗った襟裳岬に向かうバスはこんな状況ではありませんでした。

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室戸の町で一番大きい建物は痛々しい廃墟?。この建物は何だったんだろうと「室戸・廃墟」で検索してみたのですが、もっと凄い(廃墟マニアではおそらく有名な)のに検索結果ページを占領されてしまう状況で、結局わからず。

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今度の運転手さんと乗客のお年寄りとの話が弾んでいたところだったのですが、お年寄りは岬小学校で下車。ここで乗客は私一人になってしまいます。

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この近辺は国道を走らず、旧街道っぽい生活感のある細い道をゆっくり進みます。ローカルバスらしいほのぼのとした光景ですが、バスを待つ人がいないのが残念。

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バスは左へ左へとカーブ。この辺が室戸岬のようです。せっかくここまで来たのだから降りてみたくなってきました。2分停まってくれれば、岬の先端まで行ってこれそう。途中下車するとして1時間もいたら、時間を持て余してしまうんだろうなぁ。

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深層水センターにジオパークと観光客の来そうなバス停からも乗客無し。ひたすら進みます。こんな岩も見えました。

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海上数百キロ先には台風が居座っていますので波は荒い。サーフィンやっている人もいます。暇なので写真を撮ってみます。

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最後は湾が見え、海水浴場があり、若い水着の男女も見えます。

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やっと着きました甲浦駅前。私と地元のおばさん2人が下車。なんとか乗車したバスの写真も撮れました。10:41着ですので2時間近く路線バスに乗っていたのか。外の空気がとても気持ちいい。道路脇の排水溝で何かがガサガサ動きます。覗いてみたら数匹の沢蟹がいます。空気も水もきれいなところみたいです。

(乗車は2016年8月)

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QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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