福北ゆたか線(博多~長者原)と香椎線乗車記

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次に乗車するのは博多14:27発の快速直方行き。最近の九州の鉄道事情についてはあまり詳しくなく、快速なので転換クロスシートの車両かと思っていましたが、ロングシートでたった2両編成とは驚きです。817系という初めて見る電車ですが、新しい電車にしてはずいぶんとごつい顔です。

初めて乗る線ですので一番前でかぶりつきを楽しむことにしますが、立ち客も多く見られましたのでカメラは仕舞っておきます。吉塚までの1区間は鹿児島本線を走るのではなく、東側に敷かれた福北ゆたか線専用の単線路線を走ります(この区間は3線)。吉塚を出て鹿児島本線と分かれても単線、なんとなく青梅線の立川~西立川間の短絡線みたいな雰囲気です。青梅線の方はチンタラ走りますが、こちらは100kmぐらいのスピードで飛ばします。二つの駅を通過してあっという間に長者原に到着です。

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香椎線のホームに上がりますと、西戸崎方面へのキハ47の2連がやって来ました。西戸崎側がアクアライナー塗装(キハ47 79)、宇美側はJR九州標準色(キハ47 127)です。車番は後で写真を見て解ったのですが、これは国鉄時代のエンジンそのまま??、これに乗りたかったなぁ。

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この長者原駅、篠栗線と香椎線が立体交差する場所に、2001年の篠栗線(→福北ゆたか線)電化の時に出来た駅でして、香椎線南部の方々の博多への所要時間が大幅に短縮されたわけですが、私のような人間にも恩恵がありまして、香椎線の乗りつぶしが、昔と比べてとても楽になりました。

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乗車する14:52発の宇美行きがやってきました。今度は宇美側がアクアライナー塗装(キハ47 9031)、西戸崎側がJR九州標準色(キハ47 8072)でして、同じ塗装同士に揃えればいいのになぁという感じですが、wikiを見れば現在アクアライナー色が香椎線の新色として塗りかえられている最中のようです。(そういえばここには昔アクアエクスプレスというバブリーな車両が走っていましたね。)

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各ボックスシートに乗客一組が収まるぐらいの乗車率、雨の中まったり走って終点の宇美に到着。ここには勝田線という路線が1985年まで通ってまして、歴史の関係から双方の宇美駅は離れた場所に位置していました。宮脇俊三さんがここで乗り換えるためにタクシーに乗ると、駅前のロータリーを半周回って到着した、というのが確かこの駅だったと思います(違ったっけかな?)。廃線跡でも見れるかなと傘をさして駅前に出ますと、正にロータリーの反対側くらいの位置に簡単に見つける事が出来ました。

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この道幅、緩いカーブ、これに間違いないでしょう。この方向が吉塚側になります。

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廃線跡にあった「ふみの里まなびの森」の表記、無駄に長い名前。勝田線跡等の表記は無し。

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後ろ(駅前広場側)を振り返るとこんな感じ、樹が立っているところが廃線跡でしょう。

この勝田線、起点は博多の一つ隣の吉塚でして沿線にも住宅が多い、にも関わらず1日数往復しか列車を走らせず(沿線住民はバスを利用)、赤字路線のままほったらかしにして廃止にしてしまったという、当時の国鉄の愚かぶりを象徴するような路線でした。

もしもJR化まで存続していたならば、ちょっと手を加えれば経営的にもいろいろと美味しい路線になったはず。今頃は電化して福岡市交通局との相互乗り入れ運転なんて事に化けていた可能性も大いにあったのではないでしょうか。歴史なんてどう転ぶか解らないものです。

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地理的には不利ながらも生き残った香椎線の宇美駅へ戻ります。ホーム反対に見える道路は石積み貨物ホームの跡みたいです。

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こちらは行き止まり側。車止めの向こうにも線路跡が続いています。大谷炭鉱前へと続いていた廃線跡みたいです。

乗って来たのと同じ列車で西戸崎を目指します。沿線の小さな駅ではどこも紫陽花が咲いています。

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何度も別の路線と交差しますので、東京神奈川の南武線に乗っているみたいでして、香椎線と交差した後は新幹線の下をくぐり、

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次は香椎で鹿児島本線と接続。おっ!EF81 301だ。

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その後鹿児島本線をオーバークロスして西鉄貝塚線と接続。おっ!湘南スタイルの古い電車だ。

ここからがこの路線のハイライトでしょう。海の中道の細い砂州を突き進んで行きます。数時間前に上空から見えたところです。左手に博多湾が見え、右手には玄界灘が…すぐそこに海があるのは解るのですが、残念ながら右手側は立って背伸びしても海面は見えません。2階建て車両でも走らせれば両方見えるかもしれませんね。

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海の中道駅に到着、どうしてこんないい場所なのに1980年代になってからここが開発されたのか、昔ここには大日本帝国海軍の飛行場があり、その後米軍に接収、これが返還されて開発が出来るようになったようなのです。なるほど。旅行後にブログを書くといろいろ勉強になります。

海の中道は正式には何半島というんだろう。いかにも最近付けられたような名前です。そんな疑問もあったのですが、18世紀にはこの辺の住民は海の中道と呼んでいたそうで、○○半島という呼名は無いとの事。(恥ずかしながら出典は全部wikiです)

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そして博多湾を見渡せる終点の西戸崎に到着。

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海に向かった2本の片面ホームのある面白い構造の駅です。

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二つ並ぶ車止め。かつてはこの先には石炭の船積み施設なんかがあったのでしょうか。今はマンションなんかが建っています。

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一回外に出て切符を買い直し、すぐに折り返します。

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ガラガラなので車内の写真を撮ってみたり…、ドア付近の座席は撤去してしまったようです。こういうのを見ると元はどんな座席配置だっかか思いだせなくなって来ます。

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和白駅で下車します。交換待ちをしていた列車も2色編成でした(左写真)。

(乗車は2013年6月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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