函館市電本線(函館駅前~函館どつく前)乗車記

お金はなくとも時間はたっぷりあった私の20歳ぐらいの頃、青函トンネルが開通する前の年の夏と、開通した年の夏、2夏連続で北海道周遊券を使って10日間ほどの旅行をし、函館では市電に乗って競馬を見に行き、その帰りに市営谷地頭温泉に行っています。

その頃は乗りつぶしなんて全く考えていませんでしたので、現在、本線の十字街~函館どつく前(1.5km)、湯の川線の競馬場前~湯の川(1.3km)、どちらも歩いて10数分の両端の区間が未乗で残っています。今回は前者の函館どつく前への路線をやっつけます。

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人通りもほとんどない函館駅前を歩き市電乗り場へ、まずは反対方向へ向かう湯の川行きが来ました。遅い時間ですのでこれに乗ってしまうと本日中に函館駅前に市電では戻ってこれません。

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しばらくしてやって来た函館どつく前行きに乗車、既に車の通りも少なくなった路面をゴトゴト走りだし、十字街から未乗区間に入り約10分で終点函館どつく前に到着。この駅、表記は「どつく」ですが読みは「どっく」でいいみたいで、表記と読みが違う面白い駅の一つかもしれません。乗車したのは真っ赤な清涼飲料のラッピング車、福井にもいましたね。車番は2002。

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線路の途切れる終着駅の情景を写真に収めまして、この電車は見送って次の電車に乗る事にします。次は最終電車なのですが、路面電車らしくなく40分も間隔が開きます。その間に銭湯に入ろうと思っているのです。昨晩は夜行列車、今夜も夜行列車で明日は飛行機に乗ると言うのに40過ぎのおじさんが2日も風呂に入らないのは不味いでしょう。

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この界隈は銭湯の密集地帯のようで「函館 銭湯」でグーグル検索しますと3件もヒットします。それがこの上の地図。一番近いBに目星を付けて、適当に歩けばすぐに見つかるだろうと、暗くて人通りもほとんど無い住宅街の中に入って行きます。ところがなかなか見つかりません。同じところを何度も周り時間だけが過ぎて行きます。確か函館の銭湯は10時30分まで、番台にお金を置いたら、すぐに入れるように、リュックサックの一番上にタオルと石鹸を準備しておいたのに。服脱ぐの1分、体と頭洗うの5分、浴槽5分、ゆっくりくつろいで牛乳飲むの10分と頭の中に描いていた、行動スケジュールもガラガラと崩れて行きます。なんなんだ一体、それらしき煙突も見当たらないので、これは青梅線に突如出現したパチンコガンダム駅みたいなものなのか。そして散々歩き回ってやっと見つけたのが大町停留所よりの1軒、しかし電気も消されていて既に営業終了。

これですっきりと諦めがつきました。のんびりと函館どつくの停留所に戻ります。海の方へ少し足を延ばすと、レトロな倉庫があり港町らしい雰囲気に。見上げれば函館山の上には月が出ており、夜風が爽やかで気持ちがいいではないですか。明日、梅雨前線停滞中で台風まで接近中の九州へ向うのが馬鹿らしくなってきます。

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付近には誰もいない停留所なのですが、電車が来る頃にぽつりぽつりと7,8人が集まって来ます。

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22:30発の最終電車はまた赤いのですが、今度は証券会社ので車番は3001。十字街では来る時には気付かなかった昔の信号塔を見て、10分で函館駅前に到着。車内には外国人観光客のために英語・中国語・韓国語の表記があったような無かったような、この辺はうろ覚えです。

JR駅と反対方向に少し進んだ所にあった居酒屋で遅い夕食。相席のテーブル席で新鮮なカワハギの刺身なんかをつまみにビールを飲みながら、これで函館市電の未乗区間は湯の川線の競馬場前・湯の川間の1.3kmのみ、新幹線が開通したら来る事にしようか・・・その時は湯の川温泉に泊まってみようか・・・数年後のスケジュールを思い描きながら、フッフッフと(もちろん心の中で)その時はほくそ笑んでいたのですが、この記事を書くために函館市電について調べてみると、前回乗車した時は全然覚えてないのですが他にも路線があり、競馬場に行った時は廃止になった路線に乗車したのかもしれない可能性がある事を知りました。谷地頭温泉の後も市内を歩いた気もするので、十字街・宝来町間も乗ったかどうか怪しい、今度来た時は谷地頭から湯の川まで全線乗らないとすっきりしなくなってしまいました。ちなみに今、当時の函館市電の路線図・系統図を探しているのですがなかなか見つからないのです。

また、函館どつく周辺の銭湯も、後日ストリートビューを見ますと、ちゃんと存在しておりまして、見覚えのある建物が写っております。私の想像していた銭湯とは全く違って普通の住宅と同じような建物でして、すでに営業終了で電気も消えて気付かずに通り過ぎてしまったようです。何回も。

(訪問は2013年6月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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