DR2700型ディーゼルカーで台東線乗車記(台東→玉里)3

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DR2700型の普快4681列車乗車記の続き、36分も停車する関山駅の様子です。2本の自強号が行ってしまうと駅構内はとたんにひっそりとしてしまいます。

しかし撮影を終えて車内に戻ると、いつの間にやら車内は高校生(中学生も?)がたくさん乗り込んでいます。たくさんといっても実際は30人ぐらいで、台北駅前保存の学生仔車でもなんとか収まりそう、JR西日本のキハ120でも充分といった感じです。古いですがこんなに空間の余裕のある列車で通学できるとはとても羨ましいです。私以外の乗客は100%学生さんでしたので、完全に通学用列車です。土曜休日運休も頷けます。彼らはドア付近の座席に集まっていましたので、私はまた前から3番目の座席に無事座る事が出来ました。それでは出発…

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海端駅を過ぎて渡る長い鉄橋。
河原に映った2両編成のこの列車の影がいいなと思いシャッターを押しました。この台東線、台湾中央山脈と海際の細い山脈に挟まれた所を走り、海に近くても海は見れず、飯田線や大糸線の平野部みたいな風景なのですが、この辺りはちょっと開けています。海端という駅名から、海側の山脈の途切れたところなんだろうと思っていましたが、地図を見直してみますと全然そんなことは無い。どうしてこんな駅名がつけられたのか気になります。

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池上に到着。この駅は右側のホームに到着しました。DR2700型の玉里発台東行の普快車と交換です。この列車の乗客も学生ばかりです。

ここは台湾で一番有名な?駅弁、池上弁当の駅なのですが、来る列車が学生しか乗っていない普快車なので売り子さんの姿は見えません。

終点到着まではもうそろそろ、車内の様子ももう少し記録に残しておきましょう。

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ザ・国鉄車両…といった感じの窓枠。

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扇風機のスイッチはしっかり生きています。
フックの形状は日本とは違います。

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一番前の展望席。パイプ棚もちゃんと一番前まで伸びています。

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東竹駅
普通列車の他に一部(上下3本ずつ)の莒光号も停車する駅です。

最後の一区間、東里~玉里間は2007年に切り替わった新線で複線区間となります。正確には双単線区間で信号機は両側にあり、この列車は右側を走行します。あぁこれでローカル風情あふれる乗り鉄は終わり、つまらんなぁと思ったのですが、実はこの最後の区間が私にとっては一番でした。

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今までチンタラのんびり走っていたのですが、新線のストレート区間に入ってから一転、ぐんぐん加速します。エンジンの爆音も今までとは違う、もう神が宿ったというか、この車両の性能はこうなんだと見せつけるかのように飛ばしてくれます。ここでは思わず席を立ち貫通扉の後ろでかぶりつきです。速度計は確認できませんでしたが100km/hは出してくれたでしょう。高架を駆け上がり、コンクリート製の長い橋を勢いよく渡り、そのまま田園地帯を高架で突っ走ります。素晴らしいです。久々に背筋がぞくぞくする感動を味わいます。

この区間は両側にポールも建ち複線電化工事中。wikiには台東線複線電化は2013年末完成予定なんて書かれていますが、実際に私が(2012年5月に)確認できたのはこの区間だけ。とてもあと1年半で完成する感じには見えませんでしたが、現在は急ピッチで工事が進捗しているのでしょうか。それとも1982年に改軌した時のように新しいルートになるのでしょうか。

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元特急車の走りを存分に堪能させてもらい、ひゅるひゅると空気が抜ける感覚で減速し玉里駅に入線します。ホームには犬がいますね。

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終点の玉里に到着。
「お疲れさまでした」とつい声をかけたくなってしまいます。

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中線で休むのはDR2723

名残惜しく改札を出るわけですが、乗って来たDR2700型は10分後にすぐに折り返し、台東へ向けて出発します。

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剪票口を通してDR2700をスナップ。この列車も乗客は学生ばかり、土曜休日運休の列車です。駅員さんがいい味を出しています。日本ではローカル駅では駅員さんが働いている姿はなかなか見られなくなってしまいました。なんだか懐かしいです。

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出発。
学生さんが窓から手を振って、駅員さんもそれに応えます。写真が下手でうまく伝えられませんが、最後に心癒されるいい風景に出合う事が出来ました。素晴らしい1日でした。

(乗車は2012年5月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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