小野田線乗車記とクモハ123

宇部新川駅です。
BA210029.jpg

ここでは42分の接続時間があるので軽く食事をする予定でもいたのですが、草江駅前のローカルお好み焼き屋さんにチャレンジする事に決めたので我慢、替わりに売店でカロリーメイトを買って齧っておきます。

まだ早いですがホームに入れて頂き、電車を撮影します。

宇部新川駅の時刻表
BA210030.jpg
それにしても小野田線はいつからこんなに本数が少なくなってしまったのか。もしもJR西日本で次に廃止になる線区があるとしたら、三江線や木次線なんかよりも、電化されているとはいえ即バスに転換可能っぽい、この小野田線の方が先になんて事もあるかもしれません。まずは本山支線が・・・という雰囲気ですが、ここだけバス転換するのも難しそうなので、本線ごと一緒にって事もありえるのではないかとちょっと心配です。

宇部側に停車中の105系
BA210040.jpg
クモハ105を1両増結した3両編成です。確か旧型国電時代もクモハの数がクハの数より多く、こういった3両編成が走っていたとの記憶があります。宇部線伝統の正調編成といったところでしょうか。

そして宇部・小野田線のスター?クモハ123。
こちらはクモハ123-2。
BA210042.jpg

奥にももう1両、田の字窓で車番は5か6。
BA210043.jpg

さて、どちらかが私の乗車する小野田行きになるのでしょうか、出来れば黄色い奴に出会いたかったな・・・すると、宇部方から警笛音が聞こえて望み通りに黄色い奴がやって来ました。これが私の乗車する16:59発の小野田行きになります。
BA210049.jpg

さらに贅沢を言えば、このタイプは以前にも乗った事があり、田の字窓で両開きドアの荷物車だった名残を残す、クモハ123-5,6に本当は出会いたかったのですが仕方ありません。

クモハ123-4、素晴らしい数字の並び、でも昔は身延線にもっとすごいクモハ123-45というのがいましたね。
BA210054.jpg

パンタグラフ側、黄色一色になっていい表情です。この写真を撮った跨線橋の下あたりは、もうほとんど人が来ないエリアのようで、クモの巣に引っ掛かってしまいました。
BA210056.jpg

ホロが付いた側も渋みがあります。
BA210051.jpg

出発します。乗客は10人ぐらいだったか。キハ120でも充分です。まずは宇部線を1駅走って居能駅。広い構内はセイタカアワダチソウが見事に咲き乱れていました。嫌われている花みたいですが、なかなか綺麗ではありませんか。

現在、鉄道ブームに鉄道写真ブームです。この季節に、この花と絡めて撮影できる鉄道写真のポイントなんかも、写真好きの方からそろそろ紹介されるようになるのではないでしょうか。どんな構図で写真が撮れるか解りませんが、私はこの居能駅を一押ししておきます。

小野田線に入り厚東川を渡ると河口側には立派な橋が見えます。この辺りに高速道路は無かったはず、木次線で見たおろちループもそうでしたが、ここまで立派な橋を造る必要があったのか。またまた車を持っている人にとっては素晴らしい恩恵だなと思っていたのですが、これはあの有名な日本最長の私道、宇部興産専用道路の一部でした。大変失礼いたしました。

この宇部興産専用道路も、国鉄の運賃値上げ、労働組合によるストライキへの対応として建設されるに至ったようですが、もしも時代が違っていたならば、美祢線、厚狭~宇部間の貨物線、宇部線一部の買収なんて事もあったのではないでしょうか。

こういった空想をするのはとても楽しいもので、もしもそうだったら、買収と同時に路線は軸重20ton以上の車両も走行できるように高規格化されたりして、独自の機関車に、回転する連結器を備えたカーダンパー対応の専用貨車が走る、外国にあるような大規模な鉱山鉄道が日本にも誕生していたかもしれません。

のたりくらりと走って3駅目が雀田駅。言わずと知れた長門本山方面への分岐駅です。ここには過去2回、小野田側から来た事があります。
1回目はたぶん1985年でクモハ42に黄色い警戒色があった時代、
2回目はたぶん1998年でクモハ42が茶色一色の時代(下写真)。
y1998mc42001.jpg

ホームは以前と違って白い柵が設置されてごちゃごちゃした感じになっています。V次状ホームの反対側でいつも停車していて迎えてくれた1両の電車の姿も今は無し、もう朝2往復、夕方1往復しか走らなくなってしまったとは寂しいものです。しかし考えてみれば本来の目的の石炭の輸送が終わってすでに半世紀、よくまぁ今も残っているなという方が正しいかも知れません。

いつの時代も鉄道ファンに楽しみを与え続けてきた偉大なる路線、1時間後に夕方1本の長門本山行きがあるのですが、これに乗ったら本日中に東京に帰れなくなりますので、今回は通り過ぎる事にいたします。

小野田港駅(だったかな?)はいかにも港湾地区といった感じの鶴見線にあるような駅、この区間は2回も往復しているのですが、朝早くて寝ていたのか、こんな風景があったとは気付きませんでした。

そして終点小野田駅に到着します。ここでは6分の接続時間なのですが、クモハ123との名残を惜しんで急いで写真を撮りまくります。

電車が到着しているのが2番線で、左が駅本屋のある1番線。ちょうど夕日が沈む所なのですが、電車に露出を合わせてしまったので白く飛んでしまいました。
BA210059.jpg

これが1番線側から2番線を見た写真。小野田駅の駅本屋のある1番線の線路はもう錆ついていて使用されていません。
BA210065.jpg

1番線の宇部新川側、もう草が生えてしまっています。
BA210063.jpg

クモハ123-4を両側から、ちなみに1998年に来た時は、反対側から同じくクモハ123を撮っています。
BA210068.jpg BA210070.jpg

顔だけはダンディーなイメージですが、この角度から見てみると、びっくりした目みたいで可愛らしく見える(かな?)。
BA210071.jpg

(乗車日:2012年10月)

にほんブログ村 鉄道乗車記録
鉄道コム
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

JR九州 平成筑豊鉄道 観光列車 新幹線 喫煙車 東武鉄道 JR東日本 会津鉄道 野岩鉄道 JR四国 国鉄時代 阿佐海岸鉄道 バスの旅 土佐くろしお鉄道 路面電車 伊予鉄道 温泉 吊り掛け電車 琴電 ケーブルカー 猫登場 JR西日本 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 京成電鉄 新京成 流鉄 JR東海 夜行列車 船旅 近鉄 伊勢鉄道 新交通システム 貨物線・短絡線・渡り線 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 専用鉄道訪問 芝山鉄道 地下鉄路線 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 駅そば 山陽電鉄 水島臨海鉄道 西武鉄道 南海電鉄 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 名鉄 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 西日本鉄道 JR北海道 京王電鉄 京浜急行 台湾の鉄道 東急電鉄 小田急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 蒸気機関車 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR