江津駅周辺散策と三江線乗車記1(江津→川戸)

次は三江線に乗車します。
この路線、全線通して乗車出来るスジは現在僅か3往復。この季節に明るいうちに走り抜けるのは三次発9:57しかありません、しかも石見川本で2時間弱の接続待ち(実際は同じ車両で長時間停車らしい)。現在、乗りつぶしにおいてJRでは一番困難な路線ではないでしょうか。

私は江津発6:00の始発列車に乗る事にします。しかしこの列車に乗るために江津のホテルを探してみるのですが、インターネットでは江津の宿泊施設にはヒットしません。浜田又は江津の一つ西の都野津に宿泊し、朝5時台の始発列車で江津まで来るほか無いようです。それもかったるい。さらに調べていくと三江線、江津から4つ目の川戸に駅前旅館がありました。本日は江津発18:56の浜原行きでここまで移動して宿泊する事にします。

実は私が旅行した時期の10月1日~12月31日までの間は、三江線増便社会実験バスというのが運転されおりました。下が三江線江津駅の時刻表ですが、通常列車は5本ですが、浜原までの増便バスが5本も運転されています。
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すぐ17:40発の浜原行きというのがあり、明るいうちに川戸まで行けて、バスから見る線路も面白そうなのですが、鉄道に乗るのが目的なので1時間半後の列車で移動します。これがそのバス。学生さんが5名ぐらい乗車してました。
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駅の案内には、種別:駅前、増便バス、17:40浜原行き、乗り場は実際にはない4番線。
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ここで残念なのは江津・川戸間を景色が全く見えない夜間の移動になってしまう事。この区間はおそらく川幅も広く海に近いとはいえ山深い場所、ひょっとしたら三江線で一番良い(おそらく穏やかな)景色が広がる場所かもしれません。出発まで時間はたっぷりあります。その風景を少しでも見てみたいので、江の川まで歩いてみる事にします。

駅前のパチンコ屋さん、15~20年ぐらい前に私もパチンコに夢中になってしまった時期がありました。レトロな雰囲気でちょっと覗いてみたい気がしましたが、現在は外装がそのままで焼肉屋になっていました。
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国道を東へ歩いて5分ぐらいか、江の川にはすぐに着きました。写真は山陰本線の鉄橋で、左は河口側、右は川上側から撮ったもの。
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今回の旅行の今まで乗った区間は圧倒的に江の川流域が多いのですが、ここがその川の終点、海にそそぐ場所だと思うと感慨深いものです。

川上側に堤防を歩いてゆくと三江線の線路が見えて来ます。
三次方面を望む、上の立派な橋は江津バイパス。
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江津方面を望む、奥の煙突は日本製紙ケミカル江津事業所。
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もう遅い時間、この辺は静かな住宅街ですので、カメラを持った怪しいのがうろうろしていると通報されるのもなんなんで駅に戻ります。まだまだ時間に余裕があるので、浜田側の線路を跨ぐ陸橋まで行ったり、静かな商店街を歩いたりして時間をつぶします。
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そして乗車する江津発18:56の浜原行き。最終列車ですが、この約1時間後にも増便社会実験バスが運転されます。
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山陰本線下り普通列車との接続をして出発。乗客は6,7人、地元のお年寄りに学生さんです。右にカーブを切り山陰本線と分かれ、さっき行った場所を通り左に江の川が見え、すぐに江津本町という駅に到着します。

本町というからには本当の江津の中心地か、もしくは江の川の河川交通が盛んだった頃の街か、とはいえ駅の周りは真っ暗、灯りがほとんど見えません。しかし調べてみると赤瓦の古い家並みが残る街があるらしい。さらにこの駅、1日の平均乗降人数0人という凄い駅。さっき江の川を見に来た場所からもう少し歩いてこの駅まで来て、この駅18:46発の江津行きに一駅乗り、その折り返しとなる今乗っている列車に乗車すれば良かった。よく調べてから来るべきでした。

その後、ゆっくりとしたペースで川沿いを走るのですが、左の車窓は灯りが全く存在しない真っ暗な空間があるだけで、ここに大きな川が存在しているのだなという事だけが解ります。

三江線増便社会実験バスの運転期間中なので、車内にはアンケートをされる方が乗車しており、乗客の始める世間話を交えながら、どこから乗ってどこで降りるのか、バスが増便される事を知ってるか、三江線に対して何か要望はあるかを聞かれておりました。私にも廻ってこられたのですが、三江線への要望で、本数が増えればみたいな事を回答させて頂きました。現実を知らないよそ者のくせに、なんだかとても恐縮です。

川戸を降りると、旅館はすぐ目の前にありました。

こういう所に泊まるのもいいですね。
7500円で2食付き、しかし料理はとても豪華。中でも魚の煮つけがとても美味しい。こんなに美味しい煮つけはなかなか出合えません。聞けばのどぐろという魚だそうで、関東ではあかむつ、ってことは超高級魚ではないですか。昔、会社の有志で船をチャーターしての相模湾での釣り行事に参加した時、鯛を狙うのですがド素人の私には、別な魚ばかりがかかります。そしてこの高級魚むつ(黒いやつだったかな)を釣り上げてしまい、何だかよくわからないですが、羨ましがられた思い出があります。

いつも安めのビジネスホテルに宿泊し、夕食は居酒屋さん等でなるべくその土地の料理をあまりお金はケチらずに食べるようにしているのですが、どちらかといえば期待外れだった事がほとんど。ここで地方の旅館の素晴らしさに認識を新たにしました。お風呂も快適で広い和室でゆっくり眠る事が出来ました。今度からはビジネスホテルよりも、一人客を受け入れてくれるのなら、こういった食事付きの旅館にもどんどん泊まるようにしようと思います。女将さんの話によると三江線目的のお客さんもたくさん来られるそうです。

(乗車日:2012年10月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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