三池島原ライン乗船記
西鉄特急~連絡バス~高速船の接続スケジュールはかなりタイトなものでして、西鉄特急が大牟田に11:04着、バスが大牟田駅11:08発→三池港11:16着、高速船が三池港11:20発→島原12:10着となっています。まず、バスは2台で来ました。到着して直ぐ出られるように運転席横に立ちます。どちらも満員になって出発。海、港が見えてきて、この辺は三池鉄道の線路跡があちこちに見られそうですが、目で探している余裕はもうありません。
到着して待合室内の切符売り場に一番に並びますが、ほとんどの他の乗客はすでに連絡乗車券?を購入済みのようでどんどん抜かれます。出航時刻も迫り、こちらは焦っているのに切符売り場の女性職員の動きは実にマイペース。しかしこの雰囲気から満員で乗船出来ないというようなことはなさそうです。

やっと切符を手にして桟橋に出ますと、高速船は2艘待機していました。

私が案内されて乗船するのはこっち。船の後部には室外の席、何と言うのかわかりませんが潮風を浴びられるプラスチックの椅子席があり、ここに座ろうかと一瞬思ったものの、後で辛くなって中に入ろうとしても座席が埋まっているというのも想定されますので中に入ります。窓際や通路側の座席は既になく、中央の狭い席に納まります。
さて出航です。クルリと向きを変え岸が離れて行きます、港を出て有明海へ。しかし座席は窓から遠く、窓も波しぶきでくもり、景色は全く楽しめません。そこで切符購入と一緒にもらったパンフレットとクーポン券でも見て過ごします。この三池島原ラインを運航する、やまさ海運株式会社は、私もいつか行ってみたいと思っています軍艦島へのクルーズもやっていまして、昔は一般人の立ち入れない廃墟の無人島も、軽めのノリのパンフレットの作りを見て、今やすっかりメジャーな観光地になった感じです。あと、クーポン券がとても充実していまして、大牟田と島原のレンタサイクル無料券なんかが付いています。島原側から大牟田に渡ってきたら、三井化学専用線めぐりのレンタサイクル代を無料にできたのだ。

50分の乗船で島原に到着。ちょうど隣の桟橋では熊本行きのフェリーが出発するところ。今度は高速船ではなくこういう普通のフェリー、船内を歩き回れるやつに乗ってみたい。うどんでも食べられたら最高であります。

しばらくして大牟田からのもう一艘が到着。定刻より10分遅れになります。

こちらは私が乗ったの。

陸側を振り返れば、雲仙岳がドーンと見えます。島原半島に来たのであります。

待合室でトイレを済ませ、島原鉄道の島原外港駅へ向かいます。線路際に着きますと、ちょうど踏切が鳴って、島原外港に到着する列車のいい写真が撮れました。
(乗船は2017年8月)
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