東武6050系快速乗車記1(浅草~下今市)

昨年夏の四国の記事がまだ終わっていないのですが、一旦お休みして、今旬なこちらの車両の方を先に上げることにします。

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2017年最初の乗り潰しは2月の末日、鬼怒川温泉から会津若松までの東武鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道、JR只見線にまたがる95kmでスタートしました。今回は乗り潰しよりも、昨年秋に発表された新型特急リバティの登場により何かしら動きがあるのではないかと予想される6050系快速に、浅草から会津田島まで一度乗り通してみようというのが、一番の目的でもあります。

ご存じの通り4月21日のダイヤ改正で、快速は廃止、6050系も南栗橋以南は運転されなくなるのですが、この旅行をした日にその旨が正式発表される事となり、帰ってから(何となく予想はしていましたが)お名残乗車になってしまったことを知ります。

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さて浅草駅5番線、今日は家を5時半に出まして、浅草発7:10の快速に乗車します。料金不要の快速・区間快速の運転がなくなってしまいますので、このホームの扱いは今後どうなるのでしょう。先ずは空いているうちに6050系をじっくり観察。

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この列車の面白い点の一つで、6両編成の2両ユニット×3本すべて行き先が違う事。幕はこんな表示で、東武に縁の無い人には括弧書きがややこしくしているように思えなくもないのですが、これでいいのであります。前から、
「(鬼怒川温泉・会津高原尾瀬口)会津田島」行き
「(鬼怒川温泉)新藤原」行き
「東武日光」行き

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浅草駅先端部カーブによるホームと車体の隙間。この踏み板も特急と共通だからかサイズがあってません。踏み外せば大人もストンと落っこちる。

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さぁ車内、昔の急行列車の雰囲気を味わえますクロスシート。かぶりつき席もあります。ただこのかぶりつき席、眺望には優れず、運転室助手席側の窓台に運転手さんに鞄を置かれてしまうと、中腰にならないと線路は見えません。

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貫通路を通ってみます。運転室ドアの内側には、こんなステッカーが貼ってあり、「通路内での喫煙行為、仕切ドアの施錠行為、仕切ドアカーテンを下げる行為、次のような迷惑行為は罰せられます。」とあります。これはもう、この中にこもって鍵かけてカーテン閉めて煙草吸う人がたくさんいたんでしょう。

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前から2両目の会津田島行きクモハに乗車します。クロスシートに座りますと、10代でよく乗った急行列車での旅行を思い出し、気分も盛り上がってきます。実際は国鉄急行形に比べ、背ずりのクッションが厚く、シートピッチも数センチ広いはずで、ちょっと豪華な急行形と言えます。

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折り畳み式のテーブルがなんか懐かしい。

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昭和テイストなフォントで彫られた注意書にあるように、この手の可動テーブルは、小さい子供がいじって大怪我をする恐れもありますので、消え行く運命にあるのではと思います。浅草駅ホーム付根の売店で買った朝食のサンドイッチをこれで食べて見ましたが、とても高いテーブルで使いにくい。クロスシートのテーブルってこんなだったんだ。

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それでは7:10の定刻で出発、3時間31分にも及びます旅のスタートです。浅草駅にちょこんと停まっているスペーシアは20分後の7:30発東武日光行き特急けごん1号、私の乗る快速は2時間後の下今市まで、この特急に先行して逃げ切ります。どんな走りを見せてくれるのか、楽しもうではありませんか。

とうきょうスカイツリーで数名が乗車し、この時点では半分のボックスに1人が座るぐらいの乗車率。6000系時代からの古いモーターの音は優しく、滑るように伊勢崎線を進みます。途中から朝日が差し込んできて眩しい、満員になって他人にロールカーテンを全部閉められるのを防ぐため、北千住に着く前に4分の3閉めておきます。

北千住ホームの快速乗車口は長い列、どっと乗車して4分の3の席が埋まります。出発しますと予想通り進行方向右側の窓のロールカーテンはどんどん閉められて、先にちょっと残して閉めておいてよかった。さぁ春日部までのノンストップ区間の始まり、ぐんぐんスピードを上げます、モーター音はここでも以外にも静か、乗客の皆さんもほとんどが通勤通学客ですので静か。ただ隣のボックスはゴルフバックを抱えた2人組で、一人は朝食の魚肉ソーセージをテーブルに広げて食べ始めます。快速が無くなって一番悲しむのはこの人でしょう。

朝のラッシュの時間帯ですので対向電車とバンバンすれ違います。東京メトロの03系ってこんなにあったのかというぐらい次々に来ます。同形式の地下鉄車両を一度にこんなに見るのは不思議な感じ、走っているのが地下ですので、普段は数本しか見れないからでしょうか。一方そろそろお名残乗車を長距離でやっておかなくてはと思ってます東急8500系を全然見ません。もう走ってないのか、せんげん台でやっと下り待避線で停車しているのを追い越しホッとします。

春日部に到着。曇ってきましたのでロールカーテンは全開にしてしまいます。ここで半分ぐらい降りるかと思いきやほとんど降りない。逆に乗客は増えます。みなさん快速を上手に乗りこなしてます。北春日部の基地は空ではなく、20000系数本の他に、6連の300系が2本並んで休んでます。詳しくは知りませんが、現在の300系の運用は、ホームライナー的運用でどちらか1本が平日夕方にちょろっと走るだけみたいです。

東武動物公園でもそんなに降りない、ここでもまた乗って乗客は増える。ここからは私にとって久しぶりに乗車します区間、クネクネとポイントを渡り日光線に入り、またスピードを出します。ここで東急8500系とやっとすれ違い。

ここからも快速運転の醍醐味で、JTB時刻表の索引地図上では市の代表として◎印駅の幸手を通過、次に30年前に開業した現在の運転上とても重要な駅の南栗橋を通過、以外にも2面4線のシンプルな駅で停車している電車は1本もありませんでした。そしてスピードを落として東北本線をオーバークロスし、JR接続駅の栗橋もさらっと通過。

とにかく南栗橋・栗橋を通過してしまうところが、東武快速50年の伝統というかなんというか、半蔵門線直通列車からの乗り換え客も、JRからの乗り換え客も関係なし。特急が1720系DRC車で快速が6000系の時代から、快速は特急の補完列車を務めてきたのだという、頑固なまでの主張が感じられて楽しい。しかしそれも4月のダイヤ改正で終わってしまうことになります。そして南栗橋の車両基地では元JRのSL列車用の12系客車がいるのが見え、新しい東武鉄道の歴史がスタートするのを実感いたします。また、栗橋ですれ違った6050系浅草行区間快速も、混んでいて立ち客も多い。

大カーブの築堤を駆け上がって利根川を渡り、次に渡良瀬川の堤防を右に見て進みます。堤防はとても高くて見上げるよう、斜面中ほどに道路があって車が走りにくそうに走っています。そして板倉東洋大前に到着、東京の西部に住んでいる者には聞きなれない駅名ですので、改名した駅だと思っていたのですが、帰って昔の駅名は何だったと調べてみれば1997年開業の駅でした。ここでは新栃木行き普通列車に接続。

両毛線沿線らしい平野部の田舎っぽい光景になってきまして新大平下、栃木、新栃木と3駅続けて停車。栃木では宇都宮線8000系4連と両毛線211系がお出迎え、新栃木では宇都宮発の特急しもつけとすれ違い。この350系も面白い電車で、国鉄特急のキノコ型クーラーの偽物を乗せているみたいなのが今も現役。先日曳舟に行く事があり、帰りにとうきょうスカイツリーから浅草までの1駅ですが乗車してみましたが、中はシートピッチが狭めの普通の特急電車です。新栃木を出ると車両基地が右に見えます。ここが凄くて、6050系、350系、宇都宮専用8000系とオール昭和の鋼製電車で占められているという素晴らしい光景。ここまで来ますと乗客は1ボックスに1人か2人と空いてきます。

爆走の快速運転は続きます。揺れも大きい。駅を通過するのを見ていますと、昔の急行電車に乗っているみたいです。この辺からすれ違うのは6050系ばっかり、霜取り前パン車も見ます。これがとてもかっこいい。たぶん開業時からあるのではと思われます細いクリーム色の鉄製架線柱が見えてくるようになります。新鹿沼ではゴルファーが降り、ますます空きます。いつの間にかスノーボードを持った若い人もちらほら乗ってきています。だんだん晴れて来まして、左側に男体山?がドーンと見えます。空の色が東京より青くなってきた、この先もっと青くなるんだろう。

浅草を出発して1時間53分、途中9駅に停車し9:03に下今市に到着します。浅草を20分後に出る特急が途中5駅の停車で所要時間が1時間40分ですので、よく頑張って逃げ切ったと、料金不要の6050系快速を労ってあげたい。

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下今市では8分停車、後ろ4両の東武日光行きを切り離し、追いかけてくるスペーシアの特急けごん1号と接続をして、会津田島に向けて再出発します。

(乗車は2017年2月)

次の記事:東武6050系快速乗車記2(下今市~会津田島)
関連タグ:東武鉄道
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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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