土佐くろしお鉄道宿毛線乗車記

次の乗り潰し路線は、国鉄時代に工事が凍結されるも第3セクター方式でめでたく開業できた土佐くろしお鉄道の宿毛線。宿毛での長い待ち時間を活用して、中間駅の東宿毛から終点宿毛へ向けて1駅乗車し、終着駅に到着するというのをちょっと味わい、それから改めて起点の中村へ行って乗り潰しを完了させようと思います。

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さて、この東宿毛駅、私にとって気になるのが、宿毛の町の中心部にありながら、どうして普通列車しか停まらない駅なのでしょう。私は宿毛市役所前というバス停から数分歩いてここまで来たのですが、この鉄道に出資している宿毛市の職員は鉄道に乗らないのでしょうか、高知県庁に打合せに行く時も車なのでしょうか。自治体の内情はよく解りませんが、東京都が大江戸線の中心ターミナルを都庁の真下に設けたり、千葉県が他に交通機関が沢山あるにも関わらず県庁までモノレールを強引に引っ張ってくるのをちょっと見習い、市役所近くの駅に特急ぐらいに停めてもいいんじゃないかと思うのですが、実際のところはどうなんでしょう。ちなみに宿毛線に乗り入れる特急は、1997年の開業時は6往復だったのが、現在1.5往復にまで減ってしまっています。

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乗車します東宿毛13:57発の下り列車が元気よくトンネルから出てきます。

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1両のワンマンカーですので後ろから乗車。宇和島駅で見送った海洋堂ホビートレインに乗車すれば、宿毛線起点の中村からこの列車に乗れたのですが、どっちが良かったんだろう。

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新しい路線ですので高架線を3分走り、

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行止り構造の終点宿毛に到着、東宿毛からの乗車で、終着駅に到着するのを味わうという目的は一応達成。

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この顔の軽快気動車も全国的に見れば数を減らしているはず。赤黄カラーの、今までの鉄道車両の既成概念にとらわれないブッ飛んだ塗装っぷりは、もう見事であります。

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駅の外へ、明るく軽快なデザインの駅ですが、手前の方の建て替えられた箇所は、強烈な印象を残した10年前の事故の痕跡。中は地元で採れた農産品などを販売する一角もあります。

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改札が開きホームに上がると、次の14:34発の中村行き普通列車は赤黄ぶっ飛び塗装の方。

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土佐くろしお鉄道の普通車といえば、車体中央部が大窓になっていて、そこは転換クロスシートというのが特徴ですが、この車両はオールロングシート。一番前の席に座ります。乗客はどんどん増えてほとんどの座席が埋まり、立つ客もちらほら。愛南からのバスで一緒になったお遍路さん親子もいます。混んできましたのでカメラは控えることにします。

それでは出発。高架区間を一走りで先程の東宿毛駅。ここではキャップを被ったおじいさんが一人乗車。トンネルに入ります。長い長い、ひたすらトンネル。出たところが平田駅で、ここでお遍路さん親子は下車。息子の顔には少し疲れも感じられましたが、二人の後ろ姿はとても格好いい。「頑張れ!息子」と声をかけたくなります。次はちょっと走って工業団地という駅に到着。駅名の通り、工業団地の中にあります。ほとんどの窓が空いている工場はどんな会社なんだろう。ここも自治体が造成して企業を誘致して出来たものと思われますが、特急を停車させて利便性をアップさせようという考え・・・は無いというか、車が当たり前なんだろうなぁ。またトンネルで次の有岡は宿毛線中間駅で唯一の交換駅。その後は、眠ってはいないのですがあまりよく覚えていません。最後に四万十川を渡って中村の街に入ります。内陸部の鉄道路線は一般的に河川に沿って建設されますが、ここ四万十川に関しては全く当てはまらず、中村線予土線との位置関係は地図を見て、なるほどこうなっているんだといつも感じるところ。

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30分の乗車、15:04に終点の中村に到着です。

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6分の接続で15:10発の特急南風24号に乗り換え、ここから先の中村線は約20年前の鉄道旅行で乗車済みでして、どうして末端部の宿毛線に乗っていないかというと、その時は宿毛線は開業していなかったから。

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中村を出てすぐ四万十川の支流を渡ります。この場所には20年前に中村での長い待ち時間あまりに暇なので来たことがあります。トラス橋なのでいい写真は撮れません。しかも撮ったのは単行普通列車1本のみ。

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土佐白浜から土佐佐賀にかけての海岸沿いの景色といい、ループ線付近の深い森の景色といい、中村線の景色は予讃線西端部に負けないぐらい海山川3点揃って本当にダイナミック。

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私の持つフリー切符は高知までですが、16:46、途中の伊野で下車。列車を見送ります。今回と前回の旅行ではJR四国の2000系特急に3回乗りましたが、3回ともアンパンマン特急に当たりました。

(乗車は2016年8月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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