山形鉄道フラワー長井線乗車記

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今泉で米坂線を下車し、次の乗り潰し路線の山形鉄道フラワー長井線に乗り換えます。ホームには上り列車が到着していまして交換待ち。途中駅から乗り潰しを始めるのは、ちょっとすっきりしないところもあるのですが、このスケジュールが一番効率よく回れるのです。
それにしてもこの木造のホーム上屋、2枚に割った梁材が真っ直ぐに通って美しいのだ。そして柱に張られた駅名票は、紺の地色に筆で書いた白ペンキの文字。「フラワー」なんてカタカナの路線名ですが、しっかりどっぷり国鉄時代の面影が残っているのであります。

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年代物の面白い形の灰皿は、蒸気機関車の煙突だったりして。

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私の乗車します11:09発の荒砥行きは花柄ラッピング車で来ました。乗車率は7割ぐらいに混んでいまして、これ幸いに一番前でかぶりつきです。

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出発、まずは米坂線とひとつにまとまります。JR線路はしっかり除草、第三セクター側は天然グリーンベルトというのはよくある光景。

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共用の長い鉄橋を渡り、

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旧白川信号場で米坂線と分岐します。しばらく走って時庭駅。南北に線路が走り、東側に片面ホーム、西側にホーム長さ分の防雪林が植わる雪国らしい小さな駅です。

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3つ目がこの路線の中枢駅の長井。ホームの大木といい木造の上屋といい、昔のまんま残っています。蒸気機関車でも止めて写真を撮って白黒にしたら、昭和30年代の写真と言っても疑う人はいなそうです。

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ここから線路の天然グリーンベルトは濃くなってきまして、線路が草むしたというより、土手に線路がたまたまあったという感じに。

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こういうカーブは、昔交換可能だった駅が棒線化されて出来るもの。現在のローカル線ではいたるところで見られます。

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これも線路が草むしたというより、畦道に線路が敷いてあったぞという光景。いいなぁ、ほのぼのしてて。ちなみに1か月後は、これよりもっとすごい光景を目にすることになります。日本国内で。

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最後の1区間は長い鉄橋があります。最上川を渡るんだ。電化が出来そうにないぐらい高さ方向の有効がないトラス橋(もしかしたら幅が広い?)がちょっと気になってたのですが、帰ってフラワー長井線の資料を見たら、1887年に東海道本線の木曽川に架設されたものを、1923年に移設したものなんだそうで、左沢線にも同じのがあるとの事。

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11:39、ちょうど30分の乗車で終点の荒砥に到着します。車両はここをねぐらにしているようです。

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この駅では7分しか滞在時間がありませんでして、とりあえず駅の外に出てみます。駅舎は、「フラワー」という路線名の終着駅に相応しい新しくて小綺麗なもの。休日の訪問だったので窓口は開いておらず、入場券等の記念品を買うことは出来ません。駅前の風景は全く覚えておらず、たぶん見てもいない。(申し訳ない・・・)

今回の旅行はJR東日本の週末パスの利用でして、山形鉄道には切符を買わないで乗れてしまうのですが、同じような扱いでこれから乗車します福島交通や阿武隈急行含め、お金の流れはどうなっているんだろう。

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列車に戻ります。写真には誰も写っていませんが駅ホームには、私のようにただ山形鉄道に乗りに来てすぐに帰る人が7,8名いまして、ちょっとした混雑。記念写真を撮る老夫婦が車両の前をずっと独占状態で、私含めみなさん少しイライラ状態。11:46、赤湯に向けて出発します。

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写真は行きに気になっていた長井駅の駅舎。出入口と窓が小さいので、農作業小屋か貯蔵庫でも改装したみたいな雰囲気です。帰って画像検索してみますと正面側は大きな窓で全く雰囲気が違います。写真を撮りそこねましたが、羽前成田も保存すべきレベルの古い駅舎でした。南長井では棒線駅ながら高校生がどっと乗車します。

米坂線と合流し、本日3回目の今泉駅は、交換も米坂線との接続もなくすぐに出発します。西大塚駅も古い駅舎なのですが、雰囲気が羽前成田とそっくりな造りで、寝過ごして逆戻りしてしまったのかと一瞬思ってしまいます。

梨郷駅は、梨の郷と書いてリンゴウと読みローマ字表記は"RINGO"。"O"の上にバーが付くのですが、どっちなんだよ?と思わず突っ込みを入れてみたくなる駅名です。第三セクター化されてからの、シャレのわかる経営陣によるフルーツ王国山形をアピールするための改名かとも思いましたが、大正時代から存在します歴史ある駅になります。駅周辺も果樹園で青い丸い実が成っているのですが、どっちなんだか判りません。

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南陽市役所を出ますと標準軌の奥羽本線と並走、席を立ちちょっとかぶりつき。すぐに終着の赤湯駅が見えてきました。

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12:38、赤湯に到着。この写真を撮った駅裏口側の清涼飲料水自販機には、東京では全く見なくなりましたジャワティがありまして、懐かしいなぁと購入。これが山形鉄道沿線での唯一の経済活動でした。

その後は接続よくトントンと進みます。9分の接続で米沢行きの普通列車に乗り換え、米沢では4分の接続で隣のホームの福島行き普通列車に乗り換え。米沢までは混んでいまして一番前でかぶりつきをしてました。719系5000番台は、110キロで飛ばしますので広軌の私鉄電車に乗ってるみたい。米沢からはこの区間で昼間走る唯一の普通列車、夏休み中ですのでこれも予想通り混んでましたが座席は確保出来ました。昔スイッチバックだった4駅は、どこも見るたびに秘境度が増しているように感じられます。

(乗車は2016年7月)

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Re: No title

コメントありがとうございます。元はどちらも国鉄だったという名残ですね。くま川鉄道、錦川鉄道など似たようなのは各地にあるみたいでして、線路好きには面白いところです。

No title

 こんにちは。JR線と山形鉄道との分岐部は、私が乗った時は暗くてよく見えませんでした。今回の画像ではっきり解りました。ありがとうございました。
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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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