米坂線乗車記

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南東北旅行2日目最初の乗り潰しは米坂線です。坂町7:42発の上り始発列車は、青春18きっぷ旅行者で混んでいて窓際に座れないのではないかと心配していたのですが、ガラガラに空いていまして、キハ110系2両編成に私含めて5人しか乗ってません。

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進行方向右側左側移動し放題。川が見える左側に座ります。出発してしばらくしますと荒川が見えます。川幅も広く水も豊か。
乗客の内容は、大判時刻表持参の小学校6年生ぐらいの鉄道旅行2人組(ムーンライトえちご無き今、どこに泊まったんだろう)、キャリーケース持参でテーブルに突っ伏して爆睡している旅行者か帰省客か判らない若い男性(この人もどういう経緯でこの列車の乗客になったんだろう)、地元のおばさん、そして私の5人。そんな状態でこんな景色を走りますので、廃止の決定した三江線とイメージが重なってしまいます。

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2駅目は越後下関、ここでキハE120の単行列車と交換、確か一人とか二人しか乗ってなかったような記憶です。私の乗っている列車からは地元のおばさんが一人下車。こんな駅ですが駅員さんがちゃんといまして出発を見送ります。ここまで人がいないのは夏休み期間中の日曜日だからでしょうか、平日は高校生で一杯だと思いたい。

越後下関を出ますと左手に温泉旅館が何軒かあります。この辺はお一人様OKの宿も多く、ここに泊まろうかと検討もしていたのですが、温泉宿なんかに泊まってしまったら朝食を採って、朝湯にも入っちゃおうと出発が遅くなり、その後のスケジュールの内容が貧相になってしまうので中止しました。温泉宿は思った以上に駅から離れていたので中止にしといてよかったです。

3つめの越後片貝からは右手に再び荒川を見ます。途中ダムがあり盛大な水しぶきを上げています。

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越後金丸手前ダム湖の三江線的な穏やかな光景。この辺は川と道路と鉄道があるだけで、集落はおろか人家も全く無いみんな通過するだけの土地になります。そんな中現れます越後金丸は、周りには何もありませんが、昔は急行も停車したかのような立派な駅舎がある交換可能駅。今はもちろん無人駅で、乗降客も無いのですが、昔はこれだけの駅舎が必要な何か施設でもあったんでしょうか。ひょっとしたらダム湖の下にでも。

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ここからは急に谷は深く、荒川は細くなりまして、景色は一辺。

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荒川は、何度か線路と交差したあと、こんな初々しい浅瀬の川になって、線路の無い北の方のエリアに消えていってしまいます。

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このまま何もない場所を走るのかと思いきや、カラカラと優しい走りになって車窓には町が広がります。小国駅です。過剰な設備とも感じます保線車両に、2面3線の広い構内に誰もいないのが泣けてきます。跨線橋を(本当に)のんびりと男子高校生が渡って来まして、乗る気があるのか?ぶらぶらしているだけなのか?と思って見ていますと、この列車はここで数分の停車時間があるようでして無事乗車。出発します。

次の棒線駅の羽前松岡のホームの花壇は、手入れされきれいな花が咲いていて、その横で笠を被ったおじいさんが草刈り機で雑草を刈っています。写真家が欲しそうないい光景です。

ここからは登り坂がきつくなるようでスピード落ち、川を何度も渡ります。荒川は雨の影響か濁ってましたが、この辺まで来ますと澄んできます。そして横の道路を走る車の数が多くなってきました。山形方面も新潟方面も途切れることなく車が流れています。時刻は8時半、地元の人も旅行者も、朝ごはん食べて、これからお出かけといったところでしょうか。

伊佐領も棒線駅、勾配は更にきつくなるよう、カーブをキーキー車輪を軋ませながら登って行きます。羽前沼沢も棒線駅ですが保線用車両の車庫があります。冬季に除雪車をしまっておくのでしょうか。今は山々の緑濃く日差しも強く、いかにも盛夏の光景ですが、この辺も豪雪地帯、冬に来たら全く違う印象になるのでしょう。いくつかのトンネルに入り、峠を越えたようです。

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夏真っ盛りの盆地の光景、暑さがガラス越しに伝わってきます。小国以来の棒線でない羽前椿駅、ここを始発終着とする米沢方面への列車があるので、乗客が増えるのかと思ってましたが、誰も乗ってこず。次の萩生でやっと部活へ向かうっぽい高校生が乗って来ました。

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そろそろ米坂線の見所ですので席を立ちます。この辺はほとんどが田園地帯の直線区間。

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左にカーブして見えてきました、旧白川信号場。旧と書いたのは今は信号場ではなく今泉駅構内なんだとか。ここで山形鉄道フラワー長井線と合流し、共用区間?となって長い鉄橋を渡ります。

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信号場から約2km走って今泉駅が見えてきました。共用区間はここまで。

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今泉駅では15分停車します。隣のキハE120は回送、どういう目的で運転されているのか時刻表からは読み取れないのですが、すぐに坂町方面に出発して行きました。時間たっぷりですので、フラワー長井線ホーム行ってキハ110系を順光で撮影します。

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それにしてもフラワー長井線側ホームの屋根がいいのだ。2枚の部材で柱を挟む形の梁が、真っ直ぐに通って見ていて気持ちがいい。

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長井線下り列車が来ました。米坂線上り列車との接続に、それほど需要があるとは思えないのですが、これで出発準備OKです。

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長井線の長いホームも半分自然に還りつつあっていいなぁ。

列車に戻れば、大判時刻表を持った小学校6年生ぐらいの二人組はいなくなっており、長井線からの乗り換え客かは不明ですが乗客は増えています。といっても半分のボックス席はまだ空。

そういえば大判時刻表を持った旅行者はリゾートみのりでも何人も見かけました。鉄道旅行入門書にでも書かれているのでしょうか。私も昔は持ってましたが、一応デジタル化?しまして、購入した大判時刻表の必要ページをタブレットで撮影して持ち歩いています。通常これで充分なのですが、どの駅でどんな列車とすれ違うのか等、2ページに渡って調べる際にはとても大変なのが難点です。米坂線の私の乗る列車は、2時間14分の乗車で、越後下関で1回しかすれ違わないのでその点は楽。

羽前小松では一杯乗ってきます。この辺はちょっとした町。米坂線の中間駅で一番乗降客が多いのは、今泉ではなくここみたい。

そろそろ米沢、そういえば私の友人の両親が米沢に惚れ込み、定年退職して貯金をはたいて米沢郊外に家を買って夫婦で移住し楽しく暮らしているとのことなのですが、みんな大きな家ばかりで、老夫婦に適した小さな家というのは全く見当たりません。どんな家に住んでいるんだろう。

列車は米沢の町の周りをぐるりと半周するように進みます。町の西の端の西米沢と、南の端の南米沢で半分の乗客は降りてしまいます。この辺では地域に密着した鉄道を感じられます。

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9時56分、町の東端?米沢駅の行止りホームの4番線に到着します。

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米坂線米沢駅ホームは面白い構造でして、4番線の坂町側に切り欠きホームの5番線があります。

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振り返れば2両編成キハが4本もいます。坂町から乗ってきて、2編成3両しかすれ違わなかったので、この状態は特異にも見えますが、ローカル線では普通なのかもしれません。とにかくキハ溜りがここにあります。

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その中で紅一点キハE120が1両。

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米坂線ホーム先から駅舎側を望みます。右の奥羽本線は標準軌になってしまったので、当然線路は繋がっておらず。

改札を出て駅ビル内で冷やしおろしそばの早い昼食。今日のスケジュールは、夕方までゆっくり食事する時間がありません。奥羽本線ホームに行って、E3系つばさ、701系、719系の撮影して時間を潰し、再び米坂線ホームへ。10:29発の坂町行きで今泉まで戻ります。この列車も南米沢、西米沢の2駅で、米沢で乗車していたぐらいの乗客が乗ってきて、羽前小松でほとんど降りるのでした。

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再度今泉駅です。ここでは米坂線上り2本目となります、新潟発の快速べにばな号と交換します。名前の付いた快速とはいえ、車両はキハ110系2連、米坂線内は各駅停車なのですが、座席は半分以上が埋まり、旅行者で大盛況でした。

(乗車は2016年7月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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