美祢線(厚狭~美祢)乗車記

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幡生から3ドア115系に揺られて厚狭駅。ここは約30年前の青春18きっぷ旅行で降りています。構内の撮影するにいい位置に石灰石用ホキを従えたDD51がカラカラとアイドリングしており、時間に余裕があったので降りてみたのです。なんだかその頃からあんまり変化してないような感じで、美祢線北側半分に乗車した時のように、ここも貨物輸送をいつでも復活できるような状況にも見えます。

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ヤードだって石灰石用ではないですが黒いホキ800がいてちゃんと生きている。

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本日は美祢線集中点検工事の日だからか、お昼は全く人気のない構内でお休み中のキハ120。出発まで57分も時間がありますので外に出てみます。ちょっとお腹も空いたなぁと思ってたところで駅にうどん屋さんを発見、しかし閉店時間でした。

駅周辺を歩いてみます。うどん屋さんとか、たこ焼き屋さんでもあれば入って小腹を満たしたいのですが、美容院とクリーニング屋さんが2件ずつあるのみ、厚狭の人は身だしなみにとても気を使うのでしょうか。結局戻って駅前の喫茶店に入りコーヒーだけ飲むことにします。

喫茶店2階の窓から見る厚狭駅はなかなか渋い。無機質な鉄筋コンクリート造の駅舎屋根上の駅名標は国鉄時代の古いフォントで、ディスカバージャパン時代の日本交通公社(JTBではない)時刻表の表紙写真に採用されてそうな雰囲気です。下を見ますと学校帰りの高校生がどんどん駅に集まってきています。私もそろそろ席を立ちます。

***

乗車します16:38発キハ120ロングシート車単行の美祢線仙崎行きは、高校生でほとんどの席が埋まった状態、最後部のドア横に立ち後方を見ることにします。

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さぁ出発です、おぉっ!昔の美祢線専用切欠きホームだ。

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美祢の次は駅ではなくて鴨ノ庄信号所、かつて石灰石輸送で賑わった名残なのですが、現在も両側の線路は輝きを失わず、信号所としてしっかり生きています。信号所は長く、スピードを出して通過するので一瞬複線区間を走っているみたいです。キハ120単行が停車するに充分な長さのホームも両側にあります。

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湯ノ峠は誰も降りない静かな駅、Wikipediaの情報だと2011,2012年の平均乗降数はなんと1人、厚狭から一つ目というのにこんなに過疎ってるのか。

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列車はどんどん渓谷の中に入って行きます、この短いホームみたいなのは松ヶ瀬信号所の跡なのか。

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美祢線集中工事の人たちでしょうか。とにかく狭い渓谷にギリギリのスペースを設けて線路を敷いたので保守は大変そうであります。

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地形はどんどん厳しくなり、この厚狭川を右岸左岸右岸左岸・・・と厚狭美祢間で実に12回も鉄橋で渡るのです(写真は2回目の鉄橋)。相変わらず予習不足で乗るのですが、美祢線の南側はこんなだったのか。本日午前中に乗車した北側と比較してみて私の感じたイメージは、北側が陽、南側が陰で山陽山陰が逆転であります。

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この橋だろう、2010年に集中豪雨で流されてしまい、架け替えられた鉄橋は。

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左は厚保駅、右は四郎ヶ原駅、どこもなんて寂しい駅なんだ。こう感じてしまうのは、乗車した時間帯が悪かったかもしれません。

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2駅で空いてきまして最後部から最前部に移動します。ここからは前方風景です。

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左に採掘所が見え、採掘所への引き込み線跡が現れると南大嶺駅に到着します。

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南大嶺は1997年に廃止された僅か1区間2.8kmの大嶺へ通じていた大嶺支線が分岐していた駅。2面3線だったのを、大嶺支線廃止後に1番線を潰してホームを広げ、2番線が駅舎側から直接乗降できるように改良されています。しかし上り列車の3番線は今も歩道橋を渡らなくてはならず、どうも中途半端。現在来る列車はキハ120の1連や2連のみ、下の図のように長いホームを生かし、ホーム途中にポイントを設け、1番線に縦列して停車出来るようにすれば、バリアフリー化出来るのにと思うのですがどうだろう。
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欠点は、長い編成に対応できない、美祢行きが出てからでないと長門市行きが出発できない、両列車のブレーキが壊れた時に正面衝突の可能性があるなどありますが、外国では似たようなのを見た事があります。

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南大嶺を出発します、廃線跡の路盤はしっかり残っています。1997年の廃線なので、私にとっては乗りに来ようと思えば乗りに来れた路線。しかしその頃は他に熱中していた事がありましたので、縁が無かったという事で諦めるしかない。

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17:05、宇部興産の高い煙突が迫ってきまして美祢に到着します。厚狭側から乗車しますと使用されなくなった島式ホームの2,3番線がよく見えますので、最後の最後まで寂しい光景を目にする形で、私の美祢線乗り潰しは終ります。

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乗車していた高校生のほとんどが下車しますが、同じぐらいの高校生がまた乗車。午前中に見た雪だるまはこんなになってしまいました。

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慌ただしいですが切符を買い直し17:14発の仙崎発厚狭行で戻ります。これも高校生で混んでいまして、これ幸いにずっと運転席横の窓でかぶり付き。暗いですのでカメラはしまい、長い期間運休になるも復活した路線の風景を目に焼き付けます。

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17:41に厚狭に到着、この列車は朝夕しか使用しない、この駅で最も枯れきった2,3番線ホームに到着します。

(乗車は2016年1月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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