東武宇都宮線乗車記

JR日光線の次は東武宇都宮線。JR宇都宮駅から東武宇都宮駅までは2キロ近く離れておりまして、この街のメイン通りをひたすら西へと歩きます。誰よりも急ぎ足で歩いているのに、交差点ではいつも赤信号に足止めされ、後からゆっくり来た人に毎回追いつかれてしまう。全くもって面白くない街だ。

やっと左手に東武宇都宮駅が入っている東武百貨店が見えてきました。そちらに進みますと、がらりと雰囲気が変わり、ゆっくり歩いてみたくなる街並みになります。小さな餃子屋さんを覗くとカウンターで一人で餃子を突く人がちらほら見られ、焼きトン屋さんの前では開店を待つ7,8人がたむろ。私もどこかの店に入りたくなってきた。でも出来るだけ明るいうちに東武宇都宮線に乗車したいので今回はパス。

E1101618dsc.jpg
JRの駅ビルや途中で見たパルコに比べて少し元気がないようにも見える百貨店ビル隅にある階段を登り、建物を回り込むようにして辿り着く東武宇都宮駅の改札口。

E1101621dsc.jpg E1101620dsc.jpg
中に入りますと行き止まり式の1面2線ホーム。留置線も1線あります。

E1101623dsc.jpg
やってきましたのは8000系の4連、これが私の乗車します16:46発の普通栃木行きとなります。

E1101624dsc.jpg
ホームは4両編成で一杯。そういえばここには1日1往復、特急しもつけ号というのが走っていたはず。東武の特急はすべて6両編成だと思っていたのですが、4両編成だったのだ。

この路線はしもつけ号に乗るのが良かったかもしれません。しかし、しもつけ号の面白いところは、この宇都宮線内ではなく、4両編成のまま、東急や東京メトロの10両編成がガンガン行き交う伊勢崎線を走ってしまうところかもしれません。しかも車両は350系という生きた化石みたいな昭和の電車だ。

E1101628dsc.jpg
魅惑のしもつけ号は右の留置線で夜間停泊するのでしょうか。だとしたらその光景はとても絵になるはず。ちなみにこのホームは産地だけあって大谷石が使われています。

それでは出発します。車内はどの7人掛けロングシートに2~3人座る程度、2両目のモハに乗車することにしまして、8000系のモーター音に耳を傾けるとこにします。それほどスピードは出しませんので、とても優しい音を奏でます。

次の南宇都宮駅は構内踏切があります。構内踏切があるなんて東武鉄道も東京を離れて支線に来ると駅のイメージもだいぶ違います。江曽島駅では下り列車と交換、私が乗車しているのと同じ8000系4両編成の5ケタナンバー車。

西川田はとても広い島式ホームの中に改札のある独特な作りの駅。ここも貨物ヤードがあったと思われます駅です。どんな荷物をここで扱っていたのだろう。調べてみましたら東武大谷線はここから分岐していたようです。しかし大谷線廃止は半世紀も昔(1964年)の事で、私の見た貨物ヤード跡は、それほどの昔のものには感じられません。「西川田 貨物」での検索では大谷線しか出てこなかったのですが、「西川田 専用線」でやってみると、専用線の大御所とも言えます方のブログに、そのヒントを見つける事が出来ました。凄いなぁ、勉強になります。

田畑の中を真っ直ぐに走って安塚駅、そしてその次が“おもちゃのまち”駅。今では面白い名前の駅なんて珍しくもありませんが、ここは私が子供の頃からこの名前で、時刻表の地図上で怪しい存在感を放っていた駅。

やっと訪れる事が出来たのですが、1面2線の構造でホームはとても広い。周りはひたすら住宅地、昭和の時代は沢山のおもちゃの工場があったのでしょうが、今や製造工場は海外に移転、その面影は全く感じられません。駅名、町名だけが当時を偲べるものになってしまったんだなぁと、夕暮れ時のセンチメンタルな光の中で思っていたのですが、失礼いたしました、おもちゃのまちの玩具工場団地は車窓から見えない場所にしっかり健在です。

壬生駅を過ぎたあたりで日が暮れ、景色もあまり見えなくなってきてしまいます。乗客は宇都宮出発時の20%ぐらいに減ってしまっています。輸送密度が高いのは終点側の宇都宮側のようで、東武鉄道の支線というよりも、宇都宮を起点とするローカル私鉄みたいな感じです。

右から東武日光線が近づいてきて新栃木駅に到着、隣のホームには5分後に出発します南栗橋行きが接続待ちをしているのですが、この電車は日光線をもう一駅、両毛線との接続駅の栃木まで行くので私にとってはありがたい。乗客はさらに少なくなり、1両に3,4人。出発しますと複線だからか速い、宇都宮線とは全く違う走りです。

E1101632dsc.jpg
栃木に到着、ここでは宇都宮線用の8000系が並びます。リニューアルされてますが30年前に製造された車両、この光景は、あとどのぐらい続くのでしょうか。今日は昔の電車ならではの、惰行に入る前のポコンという音を何度か聞けたのが良かった。

さて、どこかで少し飲みながら何か食べて帰ろうか。宇都宮で食べられなかった餃子がいいな。外に出てみようにも駅前広場が広く、適当な飲食店を探すのも苦労しそう。とにかく寒く外をあまり歩きたくないので、10分後の両毛線小山行きに乗ってしまいます。小山も確か駅前広場が広い駅だったので降りる事無く、10分後の快速ラビットに乗車。この快速ラビット、上野駅では14番線に入るのですが、到着と同時に13番線を出発する北斗星号が見られました。青いEF510を初めてこんな近くで見たのですが、ピカピカの車体で痺れるぐらいにカッコ良かった。一度ぐらい東大宮蓮田間にでも撮影に行っておくべきだったなぁ。

(乗車は2015年1月)

この東武宇都宮線を乗り終えて、私の未乗車区間は5000kmの壁を突破し、4000km台になりました。右上プロフィールの数値も修正したいところですが、2ヶ月後に控える北陸新幹線の開業で、またすぐ5000km台に戻ってしまうので、そのままにしておきます。

前の記事:日光線乗車記
次の記事:東金線乗車記
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

JR九州 平成筑豊鉄道 観光列車 新幹線 喫煙車 東武鉄道 JR東日本 会津鉄道 野岩鉄道 JR四国 国鉄時代 阿佐海岸鉄道 バスの旅 土佐くろしお鉄道 路面電車 伊予鉄道 温泉 吊り掛け電車 琴電 ケーブルカー 猫登場 JR西日本 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 京成電鉄 新京成 流鉄 JR東海 夜行列車 船旅 近鉄 伊勢鉄道 新交通システム 貨物線・短絡線・渡り線 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 専用鉄道訪問 芝山鉄道 地下鉄路線 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 駅そば 山陽電鉄 水島臨海鉄道 西武鉄道 南海電鉄 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 名鉄 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 西日本鉄道 JR北海道 京王電鉄 京浜急行 台湾の鉄道 東急電鉄 小田急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 蒸気機関車 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR