北越急行ほくほく線を走る「特急はくたか」お名残乗車記

ガーラ湯沢線の次は、3月に控える北陸新幹線の金沢延伸により廃止されてしまう、北越急行ほくほく線を走る特急はくたか号に直江津までお名残乗車をしようと思います。

この列車には160㎞運転を始めた頃(たぶん2002年だ)、やはり直江津まで乗車いたしました。しかし、この時は何故かダイヤが大幅に乱れ、ほとんどがノロノロ運転、この路線ならではの高速運転を全く体験しておらず、最後にもう一回、どうしても乗らずにはいられなかったのです。

ガーラ湯沢線に乗車する前に撮れた写真から掲載しますが、この日のはくたか4号は基本編成・付属編成とも北越急行所属の赤・赤編成。2013年11月に特急はくたかに乗車した時に、北越急行所属もJR西日本所属も共通運用になった事を知り、赤・赤で揃う事はなかなか無いとの認識だったのですが、運良く一発目で出会えました。

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連結部分を見ると正面帯のカラーが違う。左側が681系(クハ680)、右側が683系(クモハ683)という事なんだそうだ。

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流線型側の顔もライトの形状が違う、こちらが金沢側の683系(クロ683)。

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こちらが越後湯沢側の681系(クハ681)。

そもそも私は681系と683系がどう違うか、新しい車両については勉強不足でよく知らないのですが、ざっと調べたところ、国鉄181系と183系程の違いは無い。それよりも目から鱗だったのは、681系が登場した背景について。当時、北陸新幹線は一部スーパー特急方式で計画されており、この681系は、そこを160㎞で走らせるために生まれた車両だっだんだそうだ。ならば北越急行はスーパー特急方式の路線、いっその事スーパー特急方式の新幹線路線だったと言っても良いのではなかろうか。新幹線を名乗るというのは政治的な事がいろいろ絡んできますので難しそうですが、規格に関しては充分クリアしているだろう。こう考えてみると、今年3月に北陸新幹線がフル規格に変更されて金沢まで延伸する事により、特急列車の走らなくなる北越急行ほくほく線、そして160㎞運転を終える681・683系は、一つの時代におけるその役目を、立派に務め上げたんだなと敬意を表したくなる。

***

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私がガーラ湯沢線の後に乗車しますのは10:48発のはくたか6号、こちらは基本編成も付属編成も青帯のJR西日本編成。

青春18切符では乗れない列車なので切符を買うのですが、直江津までたった49分の乗車なのに、乗車券1,380円、自由席特急券1,160円、合計2,560円となり青春18きっぷ1日分より高い、今日は何としてでも160㎞運転をやってもらいたい。

高速運転をしっかり味わいたいですので、モーター音の聞ける6号車のクモハに乗車します。また、いつもは揺れの少ない車体の中央付近に座るのですが、今日はデッキドア近くに座り、ドア上の電光掲示板に速度が表示されたら、しっかり写真で記録に残しておこうと思います。(速度は表示されませんでした)

それでは定刻に出発、VVVFの音を高らかに出発したと思ったら、架線に積もっていたんだろう雪が、私の座席の窓にどっさり落ちてきてびちょびちょに、一時外がよく見えなくなってしまう。座席を移りたくてももう混んでて移れない。

すぐに車内販売のお姉さんがカートを押してやって来ましたので、コーヒーを注文します。出発したばかりなので淹れ立てかと期待して買ったのですが、口をつけてみれば相当な時間ポットで熟成された味だ。まぁこれも嫌いではないからいいか。レシートにははくたか6号と打たれていましたので、紛失する前に写真に残しておこう。しばらくしてすれ違うはくたかも赤・赤編成でした。
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六日町を出て上越本線と別れ、いよいよ速度をどんどん上げて行く、揺れも激しくなってきた、いいぞいいぞ。トンネルだ、信濃川まで一気に抜けてしまう長いトンネルだ。どんどん加速する、耳がキーンとしてくる、たぶんこの辺で160㎞出ているんだろう。途中に信号所があって通過するのですが、信号所に入った所でトンネル断面が大きくなるためか気圧が少し低くなるようで、耳キーンが少し弱まる。ポイントを渡る音がし信号所が終わり、再び細いトンネルに入って行くとまた耳がキーンだ。目(視覚)と耳(聴覚)の他に、中耳で気圧を感じるとる路線なんだな、ここは。長いトンネルを出る寸前も耳がキーンとなる。

トンネル出た、減速し左にカーブし飯山線との接続駅・十日町を通過。ここで別の車内販売のお姉さんが来た。2人も乗車していたんだな。もうコーヒーは飲まない。減速して信濃川を渡りまたトンネル。ここからはそんなにスピードは出さない。一回地上に出て松代を通過し、またトンネルに入るとどんどんスピードを下げ、トンネル内の信号所では待避線に入って止まってしまった。車内放送で対抗列車が7分遅れるのでしばらく停車しますとの事。私がこの路線に乗車する時はいつも遅れが発生してしまうようだ。

しかし、対抗列車のはくたかがやってくると、ゴーッという音が大きくなるのと共に、また耳がキーンとしてくる。ここは退避してても中耳で感じる路線なんだな。出発しますと遅れを取り戻すかのように一気に加速、気持ちがいいぞ、トンネルを出るともう日本海側、こっちは快晴だ。

大きく車体を傾けて左へカーブを切り、信越本線の上下線の間に入って、飛行機が滑走路に着陸するかのように降りて行く。犀潟駅を通過。コンテナヤードがあって頸城鉄道が出ていた黒井を通過し、関川を渡って直江津に到着。無事に160㎞高速運転を体験できて良かった良かった。

車内販売のお姉さんも降ります。Suicaペンギンのエプロンをしてましたので、この先のJR西日本は管轄外、でも今までもほとんどが北越急行でJR東日本の区間は僅かだったんだよな。会社間の車内販売の受持ちルールはよく解らない、コーヒーのレシートには日本レストランエンタプライズ新潟列車営業支店直江津営業所と書いてありました。

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(乗車は2015年1月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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