御殿場線乗車記

2014年最後の日曜日、使い切れるかどうか分かりませんが、買ってしまった青春18切符で御殿場線に乗りにやって来ました。

国府津11:23発沼津行きはたったの2両編成、車両は313系3000番台という新しい電車ですが、座席配置は113系や115系と同じ昔ながらのセミクロスシート、先頭車進行方向右側のボックスシートに座ります。それにしてもこのボックスシートはシートピッチは広めだし何より窓が大きくて快適です。ワイドビュー近郊電車と言ってよいでしょう。出発時間が近づくにつれ乗客はどんどん増え車内は満員に。ちょいと立ってかぶりつきなんて出来る状況ではなくなり、私の前には若い女性も座りカメラなんて取り出せる雰囲気でもなくなってしまいます。

それでは出発、天気がいいので前に富士山がドンと見える。東海道本線上り線をオーバークロスして進むと左手に車庫が広がります。高速道路からよく見てましたが電車から見るのは初めてです。休日の昼前だからか休んでいる車両は多く、217、231、233系全部揃ってます。この車庫は駅から遠くて昔(30年以上昔)はクモハ40が職員輸送で駅との間を行ったり来たりしていましたが、今はどうなっているのでしょう。

さて、この御殿場線と言えば丹那トンネルが開通するまではメインルートの東海道本線で複線だったところでして、戦時中に単線になるも、今ももう1本の線路のあった路盤やトンネル跡が残り、兵達が夢のあと…的風景をずっとたどれるのが一番の見所だと私は思っているのですが、肝心のどちら側に見えるのかを予習して来なかった。残念ながら撤去された線は今のところほとんどが左側みたい。

松田の手前で小田急線をオーバークロス、御殿場線車内からはあさぎり号の走る短絡線の全貌がよく見える。ここだけは一回乗った。またテープ音声の車内放送の聞いて、松田の発音は3文字同じトーンではなく、最後のダが下がるというのも知る。

松田駅では小田急からの乗換え客かどっと乗車、立ち客で左側車窓もほとんど見えなくなってしまいます。空にはパラグライダーふわふわと浮いている。いい天気の日曜日の風景だ。次の東山北駅で右側に見えるマンションはみんなベランダに布団を干している。ここにもいい天気の日曜日の風景だ。しかし家もやっておかなければと、年末の慌ただしさを思い出してしまう。

この辺りから谷が狭くなり、御殿場線らしい風景になって来ます。山北ではたくさん乗客が下車。普段御殿場線に乗らない帰省客が多いようで、Suicaで乗ってしまった客が多く精算はなかなかスムーズに進まない。こんなに下車する人が多いのに無人駅なんだ。昔は東京発の普通列車で付属編成が山北行きというのもあったはずなのに。ここで交換する電車も2両で同じように混んでいる。

出発の前に運転席後ろのカーテンが閉められます。ここからトンネルがあるようです。出発してすぐに堀割の中、ここは桜の時期に有名な撮影ポイントだ。ここからが御殿場線車窓の一番のメイン、撤去された線のトンネル跡が見える区間なのですが左側だった。この線は南側に座るのがよかったんだな。進行方向右側に拘るのなら沼津側からの乗車だ。しかし南側に座ると富士山が見えなくなってしまう。難しい選択だ。

山裾の高い位置に高速道路が見える谷峨駅からは、嬉しいことに撤去された線がしばらく右側に、トンネル跡は見られませんでしたが、撤去された橋の基礎を一瞬ですが見る事が出来ました。

駿河小山を出たあたりから右手に富士山、近くから見ると見事だなぁ。写真は撮ってないので貼れませんが、どう見事なのかは日本人なら解ってもらえるでしょう。D52が保存されている公園を見て御殿場に到着。

DC280966dsc.jpg
ほとんどの乗客が降り、ボックスシートは私一人だけになり、やっとのびのび出来ます。しばらく停車するみたいで、ここで乗車した電車の写真が撮れました。側線には3両編成の313系が止まっていて、こっちはロングシート、これに当たらなくてよかった。交換する上り電車はとっくに着いているのになかなか出発しないと思っていたら隣のホームに小田急ロマンスカーが到着。60から70パーセントぐらいの乗車率で、帰省客なのかキャリーバックを引きずってる人が多い。この電車への乗換え客も多く、私のボックスシートもまた4人になって出発します。

富士山の右手前ぐらいにとても広い枯れた草原地帯が見えるのですがなんなんだろう。たぶん富士サファリパークだろうと思っていたのですが(ずいぶん広いんだなぁ~と)、帰ってグーグルマップを見ると、なるほど、ここが自衛隊の東富士演習場だったんだ。

御殿場からは軽やかに坂を下って行きます。富士山もだんだん後方へと移ってゆきます。御殿場沼津間には途中2か所の駅にスイッチバック跡が残っていたそうなのですが、全く気付かないで通り過ぎてしまいました。

沼津に到着します、これは東海道本線に乗っていても分かる事なんですが、沼津駅へ至る留置線含めた線路の数(束と表現するのがいいのかな)は、東海道本線のよりも御殿場線の方が多い。これも一つの御殿場線が昔本線だった名残でしょう。

次に乗車するのは13:07発の富士行き、私の時刻表も、Webサイトの駅から時刻表も、駅に掲示してある時刻表も13:07とあったのですが、電光掲示板と駅案内放送は何故か13:12発。少し時間が出来たのでホームで天ぷらそばを食べて行きます。東京の立ち食いそば屋さんでは、混雑時に通行の邪魔にならないようにするためか、壁で囲ってある中で食べますが、沼津駅のは吹きさらし。寒い中食べるのもなかなかいい。塩辛い汁なんですが、それがとても美味しい。

(乗車は2014年12月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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