山万ユーカリが丘線乗車記

東葉高速鉄道は面白味のない乗りつぶしになってしまいましたが、こちら山万ユーカリが丘線はいい意味で期待を裏切ってくれました。

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京成の快速電車に2駅揺られてユーカリが丘駅、階段登って待っていた車両、コアラ2号の可愛いのなんのって。車体に貼られたコアラのキャラクターだって可愛くて、最近のゆるキャラよりずっと出来がいいではありませんか。

さてこの山万ユーカリが丘線、不動産会社の山万が運行を行っている新交通システムの鉄道路線である事、線形がテニスのラケットの形で片側通行なのが有名ですが、もう今年で開業して32年、新交通システムの老舗と言ってもいいぐらいになってしまいました。

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ドアが低いので頭を屈めるようにして小さな車内に入ります。ここで時間が一気に30年前に逆戻り、むっとする車内、なんとこの車両は非冷房なんです。天井の送風機からの生暖かい風が優しく感じます。

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夏の混んでいるときはかなり暑そうですが、窓を開けられる車両なんて、首都圏でどれだけ残っているだろう。

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吊革は車体が小さいので天井から直接吊る。

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この美しいカーブ、(昔の)未来の都市への路線を象徴するかのよう。

それでは出発。思っていた以上にスピートを出します、そして揺れる。僅かですが外から入ってくる風が心地よい。公園駅で分岐し一方通行の路線に入り、次の女子大駅で降ります。

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公園・女子大・中学校とバス停以上にストレートな駅名の中で、降りる駅を女子大にしたのはスケベ心からではなく車庫があるから。次の電車が来るまでの20分間、外に出て散策してみます。

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車庫で昼寝中のこあら3号。右の木はたぶんユーカリなんだろう。

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屋根のある車庫で検査中?なのはこあら1号、しかしこの配線だと素人考えで、こあら1号を本線に出すには、こあら2号、3号すべて本線に出さなくてはならないようにも見えるのですが、今3号のいる右手前の線は2編成分入れる長さがあるのでしょうか。こうすべき専門家なりの理由に興味を持ちます。

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もっと中学校方面に歩いてみます。右が本線、中央がコアラ3号、左奥が1号。

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さらに先、気持ちいい天気の日ですので、ここで撮影したり、そのまま線路沿いを歩いてみたくもなりますが、時間もないので戻ります。周りはまだまだ開発の余地がある感じで、ますますの発展も予想されます、現状の小さな車体では将来対応できるでしょうか。しかしこの辺の住民はみんな車を持ってそうで、京成電鉄に乗り継ぐ通勤通学客以外の需要はあまりなさそう。となると今の日本の流れからすると、人口は同じだとしてもこの路線の利用者は減ってゆく。実際のところどうなんだろう。

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切符の自動販売機はボタンが四角い古いもの、おそらく開業時から使い続けているものでしょう。販売機上に掲げられた運賃表には、普通運賃200円のところに「全線均一運賃につき1乗車」と書かれています。という事はユーカリが丘で乗って、ぐるりと全線乗ってユーカリが丘で降りても200円でいいみたいだ。この辺はJRの規則と違う。

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誰もいないホームで次のを待ちます。来た来た、さっきのこあら2号、坂をぐいぐい登ってきたぞ。1編成での定員は路線バス1台半ぐらいでしょうか。

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カーブ切って進入する姿はカッコいい。

今まで乗車した区間はほとんどが高架でしたが、女子大からは道路と同じ高さになり、中学校からは切り通し区間になりトンネルまであります。意外とアップダウンの多い丘陵地帯のようです。あっという間にラケットを一回りして公園駅に到着。

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この路線の分岐器はみんなY型、“く”の字に曲がっているからか減速して通過します。この分岐器が動く(切り替わる)ところも見てみたい。この路線をとことん楽しむなら、女子大駅、平日6:17と18:25、土休日9:50発の列車がいいでしょう。これは女子大始発なので、車庫から出てくるところ、そしてこの分岐器が動くところをホームから間近で見られます。

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ユーカリが丘に到着しまして外に出てこあら2号をお見送り。なかなか楽しかった。都心以外のちょっとした郊外は車の方は便利になってしまった今、こういった路線は今後登場するのだろうか。またもし、今このユーカリが丘線を建設するならば、新交通システムでなくLRTになるのだろうか、そんな事も想像してみるのも楽しい。

(乗車は2014年9月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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