赤穂線乗車記

水島臨海鉄道の次はJR赤穂線です。倉敷駅で英賀保駅(姫路の一つ手前)までの乗車券を、タッチパネル式の指定席券売機で購入します。画面では山陽本線上郡経由か赤穂線経由を選択するようになっており、もちろん赤穂線経由を押したつもりだったのですが、出てきた切符は何故か上郡経由と書かれています。注意力の足らない私が単に押し間違えただけなのだろうか、それともどちら経由も値段が同じ、そして途中下車も出来ない100㎞未満の距離なので、どっちを選択しても上郡経由になるのだろうか。どうもすっきりしない。まずは混んでて座れない糸崎発相生行きという3両編成の115系で岡山へ、19分の滞在なのですが、この駅ならではの車両が見られてとても楽しい。
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381系のやくも。これも乗りたいなぁ、出来れば展望グリーン車の一番前の席で。伯備線は日が暮れてから上りサンライズ出雲で通り過ぎただけなので、車窓を全く見ていないのです。

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四国にも行きたい。実は数年前から四国乗り潰し旅行のスケジュールは出来上がっている。

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私の乗車します岡山13:23発の赤穂線長船行きは213系、いいのが来たぞ。伯備線の新見発でして、100%乗客が入れ替わるのかと思いきやそうでもない。

この電車だってかつては四国へ渡るスター的な存在だったのだ。岡山側のクモハで瀬戸大橋を何度かかぶりつきしました。1987年デビューですので27年目、ローカル落ちしてから11年目になります。ローカル落ちしても塗装も変わらず岡山を離れないでいられるのは、いい人生(車生)を送っていると言えるでしょう。

それでは出発です。しばらくは新幹線と左手に見て山陽本線上を東岡山まで。東岡山を出ると山陽本線下り線と平面交差し、私の初めての乗車となる赤穂線へと入っていくのですが、線路は単線で右へ右へとそれほど急ではないカーブがずっと続きます。さらば友よ…といった感じの、潔い線路の別れっぷりです。そしてスピードも速く、クモハのモーター音も高らかで気持ちがいい。西大寺駅で多くの乗客が下車し車内は1両に10人ぐらいになってしまうのですが、それでも電車は健気にしっかり加速、それなりに高速で走って終点の長船駅に到着です。

この駅までは30分間隔での運転でしたが、ここから先は1時間間隔、後続の電車を30分待ちます。2面2線の交換駅で213系の記録をするのにもってこいの駅。

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クモハ213-11側(備中高梁行きとなって出発するときに撮影)。

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そして元サハ213であるクハ212-104。運転台ユニットを付けるのに窓の途中で車体をぶった切ってしまう点や、トイレを車体中央に付け、その部分の多くの窓を塞いでしまったので“クハニ”みたいになってしまった点など、非常に面白い改造です。

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クハ212-104の車内も記録しておきましたので載せておきましょう。運転台後方はこんな風になっている。そして車椅子対応のトイレ。

元からクハだったものは、製造時からトイレが付いていたはず。今はこちらも車椅子対応に改造されているのでしょうか。未改造だとしたら、元サハ、元々クハは共通運用なのか、しっかり運用が分けられているのかも気になります。

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乗ってきた213系が行ってしまうと、駅には次の姫路方面行きを待つ人が5,6人。静かなもんです。駅前にはタクシーが3,4台待機中。ちなみにこの長船駅は、黒田官兵衛ゆかりの地「備前福岡」なんだそうで、そのうち「備前福岡」に改名されるかもしれません。

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私が乗車するのと交換する岡山方面行きで、こんな電車もやってきました。非貫通平面顔のクモハ114-1000番台です。好きなんだよなぁこの顔。これは湘南色にすれば絶対にカッコいいはず。

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私の乗車しますのは普通の115系3連。面白みに欠けるのが来たなと思ったものの、車内は転換クロスシートに改造されているやつでとても快適。長船の次の香登を出ると、左側に新幹線の線路がまたしばらく並走し、白い車体が遠慮なく一気に抜き去ります。山陽新幹線から見たら赤穂線との並走区間なんてあっという間に終わりなんだろうな。

電車は軽快に飛ばします。さっきの213系よりも明らかに揺れが大きい。バネでぴょんぴょん飛び跳ねる感じです。毎日赤穂線を利用する方々には申し訳ないのですが、趣味の旅行で乗る分にはなかなか楽しい。これが空気ばねのボルスタレス台車と、昔ながらのコイルばね台車の違いなんだろうと思っていましたが、赤穂線のWikiを見ると長船を境に最高速度が95km/hから85km/hに落とされており、これは線路の違いだったんだろう。

電車はそろそろ西片上に到着します。ここは1991年に廃止された同和鉱業片上鉄道の起点があった街でして、じっくり見ておきたいところ。廃線跡やかつての鉱石を船に積み替えていた跡なんか見られるのでしょうか。

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西片上到着寸前に撮った片上の町並みでして、期待していた風景は展開されませんでしたが、写真の川を300m程下った所に貨物ヤードが広がっていたんだそうだ。この鉄道が健在だった頃、私は3回か4回、青春18きっぷを持って山陽本線の和気駅を通り過ぎている。どうして乗りに来なかったんだろう。悔しいなぁ。西片上駅を出るとすぐに、明らかに廃線跡だと分かる、細い道路(自転車専用?)が見えました。

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漢字で書くと保険会社を略したのと同じですが、読みは瀬戸内らしい暖かな響きの“ひなせ”駅。ここは小豆島への玄関口なんだ。降りてみたくなります。

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またまた素敵な響きの天和駅。ここは電機工場があって変圧器輸送のシキが出没するところ。年に何回ぐらい走るのでしょうか。川を渡り左に廃止となった貨物ヤード(西浜駅)を見て、終点の播州赤穂駅に到着。これで私にとっての未乗車区間の乗りつぶしは終わり。ここから先は35年か36年前のなんと小学生時代に乗車したことがあるのです。行きも帰りも80系電車でして、赤穂線よりも山陽本線上の姫路相生間を豪快に吊り掛け音を轟かせて走り抜けていたのを今も鮮烈に記憶に残っています。久々の播州赤穂駅で降りてみたいですが、途中下車できない切符ですし、先も急ぎたいので、1分の接続の、隣のホームの新快速に乗り換えます。一度乗ったことがあるからか、気が緩んで急に眠くなってきました。

(乗車は2014年9月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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