北近畿タンゴ鉄道宮福線・宮津線乗車記

福知山からは北近畿タンゴ鉄道の未乗区間の宮福線と宮津線の天橋立から豊岡までをやっつけます。一旦改札を出て1日フリーきっぷと天橋立までの自由席特急券を購入して再びホームへ、

同一ホームにまずは新大阪発城崎温泉行きのこうのとり5号が到着。そして私のこれから乗車します(↓写真の左側)京都発天橋立行きのはしだて3号が到着します。階段の上り下りをしなくて済む、とても親切なダイヤ設定なのですが、どちらも2011年3月デビューの最新型の287系でして、

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御覧のようにヘッドマークが無いのでどっちがどっちだか解らないではないか。この列車が登場する前の古い電車には、とてもシンプルで解りやすいヘッドマークがあったのに、どうして無くしちゃったの!?

…とこの時は思ったものの、冷静になって考えてみれば、ヘッドマークを確認して列車に乗るなんていう人はほとんどいないはず(いるとすれば鉄道ファン?)。これはこれでいいんだろうな。

さて出発、ちなみに車内は11月の平日なのでガラガラ、私の自由席車両には4,5人しかいません。まずは左手に複線高架の山陰本線と分かれます、しかし左手にはまだ単線電化の路線がずっと横に張り付いている。なんだ?この線は、宮福線の駅を2つ過ぎたところでこの謎の路線は左手に分岐していくのですが、こんな所に貨物線なんかあったっけ?しかも電化されている。なんだか狐につままれるような気分だったのですが、帰って早速調べてみますと、謎の単線電化路線が山陰本線、そして私が山陰本線だと思っていた高架複線路線は1986年の福知山線電化と共に出来た福知山電車区へつながる線だったのでした。そんなのがあったんだ。知らなかったなぁ~。

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この宮津線は1988年に宮福鉄道として開業、その後北近畿タンゴ鉄道となって、1996年の電化を期に大きく成長し、今は特急列車もバンバン走る路線ですのでスピードも速くて実に快適で全くローカル線らしくない。しかしこういう路線を保有するこの会社が第3セクター鉄道の中でも赤字額が非常に大きいというのは何とも以外。

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宮津駅に到着、ホーム挟んで反対側には天橋立から乗車します普通列車が停車中。車内を覗いてみるとロングシートでなないか。

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こっちの転換クロスシートの車両が良かったな、なんとも残念。

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宮津から天橋立までは、31年前に西舞鶴から来て乗車した事のある区間でして、車窓にもなんだか見覚えがあります。中学卒業時の春休みの事で、北近畿ワイド周遊券を使って初めて一人で夜行列車(山陰号)にも乗るという、何もかもが新鮮で思い出一杯の鉄道旅行でした。

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天橋立に到着、ここでは美しい国鉄色の381系が停まっていました。おそらくこのエリアでこの電車を見るのは最後になるはず、せっかくですので全車記録しておきましょう。

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左からクロ381-114、モハ380-55、モハ381-55

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左からモハ380-44、モハ381-44、クハ381-113

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おまけで287系も、

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跨線橋から見下ろすと、この電車もなかなかカッコいい。先頭電動車はパンタグラフ2丁なんだ。今日は前パン車両が大当たり。

この駅ではお昼ごはん(駅弁)を購入しなくてはなりません。急いで改札を出て駅弁を購入。売り場に並んでいたのは笹寿司が一つのみ、売り切れなくて良かった。

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次に乗車します天橋立12:41発の豊岡行き普通列車。ロングシートなのが残念。さて駅弁は食べられるか。

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車内は3,4人置きに一人が座る程度で、隣の座席に駅弁を広げて食べる事にします。一つだけ売れ残っていたこの笹寿司、箸を使わなくても良いのがロングシートの乗客にありがたい。笹で包んで止めるのに松の葉が使われていてとても丁寧に作られている。味も美味しい。ビールが飲みたくなってきた。

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貨物ホームの跡がある野田川駅、昔の名前は丹後山田駅でして、かつては加悦鉄道がここから分岐していた所。31年前、なんで天橋立まで来たのにここまで足を延ばさなかったんだろう。その時は天橋立の展望台なんかに上がって股のぞきの景色を見て喜んでいたのだ。15歳の自分に「お前、馬鹿な事したなぁ」としか言いようが無い。展望台なんて年取ってからでもいつでも来れるのだ。

この駅の駅名票には正式名の「野田川」より大きな文字で「美心(うつくしごころ) 与謝野」と書かれ、これがこの駅の愛称なんだそうだ。読み上げるのがちょっと恥ずかしいような気がしないでもない。野田川だって丹後山田だって美しい響きで風情があっていい名前だと思うのですが、これと決めたコンセプト、付けてしまった愛称に負けないようにこの街には頑張ってもらうしかない。

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ここでは上り列車と交換。いいなぁ転換クロスシート。

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網野駅でも交換。

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立派な屋根の駅舎の久美浜でもまた交換でしばし停車。廃止も検討もされた宮津線の末端部ですが以外にも本数は多く、昼の時間帯も1時間に1本必ず運転されています。

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乗車中のこの鉄道唯一のロングシート車らしい709。こういうラッピングでは沿線の幼い子供達が乗るのを怖がってしまうのではないだろうか。「怖い電車が来たら嫌!車がいい」なんて言い出す事になって、ますます乗客減に繋がりそうな気がするのですが実際はどうなんだろう。

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ここで交換するのは水戸岡先生デザインの車両。全国各地にずいぶん増えたなぁ。ここを出発すると長いトンネルがあって兵庫県へ。

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終点の豊岡駅に進入します。宮津線の線には機回し線が残っている。この路線は私が前回来た31年前にもすでに全列車気動車化されていた記憶があるのですが…

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この機回し線、現在もしっかり生きているのでありました。

宮福線・宮津線を全線乗り終えたのですが、天橋立には天橋立鋼索鉄道という0.4kmのケーブルカーがありまして、これまた31年前にケーブルカー駅上近くの展望台に行った記憶があるものの、どうやって登ったのか(ケーブルカー?リフト?歩いて?)全く記憶に無い。なので日本の鉄道全線に乗車するためには、天橋立にはケーブルカーに乗るためにまたいつか行かなくてはならないのです。大変だなぁ。

(乗車は2013年11月)

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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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