三角線(特急 A列車で行こう)乗車記

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11月の土曜日午後の熊本駅4番ホーム、ホームに楽団でもいるのか、なんだか賑やかな音楽がかかっているぞ、2011年から走り始めた三角線の特急列車・A列車で行こう5号の出発風景です。この手の音楽ジャンルについては詳しくないのですが、ジャズのそのまんま「A列車で行こう」というタイトルらしい。文句なく楽しい気分にさせる音楽ですが、台風が来た時なんかは乗客や乗務員にとってははきついだろうな。

私にとっては初乗車となる三角線、この列車が登場するまで乗らなくて良かったなと思っていた程、楽しみにしていた列車でして、運転されている曜日にスケジュールを組んできたのです。この路線もかつての国鉄時代はグリーン車も連結し別府まで結ぶ、正に「九州横断急行」であった急行火の山が走っていたのですが、25年の歳月を経て、観光路線としての復活をしたと言っても良いでしょう。この辺はさすがJR九州さんだなと思わずにはいられません。

さて出発、
この列車の私にとっての一番の魅力は、2両という短い編成にも関わらずバーカウンターが付いていて、ハイボールが飲めるという事。嬉しい事に時刻表上にもビュッフェのマークが復活しているのです。早速買いに行ってみます。

しかし、前の車両の扉を開けると、なんとカウンター前は大混雑。乗車率は50%以下で、それほどの混雑では無かったのですが、乗客のほとんどがここに買い出しに来ているようです。空いた頃に出直してくるにしても、乗車時間は37分しかない。優雅な雰囲気とは程遠いあまり長居したくない空間で仕方なく並ぶしかありません。そしてやっと手に入れ、自席に戻った時はもう宇土に到着。シーズン最盛期の混雑時には、乗車時間の半分をカウンター前で並んで過ごす人なんかも出てくるのではないかとちょっと心配になってしまいます。

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ちょっと最後尾で宇土線に入って行くところを記録しておきます。実にシンプルで美しい配線です。

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海が見えて来ました。ちょうど干潮の時間帯で、多くの人が海に出ています。何が獲れるんだろう。苦労して手に入れた(甘くない普通の)ハイボール片手にほっと一息、実に幸せな気分であります。

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山の中へ分け入って行き、そろそろ終点三角に到着のようです。空になったカップはどうしよう。氷がたくさん残っているので車内のゴミ箱に捨てたらゴミ箱周りを水浸しにしてしまう…と思っていたら乗務員の方が回収に来た。さすがだなぁ。

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観光地の終着駅の見本のような1面1線の三角駅に到着。乗客を下ろした列車は動き出し、終点の先の方まで移動します。駅時刻表を見ると、約20数分後に普通列車が来るようです。

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整備されたきれいな駅舎もいいのですが、駅前にはタクシー会社の営業所があり、これが昭和の雰囲気を色濃く残しもっといい。写真は撮ってませんが、中には2口のガスコンロが置かれていて、その上には大きなやかん。やかんで入れてもらった(想像するに渋めでぬるそうな)お茶でも飲んで一服し、タクシーを待ってみたい。

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普通列車が来るまで時間があるので、駅前の海を見に行って見ます。A列車で行こうの乗客のみなさんは、観光船か観光バスで天草方面に行ってしまったのか、この辺ほ散策している人はほとんどいません。今日は11月中旬というのにポカポカ陽気で温かくて風も無く、観光船に乗るのは最高の日よりだろうなぁ。そろそろ普通列車の来る時間。駅すぐそばの歩道橋の上で待つ事にします。

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キハ31とキハ40という組み合わせで来たぞ。片やJR移行を見て製造された軽量小型車体で転換クロスシート、片や国鉄時代の重量?大型?車体のセミクロスシート、エンジン等の機関も全く違うと思われるのですが、こうしてタイプの異なる2両をペアにするのは何故だろう。キハ31にトイレが無いのでこうなるのでしょうか。

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三角駅を望遠レンズで撮ってみる。A列車で行こう号は機回し線にちょこんと納まっている。機回し線は20m車が2両入れるように延長でもしたのだろうか。

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古そうなバスも来たので撮ってみた。

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今度は出発風景。

帰りには駅前の生魚点を覗いてみます。水槽では真鯛や石鯛が泳いでいます。店には包丁とまな板が置かれているので、お願いしたらチャチャンとお刺身にしてくれるのでしょうか。これで帰りの列車で一杯出来たら面白そうだなぁ。車内で提供されるお酒はハイボールでなく球磨焼酎、A(アダルト)列車を改めO(おっさん)列車、生臭い列車になってしまいそううだ。

戻りは同じくA列車で行こうの6号。帰りのハイボールはすぐに購入しておきます。車内はほぼ満席で進行方向右側を指定したので海もすぐに見えなくなり、その辺りから酔っぱらって寝てしまったようで気付けば熊本到着前。飲み終えたハイボールのカップはまだ窓に残っている。今度は回収されなかったようです。(そういえば20年以上前、大衆居酒屋でアルバイトをしていた時、寝ているお客さんの空いたグラスや皿は絶対下げてはいけないという決りがあったのも思い出した。)しかし氷は熊本出発時に仕込んだものなのか、ほとんど無くなるぐらいに小さくなっており、噛み砕いて胃袋に収め、空きカップは気兼ねすることなくゴミ箱に捨てる事が出来ました。

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しばらくホームに残っていると黒い列車が到着。話題のななつ星か?、いや、蒸気機関車でした。まだ17時半ですが、今日の行程はこれで終わり。今日、三井化学専用線が運休だった場合、翌日もチャレンジできるように大牟田からあまり離れない所に宿を取ったのです。駅前のビジネスホテルにチェックインし、ちょっと休んで市電に乗って繁華街に行ってみます。

(乗車は2013年11月)

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都合により、しばらく更新お休みします。
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おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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