鎌倉あじさい号で西立川駅の待避線と青梅短絡線逆走を体験する

私の利用する青梅線から発着します、6月中旬の土日に4回走る全車指定席鎌倉行き臨時快速列車「鎌倉あじさい号」は、乗り鉄にとってもとても面白いルートを走ります。何年前から走っているのか知りませんが今回初めて乗車し、乗り潰しのキロ数を計上出来る区間ではないのですが、自分なりに大いに楽しんで来れましたので記事にいたします。

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昭島から乗車します。来たのはグレードアップあずさ色の189系6連でして、乗りたかった電車です。なんとこの時点で8割ぐらいの乗車率で、明らかに鉄道ファンだろう人もちらほら見られるも、ほとんどが一般観光客。凄いではないか、我らが青梅線沿線民たちよ。この調子で結束を固め、さらなる青梅線発着の臨時列車を増やし、青梅線発の踊り子号や日光号、いずれは成田エクスプレスなんか走らせてみようではないか…なんて思ってしまう。

シートにおさまり出発しますと、いつも乗っている青梅線ですが、いつもと違う特急列車から見る景色は全く違って見えます。まずは中神通過の後に減速を始めてゆっくりと東中神を通過するのですが、見慣れた長い木製ベンチも、右から左へとスローモーションで流れて行く光景は実にドラマチックで、座っている一人一人、皆それぞれ自分の人生と闘っているのだというメッセージを受け取ったぞ。そして東中神を過ぎた所でピタリと信号停車、目の前にある、昔は米軍基地との境だった蔦が絡まる歴史あるコンクリートブロック塀は、戦争映画の始まりのテロップが流れる場面の背景みたいに見えるぞ。すごいぞ、面白いぞ、特別な列車効果だ。さて、下り列車の通過を待って出発、さぁいよいよだ。

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西立川駅奥多摩方の渡り線を渡ります。青梅線歴20年弱(幼少期から成人するまでと、転出して20数年のブランクの後の最近1年)の私も初めてここを通るのです。

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そして下り線をちょっと逆走し、またポイントを分岐しましてついに入りました、西立川駅の待避線初体験です。

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ホーム先端では2名の撮り鉄さんがビデオ?撮影。クネクネと待避線に入るシーンを狙った青梅線通な方々だろう。

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西立川駅の渡り線や待避線を走る様子は、ホームから見るとこんな感じ、通常は貨物列車しか走りません。

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しばらく停車すると思っていた西立川は通過。過去のこの列車の(とても線路愛や青梅線愛に満ちた)乗車記録を見ますと、ここで数分停車し、何本かの上り列車に抜かれたとの事。時間が止まったかのようなそれを、私も是非とも味わってみたかったので通過はちょっと残念。こんなところでもたもたしていると、直通臨時列車としての価値がなくなってしまうのでしょう。

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西立川からはスピードを上げて青梅短絡線を逆走します。普通の単線区間なので逆走というのは間違いなのですが、ここを通常走る旅客列車は中央線からの直通列車のみ(つまり下り列車のみ)で、それこそ1000回以上乗ったと思われますが、西立川側から乗るのは初めてなのです。しっかりこのシーンを目に焼き付けておこう。

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貨物列車に乗った気分で中央線をオーバークロス。さぁ次は現在は米タン、かつては石灰石運搬列車の走った青梅短絡線から南武線へと繋がる渡り線の初体験…、と思っていたものの、車内放送では中央線上りホームの4番に入線するとの事でこれまた予想外。わざわざ中央線下り線を2回平面クロスするとは、南武線7,8番線が一杯なのでしょうか。まぁこれも、中央線4番線から南武線に抜けるのは通常は貨物列車だけなので良しとしよう。

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立川では数名の乗車で出発、ここが中央線から南武線への渡り線。

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最後にもう一つ、府中本町を過ぎて南武線から武蔵野南線への渡り線、ここも初体験。

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武蔵野南線に入り、多摩川を渡ります。南武線の205系とでもすれ違わないかなと期待してカメラを構えますが来ませんでした。ここからも普段は貨物列車しか走らない面白い区間ですが、武蔵野線からのホリデー快速で何度も乗車した区間なので車窓の様子は中略。

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横須賀線からはではよく見えない新鶴見を過ぎて尻手へと伸びる貨物線、これも私は未乗車。

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鶴見をしばらく信号停止した後に出発し、京急の線路を間近に見て、京急花月園が左に見えた所で東海道本線へ転線します。

ここは私のまだ乗車した事のない高島線へ入ってもらいたいところ。大体横浜の観光スポットは横浜駅周辺には全くありません。みなとみらい、野毛、山下公園、中華街、元町、すべて根岸線沿線。横浜なんか通らずに、高島線・根岸線経由にして桜木町・関内・石川町に停車にした方が、鉄道ファン大喜びなのはもちろん、一般客にとっても集客効果間違いないはず。現在南越谷発で運転されているホリデー快速鎌倉号も一緒にどうだろう、JR東日本さん。

***

人一杯の鎌倉に着いてからは、約30年ぶりに江ノ電に乗車して江の島なんぞに行ったりして、湘南モノレールで戻って、大船から帰りも鎌倉あじさい号に乗車します。

こちらもほぼ満席、乗客のみなさんはぐったりお疲れの様子。はるばる青梅線沿線から朝早く起きてやってきて、雨にもさんざん降られ、人多すぎの観光地でもみくちゃにされたんだろう。とにかく青梅線沿線民にとって湘南方面に行くのは大変なのだ。

帰りの列車では立川駅は南武線8番線に到着。そして、行きには体験できなかった南武線から青梅短絡線へと続く線を、無事初体験する事が出来ました。下が説明しないと全く分からない、その時の写真です。
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普段乗車することができない貨物線や短絡線や渡り線など、これも乗り潰しの一つのジャンルですのでタグを作ってみました。チャンスがあれば私もいろいろ乗ってみたい。

(乗車は2015年6月)

***

追記
貨物線や短絡線や渡り線などの乗り潰しですが、この分野においてはもっと凄い方がおられますので紹介いたします。
railway様のホームページとブログ
鉄道のページその2(2014年からの乗車記録)
鉄道のページ(2013年までの乗車記録)
写真つきブログ2(2014年秋から)
写真つきブログ1(2014年春まで)
ミスターK様のブログ
ミスターKの乗り鉄旅日記
ご両人とも既に日本の鉄道全線を乗り終え、現在は通常旅客列車の走らない貨物線や短絡線や渡り線、さらに回送列車しか走らない車両基地へと繋がる路線なども乗り潰しの対象とされていらっしゃいます。
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江ノ電と湘南モノレール

前回の記事の通り、6月の中旬、青梅発の鎌倉あじさい号に乗って鎌倉に行ってきたのですが、行きは江ノ電、帰りは湘南モノレールで江の島なんかをついでに観光して来ました。この利用した二つの鉄道、初乗車ではないのですが、いろいろと感想もありまして(他に書くネタも無いし…)、ちょっと記事にしてみようと思います。

***

まずは江ノ電

江ノ電は小学生時代に2回と高校生時代に1回乗車したので今回で4回目、実に約30年ぶりの乗車になります。過去3回の乗車はいずれも激混みだったのですが、今回もやはり日曜日なので激混み。鎌倉駅のホームはあふれんばかりの人で、列は「つ」の字になって最後尾の人は白線ギリギリで線路にお尻を向けて立っている状態。しかし、私の乗車した日は雨の日だからかまだましだったようで、最近の最も酷い時には入場制限までされてしまうんだそうだ。台湾鉄道とも観光協定を結び、さらに外国人観光客を受け入れようという気のようで、もう地元の沿線住民のための公共鉄道から離脱し、遊園地のアトラクションに近いものになってしまったようにも感じます。

でもまぁ私も観光客なので乗ってみればやっぱり楽しい。可愛らしい小さな駅、民家すれすれ急カーブ区間に、海岸沿い区間、そして併用軌道区間、レトロな電車300型だって健在で、ローカル線の魅力というものをしっかり解っている台湾の人たちも大喜びだろう。他に印象に残った点は、あじさいと絡めて電車の写真を撮れるスポットは凄いカメラの砲列だった。また沿線住民の立てた、通称勝手踏切を閉鎖するためのフェンス設置を反対する看板も凄かった。駅も車内も人一杯でしたので今回は写真を1枚も撮っていません。

***

そして湘南モノレール

これも約30年ぶり、その時の事もほとんど忘れ、気分としては初乗車で、実に面白かった。湘南モノレールの湘南江の島駅は、江の島方面から歩いて、江ノ電の踏切を、渋い味出してる江ノ島駅を右に見て渡り、交通量の多い2車線道路の信号を渡ったすぐ先、もうこの辺では観光客の姿はほとんど見られず、さっきの混雑はなんだったの?というくらい閑散としてきます。雑居ビルみたいな見栄えの良くない5階建ての駅は、1階から2階、4階から5階のホームまではエスカレーターもエレベーターも無いという今時珍しい仕様で、日本を代表する観光地というのに、自治体にも見放されているのかと思ってしまう。(一応wikiによると計画はあるらしい)

階段を上がった先に待っていた電車も凄かった。
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500系という車両で、6編成のうち3編成は引退してしまった模様。(写真は大船駅で撮影)

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車内はボックスシート。(これも大船駅で撮影)

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分厚い背ずりのレトロな座席だ。シートの下の穴の開いた鉄板(ここに暖房機器が隠れているはず)も久しぶりに見る感じ、そして優しい光沢を放つエンジ色のモケット、いいなぁ~昭和の香りだ。

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ドアの窓、間に横桟が入っているところなんか旧型国電(101系以前の茶色い電車)みたいだぞ。

そして走りもいい。3両編成の懸垂式モノレールなのですが、最後尾の車両から眺めていると、いくつもの急カーブや登り坂下り坂を、ガクガクゴキゴキ接連部を曲げながら、まるで竹でできた蛇のおもちゃのように走る。(かぶりつきをしたかったのですが、出発間際で最後尾に乗ってしまったのと、このモノレールは非常時しか車内の通り抜けが出来ないのです。)

まぁとにかく、短い区間ですが素晴らしき昭和の車両を堪能してきたぞ。しかしこの記事を書くにあたり、この車両を調べてみると実は1988~1991年製、昭和の雰囲気の平成車両だったのでした。

江ノ電とは違って観光客はほとんどゼロで地元の客ばかり、途中駅での乗降も多くみられます。5月に三菱系から経営共創基盤というバス会社の再生で実績のある会社に売却されたわけですが、なんだか応援したくなってきた。江ノ電よりも面白いぞと言ってみる。

(乗車は2015年6月)
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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