日本の鉄道乗車記録 2013年分 目次

2013年6月
北海道に寄り道して九州へ


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あけぼの号乗車記 その1(上野出発)
あけぼの号乗車記 その2(A個室内の様子)
あけぼの号乗車記 その3(懐かしの国鉄灰皿と冷水機)
あけぼの号乗車記 その4(青森到着)
津軽線乗車記
竜飛海底駅見学と青函トンネル記念館・竜飛斜坑線乗車記 

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江差線乗車記 
函館市電本線(函館駅前~函館どつく前)乗車記 
急行はまなす・カーペットカー乗車記 
札幌駅で撮影~新千歳空港から福岡へ 

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福岡空港到着~JR博多駅へ 
福北ゆたか線(博多~長者原)と香椎線乗車記 
西鉄貝塚線乗車記 
西鉄太宰府線乗車記(天神大牟田線も) 
三井化学専用鉄道訪問記 

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熊本市電乗車記1(田崎橋~通町筋駅~上熊本駅前) 
熊本電鉄乗車記1(上熊本~北熊本) 
熊本電鉄乗車記2(北熊本~御代志~藤崎宮前) 
熊本市電乗車記2(通町筋駅~健軍町) 
南阿蘇鉄道乗車記 

2013年11月
九州・北陸・関西地方


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九州再訪~500系こだま号乗車記
博多南線乗車記(再び500系に乗車)
九州新幹線乗車記
鹿児島中央駅前で市電を撮影
肥薩線乗車記1(特急はやとの風4号・鹿児島中央~吉松)
肥薩線乗車記2(しんぺい4号・吉松~人吉)

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くま川鉄道乗車記
人吉~新八代~熊本~新大牟田乗車記(800系つばめ乗車記)
(大牟田到着)大牟田の衰退をJR時刻表に感じる事について
三井化学専用鉄道を再訪問1
三井化学専用鉄道を再訪問2
三井化学専用鉄道を再訪問3
三角線(特急A列車で行こう)乗車記
豊肥本線乗車記1(あそぼーい・熊本~宮地)
豊肥本線乗車記2(九州横断特急・宮地~大分)
旅の終わりは喫煙車(700系ひかりG車・JR西日本車)

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旅の始めも喫煙車(700系ひかりG車・JR東海車)
高山本線(特急ワイドビューひだ)乗車記
JR七尾線・のと鉄道七尾線乗車記1
JR七尾線・のと鉄道七尾線乗車記2
加古川線乗車記
北近畿タンゴ鉄道宮福線・宮津線乗車記
播但線乗車記

2013年12月
関西地方


南海高師浜線とJR羽衣支線乗車記



2013年12月末での乗りつぶしMAP
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あけぼの号乗車記 その1

6月の後半、やっと3日間の自由時間が確保できる事になりまして、いろいろ各地で乗ってこれましたのでブログ再開いたします。

今回の目的地は九州熊本地方をメインに、今はここだけになってしまった元東急青ガエルや大牟田の古典電気(~これは残念な結果に終わります~)を見て回るつもり。実は去年の5月にも予定していたのですが、僅か3日の旅行で飛行機又は新幹線といったあまり面白みに欠ける乗り物に多額な費用をかけるのはもったいないと台湾旅行にしてしまった経緯があるのです。(→参照)

今年はと言いますと、丁度JALさんのマイルが貯まっておりまして、飛行機代無料で行けるのです。さてさて九州を短い期間でどう回ろうかいろいろプランを練っていたのですが、この無料航空券(正式には特典航空券と言うらしい)、良く調べてみると面白い事に気付きまして、往復チケットが貰えるのとばかり思っていたのですが、任意の2区間が選択できる、つまり1便目・2便目の出発地と到着地がまったくバラバラでも構わないのです。そこで予約したのは1便目が札幌→福岡、2便目が熊本→羽田とし、北海道に寄り道して九州へ行く事にしました。北海道にはどうしても乗っておきたい路線がありまして、来年廃止になってしまう江差線に、私はまだ乗った事が無いのです。

こんな酔狂なプラン、人に話しても気味悪がられるだけですので誰にも話す事が出来ないのでいるのですが、匿名でこんなこと書けるブログってガス抜きになっていいよなと思います。

* * * * * *

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さて、北海道に寄り道するのに選定した列車は、上野駅13番線から出発するあけぼの号です。写真を撮る方もたくさんいて気分も盛り上がります。

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牽引するのはEF64 1053。

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ちょっと奮発しましてこの車両に乗り込みます。

6月の平日、大人の休日倶楽部パスの使用できる期間の前で、ガラガラに空いているのだろうと思って出発日前日にA個室寝台券を確保したのですが、最後の1室だったそうで私の部屋は一番端の11番。揺れそうで嫌だなとも思っていたのですが、扉を開ければ座った状態で進行方向に向いてますし、個室側が対向列車の見える進行方向右側で最高の場所。もう心の中で「イヤッホー!」と叫びっぱなしの状態で、子供のようにすでにセットされた寝台を座席にして座り心地を確認したり、また寝台に戻して普通に座ってみたり胡坐をかいたり横になってみたり、どうやって過ごそうか真剣に検討しているうちにベルが鳴り出発です。

上野発の長距離列車で出発する時の私の儀式と言うか、子供のころからやっている事なのですが、まずは日暮里付近まで高架ホーム・地上ホームそれぞれの線路が同一高さになるのを見届け、通路側に出て山手線・京浜東北線と別れるのを見て、左手に長い時間展開される尾久客車区をじっくり眺め(今は尾久車両センターなんだそうです、子供の頃はこれを見るのが最高の楽しみでしたね)、京浜東北線・山手貨物線の間に割り込むのを見て、ここからは最近からなのですが、2000年から2005年まで住んでいた北区岸町(王子~東十条間の線路の西側の地区、私にとってたくさんの思い出がある街なんです)の町並みをじっくり眺め、赤羽駅の手前でこの儀式も終わり興奮状態も少し治まり個室に戻る事にします。

尾久車両センターには引退した211系と651系の姿が、651系なんてつい最近の車両だと思っていたのですが、時の流れは早いもの、私もあと4回誕生日を迎えれば、大人の休日倶楽部の会員になれてしまうのです。あぁ嬉しいのやら悲しいのやら・・・・

大宮ではこれまたサロ185が数両留置されています。廃車でしょうか。湘南色のまで混じっています。グリーン帯まで再現してくれたこの車両、一度写真にしっかり記録したかったのですが、初めて見るのがこの場所になってしまい残念です。

大宮を出発し、通路に立って大宮工場を見終えたところで、遅い夕食にします。上野駅中央口を出たところにあるちょっと高級志向なスーパーで、ハーフボトルのワインに枝豆にカニの棒寿司と、いろいろ買い込んできました。お腹も一杯。

高崎を過ぎると、客車に乗っていても勾配をぐんぐん登っていっているのが、速度が駅間は遅くなり、駅を通過する時だけ少し速くなるので実感できます。

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水上ではしばし運転停車、ホーム隣には107系の姿が。この電車もそろそろ引退ですね。デビュー当時はつまらない車両だと思っていましたが、こうして見ると鋼製車体なのにゆったりとした窓割りで1段下降窓の独特な質感は、スイスの軽量客車みたいでなかなか味わい深いではありませんか。

出発してトンネルに入るとすぐに湯檜曽駅を通過、新清水トンネルです。高校生の時に谷川岳登山で降りた土合駅も久しぶりに見てみたい、確か土合駅ホームは左側だったはずで、通路側に立って過ごすのですが、いつまで経っても見えません、右側だとしても退避線のポイントで駅通過は解るはずなのですが、ひょいとトンネルを出てしまいました。後で調べましたら、下りの土合駅は進行方向右側、退避線も無くなってしまったんだそうで、どうりで気付かないわけです。

新潟県に入ったところで寝る事にします。

(乗車は2013年6月)
(関東地方の記事ですがカテゴリーは東北地方にしました)

次の記事:あけぼの号乗車記 その2(A個室内の様子)

あけぼの号乗車記 その2(A個室内の様子)

私にとって初めてで、そしておそらく最後になるだろうあけぼの号のA個室寝台(シングルデラックス)の乗車、なんてったって個室ですので、気兼ねなくバシバシ写真を撮って記録に残していきたいと思います。

JR東日本のスロネ24 550番台(車番はスロネ24 553)、11番室の室内です。

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まずは寝台状態(左は窓側で枕側、右は通路側で足元側)

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こちらは座席状態。右写真の通路側の造形は非常に複雑で、製作するのにとても苦労したのではないかと思われます。それにしても良く出来ています。日本の巧み、こんなところにもあり!
寝台兼用ですので座面が低くなってしまい、素晴らしい座り心地とは言えないのですが、個室で靴を脱いで楽にくつろげますので問題ありません。

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寝台の通路側下にはこんなものが収納されており、

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オットマン?こうやって使うのかな? なんか中途半端な…

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この説明書によると「踏み台・足乗せ」と書かれています、高い位置にある荷物棚を使用するための踏み台なのです。なるほど。

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これが荷物棚。通路の天井上になりますので小柄な人には踏み台が必要です。なかなか親切に設計されています。2人目用の浴衣と枕はここにあり。

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折りたたまれた状態の上段ベット(左は窓側、右は通路側)、引き出して見ようとしたのですが、ロックがかかっている状態だったのか出来ませんでした。窓のカーテンは1枚で無く左右に引き分けるもので、細かいところにもお金かけてます。

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窓際の小さな机、かなり傷が付いてしまっているのですが、合板ではなく高価な無垢材を使っているみたいです。ちなみに昔はここにビデオがあったと記憶しています。下にゴミ箱と灰皿(うわー懐かしい)とゴミ箱、右の写真は引き出しを引き出したとろ、狭いのでノートパソコン等は置けず。この辺は1991年改造ですので仕方ありません。

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洗面台で折りたたんだところと引き出したところ。ちゃんとお湯も出ます。私にとっては夜朝歯を磨いて、顔を洗うだけなのですが、ゆっくり身だしなみを整えたい女性にとっては最高の設備でしょう。

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洗面台の上には鏡、テーブル上には衣紋掛。まだ携帯電話が普及しない1991年の改造ですが壁のコンセントは2つ口。

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オーディオ(残念ながらこれは使えず)、時計・アラーム、照明スイッチのコントロールパネル。右下には換気扇の他に空気洗浄機のスイッチもあり、喫煙者にも優しいです。

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洒落た照明にSOSボタン。

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隣の部屋へのドア、上段寝台への梯子はここにセット。

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その横には3種類ものブラシと靴べら。良く見るとかなり草臥れたスポンジが貼り付けられています。ホテルを意識してブラシを置いてみたものの、走らせてみたら列車の揺れでブラシが壁にぶつかってガチャンガチャンうるさくて眠れない。そこで慌ててスポンジを貼りつけた…、といった経緯が読み取れます。(気にしない気にしない…)

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備えつけのアメニティーセット。ポーチはあけぼの号のヘッドマーク付きで記念に最適ですね。箱入りの小さい石鹸はこの後銭湯・温泉にも立ち寄るので嬉しいです。(実際は歯ブラシしか使いませんでした)

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個室鍵はテンキーのもの。メーカーはTAKIGENさん。このメーカーさんは建築業界ではお馴染で、マンションの点検扉といった、あまり重要でない場所の取っ手や鍵を作っているところなのですが、ブルートレイン個室の電気錠まで作っていたとは初めて知りました。

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通路はカーペット敷き、照明は白熱灯風、金属類は真鍮製風の金色、バブルですなぁ~

(撮影は2013年6月)

前の記事:あけぼの号乗車記 その1(上野出発)
次の記事:あけぼの号乗車記 その3(懐かしの国鉄灰皿と冷水機)

あけぼの号乗車記 その3(懐かしの国鉄灰皿と冷水機)

あけぼの号のA個室寝台ではこんな懐かしいものに出会えました。

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国鉄灰皿です。
(正式名称はこれでいいのかな?)

おそらくもう若い人の中では見た事無い、知らないといった方も多いのかもしれません。今の時代からは信じられませんが1990年以前は、通勤電車以外の車両には必ず灰皿が付いていて、都市圏以外では列車内で煙草が吸えたのです。そして付いている灰皿はなんてったって国鉄ですので全部同じでこれでした。

この灰皿、今考えると実によく出来ていまして、上蓋をひっくり返して(カチャンという音がいいのです…)灰を中に落とし、上蓋の裏側で煙草をもみ消して、そこに置いたまま上蓋を元に戻せばあら不思議、きれいさっぱり煙草は全然見えませんというものなのです。そしてもっと凄いのが全体を上にひっくり返すと自動的に上蓋が開いて一気に吸殻が下に落ち、清掃員の方々が片手1秒で灰皿清掃が出来てしまうと言う超優れものなのです。子供の頃にこれを悪戯して足元に吸殻をぶちまけてしまった方も多いかと思います。私もやって怒られました。

私も国鉄がJRになる以前からの喫煙者でして、いやいや本当に懐かしい。よくぞ現役で、そして煙草を吸わせてもらえる空間で残っていてくれました。(1個家に欲しいなぁ~)

それにしても時代も変わりまして列車内で煙草を吸える事の方が珍しくなってきました。今でも吸えるのは夜行列車の個室と東海道山陽筋の新幹線と近鉄特急ぐらいでしょうか、日本以外の国々でも列車内はすべて禁煙になってしまっているようですので、列車内で煙草を吸える国が珍しいぐらいの考えを持った方が良いかも知れません。

いつまで続くか解らないこの状況、煙草嫌いの方には申し訳ありませんが、夜行列車の個室寝台という最高のシチュエーションの中、ありがたくありがたく美味しい一服(実際は10服ぐらい)を味あわせて頂きました。

写真で気付いたのですが、通常の国鉄灰皿は壁に固定する部分にJNRマークが刻印されているのですが、この灰皿には本体にJR東日本と刻印されています。ひょっとしたら昭和64年製の硬貨と同じような形で貴重なものかもしれません。

***

隣のB個室寝台にどんな状況かちょっと覗きに行ってみたのですが、ここでも洗面所で懐かしいものと出会えました。

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冷水機です。
まだあったんですね。こちらもちゃんと現役ですよ。

この設備、優等列車の車両のみに付いていたサービスでして、今では飲み水はペットボトルのミネラルウォーターや無糖のお茶を買うのが当たり前になってしまいましたが、私の青春時代の1980年代は、缶入りの清涼飲料水といえば、炭酸飲料と甘いフルーツ系ジュースとUCCコーヒーぐらいしかなく、普通に水道水を飲む時代でして、いろんなところに冷水機が置かれていました。地下鉄の駅のホームにも必ずペダルを足で踏むと冷水が出てくるのが昔ありましたね。

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まずはこの紙コップを取りだしまして、

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切り込みがある方が上でして、ここにフッと強く息を吹きかけるとパカッと開きます。

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緑色のボタンを押せば冷水が出てくる仕組みです。
「飲料水」のフォントもいいですね。

ペットボトルのミネラルウォーターに慣らされてしまった今、どうせ不味い水だろうと思って口を付けたのですが、いやいやそんなことは全くなく普通に美味しく飲めました。

***

おまけにB個室(ソロ)も見に行ってみます。ドアが開いている個室も多く、A個室は満席だったようですが、こちらは空席が多く残っているようです。

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上段

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下段

青森到着ギリギリまで寝てようと思っていますので、値段の安いこっちでも私には十分だったかな・・・

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と思ったのですが、こちらの灰皿は国鉄灰皿ではなく、キラキラしない、カチャンカチャン音がしない新しいタイプのものなのです。やっぱりシングルデラックスにして良かったなと、自室に戻ります。

今、この国鉄灰皿に出会えるのは他にどの列車があるのでしょう、北斗星のB個室は確かあけぼのソロと同じ新しいタイプ、トワイライトのB個室は椅子の横の引きだしタイプ、A個室はどちらもテーブル置き型、サンライズは全く違うタイプのもだったような気がします。現在はあけぼの号のシングルデラックスだけかもしれません。余談ですが日本海廃止と共に消えてしまったA開放寝台の喫煙室で一度一服して見たかったなぁ~。

(乗車は2013年6月)

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あけぼの号乗車記 その4(青森到着)

あけぼの号乗車記の翌朝編、
途中ちょこっと新津で目が覚めましたが、まぁ良く寝られたみたいです。秋田到着前の車内放送で目が覚めます。秋田では降りる乗客は多いみたいで、隣のゴロントシートからも10数人の下車する客がいます。しばらく起きて土崎工場(現、秋田車両総合センター)を右に見てからまた就寝。セットされた目覚ましで次に起きたのは大鰐温泉到着前です。

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弘南鉄道大鰐線、この線も廃止の話が出ましたが、一昨日にまだ存続させる事にしましょうとの発表がされました。ここは1990年代に一度乗りに来ました。乗車したのは6000系の快速電車で、今思えば貴重な体験が出来たなと思うのですが、その時はどうしてもっと早く、17M元旧型国電や元西武車が走っていた時代に来なかったのか、こんなつまらないステンレス電車になんかになっちゃって・・・と、もうひたすら後悔というか悔しい思いをしながらの乗車でした。

その後、駅近くの誰もいない公共温泉にゆっくり入り、駅近くの食堂で肉鍋定食(←しっかり覚えている)を食べている中、北海道積丹半島で起きた余りにも悲惨なニュースに言葉を失います。豊浜トンネル岩盤崩落事故、こんな形で人の命が失われてしまっていいものなのか。1996年2月の事です。

***

さて寝台を畳んで座席にセットして朝食です。朝食は上野駅構内改札外のスーパーで買った「めはり寿司」、これも20年ぐらい前に、紀伊勝浦か新宮駅で買って食べて、たしか300円ぐらいのあり得ない安さなのに、めちゃくちゃ美味しく感動したものなのですが、今回のはご飯は柔らかく、高菜は硬く芯も残り、あれ?こんなんだったっけ・・・とちょっと残念。

峠越え区間の大釈迦付近では、雨にもかかわらず撮り鉄さんも多数見かけました。日の長い今の時期、この界隈ではED79牽引のはまなすが撮れますので、皆さんそのおまけ撮影でしょうか。

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初めて見るこんな電車の出迎えで、終点青森に到着。前に来たのは青森・盛岡間に485系と583系のはつかりが走っていた時ですので本当に久しぶりです。

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鉄道ブーム?ここでも6月の平日だというのに写真を撮る方がたくさんいます。

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客車と切り離して引き上げ線へ、長岡から牽引してきたのは双頭連結器付きで物々しさが魅力のEF81 136。右写真に写る青函連絡船乗り場へ繋がっていた跨線橋は一度だけ通った事があります。

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上野寄りには既にDE10が連結されています。
隣のホームに移ってこの日のあけぼの号の客車1両1両を上野側から記録に残しておきます。

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まずはDE10 1764から、
DE10をこうして間近に見られるチャンスも今はあまりないのでは…

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1号車 オハネフ24 10 レディースゴロンとシート
金帯に引戸ですので北海道乗り入れ用として改造されたものでしょう。

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2号車 オハネ24 7 B寝台
白帯に折戸、原形をしっかり保っている車両。

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3号車 オハネ24 3 B寝台
同じオハネでも金帯に引戸ですので北海道乗り入れ用として改造されたもの。

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4号車 オハネフ24 21 B寝台
白帯に折戸で原型に近いのですが、雨樋が外付けのあまり美しくない残念な顔になってしまったもの。

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5号車 オハネ24 555 B個室(ソロ)

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6号車 オハネ24 554 B個室(ソロ)

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7号車 スロネ24 553 A個室(シングルDX)
3両存在して3両とも種車が違うというやつです。

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8号車 オハネフ25 125 ゴロンとシート
この車両だけ寝台側の窓が低い24系25型100番台のオハネフ。金帯に折戸ですので元あさかぜの車両ですね。

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カニ24 102 電源車
平面顔で最後に製造されたブルトレ電源車、これも元あさかぜ用車両(たぶん)

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編成スナップ
それにしてもオハネ24 550番台以外、全部1両1両違うと言うのは、大糸線や飯田線の旧型国電時代みたいになってしまいました。この面白さにもっと早く気付けば良かったのですが、今や現役のブルートレインは、このあけぼの、北斗星、はまなす(も含めていいのかな?)だけなんです。

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牽引してきたEF81 136は津軽線ホームから見えるいい位置に止まっています。

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私があけぼの号で青森に到着して30分後、新青森発函館行きのスーパー白鳥11号が到着します。東京発6:32のはやぶさ1号に乗車すればこの電車で青森に到着できます。

そしてあけぼの号のシングルデラックスに乗車する費用があれば、はやぶさ号のグランクラスに乗車が可能です。このグランクラス、そろそろ飽きられてサービス内容の見直しがされるのではないか、特にお酒好きの方以外にはあまり嬉しくないだろう、飲み放題サービスは無くなるのではないかと私は思っておりまして、どっちに乗って青森まで来ようか最後まで迷っていたのです。私の未乗区間第2位の盛岡・新青森間178.4kmの乗りつぶしもついでに出来ます。

まぁ、もしグランクラスを体験して来たとしましたら、貧乏性な私は朝から飲み過ぎて真っ赤な顔でフラフラになりながら、今頃この駅のホームに降り立っていた事でしょう。

ちなみに青森駅では跨線橋にあるトイレを借りたのですが、なんとシャワートイレ付き!
JR東日本さん、ありがたいです。

(撮影は2013年6月)

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津軽線乗車記

青森に到着しまして、私の最近の鉄道旅行の一番の目的になってしまった「乗りつぶし」をスタートさせます。まずは津軽線末端部からやっつけます。

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最初に乗車するのは青森10:37発の蟹田行き329Mで701系の3連です。

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青森駅6番線外部の側線には、同じく701系と「青森~三厩」のサボを付けたキハ40の2連が停車中。この界隈のキハ40はまだ非冷房が主流のようで、夏の暑い時期に窓を開けて思いっきり風を受けて乗車を楽しんでみたいものです。右写真はキハ40 545。

それでは出発です。この701系、鉄道旅行者一般には東北まで来ておいてロングシートとは旅情が全く無いではないか、駅弁はどうやって食べるのかといった、低い評価ではないかと思うのですが、私は結構好きな電車でして、かつては特急列車がたくさん走った路線を、豪快にモーター音を響かせて高速走行するところ、それを特急電車では出来なかった運転席の後ろでかぶりつきが出来てしまうところがいいのです。しかしそれを楽しむのには青森駅側に向かう列車でないと、先頭車がクモハにならないので無理、今回は先頭車クハの座席に納まり、まったり過ごす事にします。青森駅を出て奥羽本線と分かれるとすぐに左手に青森車両センターが広がります。ここでも役目を終えた211系と651系の姿が、なんだか悲しくなる光景です。

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蟹田到着前の海岸線に一番近いところを走る個所、せっかくの旅行ですが雨で残念、梅雨の時期ですので仕方ありません。

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特にこれといった印象も残さないで、この電車の終点蟹田に到着、隣のホームには三厩行きのキハ40が待機中です。

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雨の中乗換えです、写真を撮っていましたらボックスシートはすべて埋まってしまいましたが、これ幸いに先頭デッキでかぶりつきを楽しむ事にします。それでは出発。

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次の中小国駅、まだ電化区間で運転形態上は海峡線といったところ。

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新中小国信号所の場内信号が見えて来ました。今回持参したこのカメラ、水滴の付いた窓ガラスにピントが合ってしまい見苦し点をご了承ください。私にとっては、ずっと雨だった今回の旅行を象徴するようで、いい雰囲気に見えるのです。九州編でもこんな写真が続きます。

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架線の張られていない一番左の線に入ります。ここからが私の未乗区間です。右にはEH500の牽引する貨物列車が交換待ちです。

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海峡線と分かれ単線区間へと分け入ってゆきます。こういう線路が別れる所は、いつも興奮してしまいます。

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進行方向右側のボックスシートが開いたみたいで席に着くと、すぐに工事中の北海道新幹線区間をアンダークロス、ここが1435mmの新幹線と1067mmの在来線の交わる部分ですね。

その後はどんどん山の中へ分け入ってゆきます。海岸沿いを走るイメージだったのですが、後から地図を確認しますと、津軽半島からコブのように突き出た、半島の半島とも言うべく丸屋形岳のある地域を横切るのです。

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峠越え区間を過ぎると右手に、トンネルで一気に抜けて来た海峡線&工事中の新幹線の路線が再び見えて来ます。

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私の乗ってる津軽線の津軽二股駅に到着、写真で見えるのは海峡線の津軽今別駅への連絡口。同じ場所なのにJR東日本とJR北海道で駅名が違うという有名な場所です。

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どうやら新幹線の駅がここに出来るみたいですね。1日2往復しか停まらない海峡線の津軽今別駅、大出世する事になります。

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海峡線の下をくぐり、今度こそ孤独な盲腸線になってしばらく走ると、また海が見えて来ました。晴れた空で青い海よりも、どんよりとした雲に鉛色の海の方が津軽海峡らしい・・・なんて文章をどこかで読んだ気がしましたが、どうなんでしょう。唄の影響が大きいんでしょう。

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終点の三厩に到着しました。

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乗車したのはキハ40 555

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線路の先にはモーターカー(除雪車?)と車庫。津軽線の時刻表を見ますと、この駅に到着した最終列車は、ここで一夜明かして始発列車で蟹田方面へ折り返すダイヤになっていますので、夜間はこの車庫に車両を入れておくのでしょうか。ポイントもしっかり生きているみたいですので蒸気機関車列車の運行も可能ですね。

私の切符は東京から高崎・上越・羽越・奥羽・以下略経由の札幌までの切符ですので駅で清算しようとしますが、車内でしか切符は扱っていないようで、もう一度車内に戻り、蟹田から三厩までの往復切符を発券してもらいました。

ちなみに三厩まで乗って来たのは私の他2名、2名とも旅行者、一人は若い女性でしてこれが鉄子さんかと思ったのですが、2名とも駅前で待機していた竜飛行きのバスに乗って行ってしまいました。いい出会いが生まれたでしょうか。

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二人が乗って行った竜飛行きバスは1日7本、リゾートあすなろ号が運転される日は増便されます。

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私一人残された三厩駅前の風景。海が見えますが雨ですので駅で時間を過ごします。

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三厩駅、駅員さんもいます。乗って来た列車もワンマンカーではなく車掌さんが乗務しておりまして、JR西日本さんとは経営方針の違いが感じられます。

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構内はきれいに整備され、花まで植えられていて国鉄時代の駅みたいな雰囲気です。

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健気にご主人様(←たった一人の乗客の私?)の戻りを待っている子犬みたいで可愛いではないか、キハ40。

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デッキには八戸線で運用される時の「津波警報が発令された場合のお願い」、東北に来たんだなと実感します。

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車内には線路点検の作業員の方のみ、三厩行きは助手席に乗務していましたが、戻りは業務は無いようです。

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戻りは行きと反対の景色を見る事にしまして、ここは津軽二股駅。反対側車窓には海峡線の津軽今別駅、新幹線の駅の建設工事が見える所です。写真の建物は「道の駅いまべつ」、入口に捕虫網が1本置いてあったりして(売り物?)、まだ新幹線の駅が出来るという雰囲気というか緊張感が全くありません。この辺もそろそろリゾートホテルとかリゾートマンション(これはないか…)の建設も始まって大きく変わる事になるのでしょうか、最初に温泉を掘り当てるなんてしたらいいかも知れませんね。

所々で数名ずつの乗車があり、10名ぐらいの乗客数になって終点蟹田に到着です。

(乗車は2013年6月)

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竜飛海底駅見学と青函トンネル記念館・竜飛斜坑線乗車記

蟹田駅に到着し次に乗るのは、13:29発の函館行きスーパー白鳥19号です。3分の待ち合わせなのですが、津軽線がちょっと遅れたようで既に隣のホームに入線しており急いで乗り換えです。跨線橋を降りますと目の前には、なんと785系300番台!、こんなところでレアな車両に遭遇です。写真を撮りたい、しかしもう発車なので無理。苦し紛れにこんな写真を撮っておきました。

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左:785系側から789系を撮ったところ、右:789系側から785系を撮ったところ。何が何だかさっぱりわからないですが、自分のための記録写真という事でご了承を。

走っている車内を前へ前へと自由席まで移動します、編成中自由席は僅か2両ですが、6月の平日ですので空いており、進行方向右側の座席をに座ります。青春18きっぷのシーズンには蟹田から木古内までの区間は大混雑するのでしょうか。

しばらく走って新幹線の駅の工事中の津軽今別駅を通過、複数の線路が敷けるように路盤はすでに出来上がっており、なんだか東海道新幹線の新富士駅や三河安城駅みたいな構造の中、通過線部分に屋根の無い細い対向式ホームがちょこんと存在すると言う、面白い光景になっています。(この辺うろ覚えでして、間違っていたらごめんなさい。)この駅で津軽線と乗り換えをするプランを組んでおけば良かったなぁ。

さて、青函トンネルに入りまして、今回の旅行ではそのまま北海道へ抜けず、竜飛海底駅を見学する事にします。このトンネルが開通しまして25年、何度もここを通り抜けて来ましたが海底駅の見学については、どうもあまり興味が沸かないというか、長い見学時間で半日つぶしてしまうより、早く北海道に行きたい、少しでも長く北海道に滞在したいと毎回通り過ぎてしまっていました。

しかし乗りつぶしをすると決めた今、ここには財団法人青函トンネル記念館が運営する「竜飛斜坑線」というかつては工事で使用され、現在の本来の目的はトンネル内で火災が起きた際の避難用というケーブルカー路線がありまして、津軽線と江差線に乗りに行く今回の旅行で立ち寄らないわけにはいきません。

そんな思いでこの見学コースに参加してみたのですが、3時間弱の見学時間もあっという間、見学整理券代の2,040円も全然惜しくない価値のあるもので、鉄道マニアで建設業界に勤める私ですが、知ったつもりでいて知らなかった事、間違った認識だった事がたくさんあり大変勉強になりました。ガイドさんの解説も良かったです。見学内容についてここに書き始めますと長くなってしまうので写真だけ数枚ならべて中略させて頂きます。ちなみにこの日の参加者は私、鉄オタではなさそうな若いお兄さん、老夫婦の計4名、青春18きっぷのシーズンは毎回定員の30名(だったかな?)になるそうです。

この記事を書いて数日後の昨日、新幹線を通す準備のため、JR北海道は海底駅の廃止を検討してるとの報道がされましたので、この駅についての私なりの見どころみたいなものを少し追記しておきます(青字が追記部分です)。

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これが竜飛海底駅で、左が北海道側、右が本州側。
線路を見ればすでに三線軌条になっており、新幹線が通る準備は出来ています。現在上の架線を流れている電圧は20000ボルト、新幹線は25000ボルトですので切替が必要です。新幹線開通後、貨物列車にはEH800という複電圧に対応する新型機関車が登場する予定ですが、在来線夜行列車の牽引機はどうなるのでしょうか、列車自体を廃止してしまう事だけは勘弁してほしいです。

とても気になるというか私が心配しているのがこの細いプラットホーム、新幹線車両はホームを削らないで通過できるのでしょうか。三線軌条でホーム側線路を共用する形ですので、一見大丈夫そうにも見えるのですが、削るとしたら安全に避難出来る通路幅が確保できるのでしょうか。

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下りホームから上りホームを見たところ、避難方向(誘導路)には煙が行かないように下り坂になっているのが見えます。

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作業坑側から誘導路を通して下りホームを見たところ。見える列車は乗って来たスーパー白鳥。

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線路のあるトンネルと平行に走る作業坑トンネル。列車から降りてここに来た場合、右に見える金網の中に荷物を預け、手ぶらになって構内を見学します。

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これは作業坑にありました。記念撮影用ですね。

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作業坑でこの先吉岡海底駅まで続いています。

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2か所ある風門。どちらも地上側から撮った写真。一つ開けて閉めて、また一つ開けて閉めて、これをやって地上へと向かって行きます。

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中に保存されている人車

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この線路はケーブルカーの斜坑線から枝分かれする作業坑への荷物搬入用。


***

さてさてお楽しみのケーブルカーの乗車です。たった4名の乗車で、みなさんケーブルカーにはあまり興味は無いようで、一番前の座席が空いてましたのでここに座らせて頂きました。さぁ出発。

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これはなかなか面白い!ピコピコとサイレンを鳴らしながら一直線の坂を登って行きます。ジョイントの振動も大きく普通のケーブルカーとは全く違った乗り心地。SF映画の地下要塞みたいでして、何分乗車したのか解りませんが(資料によると上り7分、下り9分)この雰囲気に酔いしれているうちに地上の青函トンネル記念館駅に到着です。

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乗車した時は良く解らなかったのですが、乗ったのはこんな車両でもぐら号。避難用として使われる事無く、いつまでも観光客だけを乗せる活躍でいてほしいものです。

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隣にはもっと簡素な車両も、

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このケーブルカー見どころはまだ続きまして、気圧の関係上、風門が閉まってからでないと(写真の地下へ続くトンネルに蓋をしてしまう)外には出られないのです。

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外に出ますと3時間前の三厩駅は雨でしたが、今は晴れてます。爽やかな風が気持ちいい。

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屋外に置かれた工事用車両も、海に近いからかこんなに朽ち果ててしまっています。そして25年なんて歳月もあっという間に過ぎ去ってしまうものなのです。

そういえばあけぼの号車内でめはり寿司を2個食べてから何も食べておらずお腹が空きました。記念館内の食堂で海鮮塩ラーメンを注文。ウニとアワビとワカメがのって磯の香りが食欲をそそります。しかし口を付けるととても塩辛い、これが東北のスタンダードな味なんでしょう。スープを全部飲まなくていいように、ウニを崩さないように最初に食べてしまってからラーメンをすすります。刺身定食にしておけば良かったかな。

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記念館内の詳細も省略しますが、これは新幹線と在来線が一緒に走る模型、それにしても新幹線と貨物列車が高速ですれ違う事が出来ないというのは、計画されたのがかなり昔ですので仕方ないのですが、認めたくないですけどこれはちょっと失敗だったのか。単線トンネル2本のユーロトンネルにちょっと嫉妬してしまいます。しかしどんな工夫がされて、この問題点を克服するのかも楽しみでもあります。

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帰りの時間になりまして、再び海底駅へと戻ります。またまた一番前に座らせて頂きました。まずは風門がゆっくり開くと一直線の深いトンネルが見えて来ます。まるでSF映画、このケーブルカーは私のように下からでなく、ここ青函トンネル記念館から乗車した方がその感動は大きいかと思います。

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またまたサイレンを鳴らしながらひたすら下る下る。

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右へ分岐する線は避難所・作業坑の資材運搬用で、線路のねじれ方がいい感じ。(インディージョンズの世界みたいですね)

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最初に乗車した時は良く解らなかった坑道体験駅。線路はまだまだ最深部の排水基地まで続いているようです。
照明が全く無い数百メートルの深い穴、うまく想像できませんが迷い込んでしまったら無限の宇宙空間にたった一人でいるような恐怖が体験できるかもしれません。

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おまけの写真で、これは鍾乳石の赤ちゃん。

帰りの列車までしばらくベンチに座って待ちます。ここでそろそろ貨物列車が通過するというのでホームに見に行く事に、嬉しい事に写真まで撮らせて頂きました。

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写真は失敗ですが、トンネル内を猛スピードで走り抜ける貨物列車。最後にいいものを見せてもらいました。この時にガイドさんから問題がありまして「通過する機関車には名前が付いています、それは何でしょう?」と、こんなところで40過ぎのおっさんが「はーい金太郎です」と答えるのも場が白けてしまうので黙っているのですが、沈黙が辛い時にはジェームスとかニコラスとか英語名を適当に答えておくのも一案かもしれません。

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スーパー白鳥25号の到着。これに乗って木古内まで行きます。この列車の自由席もガラガラでした。

(訪問は2013年6月)

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江差線乗車記

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スーパー白鳥25号は17:13に木古内駅に到着。隣にはコンテナ列車が停車していますが長いのでどっちに機関車が付いているのか解りません。

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お見送りしまして次に乗車するのは江差線17:51発の江差行きです。とりあえず改札外に出てみます。

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警笛音が聞こえ江差方面から単行のキハ40がクネクネと姿を現しました。

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右手は新幹線の駅の工事中。東北新幹線も青函トンネルも開通していない私の小学生時代、時刻表を眺めながら、江差線・松前線というのはメインルートからも外れ、函館を跨いで直通運転される優等列車も無く、孤高の路線といったイメージを抱いておりまして、この木古内駅も寒々しい読み方から遥か遠い場所を思い描いていました。しかしもう少しすると東京駅から乗り換えなしで4時間程度で到着できるようになるとは、日本がますます小さくなってしまっているみたいです。奥に見えるDE10は青函トンネルで立ち往生してしまった列車を引き出すためのものでしょうか。

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この列車は江差線ホームの5番線に停車

駅に立ち食いそば屋さんでもあれば小腹を満たしておこうかと思ったのですが無し、売店でカロリーメイトを買っておいて、早めに構内に入って待つ事にします。窓口で江差までの乗車券を買うと記念乗車券を出してくれました。

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先ほど江差から来たキハ40 831。この列車がまた江差まで再び行くのと思っていましたが違いまして、

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函館方から2連のキハ40がやって来まして、後ろ1両はここ木古内で切り離し、前1両が江差行きになります。

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狭いホームを挟んで3両のキハ40が揃いまして、なんだか濃いぃ空間。

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江差線のサボ、乗車するのはキハ40 1797。

1番線に新青森行きのスーパー白鳥42号が入線します。出発まで時間もあるので撮影しに行ってみますと

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来ましたよ、さっき撮り損ねた785系300番台が!

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正にバッタのような顔のクハ784 303

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こちらも昆虫類のお尻を連想させるモハ785 303

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全く断面が合っていない連結部。海峡線は新しい路線ながらも珍車がよく沸いて出る所のようで、かつてはED76 551という実に魅力的な機関車も走っていました。

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江差行きの車内に戻りまして、キハ40の内部を撮影。

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キハ40の面白い部分でもある2人用座席、こんな当たり前の光景も数年後には貴重なものになってしまうのか。

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国鉄時代から変わらない青いモケットシート、このテカリ具合が懐かしい。

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ED79 50番台の牽引する五稜郭方面行きの貨物列車の通過の後(撮影したかったなぁ)出発します。まずは海峡線(戸籍上は江差線?)の下り線をしばらく逆走いたしまして、

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このポイントで来年廃止になってしまう単線非電化区間へと入って行きます。

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海峡線と分かれ、新幹線の下をくぐり、海峡線と新幹線が一緒になるところが見えます。

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ここからは海に背を向けて松前半島を横切っる形で山地へ分け入ってゆくのですが、夏至近くの18時過ぎ、ようやく陽が傾き初めてきたところで、斜光線が照らす田んぼの風景がなんとも美しい事。ガラス越しの写真でうまく撮れてないのですが、この時見た美しい光景は私の江差線の一番の印象として残るのではないか、いや、車両でも線路でもないのでこうして書いておかないとたぶん忘れてしまう事でしょう。

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それにしてもずいぶん駅間距離が長い、峠越えみたいです。クマザサが生えてますので標高もだいぶ高いのでしょうか。

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やっと駅に到着、神明駅。

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左手に天の川という素晴らしい名前の川を見て峠をクネクネと下ります。この辺には天の川駅という列車の停まらない、駅の形の構造物があるようなのですが、知らなかったので見過ごしてしまいました。

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一つ手前の上ノ国から日本海が見えて来ました。

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終点江差に到着します。

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あれだけ人気のない所を走り続けてきたのに、ここ江差はちょっと大きな町のようで、周辺にはマンションも建ってします。

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駅の待合室も広めです。

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記念になるような入場券でも買っておきたかったのですが営業時間は終わり。

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かつて賑わった頃の名残、臨時改札口もあります。

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折り返し時間は10分しかありませんので、駅を見ただけで車内へ、江差まで乗って来た乗客数は10人ぐらい、ほとんどが私と同じように江差線に乗るだけが目的ですので、みなさんそのまま車内に戻ります。

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運転席のカーブミラーにはこんなものがぶら下がっていました。

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帰りはこの列車でゆっくり2時間以上かけて函館まで、頭端式ホームになった函館駅にはすべて1両のキハ40がずらりと並びます。(写真の右側にも1両かくれていて合計4両)これもなかなか面白い光景。20分後に上り北斗星が来ますので見てみたい気もするのですが、もう1本乗りつぶしをしますので、江差~木古内・五稜郭~函館の運賃を清算して外に出ます。

(乗車は2013年6月)

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函館市電本線(函館駅前~函館どつく前)乗車記

お金はなくとも時間はたっぷりあった私の20歳ぐらいの頃、青函トンネルが開通する前の年の夏と、開通した年の夏、2夏連続で北海道周遊券を使って10日間ほどの旅行をし、函館では市電に乗って競馬を見に行き、その帰りに市営谷地頭温泉に行っています。

その頃は乗りつぶしなんて全く考えていませんでしたので、現在、本線の十字街~函館どつく前(1.5km)、湯の川線の競馬場前~湯の川(1.3km)、どちらも歩いて10数分の両端の区間が未乗で残っています。今回は前者の函館どつく前への路線をやっつけます。

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人通りもほとんどない函館駅前を歩き市電乗り場へ、まずは反対方向へ向かう湯の川行きが来ました。遅い時間ですのでこれに乗ってしまうと本日中に函館駅前に市電では戻ってこれません。

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しばらくしてやって来た函館どつく前行きに乗車、既に車の通りも少なくなった路面をゴトゴト走りだし、十字街から未乗区間に入り約10分で終点函館どつく前に到着。この駅、表記は「どつく」ですが読みは「どっく」でいいみたいで、表記と読みが違う面白い駅の一つかもしれません。乗車したのは真っ赤な清涼飲料のラッピング車、福井にもいましたね。車番は2002。

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線路の途切れる終着駅の情景を写真に収めまして、この電車は見送って次の電車に乗る事にします。次は最終電車なのですが、路面電車らしくなく40分も間隔が開きます。その間に銭湯に入ろうと思っているのです。昨晩は夜行列車、今夜も夜行列車で明日は飛行機に乗ると言うのに40過ぎのおじさんが2日も風呂に入らないのは不味いでしょう。

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この界隈は銭湯の密集地帯のようで「函館 銭湯」でグーグル検索しますと3件もヒットします。それがこの上の地図。一番近いBに目星を付けて、適当に歩けばすぐに見つかるだろうと、暗くて人通りもほとんど無い住宅街の中に入って行きます。ところがなかなか見つかりません。同じところを何度も周り時間だけが過ぎて行きます。確か函館の銭湯は10時30分まで、番台にお金を置いたら、すぐに入れるように、リュックサックの一番上にタオルと石鹸を準備しておいたのに。服脱ぐの1分、体と頭洗うの5分、浴槽5分、ゆっくりくつろいで牛乳飲むの10分と頭の中に描いていた、行動スケジュールもガラガラと崩れて行きます。なんなんだ一体、それらしき煙突も見当たらないので、これは青梅線に突如出現したパチンコガンダム駅みたいなものなのか。そして散々歩き回ってやっと見つけたのが大町停留所よりの1軒、しかし電気も消されていて既に営業終了。

これですっきりと諦めがつきました。のんびりと函館どつくの停留所に戻ります。海の方へ少し足を延ばすと、レトロな倉庫があり港町らしい雰囲気に。見上げれば函館山の上には月が出ており、夜風が爽やかで気持ちがいいではないですか。明日、梅雨前線停滞中で台風まで接近中の九州へ向うのが馬鹿らしくなってきます。

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付近には誰もいない停留所なのですが、電車が来る頃にぽつりぽつりと7,8人が集まって来ます。

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22:30発の最終電車はまた赤いのですが、今度は証券会社ので車番は3001。十字街では来る時には気付かなかった昔の信号塔を見て、10分で函館駅前に到着。車内には外国人観光客のために英語・中国語・韓国語の表記があったような無かったような、この辺はうろ覚えです。

JR駅と反対方向に少し進んだ所にあった居酒屋で遅い夕食。相席のテーブル席で新鮮なカワハギの刺身なんかをつまみにビールを飲みながら、これで函館市電の未乗区間は湯の川線の競馬場前・湯の川間の1.3kmのみ、新幹線が開通したら来る事にしようか・・・その時は湯の川温泉に泊まってみようか・・・数年後のスケジュールを思い描きながら、フッフッフと(もちろん心の中で)その時はほくそ笑んでいたのですが、この記事を書くために函館市電について調べてみると、前回乗車した時は全然覚えてないのですが他にも路線があり、競馬場に行った時は廃止になった路線に乗車したのかもしれない可能性がある事を知りました。谷地頭温泉の後も市内を歩いた気もするので、十字街・宝来町間も乗ったかどうか怪しい、今度来た時は谷地頭から湯の川まで全線乗らないとすっきりしなくなってしまいました。ちなみに今、当時の函館市電の路線図・系統図を探しているのですがなかなか見つからないのです。

また、函館どつく周辺の銭湯も、後日ストリートビューを見ますと、ちゃんと存在しておりまして、見覚えのある建物が写っております。私の想像していた銭湯とは全く違って普通の住宅と同じような建物でして、すでに営業終了で電気も消えて気付かずに通り過ぎてしまったようです。何回も。

(訪問は2013年6月)

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プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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