岡山電気軌道乗車記

30年ぶりに宇野線に乗車した後は、岡山電気軌道に初めて乗車します。まずはバスターミナルで路面電車1日乗車券を購入。

H6136918dsc.jpg
岡山電気軌道の岡山駅前停留場は、駅前と言いつつロータリーの向こう側の道路の中央なのでちょっと歩きます。最後はなかなか青にならない横断歩道を渡って、写真の東山線の東山行きに乗車します。車番は7601。

H6136919dsc.jpg
空いていまして進行方向左側の一番前の座席に着席します。この路線は左右両方に停留所がある関係で、運転席後ろには両側にドアがあり、かぶりつき席はありません。まずは駅前から伸びる大通りを数珠繋ぎ状態のバスと一緒にゾロゾロ進みます。この電車にも海外からの旅行客が2組も乗車していまして、彼らは揃って3つ目の城下で下車。ここで右に直角に曲がり南下します。周囲の建物はちょっと低くなる感じ。

H6136921dsc.jpg H6136924dsc.jpg
2駅過ぎて今度は左に折れますと、大きな橋が見えてきまして、道路が太鼓状になっています。ここがこの路線の車窓の、一番のクライマックスっぽいです。ところで何という名前の川なんだろう。1日乗車券の路線図に書いてないかと見ると、川の名前は書かれていなかったのですが、この川の上流側すぐの中州が、日本三名園の後楽園であることを知ります。こんなところにあったのか、後楽園は高校の修学旅行で行ったことがあるのですが、山陽本線の北側にあるものだと思っていました。そして川の名前は旭川。

H6136925dsc.jpg
橋を渡って次の小橋は、車道を緑色に塗っただけのとても簡素な停留場。乗降客はいないのでこの電車は通過。どんな風に乗り降りするのか見てみたかった。乗る時は歩道に立って手でも上げれば、電車が止まって待ってくれるのでしょうか。降りる時はどうでしょう。電車が走る方向の信号が青なら車もビュンビュン通るはず。信号が自動的に赤になって、安全が確保されるのでしょうか。次の中納言停留場もこんな感じでしたがこの電車は通過し、帰りは進行方向右側に座ってしまいましたので、このような停留場で人が乗降するのを見逃してしまい、今も疑問が残ったままです。

H6136927dsc.jpg
安全地帯のある停留場が一つあり、終点の東山・おかでんミュージアム駅停留場に到着します。停留所は道路の中央、ここも横断歩道はなかなか青になりません。乗ってきた電車はすぐに乗車ホームに移動。

H6136928dsc.jpg
奥には車両基地があるのですが、線路が左右に別れているという面白い配線。

H6136931dsc.jpg H6136935dsc.jpg
車両基地を見に行こうと思ったところで、タマ電車が来ました。それにしても地方都市の小さな路面電車の会社がローカル線の救世主になって、しかも成功させてしまうなんて思ってもなかったです。

H6136939dsc.jpg H6136938dsc.jpg
電車は次々にやって来ます。岡山電気軌道といえば、この石津式という独特のパンタグラフ。しかし最新型には継承されてません。

H6136941dsc.jpg
車両基地の方に歩いてみます。左右に割れた線路の右側に曲がった先は、停留場名にもあるように、おかでんミュージアムが併設されています。鉄道好きならば、行って見るべきか、それとも見なくてもいいか、微妙に悩む施設なのですが、今日は運悪くというか丁度定休日でして悩まずにすみます。

H6136942dsc.jpg H6136944dsc.jpg
左に曲がった先は、こんな感じで電車が見えます。奥に元東武日光軌道線の3000系の黒いのがいます。オリジナル塗装の方は、今日は目にすることが出来ませんでした。乗れればラッキーと思っていましたが、非冷房車なんだそうで、この季節は難しいでしょう。

H6136945dsd.jpg
東山停留場の奥にある公園から線路を見下ろします。なんかいい写真が撮れました。

H6136946dsc.jpg
夕方のラッシュを前に電車が出庫します。

H6136952dsc.jpg H6136955dsc.jpg
さて戻ります。どっちが来るかな?

H6136956dsc.jpg
低床車のMOMOが来ました。運転席の後ろに浅く腰かけられるシートがあります。これは面白そう。

H6136957dsc.jpg
でも混雑しそうなので、後ろの車両のクロスシートに移動。出発しますと車輪の上だからか、線路のジョイントの衝撃がお尻にズンズン来ます。それとカーブを曲がるとき、車体がボキッと折れる感じが面白い。回送中のバスの行き先表示機に「すみません回送中です」とお詫びを入れるのは、ここ岡山だったか。

ボケーッと車窓を見ていたら、降りようと思っていた清輝橋線乗換え駅の柳川で降り損ねてしまいました。次の西川緑道公園でもいいのですが、後ろの車両から前の出口まで混雑した車内を歩くのもしんどそう。岡山駅前まで乗ってしまいます。

H6136959dsc.jpg
岡山駅前到着、やはり途中駅で乗り換えるべきだった。ここで清輝橋線に乗り換えるには、降車ホームから信号渡って歩道に出て、また横断歩道を渡って乗車ホームに行かなくてはならない。ここでも信号はなかなか青にならないので、乗って来た電車はもう乗車ホームに移動してます。

H6136963dsc.jpg
この時間帯は10分間隔で運行されてます清輝橋線に乗車して、終点の清輝橋に到着。国道を真っ直ぐ進むだけの単調な車窓でした。東山線は文化的な香りのするような路線でしたが、こちら清輝橋線は夜になったら賑わいそうな街の雰囲気を感じる路線でした。

H6136969dsc.jpg
最後はきびだんごの会社のラッピング車で岡山駅に戻ります。

(乗車は2018年6月)
しばらく更新お休みします

前の記事:宇野線乗車記
関連タグ:路面電車
スポンサーサイト

宇野線乗車記

岡山に来ました。午後に時間が作れましたので、ちょっと列車に乗ってみます。岡山地区での未乗車の路線は、JR吉備線があるのですが、ここは同じく未乗車の呉線、井原鉄道と一緒にと考えているのでパス。今回乗車するのはJR宇野線で、ここは乗車済みなのですが、前回乗車したのは宇高連絡船が存在していた時(30年以上前になるんだ・・・)ですので、今は全く別の路線と言ってもいいでしょう。一つ悔やまれるのは、クモハ84が走っている時に来たかった。

H6136887dsc.jpg
宇野線列車の発着する茶屋町駅は、2面3線の配置で、岡山方面、宇野方面共ホーム対面で乗り換えが出来ます。これは毎回四国に来る時に見て知っています。

H6136909dsc.jpg
しかし宇野・四国側の線路がこういう配線だったとは知らなかった(写真は宇野から戻ってきてから撮影)。てっきり宇野線の中線は、茶屋町駅を出たところでスルスル高架を降りて、本四備讃線とは平面交差無しで分岐するものと思ってました。

さて、ここで気になるのは外国人旅行者がとても多いこと。宇野線にですよ。乗る電車、降りる駅を間違えたのか。いや、プロレスラーのような欧米人の方が、乗務員に「ウーノッ?」(ウを強く、語尾上げる)と聞いていましたので、目的地が宇野であることは間違いなさそう。総乗客数は20名ぐらいで、うち10名が外国人旅行客。宇野に何かありましたっけ?

それでは13:11に出発、まずは下り本線をしばらく走り、宇野側であります左側に分岐すると思っていたら、上り本線に転線し、右側に分岐し、高架を降りて本四備讃線をくぐります。降りたところで本四備讃線の植松駅も見えます。

あとは単線のローカル線なのですが、中間駅の6駅うち5駅が、昼間は1時間に1本の路線になってしまったにも関わらず、棒線化されず交換できるようになっています。しかも待避線は長いまま。これは瀬戸大橋が不通になった場合に振替輸送が出来るように残されているのでしょうか。八浜を出てからは、ここを長大なブルートレインやコンテナ列車が走ったのかと思うような、ちょっとした山間部を走ります。

H6136891dsc.jpg
13:34、昔は広い構内だった感じのスペースが広がり、100メートル陸側に移設されたという現在の宇野駅に到着です。

H6136895dsc.jpg H6136890dsc.jpg
ホームは1面2線、留置線には夕方から走るんだろう3両編成の115系が昼寝中。私にとってはこの駅が、宇高連絡船存在時に、どんな様子だったのか全く覚えていないのが悲しいところ。往路はとにかく四国!四国!と先を急いでました。復路は深夜便で本州に到着しています。この駅は、駅としての重要度は数十ランクも落ちてしまいましたが、旅行者にとっての印象は、慌ただしい乗換駅から味わいのある終着駅に格上げされたといったところでしょうか。

着いた電車は7分で茶屋町に折り返します。当初はそれで帰るつもりでしたが、お腹も空きましたのでお昼も食べて、1時間後の電車で帰ろうと思います。何より外国人旅行客がどこへ行くのかを知りたい。トイレに寄った後、探偵にでもなった気分で彼らの列の後について行きますと、直島行きのフェリー乗り場に辿り着きました。直島?知らんなぁそんな島。待合室でフェリーを待つ客の8割は外国人。直島とはどんな島?グーグル先生に聞いてみると、なるほど、そんな島があったのか。私の知らなかった日本であります。

H6136897dsc.jpg
こちらが直島へ向かう船、待合室の規模からすると大きすぎるぐらい立派な船。宇野からは20分で到着します。料金は520円。

H6136900dsc.jpg
こちらは宇野駅からまっすぐ伸びた先にある桟橋ですので、宇高連絡船が発着していたところかと思います。

さて遅めの昼食、うどん屋さんでもあればいいのですが、宇野駅周辺に飲食店はあまりなく、この時間開いているのは地ビールが飲めるお洒落なカフェとラーメン屋さんぐらい。結局はコンビニでサンドイッチとコーヒーを買って、宇野駅のベンチで食べることにしました。

H6136902dsc.jpg
帰る電車、14:41発の茶屋町行きが入線しますのでホームに入ります。列車が到着すると、やっぱり外国人旅行客が多い。直島から本州へ戻る人、これから直島へ向かう人、欧米人は大きなバックパック、アジア系はスーツケース、赤ちゃんを抱っこしたファミリーまでいます。みなさんのんびりですので、ここは日本ではないみたい。変わったんだなぁ、宇野。

H6136914dsc.jpg
茶屋町からは1本後の快速マリンライナーでかぶりつき。岡山到着前の、この鉄道模型のショーケースのように並ぶ電車が見たかった。今日は全部黄色い電車です。

(乗車は2018年6月)

次の記事:岡山電気軌道乗車記
関連タグ:JR西日本

リゾートやまどり(リゾート那須野満喫号)乗車記

H6026834dsc.jpg
(帰りの小山駅にて)

前から乗車したいと思ってました485系の改造車のリゾートやまどり、6月に2日だけ「快速リゾート那須野満喫号」として八王子発着で運転されるので、立川・小山間を往復で乗車してきました。この列車は東京西部から真岡鐵道に乗りに行くのに最適な列車です。しかし往路は20日程前で既に満席。今回は同行者(お子様)を連れて行くので短い距離ですが新幹線でも乗るかと思っていたのですが、前日に「えきねっと」を見てみると運良く並びの席が空いていまして即予約。しかも先頭の6号車。快適に移動できただけでなく、出費も押さえることができました。

リゾートやまどりの乗車した感想は、とにかく素晴らしい。普通車の「ハ」の扱いなのに、元成田エクスプレスの1+2列のグリーン座席というのは、私の思い付く限り、日本の鉄道史上最大の乗り得車両ではないかと思います。

H6026688dsc.jpg
展望席スペースも同行者(お子様)、(もちろん私も)大喜び。立川から新秋津まではトンネル区間なので左側窓1枚分しか前方が見れず、また、ここが一番かぶりつきの面白いところでもありますので左側だけ大混雑していたのですが、その後は空きましたので私たちも座って楽しむことができました。形状はロングシートに分類されそうですが、ソファーのような造りですので、長居したくなるくらい快適です。

それと、面影がないぐらいデザインを変えてしまいましたが、最後の最後の485系というのも忘れてはいけません。今回は往復クハの乗車となってしまいましたが、モハへの乗車も楽しそうです。東北本線はかっ飛ばしますので、特急車両の往年の走りも満喫できることでしょう。また機会がありましたら、旅行のスケジュールに組み込みたい列車であります。

(乗車は2018年6月)

前の記事:真岡鐡道乗車記(下館~北真岡)
関連タグ:JR東日本観光列車

真岡鐵道乗車記(下館~北真岡)

真岡鐵道の蒸気機関車列車のもおか号に乗車してきました。私の鉄道の趣味活動は、いつも基本的に一人なのですが、今回は同行者(お子様)ありとなります。

H6026697dsc.jpg
下館を9:54に到着する小山発の水戸線を降り、トイレに入っていると、気持ちのいい汽笛の音が聞こえます。急いで(急がせて)ホームに出て、もおか号の入線シーンを見学します。通常下館への送り込み回送列車は、DE10が牽引するはずですが、今日はC11。茶色い50系3両を両端に蒸気機関車がサンドイッチするなんて、素晴らしい絵になったではありませんか。

H6026701dsd.jpg
回送列車を牽引してきたC11 325は切り離され、そのまま側線に留置されます。切符売り場のお兄さんによると、C11は本日下館駅で10:50~15:00に開催される「SLきょうしつ」で使用されるとのこと。

H6026703dsc.jpg
本務機はお馴染みのC12 66。ここは、1本の普通列車が発着する間、ホームから距離をおいて蒸気機関車を見学できるのがいいところ。ここで同行者のお子様に、蒸気機関車の構造を簡単に説明します。「石炭は後ろ、水タンクはここ、あそこで石炭を燃やしてお湯を沸かし、蒸気があそこにたまってこっちに来て、シリンダーを・・・」、あまり反応がないのでまだ早かったか。

H6026702dsd.jpg
ホームを塞いでいた普通列車が出発し、そろそろもおか号が動きます。蒸気機関車の真横に来て観察です。「いい?車輪の上の棒(逆転棒)が動くよ、下に下がると前進、上に上がるとバックだよ。ここはすごく大事なところだからしっかり見てね。」そして耳をつんざく汽笛の音。小さな子供が泣き出してしまうのは、お馴染みの光景。力強く本線に一旦引き上げるC12。あれっ?SL教室のC11がぶら下がっています。

ホームに入線しましたらC12をバックに記念撮影し、空いていた2号車に乗車します。ここで残念な車内放送、「本日のもおか号は、機関車不具合のため真岡までの運転となります。SL教室も中止します。大変申し訳ありません。」とのこと。さっきまで乗務員さん達の顔色がさえないと思っていたら、そういうことだったのか。2012年の水戸線乗り潰し中、下館駅でもおか号を見学したときは、子供に帽子をかぶらせ運転席に乗せて記念撮影に応じていたのに、今日はそういう雰囲気が全く無かったのも気になっていました。(私もお子様連れの特権で、一緒に運転席に入れるかもと期待していたので・・・)これは仕方ない。真岡鐵道の関係者はもっと落ち込んでいるんだろうなぁ。不具合なのはC12のようです。

それでは数分遅れて出発。運転区間は短くなってしまいましたが、予定外のプッシュプル(とは言わないか?)運転となり、前から汽笛、後ろから汽笛、前後からブラスト音が楽しませてくれます。お子様はというと、沿線の方々、撮り鉄の方々が手を振ってくれるのが楽しくて仕方ない様子。もしかして窓が開く車両に乗るのは初めてか。蒸気機関車の煙もあまり気にしません。この窓を開けて風を感じて、列車と一体になった感、これが乗り鉄の最高の贅沢なのだよ。しっかり覚えておくように。それと窓から手を出さないように。

50系客車にも久しぶりに乗車します。静かで揺れず、冬も隙間風が入らず暖かい超快適な車両だったイメージでしたが、今日はよく横揺れします。この50系や51系が走っていたのは幹線が主、これは線路が原因なのでしょう。でもこれが楽しい。今でも私にとって素晴らしい車両なのには変わりません。

運転区間が短くなってしまったのでそろそろ終点、寺内出発シーンで、後ろのC11のブラスト音が特に大きかったのは、やはりC12の調子が悪いのか。真岡手前の開けた場所は有名撮影地のようで、たくさんの三脚が並んでいます。この人達にとっては、今日はプッシュプル運転になってラッキーです。

H6026730dsc.jpg H6026735dsc.jpg
真岡に到着。前のC12は、すぐに切り離され茂木方面に引き上げ、側線に戻ってきます。ここで後ろのC11も50系客車を押して茂木方面へ、ここで、写真は撮れませんでしたが、視界の中に2機の蒸気機関車が同時に別々に動くのを目にすることができました。たぶんこれは凄いことなんだと思います。

H6026736dsc.jpg H6026738dsc.jpg
C11も側線に戻ってきて客車を切離し、車庫の中に消えて行きました。お疲れ様。それとC12よ、今度は元気な姿を見せてくれ。

H6026737dsc.jpg
側線に留置されます50系客車、不運な車両でしたが、色は変われど、ここまで原形に近いのは本当にありがたい。

H6026744dsc.jpg H6026752dsc.jpg
ホーム上で切符の払い戻しをして真岡で下車し、小さな鉄道博物館のSLキューロク館に行ってみます。真岡鐵道乗り潰しの目的は果たせませんでしたが、ここSLキューロク館は、全線ガッツリ蒸気機関車列車に乗車してしまうと来れない場所でもあります。それにしても圧縮空気で蒸気機関車を動かすというのは、いいアイデアです。変な建物ですが、時報と共にここからキューロクが出てくるのは、ちょっと感動します。ここでも逆転機の説明をしようとしましたが、なぜか逆転棒が上がった状態で前進してます。そして下げた状態でバックします。まぁいいか。

それとキューロクに連結されるヨ8000にも乗車してきました。これも面白くて、同行者ほったらかしで車内の観察。北海道でも寒くないよう窓は二重、灰皿は2箇所もついている。ベットがあれば何日だって快適に生活できそう。でも暑いときは大変だったかもしれません。

その後は、観光案内所のパンフレットを見て、タクシーでリス園へ。食事もとらずウサギと遊び、タクシーの運転手さんに教えてもらったギャンブルの神様の神社に寄り道し、北真岡駅まで線路沿いを1km程歩きます。あっ!ここは桜並木と菜の花の超有名撮影地だ。同行者のお子様は「お腹すいた~」、「(リス園の)お蕎麦屋さん(閉まる前に)行こうって言ったけど、ウサギと遊んでたじゃん。ここは頑張れ。」

H6026831dsc.jpg
帰りは北真岡から乗車したので、乗り潰しは1駅分伸びました。下館に着いてコンビニに入り、まずは何か食べることにします。

(乗車は2018年6月)

次の記事:リゾートやまどり(リゾート那須野満喫号)乗車記
関連タグ:蒸気機関車真岡鐵道

名鉄築港線乗車記

勝川駅から中央線の211系と名鉄の赤い準急電車を乗り継いで大江駅へ、ここから全長僅か1.5kmの、とても個性豊かな名鉄築港線の乗り潰しをします。

H5166597dsc.jpg
築港線の発着する5番線ホームは曲がっていて、本線(常滑線)とは別会社の路線のように、もう分離しています。そして一駅先の終点東名古屋港駅の改札は、ここ大江駅の跨線橋上にあり、東武大師線と同じようなシステムになっています。

H5166601dsc.jpg
こういう特別な1駅間路線には、吊り掛け車とはいかなくても、希少な古い電車が待っていてほしいものですが、4両編成の5000系という名鉄らしくないステンレス車。しかし前面にはLEDの行き先表示機を備えていながらも使用せず、「大江・東名古屋港」の縦長のサボを掲示しているところなんか、やはり特殊な路線に運用される電車を感じます。

H5166604dsc.jpg
大江駅の築港線時刻表です。この路線のもう一つの特徴として、港湾地区で働く方々の通勤列車ですので朝夕しか運転されません。私が乗車するのは16:44発の夕方の一番列車で、私以外乗客はゼロ。今日は短時間に私以外乗客ゼロを1駅間ながら2回体験できました。

H5166609dsc.jpg
先頭のかぶりつき席に座ってしまいます。サボが邪魔でよく見えません。運転席側の仕切り窓は、まだ明るいにもかかわらずカーテンが下ろされてます。前面展望を楽しませてくれる(と私は思ってた)名鉄らしくありません。それでは出発。

H5166611dsc.jpg
右にカーブして勢いよく殺風景な中を走り、しばらくして減速、見えてきましたのはこの路線最大の見どころ、名古屋臨海鉄道東築線との平面交差です。通過する時の音は、ひときわ大きく「ツタタン♪」でした。

H5166612dsc.jpg
平面交差通過直後の右側車窓です。名古屋臨海鉄道東築線から急カーブ90度の渡り線が見えて名鉄築港線へ合流。この渡り線には、今でもとても重要な役目があります。

H5166614dsc.jpg
3分で終点東名古屋港に到着です。仕事を終えた方々が電車の到着を待っています。

H5166615dsc.jpg
乗務員の方が手にしているのは、この写真では判りにくいですが、タブレットみたいな形のスタフ。

H5166620dsc.jpg
大型トラックが頻繁に往き来します広い道路の歩道橋から3分で折り返す大江行き電車をお見送り。ちなみにこの駅周辺にはコンビニ等の店舗は一つもありません。

H5166624dsc.jpg H5166626dsc.jpg
東名古屋港駅から更に続く線路は、名鉄なのに非電化、そして奥の信号は生きていて赤を灯しています。ここは海外へ輸出される鉄道車両が、名古屋臨海鉄道のディーゼル機関車にサンドイッチにされて通ります。その列車は、先ほどの平面交差の名古屋臨海鉄道東築線側を通過し、90度急カーブの渡り線を通り、そして写真のこの踏切では遮断機がないので職員が数名立って車を止めて通過させます。生で見れたら楽しそうです。「名鉄築港線」で動画検索をしますと、その貴重なシーンを見ることが出来ます。鶴見線大川支線とは違って、まだまだ現役の港湾地区の貨物?路線なのであります。

H5166627dsc.jpg
夕方2本目の電車が来ました。

H5166629dsc.jpg
どんどん乗客が吸い込まれます。4両編成なんて過剰かと思ってましたが、2両だと相当混雑しそうです。

H5166633dsc.jpg
大江駅に戻ってきました。跨線橋の階段が狭いのでホームは大混雑。階段から遠い位置の乗車だと、乗り換え時間は数分を要しそうです。電車から降りず、空くのを座って待っている人もいます。

***

(おまけ追記)
H5166584dsc.jpg H5166586dsc.jpg
H5166587dsc.jpg H5166588dsc.jpg
あの最後の吊り掛け車天国だった瀬戸線がすべてステンレス車になってしまった今、赤い名鉄電車はもう三河線や広見線といった支線に行かなくてはなかなか見られないものと思ってましたが、金山~大江~名鉄名古屋と乗車して、まだまだ大量に走っているのに嬉しくなりました。常滑線は準急でも100km出しますので、けっこう楽しいです。

(乗車は2018年5月)

前の記事:東海交通事業城北線乗車記
関連記事:名鉄
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は3,700km以上あり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

路面電車 JR西日本 JR東日本 観光列車 蒸気機関車 真岡鐵道 名鉄 東海交通事業 上田電鉄 アルピコ交通 長崎電気軌道 JR九州 島原鉄道 船旅 三井化学専用線 専用鉄道訪問 国鉄時代 松浦鉄道 地下鉄路線 貨物線・短絡線・渡り線 西日本鉄道 筑豊電気鉄道 平成筑豊鉄道 新幹線 喫煙車 東武鉄道 会津鉄道 野岩鉄道 JR四国 阿佐海岸鉄道 バスの旅 土佐くろしお鉄道 温泉 伊予鉄道 琴電 吊り掛け電車 ケーブルカー 猫登場 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 京成電鉄 新京成 流鉄 夜行列車 JR東海 近鉄 伊勢鉄道 新交通システム 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 芝山鉄道 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 駅そば 山陽電鉄 水島臨海鉄道 西武鉄道 南海電鉄 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 JR北海道 京王電鉄 京浜急行 台湾の鉄道 東急電鉄 小田急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR