津エアポートライン乗船記

 近鉄鈴鹿線乗り潰しを終え東京に帰るのですが、津から船でセントレアこと中部国際空港へ渡り、飛行機で羽田に飛ぶという、ちょっとひねったルートを選択してみました。最後にこの船(津エアポートライン)も、ブログテーマの鉄道乗車記録からは外れますが、なかなか面白い乗り物でしたので記事にしてみます。

 津側の旅客船ターミナルであります津なぎさまちへは、津駅前から出ていますバスで向かいます。所要時間は10分、料金は220円。乗車したのは私含めてたった3名、時間帯が時間帯ですのでこんなもんなのでしょうか。しかも私以外の2人は、途中の停留所で降りてしまいました。海が近くになりますと港湾地区らしくなり、人通りは全く無く、照明もあまり無い暗い道になります。旅客船ターミナルへは近鉄の津新町駅から1.5kmぐらいなので歩いちゃおうかと当初は考えていたのですが、止めておいて良かったです。

 旅客船ターミナルに着きました、セントレア自体新しいので、こちらも新しく、きれいで広くとても快適、利用時間に対してはとても値段が高い乗り物に見合うターミナルです。ここまで来て満席だったら大変と、しっかり数日前に予約をし、予約番号を伝えて切符を購入。

 価格は2,470円、津駅からのバスを含むと2,690円。実に絶妙な価格設定で、近鉄名鉄名古屋経由だと1,880円、それに近鉄名鉄両方有料特急を利用すると3,140円、丁度中間なのだ。所要時間はというと鉄道は最短で1時間半程度に対し、船だと乗船時間は45分ですが連絡バスも含めると1時間15分程度とそんなに大差はありません。しかし何と言っても、伊勢湾をヒョイと渡って近道してしまうなんて、実に痛快ではありませんか。

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 さぁ乗船します、いいなぁこの雰囲気、やっぱり心ときめく乗り物です。それにしても乗客が少なすぎ、定員108名に対し、なんと私含めて4人しかいません。接続する飛行機が少ないからだと思うのですがちょっと心配です。津なぎさまち着の便もそんなに多くはありませんでした。

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 ガラガラの船内の様子。19時丁度出航の便でして、出航と同時にテレビでNHKの7時のニュースが始まります。そして大相撲コーナー、今場所は10年ぶりに日本人力士が優勝達成なるかという目が離せない状況。しかし、テレビ近くの席に移動し、さぁ取組が始まるという時に電波が届かない場所になってしまったようで、テレビはブチッと切れてしまいました。突然の静寂に溜息しか出ません。少し寝ます。船は揺れると言えば揺れ、揺れが無いと言えば無い。船なんてめったに乗りませんので快適さの基準はよく判りません。

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 セントレアに到着です。ここで夕食に味噌カツ丼を食べてみるも、甘ったるくて美味しくなく、残してしまいました。中部羽田便は前日までに買うと8,900円という価格で、名古屋東京新幹線自由席より安い。年に1度はお金を払ってJALに乗り、ボーナスマイル(2000マイル)を貰っておこうと考えている私にぴったりな便。国際線の乗継便のような形で、なんと5社ものコードシェア便でした。

(乗船は2016年1月)

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近鉄鈴鹿線乗車記

 伊勢鉄道の鈴鹿駅から近鉄鈴鹿線の鈴鹿市駅まで歩きます。途中道路工事で大回りしなくてはならなかったのですが、迷う事なく10分ぐらいで着く事が出来ました。

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 ホーム端の喫煙所で一服してしばらく、反対ホームに上り列車が到着。ここで交換するようです。雰囲気はなんだか多摩地区の西武線単線区間の駅、でもホームは広い。

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 乗車します鈴鹿市17:14発の平田町行き。上下線どちらも、今まで乗車した関西本線や伊勢鉄道よりはるかに混んでます。沿岸部から平田町方面に帰宅する人と、平田町周辺の工場から帰宅する人なのでしょう。車内では座る事が出来ず、ドア横に立って景色を見ます。本当にひたすら普通の住宅地、さっきの2路線とこんなに近くなのに景色までこうも違うものなのか。2駅で終点平田町です。

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 鈴鹿線には申し訳ないですが、乗ってきた電車で折り返す予定ですので滞在時間は5分しかありません。とりあえず急いで改札を出て、1面1線駅のこの写真を撮って、ロータリーにバスとタクシー乗り場がある普通すぎる駅前広場を見てまた構内へ、もう出発間際でして走ってそのまま車内へ。

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 今度は座って10分の乗車で近鉄名古屋線との接続駅の伊勢若松に到着。いい感じで夜が更けてきました。

 数ある近鉄の支線の中でも(~ほとんど乗った事ないのですが…)最も個性が無いのではないかと思われますこの鈴鹿線、初乗車なのにこれで終わってしまうのも失礼ですので、ちょっと調べて書き足してみますと、開業は1925年で伊勢若松から伊勢神戸(現鈴鹿市)まで、1959年に名古屋線と一緒に標準軌となり、平田町まで全線開業したのは1963年。なるほどねぇ、私が最初に乗った区間は以外と歴史が浅かったのだ、それが個性が無いと感じさせる一番の要素かもしれません。1925年開業の中間駅の柳駅をしっかり見届けておけば、印象は少し変わったかもしれません。続いて乗車しました2000系電車、これは名車中の名車ビスタⅡ世の10100系の電動機を流用した系列だったそうで、乗る前に知って、その違いは判らないのでしょうが、敬意を持って走りの音にしっかり耳を傾けておくべきでした。

 伊勢若松では待ち時間15分の間で、下りアーバンライナー、下り伊勢志摩ライナー、上りオール12200系8連の特急(8連なんて感動的な格好良さ‼)が通過。やっぱり近鉄は支線より特急がバンバン行き交う本線が面白いんだよな・・・、なんてまた鈴鹿線に失礼なコメントを出してしまいましたが、急行で津へ向かいます。来たのはクロスシート車5200系、豪華な座席ですが混んでますので座れません。JRや伊勢鉄道とは歴然とした輸送量の違いがあるのを、ここでも感じました。

(乗車は2016年1月)

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伊勢鉄道に1区間だけ乗車(河原田~鈴鹿)

 関西本線乗りつぶしは、すっきりしないで終わってしまいましたが、僅かな時間ですが気を取り直してせっかく降りた河原田駅と伊勢鉄道を楽しむことにします。余談かもしれませんがこの駅は「カワラダ」と読みます。私は「カワハラダ」か「カワハルダ」だと思っていまして、王寺駅の指定券券売機でこの駅までの切符を購入するのに、カ・ワ・ハと入力して河原田駅が表示されないのに焦り、みどりの窓口に駆け込んで、置いてある時刻表を見てこう読む事を知りました。

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 関西本線からの跨線橋から見ます伊勢鉄道のホーム。ちょこんとした上屋がなかなか絵になるではありませんか。学園ドラマのロケ地にどうでしょう。

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 伊勢鉄道ホームから津方面を望みます。もうすぐ日が暮れます。

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 乗車します河原田16:48発の津行。あまり見ない前面のスタイルに、側面は連続窓、ずいぶん新しい車両なんだなと思いましたが、2003年から走っていますイセⅢ型、もう10年以上になります。そういえばその前の車両がミャンマーへ旅立ったのはそのぐらい昔だ。整理券を受け取って一番前へ、

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 僅か1区間、3分ですが、最高に気持ちがいい複線非電化区間かぶりつきを堪能しましょう。一気に加速し鈴鹿川を轟音を発てて渡ります。

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 すれ違いだ、ビューーーン。日本で高速で走れる複線非電化区間は北海道を除けばここだけではないでしょうか。

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 鈴鹿到着、整理券と一緒に握りしめていた220円を払って下車。特急南紀に快速みえ、すべての列車が停車するのですが駅構内はとても殺風景です。

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 構内から次に乗ります路線が見えます。外へ出ますと、駅前もこれまた殺風景なのでした。

 伊勢鉄道と言えば旧国鉄伊勢線、どうしてこんな路線を国鉄は手放してしまうのだろう、そして伊勢鉄道に移管してからは毎年黒字との報告、そりゃそうだよなと思っていたのですが、最近は少し事情が変わってきたようです。

(乗車は2016年1月)

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関西本線乗車記2(亀山~河原田)

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 亀山16:23発名古屋行き快速列車、私の乗ってきた17分遅れの加茂発普通列車を待っての出発です。転換クロスシートのどの席も一人が座っている状況で、こういう時はどの人の隣に座るべきかとても迷うわけですが、一番前の立ち席が空いていました。

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 左はこの電車の進む河原田・名古屋方面、右は紀勢本線で津方面なのですが、この前方のダイヤモンドクロス、とても鈍角で営業路線上にあるものとしてはとても珍しいものではないでしょうか。ちなみにここを発着します紀勢本線のローカル列車は、キハ25という(昔のキハ25では無い!)、電車かと見間違うステンレスピッカピカの3扉ロングシート車でカルチャーショックみたいのを感じます。

 出発しますとさすがは電車、気持ちよく山沿いをかっ飛ばします。右手には川を挟んで、とても発展した地域、これから向かいます鈴鹿市中心部が見えます。なんで国鉄沿いは発展しなかったんだろう。JR化が10年早ければ少しは違う展開がされただろうかなんて考えながら18分・・・

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 高校生の待ちます河原田駅に進入します。この光景を見て、今回の乗り潰し旅行、大失敗だった事に気付きました。

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 降りて跨線橋から見ます河原田駅の名古屋方面、下2本が関西本線、右上に見えるのが伊勢鉄道の河原田。

 私は関西本線の河原田駅から名古屋へは、上り特急南紀と上り快速みえで2回、2000年前後にどちらも運転席後ろかぶりつき席で津方面から乗車した事があります。なので乗り潰し上のルールとしては亀山方面から河原田駅到着で関西本線はすべて乗ったことになるのですが、せっかく最近は渡り線等の乗車にも拘るようにしているのに、これではこの関西本線河原田駅から伊勢鉄道と交わるポイント、グーグルマップで測ること約1,250メートルもの区間が残ってしまうではありませんか。河原田駅の構造を前もって下調べしていたのに、なんでこの事に気付かなかったんだろう。

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 名古屋行き電車は、私の乗りたい線路の上を思いっきり加速して走り去ってゆきます。この後、伊勢鉄道上下線の間に入り込み、大きなポイントなのでおそらく減速せずに合流するという、この路線のかぶりつきで一番の見所でもあったのでした。後からをここを乗り直すスケジュールを組むのは大変そうであります。

 今日は阪堺電軌から始まりずいぶん乗りました。乗っていろいろ見てやろう感じてやろう、そして面白い記事にしてみようというエネルギーもだんだん無くなってきまして、路線が短いのもありますが、これからの記事も短くなります。

(乗車は2016年1月)

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伊豆箱根鉄道・三島駅の渡り線乗車記

岳南電車の乗りつぶしを終え、家へと帰るのですが、ちょっと三島で寄り道します。修善寺を発着する特急踊り子号の通るJR三島駅構内の渡り線、つまりJR東海道本線と伊豆箱根鉄道駿豆線の接続する線路を一度乗ってみたいと前々から思っていたのです。

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まずは三島から乗車します15:41発の修善寺行き3000系の2次車。写真の左側がJRのホーム、右側が伊豆箱根鉄道のホーム、間の斜めに横切っている線路が、私の今日の目的の渡り線です。写真の電車で2駅目の三島田町駅まで行って、戻って来る時にここを乗ろうと思います。

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三島田町に着いて、一旦外に出て140円の三島までの切符を買い直し三島方面のホームへ、まずは15:58発三島行きの3000系1次車が到着。

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反対のホームで交換待ちの元西武1300系修善寺行き電車はしばらく停車。

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そして来ました16:01発の特急踊り子114号東京行き、普通列車の3分後の続行運転なのです。

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うわーい!185系は久しぶりだ。
185系は、中学生高校生時代から東海道方面に遠出するのに帰ってくるのに度々特急券を払わないで乗り、本当に一言でいえば「お世話になった」車両なのだ。特急券を払わなかったのは、古いファンはご存知の通り、この電車は普通列車としての運用が数多くあったため。決して不正乗車してたわけではないので念のため。

さて、そろそろ私の特にお世話になった185系も引退の時期なのですが、後継車両はなんだろう。やはり新型車の登場する中央線や、房総地区で本数削減により余ってくるE257系なのだろうか、そして一番気になるのがこの修善寺編成、中央線E257系付属編成のクモハE257が先頭に出れば楽しいなぁなんて思いますが、ひょっとしたら廃止もあり得るかも、熱海・三島間のみを受け持つJR東海にとっては、とっとと廃止にして、その客ごっそり新幹線に頂き…と行きたいところでしょう。そもそもお客さん乗車しているのか、この時代に東京から修善寺に直通する特急電車があるなんて、鉄道ファン以外はほとんど知らないのではないか。

と、心配していたのですが、さすがは12月最後の日曜日です、5両編成どの車両も温泉帰りのグループ客で、ほぼ70~80%の乗車率。私の乗車した最後尾車両の自由席も窓際の席が2つ3つしか空いていない状態でした。三島まで特急車両に乗りたい人がほとんどではないか、そんなことも無し、三島で降りる客は私ぐらいで(ちょっと恥ずかしい…)、三島から乗車してくる人も多かったです。

とにかく伝統ある列車の盛況な姿に嬉しくなります。私の知っているのは153系の急行伊豆時代からですが、80系電車、客車時代まで遡れば戦後間もないころから走り続けている列車なのです。しかしこれだけ乗客がいればJR東海は益々廃止にしたいだろうなぁ。

さぁ、僅か3分の乗車ですが185系の乗り心地を楽しみます。気のせいでしょうが、さっきよりバネが柔らかく、優しく左右に揺れる感じ、「どうぞ東京までごゆるりとおくつろぎ下さい」とでも語りかけているよう。さすがは特急電車だ。そして出発してすぐに車内放送が始まります。三島での乗り換え案内の他に、三島からは特急になる件、三島駅で降りる場合JRの改札からは出られません等、説明すべき事がとにかく多い。あっという間に三島広小路を通過、そして左からJR東海道線が近づいてきて、1回、2回と車体をくねらせて渡り線を通り車体を東海道線ホームに横付け。

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これがその渡り線通過シーンなのですが、乗ってしまえば大した事は無い。

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これが通ってきた伊豆箱根鉄道駿豆線からの渡り線。曲がり具合が芸術的だ。ここを通る電車に乗るよりも、ここを通る電車を見る方が楽しいかもしれない。手前のホームが、カーブを曲がってくる電車が激突しないように削られているのに注目。

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無事にホームに激突しないで到着した踊り子号、さぁ後は東京までひとっ走り。

ポイント部の線路とホームの間には木の角材が挟まれています。カーブを曲がってくる電車の横圧で、線路が変形しないようにこうしているのだと思いますが、これがスポンと抜けたりしたら危険ではないだろうか。

ホームのこのポイントの脇には、立ち食いそば屋さんがあり、カツオ出汁のいい匂いがたまりません。せっかくだから食べて行こう。メニューと価格から3時間前に食べた沼津駅のと同じ系列のようだ。ここも天ぷらを一回汁で温めてからそばに載せてくれる。美味しいなぁ~。ここのそばは私と相性が合うんだろうな。ペロッと食べられる。

(乗車は2014年12月)

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QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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