千葉都市モノレール乗車記

この日最後の乗り潰しは千葉都市モノレール。京成線千葉中央駅からちょっと歩いて1号線中間駅の葭川公園へ、途中お昼ご飯でも食べようと思っていたのですが、オフィス街でもあり繁華街でもありますこの界隈の飲食店はランチタイムでどこも人一杯、お昼は後にします。

駅に着いて券売機で平日は10時から18時まで限定のフリー切符を購入します。こういう時はポケットの財布からSuicaを忘れずに抜いておかないと、無意識に改札でピッとやってしまい、フリー切符を買った意味が無くなってしまうので要注意です。

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葭川公園駅ホームでしばらく待ってやって来たのはキラキラの新型車0形。

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12:45に出発、中途半端な駅からの乗り潰しのスタートになってしまいましたが、運転席横から展開される前方の風景はとても爽快。高さはビルの7,8階に相当しますでしょうか、ゆらゆらとカーブを進む様子はまるで空中散歩でもしているかのよう、実に面白い。しかし2分で終点の県庁前に到着、その後、千葉➡千城台➡千葉みなとと全線に乗るのですが、かぶりつきが出来たのはこの1区間だけでした。

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フリー切符を持ってますので改札を一旦出ること無く、そのままホームで時間を潰し、乗ってきた電車の折返しで戻ります。こうして見ると懸垂式モノレールのホームはけっこう危ない。ホームと走行路の段差は階段1段半ぐらいで極めて小さいのですが、走行路の先端には柵が無く(ここに柵を作ったらモノレールが走れない)、ここを踏み外せばビル7,8階の高さから下の道路に墜落してしまいます。そういう事故は起きないのでしょうか。

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12:50発でしたのでこの駅には3分の滞在で折り返します。キラキラの外装が実に近未来的なイメージですが、車内もなかなか洗練されたデザインであります。運転席横のかぶりつき立席には、一眼カメラを首にかけ、頭にスカーフを巻いた2名の外国人女性観光客。出発しますとサクラサクラ!と歓声を上げ、前から横からバシバシシャッターを切り、ニコニコ顔で楽しんでいらっしゃるようで、「これはサクラじゃないんですよ」とは言いませんでしたが、こっちも嬉しくなる光景です。私は進行方向右側座席から体をねじって下を見下ろします。とにかく千葉駅手前のJR線を跨ぐ個所が一番の見所でしょうか。JR線に乗っていてもいつも思うのですが、どうしてこんなに高いところに作ったんでしょう。特にこの部分は1号線と2号線で複々線みたく見えるところですので威圧感があって、どうだ千葉って凄いだろう!とでも主張しているかのようです。
6分で1号線2号線分岐駅の千葉に到着します。乗車しました県庁前と千葉間は、1号線といえど千葉都市モノレール全体で見ると、「ヒゲ線」と呼ぶに相応しいおまけのような僅か1.7kmの路線でして、車内はガラガラでした。wikipediaを見ると、運賃の安いJRと京成が並走してますし、真下には更に運賃の安いバスが頻繁に走っている、それにモノレールは乗降ホームが高層階にありすぎて昇り降りが大変なのよと敬遠され、運転本数は開業時より削減されてしまっているとの事。計画の甘さが千葉急行電鉄みたいでもあります。通勤交通費がきちんと支給される県庁勤務者のための路線みたいです。

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2号線下りホームに移動しますと、1号線県庁前行きで旧型の1000形が来たので写真を1枚。
この車両、引退してからも(失礼かもしれませんが)何故か人気で、自社車両基地含めポッポの丘、那珂川清流鉄道で計5両もきちんと静態保存され、他にも飲食店やら幼稚園に博物館と(wikipedia参照)、解体された車体は無いのではないかと思われるぐらいに引き取り手が現れるのであります。私はどちらかと言うと、線路の上を走る鉄道車両に比べ、モノレール車両にはあまり魅力を感じないのですが、解る人には解る、手元に置いておきたい魅力があるのでしょうか。あるいは販売価格、もしくは車体長が短いことから輸送費が安く上がる事、その構造から線路を敷かずに設置できる事が人気の秘密でしょうか。幸せな車両です。ちなみにこの写真を撮っている時、下に新京成8000形が見えました。

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せっかくモノレール千葉駅で降りましたので、県庁前・千城台側の豪華4線区間をホームの端から見ておきたい。行ってみましたが期待していたような迫力のある絵は得られません。

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乗車します13:07発の千城台行きはラッピング無しの旧型車で来ました。1号線は終日15分間隔、2号線はこの時間帯は12分間隔での運転でして、乗り換え時間は2分、5分、8分、11分のどれかになるのですが、私の乗り換えは最も最悪な11分待ち。車内は混んでいて座れません。かぶりつきも運転室扉に小さな窓があるだけで、先ほど乗った新型車に比べ楽しみの少ない車両です。

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ドア横に立って、千葉都市モノレール一番の見所だと私の思う、JRを見下ろす所を写真に収めておきます。

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そしてすぐに展開される千葉公園を見下ろす光景。

その後はあまり印象に残ってないのですが、思い出してみますと、千葉公園から数駅目で座れ、スポーツセンター駅ではスポーツ帰りの男女高校生がどっと乗ってきた。そして旧型の1000形はまだまだたくさん走っていた(実は0形の方がまだ4編成しかなくレアな存在だったのでした)。車内放送を録音するマニアが、雑談する乗客にうるさいと怒鳴ったで話題になった、萌え系アニメのラッピング車ともすれ違った。そんなところです。

そして終点千城台到着前、ポイントを渡って転線するのですが、遠心力でグワンと振り子が傾くように大きく揺れ、連結車両同士が大きくずれる事から、窓から隣の車両の妻面が思いっきり見えます。懸垂式モノレールでは緊急時以外は貫通路が通行禁止なのは、こういう理由もあるのでしょう。

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24分乗って13:31、千城台に到着、ちょっと外に出てみます。

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モノレールの面白いところはポイントか、少し写真を撮ってみます。

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まずは旧型の1000形が出発。

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そしてポイント切り替え、今、可動部が動いているところ。

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新型が到着しポイントを通過します。下から見る限り、車体の傾きはそんなに目立ちません。

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帰りに乗車します13:52発の千葉みなと行き。新型車とわかって急いで階段を駆け上がったのですが、人気のかぶりつき席(立席)にはすでに人、座って戻ります。

各駅で乗客が少しずつ増えて行くのですが、動物公園駅で遠足帰りの小学生がどっと乗車して車内は満員に。

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小学生達も千葉で降りず終点までの乗車で、席に座って身動きとれないまま、楽しみにしていた千葉を過ぎての1号線2号線交わるポイントもよくわからず、14:21、終点千葉みなとに到着です。JR駅構内の蕎麦屋さんで遅い昼食にします。

***

これで3月下旬の千葉県乗りつぶし旅行の記事は終わりなのですが、自分のための記録ということで、1枚掲載しそこなった写真がありました。
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馬橋から松戸まで移動する際に乗車しました東京メトロの6000系(6117F)。まだ頑張っていたんですね。1971年製ですので、この日乗車した一番古い電車ではないでしょうか。

(乗車は2016年3月)

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京成千原線乗車記

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次は京成千原線です。千葉中央駅ホームからちはら台方面を望みます。一見複線に見えますが、新京成線の新津田沼駅と同じで、右の新京成8800形が止まっているのは当駅折返し列車用の引き上げ線、左の下り線を逆走してるみたいに向かってくる京成3000形の走る線路が、単線の京成千原線になります。

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乗車します11:32発のちはら台行き電車も京成3000形で来ました。さぁ出発、線路が片側にしかない複線高架路盤を進みます。JR本千葉駅をすり抜け、JR線をオーバークロス、次の千葉寺が凄い駅でした。

この路線が全線複線の路盤が完成しつつ未だに単線というのは、JR内房線外房線からも架線が片側しか張られていないので伺い知ることが出来ましたが、駅まで完璧に複線分出来上がっているとは乗車して初めて知りました。

千葉寺駅は1992年開業のドーム型屋根を持つ2面2線の立派な高架駅。しかし現在のところ敷いてある線路は1本、使用するホームも1面のみ。20年以上使用されず、将来も電車が発着する時が来るのか微妙な感じの、無人の上りホームは、通常なら白線が引かれる位置に駅名票が立ち、床の一部分は雨水の捌けが悪く誰も歩かないからか苔が生している。実にシュールな光景です。

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交換可能な大森台駅でかぶりつき席が空きましたので座ります。完全に複線の路盤が完成しているのに単線という、線路の状況が良く見えます。バラストの厚みというのはこんなにもあったんだ。

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学園前で交換するのは、6連➡8連化で余った3600形クハを電動車化と付随車化して組成されたレアな編成ではないですか。

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おゆみ野駅も千葉寺に続き、片側しかホームを使ってない状況。

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11時44分、ちはら台に到着します。到着寸前に右側に広がる車両留置用のスペースは、太陽光発電パネルが並んでいます。僅か12分の乗車でしたが、中身の濃い乗り潰しだったように感じます。

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改札を出てみますと駅コンコースは集会が出来そうなくらいに広い。外に出てお昼ご飯でもと思ってましたが、駅周辺に飲食店は見当たりません。車に乗らない私にとって、この駅周辺に住むのは苦労が多そう、千葉県に引っ越すなら新京成線沿線の方が良さそうです。

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千葉急行電鉄の夢、海士有木まで延伸する事はあるのでしょうか。たぶん無いでしょう。確か小湊鉄道の海士有木駅は、この駅とは次元が違うと言ったくらいローカルな駅だったと思います。

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11:53発の乗ってきた電車の折返しで戻ります。幸いにかぶりつき席が空いています。再び完璧な複線路盤の上の単線路線を見て進むのですが、建設当時はそれが正しかったのですからそれでよし。

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帰りに交換するのは3000形。

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ここが往きにホームに苔が生えているのを見て衝撃を受けた千葉寺駅。

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再びJR本千葉駅をすり抜け、複線の片側がブッツリ切れたような新京成線電車の止まる引き上げ線を見て、千葉中央駅に到着します。

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降りたところの上りホーム上野側先端は、下り列車の撮影に適した駅。せっかくだから10分後に来る新京成線電車の写真でも撮っていこう。さぁ何が来るか。

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本命の8000形ではありませんでしたが、旧塗装の8800形を運良く記録することが出来ました。まじまじと見れば田舎っぽい塗装です。塗装が変わって文句言うのは鉄道オタクぐらい、会社や沿線のイメージアップのため、利用客のためにも、なかなか素敵な新塗装にとっとと更新すべきでしょう。余談ですが8000形は、ピンクになる部分を黒くすれば、パンダみたいになって絶対に人気が出ると思うのですがいかがでしょうか。

(乗車は2016年3月)

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京成千葉線乗車記

次の乗り潰し路線は京成千葉線、北初富から乗車しました新京成線の電車がそのまま乗り入れますので効率がいい。

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11時05分、京成津田沼を出発します。写真の先に見えるポイントで京成線に入るのですが、これが親会社子会社を結ぶ唯一の線路。
改めてこの京成津田沼駅を見ますと、本線と千葉線(路線同士)は立体交差するのに、本線下り線と千葉線上り、それと千葉線➡新京成線直通列車も千葉線下り線と平面交差が発生するという、近鉄西大寺には敵いませんが、線路マニアにとってはなかなか面白い配線ではないかと思います。

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京成津田沼を出るとすぐに、JR総武線との並走区間になります。ここをJRで乗車する時は、幕張車両センターばかり注目してしまい、反対側の京成千葉線はほとんど見ない区間。しかしやっぱり今日も車両センターに注目。中は209系がすごい数で、千葉県のローカルエリアは完全制覇したと言えるでしょう。この電車は前面展望が良いので、乗るんだったら113系や211系より断然楽しいと私は思ってます。

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この京成千葉線、快速や急行といった優等列車の設定は一切無し、都心直通列車も朝夕のみで、京急のようにJRと張り合う気力は数十年前に失ってしまったようで、JR接続駅の幕張本郷では、敗北感、格下感を感じてしまうのは私だけでしょうか。

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幕張本郷を出ても車両センターは続き、485系改造のニューなのはなの姿も見えます。そろそろ引退だそうで、一度はこの手の車両にも乗ってみるべきでした。

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車両センターが終わると右にカーブしJR線と離れ、京成幕張駅に到着、ここで春休み中の鉄道好き小学生と、幼稚園ぐらいの子とそのお母さんがやって来まして、私は運転室後ろを離れ座席に座ることにします。小学生の子は幼稚園児の子に知識をひけらかすかのように、何かぶつぶつ言っている。私も昔はそうだったかもしれません。と、検見川付近で習志野のタヌキこと新京成8000形とまたすれ違い、ついさっきまで運転室後ろでカメラ構えていたのに何とも残念。

その後はあまり記憶に残っていないのですが、北側の座席で南側を向いて座っていたので、ずらりと並ぶ似たような大きさの、戸建て住宅の裏側(北側)をひたすら見続けたような感じです。

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京成千葉に着きます。ここで小学生や幼稚園児含めほとんどの乗客が下車し、再びかぶりつき。

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JRと並んでちょろっと走り11時22分、終点の千葉中央に到着します。すぐ横のJRには駅がないので、昔の東急東横線の高島町駅みたいです。

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長い時間乗車しました8800形。

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フェンス越しに209系を撮ったりしながら、後続のちはら台行き電車を待ちます。

(乗車は2016年3月)

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新京成電鉄新京成線乗車記

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流鉄を乗り潰して馬橋から常磐線各駅停車で松戸へ、次は新京成電鉄に乗車します。

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ホームに降りますと左側のホームにも列車が到着し2本並びます。新塗装の鮮やかなピンクと白の組み合わせはなかなか素敵です。右が先の10:10発8900形の京成津田沼行き、左が次の10:20発8800形の千葉中央行き、どっちに乗ろうかちょっと迷いましたが、早い方にして先を急ぎます。先頭車に乗車してドア横に立ち、私にとっては田舎の電車のイメージであります(失礼)新京成電鉄にも、ワイドドア車が存在する事を初めて知りました。

それでは出発します。数駅目でかぶりつき席(立席)が空きましたのでそこに立ちます。この路線の私の知っている知識として、やっぱり一番は日本陸軍鉄道連隊による演習用として造られた路線なのでカーブだらけである事、次に軌間を600mmから始り、1067mm、1372mm、1435mmと3回も広げてきたことが上げられます。確かにカーブは多いです、しかしそんな歴史を引きずっているような影のある雰囲気みたいのは微塵もなく、線路は立派な複線だし、5分間隔できれいな電車とすれ違うし、周りの住宅も新しくて小綺麗だし、天気良く春らしい暖かな平日の10時過ぎという時間帯だからか乗客の方々みんな豊かで幸せそうに見え、この沿線に住むのもいいかもしれないなぁ、なんて事も考えてしまいます。

1面2線のシンプルなくぬぎ山駅を出て注目しますのはくぬぎ山車両基地、さっきからピンクの新塗装電車と新型N800しかすれ違わないのですが、ここにも同じのしか見られません。クリームと茶の旧塗装や、習志野のタヌキこと8000形はもう走っていないようです。近くなんだからもっと早く乗りに来るんだった。

北総線の下をくぐって北初富駅、昔はここから北総線が分岐し、北総線車両も新京成線松戸まで乗り入れていました。新京成線のこの駅も高架化工事が北総線側で行われていて、直通運転していた面影は全く見つけることが出来ません。

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いずれは無くなる地上ホームでも見てみようかと、降りてみる事にしました。

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なんだかすっからかんの北初富駅ホーム。実にシンプルな造りで、帰ってから知るのですが、2014年2月に移設された仮線に造られたホームなのでした。

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次のを待つ間、反対側ホームに旧塗装の電車でも来ないかなと期待してましたがハズレ。まぁいいか、綺麗な電車だし。

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後続の千葉中央行きに乗ります。今度は8800形、一番前に乗り込みますとさっきの8900形より前面展望がすごく良い。次の新鎌ヶ谷まで北総線と並走するのですが、年に1,2回乗車しますスカイライナーから、私はこの新京成線が見えた事がありません。それにしても北総線、昔は新京成線の支線だったくせに、高いところから見下ろしやがって(というか足元すぎて見えない!)、ずいぶんと偉くなったものよのぅ。

新鎌ヶ谷を出ますと右にカーブが続き、方角をほぼ反対方向に変え初富駅に到着します。北初富、新鎌ヶ谷、初富3駅の位置関係はほぼ正三角形、電車は新鎌ヶ谷を頂点に三角形の2辺を走ります。頂点の新鎌ヶ谷駅は北総線高砂延伸時に北総線の、その1年後に新京成線の、さらに8年後に東武野田線のが開業しましたので、私はジャンクション駅設置のために、新京成線はただでさえカーブが多いのに、再びねじ曲げられるように路線変更させられたのかと思っていました。さらに新京成線のこの区間は絶賛高架化工事中でして、これまた大変だなと。しかし新京成線が元からこのルートだったのは、恥ずかしながらこの記事を書く下調べで知りました。

住宅街を各駅に停車しコツコツと進むのですが、先頭車運転室後ろエリアは乗客の入れ替わりがとても激しい。春休み中なので鉄道好き小学生や、ベビーカーを押すお母さんが乗ってきては数歩下がって運転室後ろ窓を譲るのですが、すぐまた戻ることができます。

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そんな中、薬園台駅停車中に向こうから迫ってくるのは旧塗装の茶色帯車。まだ走っていたんだ、急いでカメラをバックから取り出し、無事に記録することが出来ました。かなり混んできましたので、これ幸いにもうこの場所(かぶりつき席)は動かないことにします。

小奇麗な住宅街が急にゴチャゴチャしだし、人の多い広い踏切を渡り、デパートの裏側をすり抜けると、もう新津田沼に到着です。新京成線津田沼2駅のJR側乗換駅という認識でしたが、JR津田沼駅とは400メートルも離れているんだそうだ。降りてないので何とも言えませんが、メインの開発エリアからは外れた、駅前にはパチンコ屋さんが何件もありそうな雰囲気の駅です。

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電車は数分停車との事で、待っていると向こうから習志野のタヌキこと8000形が登場するではないですか。良く見ると…ゲゲッ!?下り線を逆走?

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そうだそうだ、この路線の末端、新津田沼と京成津田沼の間は単線なんだった。上り線に見えたのは新津田沼折返し列車の入る引き上げ線だったのでした。この8000形、デビュー時に鉄道ファン誌の表紙を飾った時の衝撃は強烈でした。顔も変、色もダサい、なんて不細工な電車なんだろうと。しかし貴重な存在となってしまった今、古武士というにはピカピカ過ぎますが、風格みたいなものををすれ違い様に感じることが出来ました。

それでは出発、新津田沼から京成津田沼までの最後の1区間は、地図を見てもこれだけ見事にというか無理して急なS字カーブを描く場所はなかなか無く、かぶりつきをしていて実に面白い。

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駅を出ますと右へひたすらカーブ。途中複線の下り線に見えた引き上げ線が、カーブ途中でブッツリ途切れ単線になるのですが、まだまだカーブは続きます。

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JR総武線の複々線を鉄橋で渡ります。毎回総武線から見上げてました路線を、初めて乗る気分はなかなかスッキリ。この部分だけほんの少しの直線区間、その後も右カープは続きます。

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新津田沼から180度方向を変えた所で、いきなり今度は左カーブ、ひたすらひたすら左カーブ、架線柱のピッチは細かく、下り勾配もあってちょっとしたジェットコースター気分。曲線半径は見落としてしまいましたが何メートルだったんだろう。とにかく新京成線には建設距離を伸ばすために作られた、要はノルマ達成のためのカーブがメインなのですが、ここは新津田沼駅が歴史上何度も移転してきた産物でもあり、JR(当時は国鉄)総武線と京成線の間の細い空間の中で京成線に接続するための、目的を持ったカープなのです。

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再度180度方向転換した所で急に現れます京成本線。合流したところで(線路はポイントで交わらない)、そこが京成津田沼駅。左は松戸から北初富まで乗った8900形。これで新京成電鉄に乗車完了です。

(乗車は2016年3月)

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流鉄流山線乗車記

3月もそろそろ終わりという天気の良い平日、時間が取れましたので、千葉県の未乗車区間をまとめて乗り潰してきました。東京西部から武蔵野線に1時間揺られ新松戸へ、まずは流鉄からやっつけます。

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さて、ここの乗り換えもなかなか面白い。JR新松戸駅西側改札を出て信号を渡り、武蔵野線の高架と商業施設の搬入口の間、裏道と言うに相応しい道を進むと現れます流鉄流山線の線路、そして高架下の踏切を渡ったところに幸谷駅があります。駅の上はマンションになっていまして(イメージ的にはマンションの軒下に駅があると言った方が適切)これまた面白い。下に電車を走らせながらよく建設したなと感心します。

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踏切前に佇んでいますと馬橋行き電車がちょうどやって来ました。降りる乗客の数はとても多く、流鉄一の乗降客数で起点の馬橋より主要な駅なんだそうだ。武蔵野線にも接続し東京にも直結しますのでそれも納得です。

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ICカードに対応しておらず、自動販売機で切符を買わなくてはならないところに地方鉄道に乗りに来た事を実感します。ホームに立って待つ事数分、さっきの青い電車がドンブラコドンブラコとまるで船のように車体を上下に揺らしながら馬橋から折り返して来ました。乗車しますのは幸谷9:10発の流山行きです。

進行方向左側の運転席側ですがかぶりつき席を確保。高運転台なので背筋を伸ばさなくては前が見えないのですが、見えるだけで万々歳。出発しますと、遮断機の無い踏切や古枕木を利用した柵があったり、地方鉄道らしい郊外の単線区間をゆっくり進むのですが、なんだかすごく揺れます。車両の隅なので揺れが大きいのは分かりますがちょっと揺れすぎ。この電車が到着するのを外から見ててもそうだった。これは線路が悪いのだろうか。

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次の小金城趾駅はこの路線唯一の交換可能駅、やって来たのは緑色の電車です。

ここで眺望の良い右側のかぶりつき席が空いたので移ったところで再び出発。この電車の車内放送は最近流行りの萌え系アニメ?の声優さん。可愛い声で沿線案内をしてくれますのでしっかり聞きます。その案内の中で、よく考えてみればとても疑問であります、流鉄の赤い電車の愛称「あかぎ」の由来を知ることが出来ました。

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さらに2駅で平和台に到着、ここで終点流山駅に留置される電車が前方に見えます。最後の一区間はほんの0.6km、だんだん留置電車が迫って来て終点流山到着です。

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乗って来た電車を改めて見ると、流鉄100周年のヘッドマーク。

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ホームから撮影するにいい位置にオレンジ色のも止まっていて整備点検中。これも100周年ヘッドマークが付いていて、流鉄ならではの愛称がわからない。
さてこの電車につけられた各編成ごとの愛称、私の中学生頃から始り、今では流鉄と言えば流星流馬に・・・とすっかり馴染んできましたが、最初はダサいなぁと思っていました。自分の為に何色が何かおさらいしておきますと、現役5色で、水色=流馬、橙色=流星、エンジ色=あかぎ、黄緑色=若葉、黄色=なの花、過去の3色で、柿色=明星、紺色=青空、銀色=銀河であります。

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改札を出ますとこんな立て看板。由緒正しき流鉄の100周年という記念すべき節目に、こんなワケわからん漫画絵使いやがって・・・と、20年前だったら怒る人絶対いただろうな。社名も総武流山電鉄から流鉄になったし、とにかく時代は変わったのだ。

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歩道橋を渡って駅舎の反対側へ、電車を見下ろすこの構図は、よく雑誌やインターネットで見るもの。とにかくこの高い位置から見て思うのは、流山側クモハの菱型2丁パンタグラフのなんとも凛々しいこと。しかし考えてみれば、2両編成で2個のパンタグラフというのはメンテも大変ではないだろうか、さらに2両ともクモハというのもこの路線をのんびり走るのには過剰なスペックではないか、さらにさらにこの流鉄5000型というのは元西武新101系で、高出力の山岳路線用抵抗制御電車ですので電気代だってバカにならないのではないか。2009~2013年に転入してきたばかりの電車ですが、CO2削減、消費電力削減と叫ばれる現代において、意外と早い時期に軽量ステンレス製のVVVF車に変わられそうな気がしないでもありません。

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オレンジのと車庫で休む仲間達。これで5色すべてコンプリート。スレンレス化されてもラッピング車も普及してきましたので、編成ごとのカラー変更や愛称は存続しそうな感じです。

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かつてはみりんを積む貨車は入っていたんだろう引き込み線に置かれる保線車両。これは何年前ぐらいに作られたんだろう。

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駅に戻ってきました。この駅舎で目についたのは新聞の自動販売機、2台もある。朝は何部ぐらい売れるのかも気になります。

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流山では18分しか滞在しませんでしたが、9:37発の黄緑の電車(若葉)で馬橋に戻ります。ヘッドマークは「流山南高校・家庭科部装飾電車」とあります。これは帰って写真を見て知りました。車内も良く見ておけばよかったのですが、真っ先に運転席後ろのかぶりつき席(立ち席)を確保します。車椅子・ベビーカースペースですが空いているので良しとしましょう。

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さぁ出発、線路をしっかり見ます。まず目についたのがカーブ区間の線路のジョイント、なだらかな曲線ではなく線路がカクッと折れるようになっていて、そこを通る度に横揺れが発生します。そして路盤の所々が白い、私もその辺詳しくないんで断言できませんが、もしかしたらこれは噴泥現象というやつで、保線工事が上手くいってないのではないか、これが激しい揺れの原因ではないかと、ちょっと思いました。この鉄道はつくばエクスプレスの開業で乗客が激減してしまったわけですが、なんだか心配になってきました。この電車も重すぎるのかもしれません。

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小金城趾駅で水色のと交換。ここでベビーカーを持ったお母さんが乗ってきまして場所を譲ります。ちなみにこの電車は水色のと違い、車内放送は声優さんのではなく普通ので、ちょっと損した気分。

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幸谷でベビーカーのお母さん含む約半数の乗客が降り、またかぶりつき。ここは桜の名所の場所だ。桜はそろそろ開花するかなぐらいでしたが撮り鉄さんが1名おりました。左側は細い住宅地をはさみ常磐線複々線で武蔵野線への短絡線が分岐するところ。

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馬橋に到着します。この先には30年ぐらい前、郵便車(スユかスユニ)が留置されてたのを覚えています。

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ここも自動改札機は無く、電車が来るのを待ち構えていました駅員さんによって集札が行われます。そのためホームで長居が出来ないのが残念なところです。

(乗車は2016年3月)

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プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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