平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(北九州銀行レトロライン)乗車記

門司港に到着し、今回の旅行で最初の乗りつぶし路線の平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(ネーミングライツによって現在の路線名は北九州銀行レトロライン)の九州鉄道記念館駅に向かいます。外に出れば今日はなんという暑さなんだ。次の出発は約30分後の13:20、なんといっても8月3連休初日のお昼のトロッコ列車です、どこかの遊園地のアトラクションのように長蛇の列が出来上がっていて、次の次の列車でないと乗れないみたいなことがあったら、すぐに引き返そうと思っていたのですが、なんと誰も並んでいません。暑い中、列を整理する係のお姉さんが立ってましたので、混みそうですかと聞いてみたところ、ちょっと眉をひそめて、今の時期は混みますので早めに並んでくださいとのこと。油断するなよとのメッセージを受け取りつつも、まだ余裕がありそうですので、ちょっと鉄道記念館の前まで行って陳列されてる車両を見てきます。戻ってきても数人しか並んでいません。

G8113515dsc.jpg
というわけで到着する列車の写真を撮ってから並ぶことに、トロッコ2両という少ない定員ですが、無事に海側の座席を確保しまして出発です。

出発しますと左手は観光客が集まるエリアで、のんびり走るこのトロッコ列車に、たくさんの人が手を振ってくれます。なにせ客層は7割が家族連れで子供達がたくさん乗っているのです。残り3割が様々な年齢のカップルで、おじさん一人なんて私の他に一人か二人だけでした。乗りつぶしを始めて、このブログを書き始めた頃は、こういう列車は恥ずかしくて乗るのを躊躇していたのですが、もう最近は気にならなくなってます。500m走って出光美術館駅、10名ほどの乗客が入れ替わります。私の前には若いお母さんと10才ぐらいの少年が座ります。

G8113523dsc.jpg
この路線一番の景色、港と関門橋。ここは潮の香りがして海辺りに来たという満足感に浸れます。このトロッコ列車の愛称は「潮風号」、JR四国の伝統ある特急列車と被ってしまいますが、どっちが相応しいかということになったら、こちらの潮風号に軍配が上がるでしょう。そのぐらいこの愛称はぴったりです。

2つ目の駅、ノーフォーク広場では降りる人も乗る人も無し。ここを出るとこんな短い路線にもトンネルがありまして、ひとときの涼まで楽しめます。

G8113528dsc.jpg G8113530dsc.jpg
トンネルを抜けたらEF30と旧型客車がお出迎え、終点関門海峡めかり駅に到着です。

G8113532dsc.jpg G8113534dsc.jpg
ホームでちょっと車両の撮影。ここで活躍するDB101という機関車ですが、これは私が少年期の頃の貨物取扱い駅の側線でよく見かけた、シャア専用みたいな赤い色をした貨物移動機というやつで、愛称は「お邪魔虫!」。その頃はまさかこれが牽引する列車に乗ることになるなんて想像すらしませんでした。トロッコ客車はトラ70000からの改造車で、2軸車特有の突き上げるような震動の乗り心地を久しぶりに楽しめると思ったものの、足回りの改造がされたのか、椅子が良かったのか、スピードが遅かったからか、乗り心地についてほとんど印象に残っていません。

G8113531dsc.jpg
終着駅ですが、線路はまだ続いていまして、800m先に車庫があるらしい。Googleマップで探索してみますと、関門海峡の瀬戸内海側もちょろっと見えそうです。乗ってみたい人はたくさんいるはず。

G8113539dsc.jpg
一回外に出て、10分後の折り返し列車で帰ります。今度は山側の座席。こちら側の車窓も、側線が見られたり、古い倉庫やら事業所の建物が所々残り、昔は貨物線だった面影がたくさんで楽しむことができます。

G8113547dsc.jpg G8113546dsc.jpg
九州鉄道記念館に戻ってきました。乗務員や駅のスタッフの方々は、とにかく暑いので本当に大変そう。ここで機関車のボンネットに製造プレートを発見、見てみたら「平成21年改造」でした。これら機関車のDB101とDB102は、南阿蘇鉄道からの転属車なのですが、それ以前のデータを消失してしまっており、何年に製造されたのか、どこに配属されていたのか判らないらしい。それも個性として面白いではありませんか。

G8113549dsc.jpg G8113551dsc.jpg
最初の踏切で折り返し列車の写真を撮って、門司港を後にします。

(乗車は2017年8月)

前の記事:のぞみ喫煙グリーン車で九州へ
次の記事:10月から更新します
関連タグ:観光列車平成筑豊鉄道
スポンサーサイト

のぞみ喫煙グリーン車で九州へ

2017年夏の乗り潰し旅行は九州へ、8月3連休の一番混んでる3日間で回ることになりました。1ヶ月前の指定券発売初日の夕方にサイバーステーションを覗いてみますと、この日の朝の東京から小倉までの通し指定券はほとんどがすでに×(満席)、慌てて立川駅指定席券売機に並び、東京7:13発のぞみ155号喫煙グリーン席を確保しておいた次第です。窓際はこれしかありませんで、グリーン券の出費が痛いですが、取り敢えず喫煙者で良かった。

ところで年末の帰省ラッシュで一番混む日に、私は東京から京都まで何度か新幹線に乗った事があるのですが、グリーン車だけは3,4日前でも窓際が空いていました。博多行きってこんなに混むのか、サイバーステーションでこの列車の区間ごとの状況を見てみますと、
⬛東京→新大阪:○空席あり
⬛新大阪→新神戸:△空席残りわずか
⬛新神戸→岡山:Ⅹ満席
⬛岡山→広島:△空席残りわずか
⬛広島→博多:○空席あり
なるほど!新神戸~岡山間が最初に埋まってしまうのか。首都圏から大阪を越え中国地方への乗客と、関西地方から中国・九州地方への乗客が重なってしまう区間ということで、こうなってしまうのでしょう。

G8113482dsd.jpg G8113487dsd.jpg
さて当日の東京駅、自由席に並ぶ列は階段下まで続く状況で、今頃テレビの取材が来てるのかもしれません。出発したらおにぎりの駅弁を食べ一服。700系も引退が発表されましたので、こうして約5時間も喫煙座席で過ごせるなんて、これが最後かもしれません。後は新大阪までほとんど寝て過ごします。

新大阪では、前を走る列車の混雑の影響により、駅手前で10分程停車したので、12,13分の遅れで出発。いつも指定券を取る時は対向列車の見える進行方向右側ですが、今回は左側にしました。数少ない上り山陽新幹線に乗車する時は、今まで夜間か山側でして、下り列車の左側、つまり海側の景色というのを私はほとんど見たことがないのです。

印象に残った光景を列記しますと、まずはかつての宮原操車場。並ぶ車両は、スカイブルー103系、EF65PFの原色とトワイライトエクスプレス塗装、もちろん原色のDD51、サロンカーなにわ、なんだか国鉄時代にタイムスリップしたかのような光景でして、これが大阪の中心部で見られることに驚きです。山陽電鉄並走区間は、防音壁があって見えるのは半分ぐらいでしたが、いろんな電車が見られて楽しい。相生の赤穂線分岐箇所のカーブとトンネルは、山陽本線から見ると独特の雰囲気があって私は大好きなのですが、新幹線から見てもよい。広島手前の車両基地では、EF67はまだ現役、でも電車の半分が茜色の227系になっている。新岩国ではカーブした錦川鉄道の線路がちらっと見える。これ乗るときはここで乗り換えてギャップを楽しみたい。5年前に岩徳線に乗車した時に見えると思っていて全然見えなかった徳山の工場地帯は、新幹線からは良く見える。それと徳山駅が海がこんなに近かったとは知らなかった。駅前が港ではないか。

思った以上に車窓を楽しめて、遅れは8分までに回復し、12:15に小倉到着。急いで階段を駆け降りて改札を抜けJR九州の窓口へ向かいます。混んでなくて良かった。ここで長い時間並ぶことになって、乗る電車が遅れると面倒なことになるのです。買う切符はJR九州の普通列車と私鉄3日間乗り放題の「旅名人の九州満喫きっぷ」。旅名人なんて言葉を発するのはちょっと恥ずかしいな。ホームへ降ります、まだ時間があるぞ!かしわうどん行っちゃおう。ゆるゆるのうどんを食べ切ったところで、乗車予定の12:29発門司港行きが入線。でも大丈夫、ここで5分停車するようです。かしわうどんは、最後に飲み干す汁が美味しいのだ。

G8113492dsd.jpg
余裕で車内へ、かしわうどんには、次から次へと客が来ます。こういう食文化は、いつまでも続いて欲しい。

G8113498dsd.jpg
門司港に到着です。

(乗車は2017年8月)

次の記事:平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線(北九州銀行レトロライン)乗車記
関連タグ:新幹線喫煙車

豊肥本線乗車記2(九州横断特急・宮地~大分)

CB175313dsc.jpg
宮地駅で降りたのは失敗だったか。
次に乗車するのは12:52発の別府行き九州横断特急4号で、52分の接続時間の間に昼食をと思っていたのですが、駅前は閑散とし、食事が出来そうな所は観光地によくありそうな喫茶店に近いスタイルのレストランが1件あるだけ。こういう所はたいてい高いだけで美味しくないんだよな。残念ですがここしか無いので仕方なく入ります。カレーでも食べてさっさと出よう。

しかし、阿蘇牛を出すレストランだそうで時間を確認した上でハンバーグランチを注文したのですが、これがいい意味で期待を裏切ってくれて、美味しい事、美味しい事。私の食べたハンバーグでNo1かもしれない。値段は忘れてしまいましたが、珈琲も付いて1000円ちょっとだったと思います。とにかく手ごろな価格で美味しかった。

CB175315dsc.jpg
お腹も満たしたところで乗車します九州横断特急4号。

CB175316dsc.jpg
私の座席は進行方向右側の前から2番目でして、前の座席も空席なので背筋を伸ばせば前面も見れる。観光列車のあそぼーい!よりもずっとリラックスして楽しめそうです。

最初の宮地~豊後竹田間(34.6km)は、2012年7月の豪雨による被害で1年間も不通だった区間、じっくり車窓を見ておこうと思います。しかし、長めのトンネルがあって後は深い森の中を、列車は特に徐行する事無く淡々と走り続け、どの辺にどんな被害があって、復旧はどう大変だったのかは全く読み取れません。それを感じられるのは豊後荻駅の「祝・豊肥本線全線復旧」の垂れ幕ぐらいか。宮地駅構内には、この災害の写真や曲がったレールなどが展示されていたのですが、よく見てから乗車するべきだった。なんだか豊肥本線に敬意を欠いた行動をしてしまったような感じです。印象に残ったのは滝水駅(だったかな?)の、かつては2面2線で交換出来た駅が棒線化され、今は使われなくなったホームの、崩れかかって草木が伸び、自然に帰りかけている姿でした。とにかく列車は1年間もの長い間不通だった区間を走り抜け豊後竹田に到着。

ここ豊後竹田駅は作曲家滝廉太郎のゆかりの地との事で、列車が到着しますと「荒城の月」のメロディーが流れます。日本を代表する素晴らしい曲である事については間違いないのですが、毎日毎日この悲しい曲を聞かされる駅員さんや周辺住民は、精神を病んでしまったりするのではないかと余計な心配もしてしまいます。(金曜日の午後とかは「A列車で行こう」でも流すのはどうだろう)

CB175319dsc.jpg
だんだん山が開けてきて川も大きくなります。東京昭島市の多摩川に見られ、とても珍しいと言われる牛群地形みたいだなと、あわてて写真を撮ってみました。ここ(大分県大野川)にも似たようなものがあるではないかと思ったのですが、専門家に言わせれば全然違うんでしょう。

ちなみにこの列車の良いところは、2両という短編成で乗車定員の少なさにもかかわらず車内販売員が乗車している事。さすがJR九州の観光特急列車です。コーヒー一杯しか購入できませんでしたが、ありがたく頂きます。車内販売の淹れたてでない、少しポットで熟成された?感じのコーヒーが、私は大好きなのです。

CB175323dsc.jpg
高架になって昔の面影が全く無い大分駅に到着。16分の接続時間で次に乗るのは14:45発のソニック40号。ここからはグリーン車なのですが、進行方向右側・海側・1列席という美味しい条件が3拍子揃った席は取れず、しばらくの間はパノラマキャビンで後方景色と振り子運転を楽しみます。

CB175334dsc.jpg
おっ!ゆふいんの森だ。しかし別府からパノラマキャビンはスーツケース置き場になってしまい、おとなしく通路側座席で過ごす事になります。

(乗車は2013年11月)

前の記事:豊肥本線乗車記1(あそぼーい・熊本~宮地)
次の記事:旅の終わりは喫煙車(700系ひかりG車)

豊肥本線乗車記1(特急あそぼーい!・熊本~宮地)

あっという間の3日間の九州旅行の最終日、この日の予定は熊本から豊肥本線で大分に出て(ここで未乗区間の立野~大分間115.7kmの乗り潰し)、後はひたすら特急と新幹線を乗り継いで東京へ帰るだけ。飛行機を使わないとなると、やっぱり九州は遠い所なのです。

今回の旅行は青春18きっぷの使えないシーズンという事で、JR九州の面白い特急列車にバンバン乗車してしまうスケジュールを組んだのですが、次は今回の旅行での一番のキワモノ列車かもしれない、その名も特急あそぼーい!です。

CB175265dsc.jpg
朝食をゆっくりとって、今日は遅めの出発で駅へ、まずはSL人吉号を見送って、

CB175278dsc.jpg CB175285dsc.jpg
入線してきた熊本10:28発の特急あそぼーい!
白と黒の塗り分けはパトカーみたいで、おでこに赤色警光灯を乗せれば、すぐに警視庁の宣伝カーに使えそうです。隣のホームにはA列車で行こう1号も入線。またこの音楽だ、何度も聞くと煩く感じてしまいます。

さあ出発、11月の日曜日で本日は満席との事。指定券は3日前に取ったのですが、普通座席の進行方向右側の窓側が取れて良かったです。車窓も面白くなさそうな水前寺を出たあたりで、ビュッフェに珈琲を買いに行ってみます。昨日と同じようにやはり混んでいます。アジア系外国人の方もいます。皆さんお目当ては記念品で、私も何を迷ったか、長い時間並んで珈琲一杯だけ買って帰るのも、周りから変に思われるかなと、追加でクロちゃんタオルハンカチを3枚も買ってしまった。見どころがたくさんあって車内を探検するのも面白い列車ですが、40過ぎのおっさんがウロウロするのは、あまり相応しくない列車でもありますので、すぐに自席に戻りおとなしく過ごす事にします。

このキハ183系1000番台、オランダ村特急を皮切りに、ゆふいんの森Ⅱ世、シーボルト、ゆふDXと、その都度塗装を替えて、九州内のあちこちの線区で活躍してきた車両ですが、1988年デビューですのでもう25年目です。私はゆふいんの森Ⅱ世時代に別府から小倉まで乗車した事があります(小倉まで乗り入れていた、行き帰りのブルトレは食堂車が営業していたことから1992年春から1993年春までの間のようです)。この時は休日でしたが別府・小倉間というおまけ区間だったからか、ガラガラに空いており、ほとんどの時間、当時はフリースペースで、背ずりの無い丸い回転椅子が置かれていた展望席で過ごしていたような気がします。今では考えられませんが、丸い灰皿も置かれていて煙草も吸え、うろ覚えですが客室乗務員が陶器のカップの珈琲を持ってきてくれたような記憶もあります。いい時代に乗ったのかもしれません。

CB175288dsc.jpg
この年の6月にも来た、阿蘇カルデラの入り口である立野に到着。数分の停車時間があるようなので降りてみます。雨が降って来ました。今回も山々は低い雲で覆われて、神話っぽい雰囲気です。

CB175290dsc.jpg
南阿蘇鉄道のホームにはトロッコ列車が接続待ち。こっちにも乗ってみたかったなぁ。天気は雨ですが、雨の中こそトロッコ列車で(特に立野から1駅区間の)深い森の中の素晴らしい空気を満喫できたのではないかと…。後で調べたらこれに乗車して、終点まで行かないで途中駅で引き返せば、この後乗る九州横断特急4号に乗れたのでありました。もっと良く時刻表を調べておけばよかった。

CB175295dsc.jpg
さあここからが私の初乗車となる区間。まずはスイッチバックです。一番後ろ(熊本方・スイッチバック区間では先頭となる)で線路を眺められれば最高なんですが、この列車では大混雑なんだろうなぁ、もちろんおとなしく自席で過ごします。スイッチバックの高低差は一昨日の肥薩線とは比べ物にならないぐらい大きくてダイナミック(私としては、やっぱこうでなくては…と)。明治時代に建設されたのと、大正時代に建設されたのの、そしてこれが当時の蒸気機関車の性能や、ブレーキの信頼性の違いなんでしょう。ちなみに建設年は15年しか変わりません。

CB175297dsc.jpg
外輪山の中はこんな風景、雲がかかってしまって阿蘇山はよく見えませんが、この山の向こうに南阿蘇鉄道が走っているわけです。阿蘇駅では大半の乗客が下車。阿蘇観光のメインゲートは駅名の通りここのようです(終点宮地じゃなかったんだ…)。私の隣の席には、熊本出発時から持ち主不明の大きなリュックサックが置かれていたのですが、取りに来たのは中国人か台湾人のお洒落な若い女性グループの一人でして、席がバラバラになってしまったので、フリースペースか別の席で過ごしていたようです。日本を楽しんで下さいね、それとたくさん買い物もして日本にたくさんお金を落としていって下さいねと、心の中で呟いてみる。

CB175309dsc.jpg CB175307dsc.jpg
終点宮地に到着です。

(乗車は2013年11月)

前の記事:三角線(特急A列車で行こう)乗車記
次の記事:豊肥本線乗車記2(九州横断特急・宮地~大分)

三角線(特急 A列車で行こう)乗車記

CB165182dsn.jpg CB165184dsn.jpg
11月の土曜日午後の熊本駅4番ホーム、ホームに楽団でもいるのか、なんだか賑やかな音楽がかかっているぞ、2011年から走り始めた三角線の特急列車・A列車で行こう5号の出発風景です。この手の音楽ジャンルについては詳しくないのですが、ジャズのそのまんま「A列車で行こう」というタイトルらしい。文句なく楽しい気分にさせる音楽ですが、台風が来た時なんかは乗客や乗務員にとってははきついだろうな。

私にとっては初乗車となる三角線、この列車が登場するまで乗らなくて良かったなと思っていた程、楽しみにしていた列車でして、運転されている曜日にスケジュールを組んできたのです。この路線もかつての国鉄時代はグリーン車も連結し別府まで結ぶ、正に「九州横断急行」であった急行火の山が走っていたのですが、25年の歳月を経て、観光路線としての復活をしたと言っても良いでしょう。この辺はさすがJR九州さんだなと思わずにはいられません。

さて出発、
この列車の私にとっての一番の魅力は、2両という短い編成にも関わらずバーカウンターが付いていて、ハイボールが飲めるという事。嬉しい事に時刻表上にもビュッフェのマークが復活しているのです。早速買いに行ってみます。

しかし、前の車両の扉を開けると、なんとカウンター前は大混雑。乗車率は50%以下で、それほどの混雑では無かったのですが、乗客のほとんどがここに買い出しに来ているようです。空いた頃に出直してくるにしても、乗車時間は37分しかない。優雅な雰囲気とは程遠いあまり長居したくない空間で仕方なく並ぶしかありません。そしてやっと手に入れ、自席に戻った時はもう宇土に到着。シーズン最盛期の混雑時には、乗車時間の半分をカウンター前で並んで過ごす人なんかも出てくるのではないかとちょっと心配になってしまいます。

CB165188dsn.jpg CB165189dsn.jpg
ちょっと最後尾で宇土線に入って行くところを記録しておきます。実にシンプルで美しい配線です。

CB165191dsn.jpg CB165196dsn.jpg CB165197dsc.jpg
海が見えて来ました。ちょうど干潮の時間帯で、多くの人が海に出ています。何が獲れるんだろう。苦労して手に入れた(甘くない普通の)ハイボール片手にほっと一息、実に幸せな気分であります。

CB165200dsc.jpg
山の中へ分け入って行き、そろそろ終点三角に到着のようです。空になったカップはどうしよう。氷がたくさん残っているので車内のゴミ箱に捨てたらゴミ箱周りを水浸しにしてしまう…と思っていたら乗務員の方が回収に来た。さすがだなぁ。

CB165202dsc.jpg CB165203dsc.jpg
観光地の終着駅の見本のような1面1線の三角駅に到着。乗客を下ろした列車は動き出し、終点の先の方まで移動します。駅時刻表を見ると、約20数分後に普通列車が来るようです。

CB165209dsc.jpg
整備されたきれいな駅舎もいいのですが、駅前にはタクシー会社の営業所があり、これが昭和の雰囲気を色濃く残しもっといい。写真は撮ってませんが、中には2口のガスコンロが置かれていて、その上には大きなやかん。やかんで入れてもらった(想像するに渋めでぬるそうな)お茶でも飲んで一服し、タクシーを待ってみたい。

CB165204dsc.jpg CB165207dsc.jpg CB165208dsc.jpg
普通列車が来るまで時間があるので、駅前の海を見に行って見ます。A列車で行こうの乗客のみなさんは、観光船か観光バスで天草方面に行ってしまったのか、この辺ほ散策している人はほとんどいません。今日は11月中旬というのにポカポカ陽気で温かくて風も無く、観光船に乗るのは最高の日よりだろうなぁ。そろそろ普通列車の来る時間。駅すぐそばの歩道橋の上で待つ事にします。

CB163880_e3.jpg
キハ31とキハ40という組み合わせで来たぞ。片やJR移行を見て製造された軽量小型車体で転換クロスシート、片や国鉄時代の重量?大型?車体のセミクロスシート、エンジン等の機関も全く違うと思われるのですが、こうしてタイプの異なる2両をペアにするのは何故だろう。キハ31にトイレが無いのでこうなるのでしょうか。

CB163883_e3.jpg
三角駅を望遠レンズで撮ってみる。A列車で行こう号は機回し線にちょこんと納まっている。機回し線は20m車が2両入れるように延長でもしたのだろうか。

CB165215dsc.jpg CB165216dsc.jpg
古そうなバスも来たので撮ってみた。

CB165218dsc.jpg CB165220dsc.jpg
今度は出発風景。

帰りには駅前の生魚点を覗いてみます。水槽では真鯛や石鯛が泳いでいます。店には包丁とまな板が置かれているので、お願いしたらチャチャンとお刺身にしてくれるのでしょうか。これで帰りの列車で一杯出来たら面白そうだなぁ。車内で提供されるお酒はハイボールでなく球磨焼酎、A(アダルト)列車を改めO(おっさん)列車、生臭い列車になってしまいそううだ。

戻りは同じくA列車で行こうの6号。帰りのハイボールはすぐに購入しておきます。車内はほぼ満席で進行方向右側を指定したので海もすぐに見えなくなり、その辺りから酔っぱらって寝てしまったようで気付けば熊本到着前。飲み終えたハイボールのカップはまだ窓に残っている。今度は回収されなかったようです。(そういえば20年以上前、大衆居酒屋でアルバイトをしていた時、寝ているお客さんの空いたグラスや皿は絶対下げてはいけないという決りがあったのも思い出した。)しかし氷は熊本出発時に仕込んだものなのか、ほとんど無くなるぐらいに小さくなっており、噛み砕いて胃袋に収め、空きカップは気兼ねすることなくゴミ箱に捨てる事が出来ました。

CB165224dsc.jpg

CB165261dsc.jpg
しばらくホームに残っていると黒い列車が到着。話題のななつ星か?、いや、蒸気機関車でした。まだ17時半ですが、今日の行程はこれで終わり。今日、三井化学専用線が運休だった場合、翌日もチャレンジできるように大牟田からあまり離れない所に宿を取ったのです。駅前のビジネスホテルにチェックインし、ちょっと休んで市電に乗って繁華街に行ってみます。

(乗車は2013年11月)

前の記事:三井化学専用鉄道を再訪問3
次の記事:豊肥本線乗車記1(あそぼーい・熊本~宮地)

都合により、しばらく更新お休みします。
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

平成筑豊鉄道 観光列車 喫煙車 新幹線 JR東日本 東武鉄道 野岩鉄道 会津鉄道 JR四国 国鉄時代 阿佐海岸鉄道 バスの旅 土佐くろしお鉄道 路面電車 温泉 伊予鉄道 吊り掛け電車 琴電 ケーブルカー 猫登場 JR西日本 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 京成電鉄 新京成 流鉄 JR東海 夜行列車 船旅 近鉄 伊勢鉄道 新交通システム 貨物線・短絡線・渡り線 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 専用鉄道訪問 芝山鉄道 地下鉄路線 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 駅そば 山陽電鉄 水島臨海鉄道 西武鉄道 南海電鉄 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 JR九州 くま川鉄道 名鉄 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 西日本鉄道 JR北海道 京王電鉄 京浜急行 台湾の鉄道 東急電鉄 小田急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 蒸気機関車 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR