津山線乗車記

因美線を乗り終え津山駅改札を出ますと、駅前広場は工事中で白いシートで囲われ、駅の周りがどうなっているのかほとんど把握できません。36分の接続時間で、どこかで食事出来ないかと考えてましたが、諦めてコンビニでおにぎりとお茶を買って車内で食べることにします。

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ホームに戻り、3番線に岡山方面からの列車が到着との事で待ち構えていますと、今の津山線で旬な車両「ノスタルジー」が来ました。普段こうして定期列車の運用に就いてるようです。どっと乗客が下車した後、外から覗いてみましたが、窓は更新され、内部のパネルも新品のようでノスタルジーはほとんど感じられません。

それと一番気になるのは前面窓上の塗分け位置が正確でないこと。キハ40系顔の国鉄一般色は、確かキユニ28の登場時のみ存在した「幻の・・・」と表現したくなる貴重なもので、JR東日本では烏山線キハ40、JR東海では美濃太田車両区→伊勢車両区のキハ40,48で忠実に再現され、穏やかな顔立ちに「いいなぁ~」と萌えていたのですが、この車両のは一番のチャームポイントである床屋に行って耳の回りを綺麗に切り揃えて来ましたといった感じの運転室小窓上のR状の塗分けラインが無いのです。

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愚痴っても仕方ないですので、これも個性と受入れましょう。すぐにホームを後にし車庫に入ってしまいましたが、撮影できただけでもラッキーです。

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さて、この時間は津山駅のゴールデンタイムか。各番線に4本の列車が並びます。左から・・・
入庫するキハ47ノスタルジー
4番線:私の乗車します14:35発 岡山行のタラコ色キハ47*2
3番線:14:42発 中国勝山行の津山色キハ40
2番線:14:30発 佐用行キハ120
1番線:14:38発 智頭行キハ120
この駅は、4つある発着番線が4方向の出発方面ごと明確に分けられているのが特徴なのですが、昔は急行列車の分割併結作業が盛んに行われていましたので、こんなこと出来なかったはず。

興味をもって昔の時刻表(手に取ったのは1984年4月号)を引っ張り出してみますと、津山を発着する急行列車は、みささ(大阪~鳥取・倉吉・米子)2往復、みまさか(大阪~中国勝山・新美)3往復、砂丘(岡山~鳥取・倉吉)3往復で計16列車。そして、みささ2往復はみまさかと大阪津山間併結、砂丘の1往復はみささと津山倉吉間併結ですので、1日6回の分割併結作業が行われていました。

この頃のゴールデンタイムは15時半からでして、その状況は、
15:31 鳥取発、みささ4号到着
15:39 大阪発、みささ3号・みまさか3号到着~分割作業
15:41 中国勝山発、みまさか6号到着~みささ4号との併結作業
15:48 岡山発、砂丘4号到着~みささ3号との併結作業
15:49 みささ4号・みまさか6号 大阪行き出発
15:50 みまさか3号 新美行き出発
16:06 みささ3号・砂丘4号 米子倉吉行き出発

急行みささ・みまさか各2本が3方向から次々に来て、急行砂丘も1本絡んできます。みささ3号はみまさか3号を切離し砂丘4号を連結しますが、みまさか3号の出発前に砂丘4号が到着しますので、みささ3号・砂丘4号のどちらかは一旦ホームを離れ、出発番線を変える作業も発生します。おまけに急行みささは方向も変わる。これはもう駅員さんは案内が大変、乗客はどれに乗ったらよいのやらと、間違える人も実際にいてこれまた大変だったろうと想像します。
(みささ・みまさかは実際に乗車したことがありませんが、とても興味を引かれる列車でして、こんな記事も書いてます。)

***

昔の列車の件で長々書いてしまいましたが、2016年の津山線に話を戻します。進行方向右側のボックス席を確保し、コンビニのおにぎりを食べ、列車は津山を14:35定刻で出発します。しばらく姫新線と並走し別れたところで津山口駅、この路線は岡山まで1時間弱で走り抜ける快速ことぶきが2時間に1本走っているのですが、私が乗るのは岡山まで1時間半の各駅停車になります。その後しばらくは国道に沿って走るのですが、佐良山を過ぎて線路沿いの草木がバシバシ車体に当たります。スピードを落とさないので音も大きい。

3つ目の駅は駅舎が亀。なんだこれは!バブル時代に造ったみたいな凄いもので、ここの駅名は亀甲そのまんまであります。Wikipediaを見ると駅の近くに亀の甲羅のような岩があるんだそうで、この駅舎が建てられたのはバブルの終わった1995年。また、ホームには"たまごかけごはん"ののぼりが立ち、たまごかけごはんねぇ↘と、その時は冷ややかな感想でしたが、気になって後で検索してみれば、亀甲には町おこしで自治体がオープンした食堂があって、300円で美味しいたまごかけごはんが食べ放題とかで大繁盛してるらしい。駅から遠く鉄道旅行者には行きにくいのが残念ですが、亀甲の町は侮れないぞ。

亀甲の次の次も誕生寺というおめでたい名前の駅。津山線快速ことぶきの名前の由来は、この路線に縁起の良い名前の駅が多いからなんだそう。そんなわけで駅名標がついつい気になる路線なのですが、もう一つ面白い点がありまして、JR西日本の駅名標の両隣の駅名は、ひらがなとローマ字だけ書かれているのですが、津山線はどんな漢字で書くんだろうと考えさせる駅名が多く、なぞなぞをやっているみたいなのであります。

誕生寺の次は"ゆげ"、湯気と書くんだろうか?この辺に温泉はあったっけ?、1駅間のシンキングタイム。そして正解は弓削。これは難しいなぁ。何故かカッパの置物がある駅で、対向列車と交換。次は"こうめ"、小梅に違いない、ローカル線の津山線に似合う駅名ですが、ローマ字表記は"Kome"(oの上にバー)なのが気になります。答えは神目、これも難しい。次は"ふくわたり"、ここはひねりなしで福渡で正解。

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写真は福渡到着寸前で急に表れる川。地図を見ると急行みまさかルートの中国勝山方面から流れてきた旭川になります。福渡を出ますと旭川を鉄橋で渡ります。鉄橋の下には小学生高学年ぐらいの少年が一人、カッパのように川の中に首だけだしてプカプカ浮かび列車を見上げています。日本の夏休みの光景であります。

"たけべ"(竹部ではなく建部)では野球少年がどっと乗車し騒がしくなり、次は"かながわ"、神奈川という地名は岡山県にもあるのか。すると列車はトンネルに入り峠を越えるみたい。下り坂になると山腹に近代的な工場が見えてきた。"かながわ"は金川で昔の黄緑色の国鉄コンテナが置いてある駅で、どっと乗車があり席はほとんどが埋り、車内は立ち客も多数の満員になります。

ここからは左側に旭川が流れ、私の座る右側の車窓は山の斜面しか見られなくなります。席を移動しておくんだった。列車は長めの駅間距離を轟音をたてて重い車体をひきずるようにかんばって走ります。すっかり郊外になって法界院に到着します。

最後の1区間は山陽本線と合流する左側の景色が見たくて一番後ろのドアと乗務員室の間へ、国鉄時代は3人掛けロングシートのあった場所は、ワンマン運転対応のためシートは外され窓に手摺パイプがあって外が見やすい。そしてエンジンの真上だからか凄い音、乗務員室との境壁パネルがビリビリ振動しています。この車両も相当ガタが来てしまっているみたいです。国鉄が解体されてもうすぐ30年になることを実感します。

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到着した岡山駅には、213系のフランス語名のイベント列車に、抹茶色117系団体列車と、写真を撮っておきたい車両が停車していたのですが、10分の接続時間で次に乗る高松行快速マリンライナーは凄い列。写真は諦めて私も列に並びます。何とか座れました立ち客も一杯だったマリンライナーですが、停車駅ごとに乗客は減り、瀬戸大橋を渡る時には座席の半分が埋まる程度の乗車率になってしまいます。そういえば岡山で見た先行する特急南風の自由席はガラガラだった。バスと飛行機に客が流れてしまったのか。ちょっと悲しい。

(乗車は2016年8月)

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因美線(智頭~津山)乗車記

今回の旅行の最初の乗り潰し線区は因美線の智頭と東津山間、今年1月の中国地方乗り潰し旅行で、津山線とあわせて計画に組み込むも、大雪により県境越え区間が運休となってしまい、中止になってしまった路線です。

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ホーム津山側で待っていれば、のこのこと単行気動車が姿を現します。

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JR西日本のローカル線では毎度おなじみのキハ120。この時点では乗客は3名で、空いていれば全面展望も可能な進行方向右側のロングシート一番前の座席に座ります。

この列車に接続します鳥取発智頭止まりの普通列車は、智頭急行車両の2連で来ました。こんな運用があるんだ。とにかくこの接続で約3割の座席が埋まり、中国地方の廃止されてしまうのではないかと心配されるローカル線の中ではまずまずの乗車率になります。

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定刻で12:51に出発、この列車の前は8:15発、後は16:23発ですので、今日のスケジュールはこの列車に乗ることで前後が固まったようなものです。智頭急行と離れ、奥の細道に入って行きます。JR線路はしっかり除草、第三セクター線路は草ボーボーというパターンが普通なのですが、ここは逆になります。

智頭急行線路が見えなくなれば、暑そうな晩夏の盆地を進みます。田んぼの稲穂は首を垂れ、そろそろ収穫か。キハ120の走る路線ならではの速度制限区間もさっそく現れ、木々が車体にバンバン当たります。土師からはエンジンを豪快にふかし、キハ120ならではのチャッチャとダンスでもするかのような軽快な横揺れで飛ばして走ります。気持ちがいいぞ。

那岐は高台にある実に味わい深い古い駅。2面2線で交換可能駅なのですが、これだけ運転本数が少なくて智頭から2駅という中途半端な場所で交換する時はあるのだろうか。帰って調べたら2016年8月時点でここで交換は行われていません。

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さぁここからが峠越えで県境も越える区間。この年の1月に大雪で不通になった区間の核心なのですが、速度制限区間はなんだか凄いことになっています。回りの木々が成長しきっていて緑のトンネルを走っているみたいなのです。キハ120の走る中国地方のローカル線の乗り潰しは、ここ因美線南側が最後なのですが、草木の一番元気な夏に乗ることができて良かったです。県境の長い本物のトンネルはスピードを出して一気に駆け抜けます。これで鳥取県の鉄道はすべて乗車済。

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岡山県に入って美作河井到着寸前も緑のトンネル。後5年ぐらいしたら完全にトンネル状になるのではないでしょうか。

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このかぶりつきのワクワクは私の写真の腕ではなかなか伝わらないか・・・と、Photoshopを使ってトリミングして明度と彩度をいじってみますと、下の写真に仕上がります。

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ウクライナかどこか旧ソ連国の、世界の美しい鉄道風景の一つとして、森の中の木々のトンネルが紹介されてましたが、それっぽく見えなくもないぞ。

岡山県側の最初の駅、鯉のぼりが泳ぐ(←うろ覚え)美作河井に到着します。今は棒線駅ですが、かつては長い島式ホームを有し、ターンテーブルまでありそうな広い構内が、悪く言えば枯れきった、よく言えば風情のある駅です。除雪車用のターンテーブルが実際にあったそうなのですが、私は見落としてしまいました。
木々のトンネルはもう現れませんでしたが、キハ120が刈り揃えた草の壁沿いを走り知和駅。棒線駅ながら可愛らしい木造駅舎がお出迎え。

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ちょっとした集落になりまして美作加茂駅。因美線津山側の主要駅でかつては急行砂丘も停車した交換可能駅です。ここもいい雰囲気です。
とにかくこの因美線の津山側は、智頭急行の開通でメインルートから外れ、高速化から取り残されてしまったわけですが、その時の時間が止まったままのような昭和の雰囲気が、どの駅も一杯に溢れているのであります。変わったのは優等列車とタブレットが姿を消したぐらいでしょうか。
私は後でその存在を知るのですが、津山から智頭まで一往復します因美線のイベント列車「みまさかスローライフ」号、往きは美作滝尾、美作加茂、美作河井で、帰りは那岐で30分程の停車をするそうで、これは面白そうで乗ってみたい。

周りは開けてきて三浦駅、駅周辺のゴツゴツした木は桜?、ここは桜で有名な駅じゃなかったっけ、帰って検索してみればその通り、数々の力作が出てきます。今、一緒に写る車両がキハ120だけなのは、とても残念。東津山で姫新線と一つに交わり、戸籍上は姫新線に吸収され、因美線は終ります。この東津山では3人が下車、先頭座席から後ろを振り返れば、乗客の数は座席の半分が埋まる程の混み具合でした。

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13:59、終点津山に到着です。

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津山に来るのは2012年秋の姫新線乗り潰し以来。前回来た時は扇形機関庫は公開日が限定されていましたが、今は毎日オープンの津山まなびの鉄道館となったりして、鉄道ファンならじっくり時間を取って訪問しなくてはならない地の一つであると思うのですが、今回も1時間に満たない滞在で後にすることになります。

(乗車は2016年8月)

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四国旅行へ出発、JR西日本のこだま用車両

7月の南東北旅行の記事を書き終え、ようやく8月の四国旅行記をスタートできます。真夏の旅行記なのですが、書くのが遅くて季節はすっかり冬になってしまいました。

お盆も終わった8月後半の土曜日、このブログ初めてから最長の丸4日間という自由時間を確保し、新幹線で西へ向かいます。7:50発のぞみ号自由席を予定し、並ばないと席がないかと早めに東京駅に着けば、前を走るのぞみが出発間際でも余裕で窓際に座れる状態でして、30分早いのぞみに乗ってしまいます。
新大阪でこだまに乗り換えて相生を目指す予定だったのですが、余る時間をどう過ごそうか道中検討してみたところ、新大阪で後続のひかりに乗り換え西明石で下車しますと、ここで予定していたこだまを待つ間に、上り500系こだまの撮影ができることが判明。

ということで西明石。到着しますとホームにはカメラを持ったファンが7,8名もいます。下りホームからはちょうど順光。ここだけは一眼レフカメラに望遠レンズ付けて持ってこれば良かったなぁ。最近はコンデジしか使っていません。

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定刻通りに来ました500系こだま730号。見ればなんか変な色してるぞ。

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なるほど、アニメのエヴァンゲリオン仕様の500系だったのでした。それでファンが多かったのか。私は普通のが良かったな。まだ1枚も500系のまともな編成写真撮ったことないし。そういえばカンセンジャーはどうしちゃったんだろう。

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この列車はここで11分も停車します。お決まりののぞみが追い越すシーンは、ぴったり横に並びましたがN700が白とび。

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新大阪に向けて出発。

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その後乗車したこだま739号は、まだ一度も乗車したことがなかったひかりレールスターの700系で、8号車自由席に乗車しました。車内は3割程度の乗車率、2+2列シートの分厚いグリーン車と変わらない座席に収まる乗客は、皆さんダレ過ぎですよと言いたくなるぐらい寛いでらっしゃる。座ってみて納得、こりゃ快適。リクライニングを倒し、足を伸ばし、腰の位置を座面の真ん中まで持ってきて、私もだらしなく座って寛ぐことにします。

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快適に走って23分、相生に到着します。乗り足りないなぁ。錦川清流線を予定するときは、この車両で新大阪から新岩国まで行くのはどうだろう。

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相生で降りると反対の上りホームでは10名ほどの中高年(なんと3割が女性)が三脚を立てて新幹線の撮影をしています。これはドクターイエローのお出ましでしょうか。時間に余裕があれば通過時刻を教えてもらって私も参戦したい。それにしても鉄道写真を撮る人の層は広がったんだなぁ。でも速い新幹線の撮影に三脚は必要ないと思うのですが、これは場所取りと画面に入る入らないのトラブル防止のマナーなのか。それにカメラを向けてる方向から上り通過列車の撮影のようですが、上りホームより下りホームから撮った方が光線が良いのではとも思うのですが、ちょっと解らない。

さて、表題の「四国へ出発」と書いておいて、なんで相生で降りるかといいますと、因美線と津山線に寄り道するからでして、まずは黄色い3両編成の115系普通列車で2駅乗って上郡へ、次に2分の接続でスーパーいなば5号に乗換え智頭へと向かいます。いつも混んでいるイメージのキハ187系特急ですが、今回も混んでいて、残り数席の自由席通路側座席に落ち着きます。

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遠回りになるも圧倒的なスピードアップで急行砂丘を置き換えたこの列車は、さすがに速い。42分で鳥取県側の智頭に到着します。

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智頭駅と智頭急行の普通列車用車両。ヘッドマークは鉄道むすめのキャラクター。

どうでもよい話しかもしれませんが、自分の旅行の備忘録ということで書かせていただきますと、私は喫煙者なのですが、のぞみに乗車した後、煙草が切れてて買っておくのを忘れたことに気付きました。無いものは仕方ないで我慢し、そのまま智頭まで来てしまったのですが、旅行中ぐらいストレスもないし煙草やめようかと決心。智頭駅前のスーパーマーケットでは煙草のケースを見ないようにして清涼飲料水だけ購入(これは凄いことなんです)。結果4日間の旅行中、1本も吸わないで過ごす事になります。

(乗車は2016年8月)

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厚狭から山口宇部空港へ(クモハ123に再会)

美祢線を乗り終え、後は帰るだけ。久々の2泊3日という私にとっては長い鉄道旅行もこれで終わりです。厚狭からは電車で草江に行って、山口宇部空港から特典航空券(簡単に言うとタダ券)を利用して最終の羽田便で帰ります。

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上写真は厚狭駅で乗車する1本前に来た下関発岩国行の普通列車。窓も雨樋も車内もほぼオリジナルの115系300番台です。幡生では窓も雨樋も更新された113系が解体されているのを見たばかりなのですが、まだこんなのも走っているんだ。

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こちらが乗車します下関から来た厚狭18:14発の宇部線直通宇部新川行き。105系で来るとは想定外でした、しかも3両目は車体断面が違うぞ、クモハ123だ!ホームを走って移動し、それに乗車します。長いロングシートの車内は3分の1の座席が埋まる程度の乗車率です。

この電車は2012年に小野田線を乗り潰しした以来なのですが、車内は更新工事が行われているみたいで、様子が少し変わっています。まずは足元が滑る(なんなんだこの床材は)。窓は茶色っぽいスモークフィルムが貼られたみたいで、反射して外が良く見えない。そして何よりトイレが付いている。

山陽本線区間は思い切りスピードを出すのですが、モーター音はとても静か。これはこの車両特有の気密性と遮音性が高そうな固定窓のおかげでしょうか。小野田では小野田線クモハ123との並びが見れるかと期待しましたがその姿は見られず。

もう一駅高速走行して宇部、ここでは降りる人いません。みんな宇部線直通客のようです。ここからはノッタリとした走り、信号所では対向列車と交換です。

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宇部新川に到着です。降りたらすぐにまた高校生たちが乗車、5分後に厚狭行きとなって折り返しだそうで忙しい。

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トイレが付いたところは窓が一つ埋められています。個性の強すぎるこの電車、まだまだ活躍しそうな感じです。ちなみにこれはクモハ123-3。

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3番ホームにいたクモハ123-4、こっちもトイレ付だ。前回来たときもそうですが田の字窓のとはなかなかタイミングが合いません。

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宇部新川から草江まで乗車します新山口行きの105系3連。運転室後ろの座席が残り、無人駅でもドアが全部開きます。ワンマン運転に対応していない105系というのも存在するんだ。

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草江に到着です。山口宇部空港に歩いて向かいます。2012年秋の乗り潰し旅行以来なのですが、こんなにすぐまた来るとは思ってはいませんでした。前回入りそびれたローカルお好み焼き屋さんは残念ながら無くなってしまったようです。これでサンライズ瀬戸号から始まった1月の中国地方2泊3日の鉄道旅行記は終わりです。またしばらく更新をお休みします。

(乗車は2016年1月)

前の記事:美祢線(厚狭~美祢)乗車記

美祢線(厚狭~美祢)乗車記

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幡生から3ドア115系に揺られて厚狭駅。ここは約30年前の青春18きっぷ旅行で降りています。構内の撮影するにいい位置に石灰石用ホキを従えたDD51がカラカラとアイドリングしており、時間に余裕があったので降りてみたのです。なんだかその頃からあんまり変化してないような感じで、美祢線北側半分に乗車した時のように、ここも貨物輸送をいつでも復活できるような状況にも見えます。

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ヤードだって石灰石用ではないですが黒いホキ800がいてちゃんと生きている。

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本日は美祢線集中点検工事の日だからか、お昼は全く人気のない構内でお休み中のキハ120。出発まで57分も時間がありますので外に出てみます。ちょっとお腹も空いたなぁと思ってたところで駅にうどん屋さんを発見、しかし閉店時間でした。

駅周辺を歩いてみます。うどん屋さんとか、たこ焼き屋さんでもあれば入って小腹を満たしたいのですが、美容院とクリーニング屋さんが2件ずつあるのみ、厚狭の人は身だしなみにとても気を使うのでしょうか。結局戻って駅前の喫茶店に入りコーヒーだけ飲むことにします。

喫茶店2階の窓から見る厚狭駅はなかなか渋い。無機質な鉄筋コンクリート造の駅舎屋根上の駅名標は国鉄時代の古いフォントで、ディスカバージャパン時代の日本交通公社(JTBではない)時刻表の表紙写真に採用されてそうな雰囲気です。下を見ますと学校帰りの高校生がどんどん駅に集まってきています。私もそろそろ席を立ちます。

***

乗車します16:38発キハ120ロングシート車単行の美祢線仙崎行きは、高校生でほとんどの席が埋まった状態、最後部のドア横に立ち後方を見ることにします。

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さぁ出発です、おぉっ!昔の美祢線専用切欠きホームだ。

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美祢の次は駅ではなくて鴨ノ庄信号所、かつて石灰石輸送で賑わった名残なのですが、現在も両側の線路は輝きを失わず、信号所としてしっかり生きています。信号所は長く、スピードを出して通過するので一瞬複線区間を走っているみたいです。キハ120単行が停車するに充分な長さのホームも両側にあります。

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湯ノ峠は誰も降りない静かな駅、Wikipediaの情報だと2011,2012年の平均乗降数はなんと1人、厚狭から一つ目というのにこんなに過疎ってるのか。

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列車はどんどん渓谷の中に入って行きます、この短いホームみたいなのは松ヶ瀬信号所の跡なのか。

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美祢線集中工事の人たちでしょうか。とにかく狭い渓谷にギリギリのスペースを設けて線路を敷いたので保守は大変そうであります。

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地形はどんどん厳しくなり、この厚狭川を右岸左岸右岸左岸・・・と厚狭美祢間で実に12回も鉄橋で渡るのです(写真は2回目の鉄橋)。相変わらず予習不足で乗るのですが、美祢線の南側はこんなだったのか。本日午前中に乗車した北側と比較してみて私の感じたイメージは、北側が陽、南側が陰で山陽山陰が逆転であります。

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この橋だろう、2010年に集中豪雨で流されてしまい、架け替えられた鉄橋は。

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左は厚保駅、右は四郎ヶ原駅、どこもなんて寂しい駅なんだ。こう感じてしまうのは、乗車した時間帯が悪かったかもしれません。

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2駅で空いてきまして最後部から最前部に移動します。ここからは前方風景です。

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左に採掘所が見え、採掘所への引き込み線跡が現れると南大嶺駅に到着します。

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南大嶺は1997年に廃止された僅か1区間2.8kmの大嶺へ通じていた大嶺支線が分岐していた駅。2面3線だったのを、大嶺支線廃止後に1番線を潰してホームを広げ、2番線が駅舎側から直接乗降できるように改良されています。しかし上り列車の3番線は今も歩道橋を渡らなくてはならず、どうも中途半端。現在来る列車はキハ120の1連や2連のみ、下の図のように長いホームを生かし、ホーム途中にポイントを設け、1番線に縦列して停車出来るようにすれば、バリアフリー化出来るのにと思うのですがどうだろう。
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欠点は、長い編成に対応できない、美祢行きが出てからでないと長門市行きが出発できない、両列車のブレーキが壊れた時に正面衝突の可能性があるなどありますが、外国では似たようなのを見た事があります。

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南大嶺を出発します、廃線跡の路盤はしっかり残っています。1997年の廃線なので、私にとっては乗りに来ようと思えば乗りに来れた路線。しかしその頃は他に熱中していた事がありましたので、縁が無かったという事で諦めるしかない。

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17:05、宇部興産の高い煙突が迫ってきまして美祢に到着します。厚狭側から乗車しますと使用されなくなった島式ホームの2,3番線がよく見えますので、最後の最後まで寂しい光景を目にする形で、私の美祢線乗り潰しは終ります。

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乗車していた高校生のほとんどが下車しますが、同じぐらいの高校生がまた乗車。午前中に見た雪だるまはこんなになってしまいました。

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慌ただしいですが切符を買い直し17:14発の仙崎発厚狭行で戻ります。これも高校生で混んでいまして、これ幸いにずっと運転席横の窓でかぶり付き。暗いですのでカメラはしまい、長い期間運休になるも復活した路線の風景を目に焼き付けます。

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17:41に厚狭に到着、この列車は朝夕しか使用しない、この駅で最も枯れきった2,3番線ホームに到着します。

(乗車は2016年1月)

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プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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