神戸電鉄乗車記1(新開地~鈴蘭台)

関西地方の鉄道乗り潰し旅行の2日目、この日は半日神戸電鉄で遊んでる予定です。ホテルのある高速神戸駅6:57発の3両編成の山陽電車に一駅乗って、まずは新開地駅構内の有名な名前の立ち食いそば屋さんで朝食。そう、超高速でそばが提供されると揶揄されたりもする“高速そば”でです。ぼっかけそば、なんて気になるメニューがありますのでそれを注文。ここが本場ですね、朝からスタミナつけておきたいと思います。

関東の駅そばに慣れた身には、最初は味が薄く感じますが、食べていくうちにそれも慣れてきてだんだん解ってきます。なかなか美味しいぞ、そばをぼっかけにからませて食べるといいんだな、これは。唐辛子をたっぷりかけるのもいいぞ、うん。汁も全部飲む。店を出る時の店員さんのお礼の言葉も関西ならではの穏やかさで心地よい。いい朝食だった。そういえば私のよく利用するJR立川駅構内にもぼっかけ焼きそばの店があり、繁盛しているようなのですが、家が近いので食べたのは1回しかない。

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それでは神戸電鉄に乗車します。起点の新開地駅は2面3線頭端式でして、ホームは若干狭く、天井も低く、古い壁タイル、照明も何となく暗いかな…。毎日利用される方にとっては古臭い駅かもしれませんが、関東から来た鉄道ファンにとってはこの辺が実にいい雰囲気でして、感動しちゃうというか旅情をかきたてられる駅なのであります。私鉄の始発駅たるものはこうでなくては…。手前に停車しているのは1100系のトップナンバー車。前パン、2扉で狭窓ズラリ、恰好いい電車です。

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とりあえずは次の湊川駅まで乗車する先発列車はこっち。神戸電鉄と言ったらこの電車、3000系でしょう。これも現存する3000系の中で一番古い編成であります。もちろん先頭車両でかぶりつき。昨夜散歩の帰りに乗車した区間ですが気分は初乗車。そろりそろりと発車して、ポイントを渡ってほんの数100メートル走ってすぐ湊川駅に到着。神戸電鉄神戸高速線乗りつぶし終了、僅か0.4kmの路線でしたが、久々に背筋がぞくぞくするのを味わいました。トンネルの形か四角形(地下を掘って線路を敷いて蓋をした区間)なのも素敵なのであります。

湊川駅では一回改札を出て、1400円の一日フリー切符を買って改めて乗車します。神戸電鉄神戸高速線(新開地~湊川間)は神戸高速鉄道時代の名残で、神戸電鉄フリー切符では乗れないのです。

次は7:23発の普通列車の有馬温泉行きで鈴蘭台まで行きます。3両編成の1100系です。通勤通学客と反対方向ですのでガラガラに空いているのですが、かぶりつき席は先客のおばさまが座っておりまして、一番前のドア横に立って前面展望を楽しむことにします。

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それでは出発、勾配を登り地下から地上に出るのですが、そのまま勾配が続き、右へ左へとカーブを切りながら山を登ってゆく感じです。
※掲載してます前面展望写真は、この日の昼過ぎに再度この区間を3000系で乗車した時のものになります。

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この段々になっている住宅の目隠しパネルが、きつい勾配を登っている証拠。そしてトンネル。面白いぞこれは。

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長田を出発。またカーブ、そして勾配を登る。

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丸山駅、ここは撮影で有名な駅ではなかったっけ?

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鵯越駅、こっちも撮影で有名な駅だ。また、鵯(ひよどり)なんて漢字があることを、この線に乗らなければ決して知ることは無かっただろう。

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それにしても山深い。起点新開地を出てまだ10分にも満たないというのに人の住んでいる気配が見えない。大阪湾と六甲山地に挟まれた都市、神戸ならではの光景でしょう。

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休止になった菊水山駅、都市の中の秘境駅で有名だった駅だ。

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長いトンネル(菊水山トンネル)に入ります。ダム建設により1995年に切り替えられた区間です。

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こういう長いトンネルを抜ければ、大抵は分水嶺を越えた事になり下り坂になるのですが、前記の経緯によって誕生したトンネルですので、まだまだ登り坂が続きます。

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六甲山地北側の街が見えてきました。右に車両基地からの線が寄り添い3線になります。

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鈴蘭台駅に到着します。乗車しました神戸電鉄の新開地~鈴蘭台間、一番本数が多い区間でもありながら、変化があって一番車窓の面白い区間かと思います。本当に楽しかった。

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雨が降ってきてしまいましたが、鈴蘭台駅の南側で少し撮影をしようかと思います。

(乗車は2014年9月)

前の記事:山陽電鉄本線乗車記
次の記事:神戸電鉄乗車記2(鈴蘭台駅付近で撮影)
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姫路のえきそばと、姫新線乗車記1(姫路→播磨新宮→佐用)

2012年10月中旬の金曜日、この日は朝早く姫路を出て姫新線・芸備線を明るいうちに一気に広島まで乗り通し、その後福山まで戻る予定でいます。

ビジネスホテルを6時過ぎにチェックアウトして駅へ、まずは朝食です。姫路といえば駅のホームの一風変わった立ち食いそば、名前もズバリ「えきそば」を食べなくてはなりません。朝早いですが、昨日夜に何時から営業しているかも聞いておきました。6時からやっています。

今ではすっかり有名みたいですが、高校生時代の30年前の鉄道旅行、何も予備知識が無い状態でこの駅そばに出会った時、和風醤油だしの汁なのに黄色い中華風の麺が入っているのに「なんじゃこりゃ!?」と驚いたものです。でも食べてみれば美味しい、その時空腹だったからなのか、とてもとても美味しい。メニューにかけそばが無く、一番安いのにも天ぷら~これも独特でヤル気が有るんだか無いんだかわからないといった感じの不思議な食感~が乗っかっていてなんだか得した気分。その後はここに来たらこれを食べるのが楽しみになっています。

今回は久々でしたが、やはり変わらない味わいというかチープさに朝から幸せな気分。大盛りにしておけばよかったかな。私、普段朝食は摂らないのですが、胃に優しそうな麺の食感が食欲を刺激したのか、まだ少し食べ足りない感じもしましたので、売店で菓子パン(練乳サンド)とお茶も買って車内で食べる事にします。

まずは播但線の103系3500番台がいい場所に停まっているので撮影。
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左がクモハ102-3503、右がクモハ103-3503。
明るいところで見ると塗装が継ぎ接ぎだらけなのですが、経費を掛けずに小まめに手入れされているという事で、これも味があるってもんです。

これから乗る姫新線6:55発の播磨新宮行きはキハ127の2連。
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転換クロスシート車ですが、方向が変わらないトイレの後ろ、進行方向を背にしての窓際の席が空いていたので座ります。この列車は完全に高校生の通学列車で出発間際に立席が出るほどの乗車率になりました。

出発です。さすがは新型車、加速もいいです。左手に山陽本線が別れていくのを見届けて姫新線へ入ってゆきます。二つ目の駅が昨日アレレ?と思った余部駅。もっと内陸まで入ったところに位置するのかと思えば僅か2駅目だったのですね。この短区間を走る列車が多数設定されています。

余部を出てしばらく走ると山中に近代的な車両基地が見えます。朝のラッシュ時なので止まっているのはキハ127の2連が1編成だけ。昔の姫路の車両基地といえば、小学生の頃の家族旅行で、新幹線東京方面ホームの博多方先端から見下ろす事が出来、10系気動車のキユニ・キハユニといったなんとも魅力的なゲテモノ類を初めて目にし感動したのを思い出します。あっ、今書いていて思い出しましたが姫路といえばモノレールの遺構もしっかり見ておくべきでしたね。

姫路から遠ざかっていくわけですが、乗客の高校生は各駅でどんどん増えてゆきます。朝のラッシュ時ですので頻繁にすれ違う列車も満員。この区間を走っているのは、どれもキハ122・127で3連・4連といった編成を組んでいます。

本竜野に到着。前に座る高校生のかばんにTATSUNOの文字が入っていましたので、ここで彼らは全員下車と思っていたのですが、降りる気配は全く無く更に乗ってきます。ここの駅前には揖保の糸の工場?みたいのがあります。この近辺、醤油で有名なのは知っていましたが、そうめんの揖保の糸もここが本拠地だったのですか。すみません。私、そうめんは岐阜県の揖斐とずっと勘違いしてました。

高校生たちが一斉に席を立ち、ここでガラガラになるかと思いきや、この列車の終点の播磨新宮です。35分もの乗車でしたが、彼らのたわいのない話(時々こちらまで吹き出しそうになる)に耳を傾けながらの乗車で退屈しなかったからか、あっという間の到着です。

接続するこの駅始発の列車は階段を上がって別ホームでの乗り換え、車両もここで古い国鉄型車両に変わるわけでもなく、前と同じキハ127の2連です。高校生達も全員この列車に乗り換えなので同じく大混雑です。

さて、ちょっと車内で気になった事は、日本の女子高生はいつから列車の中で胡坐をかいて床に座るようになったのでしょうか、これは悪いマナーなのか。

マナー全体という事でよくよく冷静に考えてみますと、私達おじさん世代の高校生時代と比較してすごく良いのではないかと思います。こういうのは地域差というのもあるかもしれませんが、とにかく今の彼らは人に迷惑をかけるようなことは一切しません。騒ぐ事もなく、座席を占領したりしません。なんと彼らは一般の乗客に席を優先するように、発車するまでは立っており発車してから空いている席に座っているのです。そんな彼らに誰が行儀が悪いと言えますでしょうか。

男女比はほぼ半々なのですが、どちらも服装も髪型も乱れていない。列車到着までホームでタバコを吸って待っているようなのも一人もいない。私たちおじさん世代の時なんかは、目立つ事や人に迷惑をかけるのがカッコいいなんて風潮もありましたので、それは酷いもんでした。

そう思って一人掛けの転換シートに背を向けてずらり並んで胡坐をかいて座る彼女達を見ると、ちょうど試験前なのでしょうか、参考書の最後のチェックに励む子、昨日遅くまで勉強したのか疲れて居眠りする子、朝日を浴びて髪の毛を栗色に輝かせて、列車の揺れに合わせて揃ってゆらゆらする姿は実にほのぼのする光景。お地蔵さんが並んで日向ぼっこをしているようでもあります。

今も就職難等、若い人たちにとって厳しい時代かもしれないですが、彼らに素晴らしい将来があるといいなぁと思ってしまいます。そんな事を考えているうちに、この列車の終点の佐用に到着。高校生達の学校はここにあるようで全員改札を出ます。試験頑張って下さいね!

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JR鹿島線・JR成田線(一部)の初乗車記と、我孫子の唐揚げそば

次に初乗車するのはJR鹿島線。16:41発の佐原行きに乗車します。209系の4両編成です。
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鹿島臨海鉄道の同じ列車で来た乗客のほとんどは、駅を出て東京駅行きのバス乗り場へ行ってしまいましたので、こっちはガラガラ。1両に4,5人程度か。いくつもの大きな鉄橋を渡る、車窓が面白い区間ですので、もちろん先頭車両でかぶりつき。

写真を撮るのは忘れましたが、いい車窓でした。ほとんど高架なので見晴らしも良し。河川に浮かぶ小舟も絵になり、まさしく水郷地帯。成田空港着陸時に空からは何度も見ているはずの景色がこれなのですね。

高架上の単線に1面ホームの十二橋駅もいい感じ。こういう高架駅も40年経つと味わいがあります。青春ドラマにでも出て来そうな駅で、高校生のカップルがここでひっそり待ち合わせして、いろいろな事を語り合うのにお似合いな駅です。

利根川を渡って右にカーブを切って地上に降りて成田線に合流。成田線を1駅走って終点佐原に到着。到着したのは行き止まりの0番線。0番線がある駅だったとは知りませんでした。
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7分の待ち合わせで次に乗るのは銚子発千葉行きの普通列車、またも209系です。こっちはかなりの乗車率でしたが、クロスシート部の1席に座れました。成田に到着してすぐに成田線我孫子行きに乗換えます

成田線は成田と下総松崎の1区間だけが未乗車でした。どうしてここだけ乗っていないかというと、10年以上前、お正月の成田臨(成田山新勝寺へ初詣に向かう団体臨時列車)を撮影に来た事があり、その時に成田から下総松崎まで歩いてしまったのです。その頃の成田臨はEF65PFやEF81が12・14系座席客車を牽引していました。撮影はたいして下調べもせず、のんびり歩いていたので撮り逃しも多く残念な結果に終わっています。

一区間を乗りつぶして、そのまま乗っているうちに日が暮れて我孫子に到着。ここで弥生軒の唐揚げそばを食べます。ここはおそばの上に乗っかる唐揚げがでかいので有名なお店です。

若い頃から鉄道旅行をしていた人のほとんどがそうだと思いますが、私も駅の立ち食いそばが大好き。旅行中は本当にこればかり食べていました。安いし早いし、いつもお腹を空かせていた状態だったからか、どこで食べても美味しいし。一方、駅弁はというと、若い頃は量の割にはとても高価でほとんど食べられなかった事が今も影響しているのか、今も滅多に食べないのです。美味しかった駅そば・うどんをいくつか挙げよと聞かれたら、ここにあそこにといくつも答えられますが、美味しかった駅弁となると回答に困ってしまう状態です。

私が一番好きだったのは、品川駅東海道線下りホームに昔あった常盤軒。味ではありません、量です。トッピング乗せ放題で学生時代から社会人になってからも本当にお世話になりました。かき揚げをのせた品川丼も良く食べましたね。食べているうちにだんだんしつこく感じてきて飽きてくるのですが、そんな時はトッピングのネギをドッサリまぶして食べると、さくさくと完食できました。

さて、ここ我孫子の弥生軒は昔から行ってみたかったのですが、なかなか機会が無く実は初めて、460円の唐揚げ2個入りを注文します。出てきたのは確かにデカイ。握り拳ぐらいありますね。そばは後回しでまずは一つ目の唐揚げにかぶりつきます。

気になるのはここのカウンターが汚い事。汁でベチャベチャです。でもこれには訳があったのだと食べながら気付きます。とにかく唐揚げがデカイので重い。2個目の唐揚げを食べる頃はそばつゆがしみ込んでさらに重くなり、割り箸を持つ指に、それこそ箸が折れるぐらいに相当力を入れていないと、器の中に唐揚げを落としてしまい、汁がはねてしまうのです。私も2回ばかり落としカウンターを更に汚してしまいました。2個注文しておいて残すのは恥だと頑張って完食。テーブル拭きが置いてあったのでカウンターをきれいにして、今まで滅多に使う事がなかった右手の指の筋肉をほぐしながら店を後にしました。かつては痩せの大食いで4次元胃袋を持つ男と言われていたのですが、今度来る時は1個入りにします。それにしても我孫子駅を利用する学生さんたちは、こんなに安くてボリュームのあるものを食べられて幸せですね。

その後、ガラガラの常磐線快速列車で上野へ、少し都内をふらついてから家に帰りました。

青春18きっぷは1日分余ったので知人にプレゼント。水上まで行って温泉に浸かってきたとの事でした。

さて、8月のわずか5日間の乗車記録を21回にもかけて書いてきましたが、これで書くネタが尽きましたので、しばらく更新をお休みいたします。次に乗りに行けるのは10月下旬か年末年始か。次回はあまり多くの時間は取れそうにないので、簡単に終わってしまいそうです。

(乗車日:2012年8月)

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QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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