岡山電気軌道乗車記

30年ぶりに宇野線に乗車した後は、岡山電気軌道に初めて乗車します。まずはバスターミナルで路面電車1日乗車券を購入。

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岡山電気軌道の岡山駅前停留場は、駅前と言いつつロータリーの向こう側の道路の中央なのでちょっと歩きます。最後はなかなか青にならない横断歩道を渡って、写真の東山線の東山行きに乗車します。車番は7601。

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空いていまして進行方向左側の一番前の座席に着席します。この路線は左右両方に停留所がある関係で、運転席後ろには両側にドアがあり、かぶりつき席はありません。まずは駅前から伸びる大通りを数珠繋ぎ状態のバスと一緒にゾロゾロ進みます。この電車にも海外からの旅行客が2組も乗車していまして、彼らは揃って3つ目の城下で下車。ここで右に直角に曲がり南下します。周囲の建物はちょっと低くなる感じ。

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2駅過ぎて今度は左に折れますと、大きな橋が見えてきまして、道路が太鼓状になっています。ここがこの路線の車窓の、一番のクライマックスっぽいです。ところで何という名前の川なんだろう。1日乗車券の路線図に書いてないかと見ると、川の名前は書かれていなかったのですが、この川の上流側すぐの中州が、日本三名園の後楽園であることを知ります。こんなところにあったのか、後楽園は高校の修学旅行で行ったことがあるのですが、山陽本線の北側にあるものだと思っていました。そして川の名前は旭川。

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橋を渡って次の小橋は、車道を緑色に塗っただけのとても簡素な停留場。乗降客はいないのでこの電車は通過。どんな風に乗り降りするのか見てみたかった。乗る時は歩道に立って手でも上げれば、電車が止まって待ってくれるのでしょうか。降りる時はどうでしょう。電車が走る方向の信号が青なら車もビュンビュン通るはず。信号が自動的に赤になって、安全が確保されるのでしょうか。次の中納言停留場もこんな感じでしたがこの電車は通過し、帰りは進行方向右側に座ってしまいましたので、このような停留場で人が乗降するのを見逃してしまい、今も疑問が残ったままです。

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安全地帯のある停留場が一つあり、終点の東山・おかでんミュージアム駅停留場に到着します。停留所は道路の中央、ここも横断歩道はなかなか青になりません。乗ってきた電車はすぐに乗車ホームに移動。

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奥には車両基地があるのですが、線路が左右に別れているという面白い配線。

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車両基地を見に行こうと思ったところで、タマ電車が来ました。それにしても地方都市の小さな路面電車の会社がローカル線の救世主になって、しかも成功させてしまうなんて思ってもなかったです。

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電車は次々にやって来ます。岡山電気軌道といえば、この石津式という独特のパンタグラフ。しかし最新型には継承されてません。

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車両基地の方に歩いてみます。左右に割れた線路の右側に曲がった先は、停留場名にもあるように、おかでんミュージアムが併設されています。鉄道好きならば、行って見るべきか、それとも見なくてもいいか、微妙に悩む施設なのですが、今日は運悪くというか丁度定休日でして悩まずにすみます。

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左に曲がった先は、こんな感じで電車が見えます。奥に元東武日光軌道線の3000系の黒いのがいます。オリジナル塗装の方は、今日は目にすることが出来ませんでした。乗れればラッキーと思っていましたが、非冷房車なんだそうで、この季節は難しいでしょう。

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東山停留場の奥にある公園から線路を見下ろします。なんかいい写真が撮れました。

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夕方のラッシュを前に電車が出庫します。

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さて戻ります。どっちが来るかな?

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低床車のMOMOが来ました。運転席の後ろに浅く腰かけられるシートがあります。これは面白そう。

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でも混雑しそうなので、後ろの車両のクロスシートに移動。出発しますと車輪の上だからか、線路のジョイントの衝撃がお尻にズンズン来ます。それとカーブを曲がるとき、車体がボキッと折れる感じが面白い。回送中のバスの行き先表示機に「すみません回送中です」とお詫びを入れるのは、ここ岡山だったか。

ボケーッと車窓を見ていたら、降りようと思っていた清輝橋線乗換え駅の柳川で降り損ねてしまいました。次の西川緑道公園でもいいのですが、後ろの車両から前の出口まで混雑した車内を歩くのもしんどそう。岡山駅前まで乗ってしまいます。

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岡山駅前到着、やはり途中駅で乗り換えるべきだった。ここで清輝橋線に乗り換えるには、降車ホームから信号渡って歩道に出て、また横断歩道を渡って乗車ホームに行かなくてはならない。ここでも信号はなかなか青にならないので、乗って来た電車はもう乗車ホームに移動してます。

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この時間帯は10分間隔で運行されてます清輝橋線に乗車して、終点の清輝橋に到着。国道を真っ直ぐ進むだけの単調な車窓でした。東山線は文化的な香りのするような路線でしたが、こちら清輝橋線は夜になったら賑わいそうな街の雰囲気を感じる路線でした。

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最後はきびだんごの会社のラッピング車で岡山駅に戻ります。

(乗車は2018年6月)
しばらく更新お休みします

前の記事:宇野線乗車記
関連タグ:路面電車
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長崎電気軌道乗車記3(正覚寺下~石橋~蛍茶屋~長崎駅前)

長崎電気軌道の乗り潰し記事の3本目。

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まずは正覚寺下から西浜町に戻ります。先ほどの渋い缶コーヒーラッピング車から一転、今度はえらい派手なのが来ました。リトルダンサーシリーズの3000形でして、停留場の小さな橋に乗る大きな車体がなんともアンバランス。

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最前部左側の車輪上で一段高くなった座席に座ってしまいます。バスで言うオタ席でして、なかなか眺めがいいぞ。

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0.7km乗って西浜町停留場で下車。ここで並んだ2両の年齢差はちょうど50年になります。(手前の3000形は2003年製造で実はそんなに新しくはない、奥の300形は1953年製造)

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西浜町のデルタ線を3辺とも乗車しておきたいので、「西浜町停留場」から100m以上離れている同じ停留所扱いながら別の乗り場の「西浜町(アーケード入口)停留場」まで歩いて移動し、ここから4つ目最後の終着駅の石橋行きに乗車します。

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⑤号系統の石橋行きは10分ほど待って乗車。またまたいい席に座れました。一番輸送密度が高い区間ですので、電車がうじゃうじゃいます(この写真には4両いる)。ところで長崎電気軌道には何両の電車がいるんでしょう。この界隈だけで20編成はいそうですが、Wikipediaによると75編成(2016年4月時点)とのことで、思ってたより少ない。昨年乗車したとさでん交通はどうなんでしょう。長崎に比べて運転本数は少なそうですが路線全長は長い。答えは63編成。ちなみに都営荒川線は33両で、一番編成数が多いのは広島電鉄のようです。

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ちょっと走って築町の分岐です。道路情報を伝える電光掲示板には、「8月15日・精霊流し」とあります。そうか、明後日なのか。

右手に建物がない空間が広がって、海がすぐそこにあるみたいです。大浦海岸通停留場から単線になって、海に背を向け内陸部へ。

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右手にグラバー園という観光施設が見えまして、次の大浦天主堂下停留場では蛍茶屋行き電車を待つ人がいっぱい。グラバー園帰りの観光客でしょうか。川沿いの石畳の単線線路を進み、終点石橋に到着です。

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乗車してきたのは1980年代のデザインの1200形の1205号。今は機器類を更新して1200年A形というらしい。

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海から離れたはずですが、なぜか潮の香りがします。駅から離れてみると、ここも暗渠になっていまして、昔は広い運河だったのかもしれません。今はヘドロが溜まってますが、鉄道を支える杭に貝みたいのが付着してますので、満潮時には潮が満ちて来るのでしょうか。散策したら楽しそうな路地も見えますが、すぐに戻ります。

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次に乗るのはまた新型の3000形。オタ席は他の人に譲り、運転席後ろ右側クロスシートに座ります。ここも眺めはいい。しかしこの手の新型路面電車は、昼間に乗るぶんにはいいのですが、日が暮れてからの乗車となると窓ガラスが明るい車内を反射してしまい車窓がほとんど見えないのが難点。昨年の四国松山では、これで残念な思いをしています。

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残りの未乗車区間は築町~長崎駅前4駅なのですが、蛍茶屋までまた戻りまして、②号系統のかぶりつき席に座って完乗しようと思います。

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西浜町で撮れた1枚。

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出島を昔は海だった側から見て長崎駅前に到着。最後に乗車したのは1500形という電車。乗車してかぶりつき景色を楽しむのは、窓が大きいこの手の1980年代デザインの軽快電車が一番いいかもしれません。外見だって格好いい。

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しばらく歩道橋上で電車を見てますと、古い両端ドア車が3本も揃いました。左手前が③系統の202、左奥が①系統の208、右が②系統の301。

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こちらの202は1950年製。両端にドアがある車両は、かぶりつき席が無いので乗るよりも撮影する電車。均整がとれていてとても絵になります。

これで長崎電気軌道の乗り潰しは終わり。混雑で全く車窓が見えなかった住吉から公会堂前までの区間は、機会があれば乗り直しが必要です。今日は飛行機の時間も迫ってますのでもう無理。

* * *

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こちらは長崎空港へ向かうバスの発着するバスターミナルで、小洒落たJR長崎駅(まだイベント開催中で賑やか、というよりうるさい)とは対照的に、実に昭和の雰囲気を残す空間が残っていました。

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とても静かなので、なんだか深夜0時過ぎに発着する夜行急行列車を待ってるみたいな雰囲気だなぁ。それと長崎のお土産にはびわゼリーというのがあるんだな。これも昭和っぽい。

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2階は喫煙者に優しい喫茶店。それと写真ではシャッターを下ろしてしまいましたが、立食いうどん屋さんもありまして、当店一番人気という佐世保駅でも食べたゴボウ天うどんを注文。こっちは値段が半額、もちろん天ぷらは作りおきで、テーブルに出される時には汁を吸ってしまっているのですが、一口大でスッポ抜けることもなく美味しいぞ。

それとバスターミナル外にある喫煙所にて一服中、蛍茶屋の停留場で聞いたのと同じ、重機が建物を解体するようなガラガラ音がここでも聞こえます。山の斜面を見上げてなるほど、墓地で爆竹を鳴らし、花火を上げているではないですか。これが歌で歌われているのと全然違うという、賑やかな長崎のお盆のワンシーンだったのか。一つ疑問を解決出来てスッキリです。

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特典航空券を利用して、羽田最終便で帰ります。これで九州鉄道旅行の記事は終わりです。

(乗車は2017年8月)

前の記事:長崎電気軌道乗車記2(蛍茶屋~正覚寺下)
関連タグ:路面電車長崎電気軌道

長崎電気軌道乗車記2(蛍茶屋~正覚寺下)

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蛍茶屋から正覚寺下への④号系統電車は20分間隔でさっき行ったばかりですが、停留所には④の幕を表示した渋い電車(377)がドアを開けて待っています。出発までまだ15分もありますが、暑いので中で涼んで待つことにします。

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乗客はまだ私一人でかぶりつき席も確保。するとドアが閉まって出発。

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あれ?駅から時刻表の④号系統正覚寺下行きは毎時05、25、45出発ですが、16:11にも出発したぞ。これはお盆の臨時増発便なのでしょうか。まぁいいや。

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坂をスルスル下って、ここでも頻繁にすれ違います。長崎の路面電車は毎日こうなのか、それともお盆の特別ダイヤなのか。左は③号系統の303、右は④号系統の365。

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公会堂前のデルタ線を真っ直ぐ進みます。ここから初めて乗る区間。

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写真は撮り損ねましたが、昔からの長崎電気軌道の撮影スポットである小さな川を斜めに架かる鉄橋は、こんな街の中心部にあったのか。

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西浜町(アーケード入口)にて停車。さっきから前をチョロチョロ走る(いい思い出にならなかった)青いソニックカラーの電車は、やっとここで視界から消えます。

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西浜町のデルタ線を左に折れますと、また横断歩道で一旦停止なのですが、なんとなく爽やかな道に。次の停留場の名前は観光通り。長崎の街について全く予習してきませんでしたが、札幌の大通やすすきのに相当するのがこの辺りなのでしょうか。遠くに見えるのは蛍茶屋で間にあわなかった電車の折り返し。

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思案橋の手前ですれ違う窓の大きい電車(500形の506)は、どこかで見たことあるような感じです。帰って調べてみたところ、車体は長崎オリジナルとのこと。

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停留場の間隔は200~300メートルばかりですので、もう終点が見えてきました。

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最後にすれ違うのは、また500形で浦上車庫行きです。これが終点正覚寺下停留場。

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格式高そうな名前から立派な停留場を想像していたのですが、川の上に鉄橋を架けて無理矢理造った面白い駅。Wikipediaによると1968年に渋滞解消を目的に折り返し点を移設することで出来た延伸区間の終着駅らしい。なるほど。それと今まで暗渠の上を走っていたのか。

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乗ってきた電車は、すぐに折り返して行きます。この缶コーヒーのカラーは渋くてなかなか素敵です。

(乗車は2017年8月)

前の記事:長崎電気軌道乗車記1(住吉~赤迫~蛍茶屋)
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長崎電気軌道乗車記1(住吉~赤迫~蛍茶屋)

長崎電気軌道の路線は、後ろ指(と言うの?)がとても長い鶏の足跡みたいな形をしています。全長は10.5kmあるのですが、後ろ指側から前側3本の指の先(終着駅)を時計回りに回って乗り潰ししようと思います。

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まずは途中駅である住吉停留場から1駅、後ろ指頂点の赤迫停留場まで乗車します。どんな電車が来るかと待っていれば、対向停留場にとても古そうな上り電車が来ました。

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帰って調べてみれば1951年製の211形の216号というもの。この鉄道の古い電車の特徴であります、おへそみたいなヘッドライトの両端ドア車両に早速出会うことができました。(レアな存在かと思ってましたが実はいっぱい走っています)

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赤迫行きとして来たのはカラフルな370形の376号。これも古いですが乗車ドアは中央にあるタイプ。

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これに0.4km乗って終点赤迫に到着です。この1区間は路線名としては後から延長された部分なので赤迫支線として独立しています。乗ってきた電車は①号系統の正覚寺下行きとなるのでお見送り。

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代わって入ってきた③号系統の蛍茶屋行き、今度はこれに乗車します。それにしてもずいぶん速そうな塗装です。車体を傾けて曲線を走り抜けそう、ソニック路面電車であります。

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車内に一歩足を踏み入れてなるほど。木質系の内装に組み木細工の飾り、これは水戸岡先生デザインの車両です。それにしても、せっかくこの時点で乗客は私一人なのに、この車両も乗降ドアが両端にあるため、かぶりつき席がありません。どうしよう、次のに乗ろうか、と迷っているうちに運転手さん準備完了、出発です。これが後で後悔することとなります。

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進行方向右側一番前の席からの眺めはこんな感じ。しかし次の駅住吉で半分以上の座席が埋まるほどの乗客があり、キリッとしたビジネスの装いのお姉さんが私の前に立ち、小さめのキャリーバックを私の座る座席とドアの間にある木のカウンター上にドンと置いてしまいます。これはちょうど良い荷物置き場だ。しかし前方の景色が見えなくなってしまいます。側面の窓も、小洒落たロールスクリーンがすべて下ろされ、西側でもあったので開けられる雰囲気ではありません。運転手さん右横のドア前に立とうか、ここには立っていいのか...と躊躇しているうちに、この場所も男子高校生の一団に先に奪われ、私の前に立つ乗客も増え、車窓が全く見えない状態になってしまいました。

そんなわけで、浦上にある車両基地は見えず。専用軌道区間ではビュンビュンすれ違う電車の本数の多さに路面電車の元気な町を感じることが出来ましたが、建物の中に電車が突っ込んで行く有名な箇所は車内が暗くなって、ここかな?と思ったぐらい。

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やっと車内が空いて運転手さんの右横に立てたのは、そろそろ終着駅となってしまった公会堂前停留場。私の乗車した2017年8月は、度重なる脱線事故の影響で、③号系統の蛍茶屋→赤迫方面への電車が運行停止となってしまっており、この停留場の赤迫方面乗り場はカラーコーンで閉鎖された状態になっていました。

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脱線事故が多発した公会堂前のデルタ線カーブを進みます。ここは私の乗車した後の2017年10月から11月にかけて、この箇所の運行を全面停止し、曲線半径を大きくすることで問題を解消し、③号系統の赤迫方面も運転再開に至ってます。

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右手に見える桜町~賑橋を結ぶデルタ線の一辺は、通常使用しない線路でして、脱線箇所の線路改良工事の時に撤去されてしまった模様です。

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写真は運休中の③系統赤迫行きに替わって運行されていた②系統赤迫行き。蛍茶屋から大波止経由で赤迫に向かいます。

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諏訪神社前停留場からの景色です。前方に山が見えて坂を登って行く感じがいいではありませんか。私が一番長崎らしいなと思った光景がここになります。

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支線っぽい景色ですが、運転密度は高く頻繁にすれ違います。古いのも新しいものごっちゃ混ぜ。面白いなぁ。(左が⑤号系統3001、右が②号系統308)

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終点の蛍茶屋停留場が見えてきました。次に乗りたいと思っていた16:05発④号系統の正覚寺下行きはタッチの差で間に合わず、すれ違ってしまいました。④号系統は(この時)20分間隔ですので、しばらくここで時間を潰すことになります。

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終点の蛍茶屋ですが、線路は複線のまま延びていまして、駐車場やファミリーレストランのある建物の中に吸い込まれています。建物の中を覗いてみますと、中に車両基地(留置線)がありました。

ここでは、近くのどこかでビルの解体工事が行われているようで、時おりドカドカ、ガラガラ爆音が響きます。しかし周囲には砂塵を上げてるような工事現場や重機の姿は一つも見えません。なんだろう?

(乗車は2017年8月)

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関連タグ:路面電車長崎電気軌道

とさでん交通 後免線・桟橋線乗車記

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伊野から乗車してます電車がはりまや橋の平面交差を通過します。ここからは後免線の乗り潰しです。すれ違うのは日野自動車615。桟橋方面には伊野線では見なかった正面3枚窓の電車がいました。

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後免線に入っても引き続き対向電車の撮影してます。左から旧塗装624、旧塗装601、ANAの623。

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左からコカ・コーラ625、新塗装630。

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知寄町三丁目を出ますと国分川を渡ります。伊野線がそうだったように橋を渡る時は専用軌道で、渡った先からは道路が狭くなります。

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右が四国電力グループの604、左が621。

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伊野から乗車すること1時間2分、18:11にこの電車の終点文珠通に到着します。こんなに長い時間路面電車に乗車し続けたのは、初めてかもしれません。

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左奥に一旦後免方に引き上げる私の乗車した608。右の617は鏡川橋行き。この600形は1960年前後に製造された今もとさでんの主力車両でして、私の最も好きな路面電車車両の一つ。正面2枚窓、大きな側面窓、各所に曲線を多用し、一見優雅に見えますが、彫りの深い顔立ちは社会主義国の機関車のようで厳つい感じもあり、正面両側に付いた大型のバックミラーは、おじいさんの長く伸びた白い眉毛みたいで茶目っ気もあり、人によってそれぞれ違った感じ方となるデザインの車両ではないかと思います。ちなみに私は厳つい電車に見えます。

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朝倉行きとなって折り返す608。この608の2枚窓にデフロスターを外側に付けたみたいなのは何なんだろう。格好よくていいではありませんか。この608以外では見ませんでした。

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「ごめん」サボを下げて後免町行きアンパンマン627が来ました。ちなみにアンパンマンは「ごめん」なんて言葉は使いません、確か「ごめんネ」と、優しい言葉を選んでいたはず。

前の方の座席に座ります。今度の電車627は気持ち吊り掛け音が大きいような気がします。そして今度の運転手さんはマスコン?ブレーキ?ハンドルを軽快にガチャガチャ回すので、その音も聞いていてとても気持ちいい。

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領石通でかぶりつき席が空きました。またカメラを出しまして前面風景を収めてみます。もうこの辺りは運転本数が少ないので、文珠通までと違って、なかなか対向電車とすれ違いません。右写真は長崎付近でやっと来た高知ケーブルテレビの612。長閑な風景になってきますが、線路は複線のまま続きます。

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再び併用軌道になって後免の中心部に入ります。

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終点後免町一つ手前の後免東町を出ますと左手に留置線が見えてきます。こういうのはワクワクする展開です。

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最後の最後は単線になるようで信号停車、もう目の前の白い建物は後免町の停留所。

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ここで交換するのは伊野線・後免線では珍しい3枚窓の801。広告ラッピングの主はJALですが、ずいぶん渋い電車を選んだなぁ。

さて、ここで予想していない事が起こります。ドアが開いて運転手さんから放送(内容は聞き取れなかった)があり、乗客のみなさんどんどん降りるではありませんか。このまま乗車していていいのか、降りなきゃいけないのか、わからない状態で私が最後の一人となってしまい、流れにつられて私も下車。

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線路沿いの舗装された歩道を1列になって駅へ歩きます。ほんの70メートルぐらいですが、最後まで乗車したかったなぁ。

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私が歩いて後免町に着く頃、遅れてやって来たアンパンマン627。

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後で写真を見返してみれば、降車口の前のドアが開いていますので、乗車し続けることも出来たのかもしれません。手前で下車させたのは、早く降りたい乗客のためのサービスだったのか。

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それにしてもアンパンマンはこんな顔してたっけ、頭はいびつだし、口は悪戯小僧みたい、こいつ怪しいぞ。よく見ればパン工場の仲間たちも何か企んでそうな顔をしています。

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行き先表示を「ごめん」のままで去って行くアンパンマン。謝っている事だし、もう文句を言うのは止めよう。うろ覚えなのですが、回送列車として出発して行きました。

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目の前は土佐くろしお鉄道阿佐線の後免町駅。明日の朝はここを通ります。

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次の電車は新型車の101で来ました。写真で電車のすぐ横の歩道みたいな所で私は降りたのですが、停車せずそのままやって来ます。

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お客を乗せたまま、連接車体をこれでもかとねじ曲げて到着。これではりまや橋に帰ります。

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中間車と言っていいのか、中間台車の上の連結部分のクロスシートに座って18:59に出発。往きに乗り残した70メートルも無事に乗車完了。座席は快適ですが台車の上だからかよく揺れます。今日も夕日でオレンジ色に染まった空を車内から眺めます。そしてやっぱり、伊予電鉄市内線でもそうでしたが、この手の新しい電車は暗くなってからは外がよく見えません。タブレットでニュース見ると、四国は今日も1日いい天気でしたが、首都圏は台風で大変だったようで、原宿駅の倒木で山手線は運休、西武多摩湖線は土砂崩れで脱線とのことでびっくりです。その後は少し寝てしまいます。夜は外がよく見えない新型車なのに1本見送らず乗車したのは、この電車は桟橋車庫前行きでして、はりまや橋の渡り線の一辺を走るから。昔ははりまや橋を名乗っていたデンテツターミナルビル前停留所で2分ほど停車して出発すれば、ぐいっと左に曲がってすぐに南北線上のはりまや橋停留所に着きます。19:36、ここで下車、すぐそばのホテルに向かいます。

(おまけの桟橋線記事)

せっかく1日乗車券を持ってますので、ホテルに荷物を置いて夕食に出かけるついでに桟橋通五丁目まで往復。やっぱり吊り掛け車はいいなぁ。夜中にガラガラの広い道路をかっ飛ばすのは実に痛快。

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桟橋通五丁目にて。一応桟橋線は20年前に乗車していまして、この停留所の事も記憶があります。写真では暗くて解りませんが、高い防波堤の横にちょこんと止まるのです。

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乗車した591の車内。はりまや橋に戻り、観光客向けの食堂で、生ビールとカツオのたたきとくじらの唐揚げの付いたセットメニューの遅い夕食。値段は高かったですが美味しかった。

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四国旅行4日目の朝も早起きして、急いで朝食をとってはりまや橋へ、高知駅前までの区間もちゃんと乗っておきます。昨日は見なかった3枚窓700形の701、昭和50年代デザイン1000形の1002が見れました。

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やって来た3枚窓の電車に乗ります。0.8kmの区間ですのですぐに着いてしまいますが、高知駅前の停留所は、昔は駅前広場の手前で右に曲がってJR線と平行に配置されていなかったっけ。今は直進で乗換がしやすくなっています。そういえば昔のJR高知駅は地上駅でしたので、この辺一帯大々的に再開発がされたみたいです。

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時刻は6:45、高知駅前に到着。帰って気付くのですが昨日夜に乗車した591です。そしてこの電車の塗装が赤いのは、広告主の関係ではなく名鉄の岐阜市内線や美濃町線で昔活躍していた電車だから。写真を見返してみれば、昔は3扉だった跡が残ってます。知っていたら、もっとよく観察していたのに、残念な事をしました。

(乗車は2016年8月)

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QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は3,700km以上あり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。

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