真岡鐵道乗車記(下館~北真岡)

真岡鐵道の蒸気機関車列車のもおか号に乗車してきました。私の鉄道の趣味活動は、いつも基本的に一人なのですが、今回は同行者(お子様)ありとなります。

H6026697dsc.jpg
下館を9:54に到着する小山発の水戸線を降り、トイレに入っていると、気持ちのいい汽笛の音が聞こえます。急いで(急がせて)ホームに出て、もおか号の入線シーンを見学します。通常下館への送り込み回送列車は、DE10が牽引するはずですが、今日はC11。茶色い50系3両を両端に蒸気機関車がサンドイッチするなんて、素晴らしい絵になったではありませんか。

H6026701dsd.jpg
回送列車を牽引してきたC11 325は切り離され、そのまま側線に留置されます。切符売り場のお兄さんによると、C11は本日下館駅で10:50~15:00に開催される「SLきょうしつ」で使用されるとのこと。

H6026703dsc.jpg
本務機はお馴染みのC12 66。ここは、1本の普通列車が発着する間、ホームから距離をおいて蒸気機関車を見学できるのがいいところ。ここで同行者のお子様に、蒸気機関車の構造を簡単に説明します。「石炭は後ろ、水タンクはここ、あそこで石炭を燃やしてお湯を沸かし、蒸気があそこにたまってこっちに来て、シリンダーを・・・」、あまり反応がないのでまだ早かったか。

H6026702dsd.jpg
ホームを塞いでいた普通列車が出発し、そろそろもおか号が動きます。蒸気機関車の真横に来て観察です。「いい?車輪の上の棒(逆転棒)が動くよ、下に下がると前進、上に上がるとバックだよ。ここはすごく大事なところだからしっかり見てね。」そして耳をつんざく汽笛の音。小さな子供が泣き出してしまうのは、お馴染みの光景。力強く本線に一旦引き上げるC12。あれっ?SL教室のC11がぶら下がっています。

ホームに入線しましたらC12をバックに記念撮影し、空いていた2号車に乗車します。ここで残念な車内放送、「本日のもおか号は、機関車不具合のため真岡までの運転となります。SL教室も中止します。大変申し訳ありません。」とのこと。さっきまで乗務員さん達の顔色がさえないと思っていたら、そういうことだったのか。2012年の水戸線乗り潰し中、下館駅でもおか号を見学したときは、子供に帽子をかぶらせ運転席に乗せて記念撮影に応じていたのに、今日はそういう雰囲気が全く無かったのも気になっていました。(私もお子様連れの特権で、一緒に運転席に入れるかもと期待していたので・・・)これは仕方ない。真岡鐵道の関係者はもっと落ち込んでいるんだろうなぁ。不具合なのはC12のようです。

それでは数分遅れて出発。運転区間は短くなってしまいましたが、予定外のプッシュプル(とは言わないか?)運転となり、前から汽笛、後ろから汽笛、前後からブラスト音が楽しませてくれます。お子様はというと、沿線の方々、撮り鉄の方々が手を振ってくれるのが楽しくて仕方ない様子。もしかして窓が開く車両に乗るのは初めてか。蒸気機関車の煙もあまり気にしません。この窓を開けて風を感じて、列車と一体になった感、これが乗り鉄の最高の贅沢なのだよ。しっかり覚えておくように。それと窓から手を出さないように。

50系客車にも久しぶりに乗車します。静かで揺れず、冬も隙間風が入らず暖かい超快適な車両だったイメージでしたが、今日はよく横揺れします。この50系や51系が走っていたのは幹線が主、これは線路が原因なのでしょう。でもこれが楽しい。今でも私にとって素晴らしい車両なのには変わりません。

運転区間が短くなってしまったのでそろそろ終点、寺内出発シーンで、後ろのC11のブラスト音が特に大きかったのは、やはりC12の調子が悪いのか。真岡手前の開けた場所は有名撮影地のようで、たくさんの三脚が並んでいます。この人達にとっては、今日はプッシュプル運転になってラッキーです。

H6026730dsc.jpg H6026735dsc.jpg
真岡に到着。前のC12は、すぐに切り離され茂木方面に引き上げ、側線に戻ってきます。ここで後ろのC11も50系客車を押して茂木方面へ、ここで、写真は撮れませんでしたが、視界の中に2機の蒸気機関車が同時に別々に動くのを目にすることができました。たぶんこれは凄いことなんだと思います。

H6026736dsc.jpg H6026738dsc.jpg
C11も側線に戻ってきて客車を切離し、車庫の中に消えて行きました。お疲れ様。それとC12よ、今度は元気な姿を見せてくれ。

H6026737dsc.jpg
側線に留置されます50系客車、不運な車両でしたが、色は変われど、ここまで原形に近いのは本当にありがたい。

H6026744dsc.jpg H6026752dsc.jpg
ホーム上で切符の払い戻しをして真岡で下車し、小さな鉄道博物館のSLキューロク館に行ってみます。真岡鐵道乗り潰しの目的は果たせませんでしたが、ここSLキューロク館は、全線ガッツリ蒸気機関車列車に乗車してしまうと来れない場所でもあります。それにしても圧縮空気で蒸気機関車を動かすというのは、いいアイデアです。変な建物ですが、時報と共にここからキューロクが出てくるのは、ちょっと感動します。ここでも逆転機の説明をしようとしましたが、なぜか逆転棒が上がった状態で前進してます。そして下げた状態でバックします。まぁいいか。

それとキューロクに連結されるヨ8000にも乗車してきました。これも面白くて、同行者ほったらかしで車内の観察。北海道でも寒くないよう窓は二重、灰皿は2箇所もついている。ベットがあれば何日だって快適に生活できそう。でも暑いときは大変だったかもしれません。

その後は、観光案内所のパンフレットを見て、タクシーでリス園へ。食事もとらずウサギと遊び、タクシーの運転手さんに教えてもらったギャンブルの神様の神社に寄り道し、北真岡駅まで線路沿いを1km程歩きます。あっ!ここは桜並木と菜の花の超有名撮影地だ。同行者のお子様は「お腹すいた~」、「(リス園の)お蕎麦屋さん(閉まる前に)行こうって言ったけど、ウサギと遊んでたじゃん。ここは頑張れ。」

H6026831dsc.jpg
帰りは北真岡から乗車したので、乗り潰しは1駅分伸びました。下館に着いてコンビニに入り、まずは何か食べることにします。

(乗車は2018年6月)

次の記事:リゾートやまどり(リゾート那須野満喫号)乗車記
関連タグ:蒸気機関車真岡鐵道
スポンサーサイト

JR水戸線 初乗車記

これから初乗車となる水戸線は確か3,4年前に東京近郊区間に入った路線。もし私が中学生時代にそうであったなら、おそらく大回り切符で乗車しただろう路線です。本日は小山9:34発の電車に乗ります。415系1500番台で、またまたロングシートの車両です。
B8198088.jpg

415系の鋼製車はもうJR東日本では走っていないとは時の流れは早いものです。新製時からロングシート車の500番台が登場したのもつい最近だったようにも感じます。長時間の乗車にも適するように奥行きが深く作られた座席は確かにソファーのようで、こりゃ103系とは全然違うぞと思ったものです。

出発するとすぐ左にカーブ。曲がりきったところで、右から東北本線上野方面から小山でスイッチバックせずに水戸線に乗り入れるように出来た、かつては急行つくばねが走った短絡線跡と合流。

短絡線跡を見たら車窓はこれといって注目するものもなく、淡々と走る列車で、何も考えないで過ごします。車内には真岡鐵道の蒸気機関車の撮影に行かれると思われる、大型の三脚を持った2名の方がおられました。車窓はちょうど20年前のJR五日市線のような雰囲気でしょうか。

下館で一回下車します。ここで次の電車を待つ間に、真岡鐵道の蒸気機関車が入線するところが見られるのです。

まずはDE10に牽引されて入線。
B8198091.jpg

一回側線に入ります。ここで撮影会状態。
B8198136.jpg B8198127.jpg

真岡鐵道のDE10も
B8198139.jpg B8198141.jpg
日本では一番多く私たちには見慣れたディーゼル機関車ですが、海外の鉄道ファンがこれを見たら、中途半端なキャブの位置と軸配置に「なんじゃこりゃ?」と首をかしげるだろうヘンテコ機関車かもしれません。

50系客車も懐かしい。
B8198115.jpg B8198120.jpg B8198119.jpg
左からオハ50 11, オハ50 22, オハフ50 33、11,22,33と番号が揃っていてずいぶん不自然だなぁと思い、調べたらやはり改番されたため。車内シートの渋めのグリーンもいい感じ。冷房無しですが開放された窓から素晴らしい風が入り、さぞかし快適な旅が出来そうです。

この車両も赤い時代に良く乗りました。旧型客車を乗りに撮りに回っていた事があるのですが、この客車は全国バラバラ、客車列車が走っているところほとんどの個所に公平に割り当てられるように配属されていたので、各地で当たった気がします。乗ってみれば静かで快適、窓からの隙間風もなく冬も温かくて良く眠れたのを覚えています。

しかしこの客車の東北(特に青森)地方での最後は酷かったイメージしかありません。今まで長い編成だったのですが、列車本数が増えた代わりに編成が短くなって、私が乗るのは毎回混雑。東北の人たちは非常にマナーが悪かったというか(すべての東北の人がそうと言うのではありません)、4人ボックス席に一人で座って、3人分の席に荷物や新聞や雑誌を置いて占領してしまう人が結構いるんです。座ってもいいですか?と声をかけて無視される事もありました。そんな事で座席はいくつもあいているのに、デッキとロングシート部には立客も大勢いるという車内の状況も多く見受けられました。青森駅では八戸行きだったか盛岡行きの50系車内で、車掌さんが混雑した車内を廻って、座席を占領している乗客、それも男子高校生や女子高校生に、丁寧に頭を下げて譲り合うようにお願いしているのを見た事があります。短期間の旅行でですが、そんな状況を何度か経験したので、東北地方で今走っている701系がオールロングシートで登場した時は、「ウン!これは正しい決断だな、賛成!」と思ったものです。

真岡鐵道に話を戻しますと、手前のホームにSL列車に先行するディーゼルカーが一回入線して発車した後、蒸気機関車編成は側線から一回本線に出て、バックでホームに入線しますので、ここで蒸気機関車の一番の見どころである出発シーン、ホームから1本線路を挟んだ状態ですので、シリンダー・ロッドの動きもじっくり安全に見られます。さんざん蒸気機関車を堪能させていただきながら、真岡鐵道さんには1円もお金をおとさず(反省、今度は乗りに行きます)、次に来た勝田行き普通列車に乗車。

水戸線のここから先の区間も、私の感想はやっぱり20年前の五日市線の雰囲気か。

そのまま常磐線に乗り入れて水戸到着、そのまま勝田まで行く予定なのですが、車内放送で、すぐに出発するいわき行きがあるとの事なので乗換え、これ(501系でした)で勝田で下車します。今回は全く水戸線乗車記になっていなくてすみません。ほとんど印象に残っていないのです。

(乗車日:2012年8月)

にほんブログ村 鉄道乗車記録
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさん鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は3,700km以上あり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

路面電車 JR西日本 JR東日本 観光列車 蒸気機関車 真岡鐵道 名鉄 東海交通事業 上田電鉄 アルピコ交通 長崎電気軌道 JR九州 島原鉄道 船旅 三井化学専用線 専用鉄道訪問 国鉄時代 松浦鉄道 地下鉄路線 貨物線・短絡線・渡り線 西日本鉄道 筑豊電気鉄道 平成筑豊鉄道 新幹線 喫煙車 東武鉄道 会津鉄道 野岩鉄道 JR四国 阿佐海岸鉄道 バスの旅 土佐くろしお鉄道 温泉 伊予鉄道 琴電 吊り掛け電車 ケーブルカー 猫登場 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 京成電鉄 新京成 流鉄 夜行列車 JR東海 近鉄 伊勢鉄道 新交通システム 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 芝山鉄道 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 駅そば 山陽電鉄 水島臨海鉄道 西武鉄道 南海電鉄 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 JR北海道 京王電鉄 京浜急行 台湾の鉄道 東急電鉄 小田急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR