琴電琴平線レトロ電車乗車記

F8219321dsc.jpg
志度線を乗り終え高松築港に戻り、次に乗車します電車の入線です。月に一度運転される琴電のレトロ電車、今回の休みの旅行先を四国に決めた一番の理由が、ちょうどこれが運転される日に当たったからになります。ホームはカメラを持ったファンで一杯ですので、大した写真は撮れません。琴平線も今年乗り潰し済みですし、今回はガツガツせずレトロ電車に乗ることを目一杯楽しもうと思います。

F8219326dsc.jpg
本日の編成は、前が3000形300号、後ろが1000形120号でどちらも大正15年製。私は前の300号に乗車しました。進行方向右側の席はもう一杯で車両後ろの方の左側に座ります。入線時はガラリ、窓が閉まった状態でして、それぞれ下にストンと落として私も準備完了、10時39分、出発です。

グォーーーン↗と石垣に反響します吊り掛け音、久々に聞きます。たまらんなぁ。沿線や片原町ホームではカメラを構えるファンもちらほら。イベント列車みたいなものですが、各駅停車で乗車券を持っていれば誰でも乗れてしまうのが、琴電のレトロ電車の特徴です。そんなわけで瓦町に到着しますと、ホームで電車を待っていた人たちは口をあんぐり開けて唖然としています。今日に限って冷房のない骨董品級の電車が来たのと、それ以上に車内を占拠した暑苦しい鉄道ファンの群れに、何より驚いているみたいです。

客層は7割が鉄道ファン、2割がたまたま乗り合わせてしまった地元客、そして1割が屋外音楽フェスティバルに向かうそれらしきTシャツの人たち。この人たちは昨夜の瓦町のホテル、町の繁華街でもよく見かけまして、どうりで昨日の高松のホテルのほとんどが満室だったのがわかりました。

瓦町からは駅間距離が長い区間がいくつかありまして、スピードもけっこう出します。高速走行時の吊り掛け音は何と表現しましょう、たがが外れる寸前のようなキンキンの高音でして、とにかく大正15年製の御老体にこんな無茶させて大丈夫かなと思うぐらいなのですが、久々に乗る夏の非冷房車で窓を全開にして感じる風と共に、私は嬉しいったらありゃしません。琴平までの1時間強の乗車を存分に楽しむことが出来ました。以下は道中撮影した写真です。

F8219328dsc.jpg
仏生山ではレトロ電車運転に合わせてかデカ1と1070形がお出迎え。

F8219335dsc.jpg
この年1月に乗換で降りた一宮では6分停車。

F8219337dsc.jpg
ここも乗換で降りた滝宮でも5分停車。対向式ホームですので唯一台車も見える編成写真が撮れます。こちらは茶一色の3000形300号。

F8219339dsc.jpg
こちらは茶白ツートンの1000形120号。

F8219342dsc.jpg F8219341dsc.jpg
両方の連結面側。

F8219345dsc.jpg
羽間駅でも4分停車。ガツガツしないで楽しもうなんて大人びた事を書きましたが、こうして見ると、かなりガツガツと撮影に力入れてます。

F8219347dsc.jpg F8219348dsc.jpg
1000形120号の車内。
滝宮からは後ろの120号に乗車しました。この日の2両は、吊り掛け音が違うように感じました。300号はたがが外れる寸前のような音でしたが、こちら120号はどっしり重く、高速走行でも非常に安定した音でして安心感のある走り。なんか物足りないなぁとも思いながら、120号で終点まで乗り通しました。

琴電オリジナルの1000形、3000形、5000形それぞれの違いを、私はよく判ってなかったのですが、調べてみれば製造会社の違いのようです。そしてWikipediaによると、1000形の電装品は、他のが国産なのに対し、ドイツAEG製を使用しているとの事で、今もAEG製なのかどうか不明ですが、それが音の違いに関連するのでしょうか。それとも台車の違いでしょうか。

たまたまこの電車に乗ることになってしまった一般客は大手ショッピングモールのある綾川駅でほぼ降り、屋外音楽フェスに行く人は岡田で降り、最後はほとんど鉄道ファン専用列車。JR線をくぐる箇所ではrailwayさんに教えていただいた琴平急行電鉄の跡を見届け、11時55分、終点の琴電琴平に到着します。

F8219349dsc.jpg
しばらく待って人が少なくなったところで私も撮影。サボをひっくり返して高松築港行きに。

F8219352dsc.jpg
今もドイツ製モーター?の1000形120号。

F8219357dsc.jpg
凄い音を出す3000形300号。

F8219373dsc.jpg F8219359dsc.jpg
F8219371dsc.jpg F8219365dsc.jpg
F8219368dsc.jpg F8219374dsc.jpg
駅の外からもしばらく撮影。名残惜しいなぁ。吊り掛け好きには、これに乗るだけでも四国に来る価値があります。機会があったらまた来よう。歩いてJR琴平駅に向かいます。

(乗車は2016年8月)

前の記事:琴電志度線乗車記2(八栗~志度)
次の記事:琴平から横河原へ・予讃線7000系乗車記
関連タグ:琴電吊り掛け電車
スポンサーサイト

琴電志度線乗車記2(八栗~志度)

八栗ケーブル線を乗り終え、約20分また歩いて琴電の志度駅に戻ってきました。20分間隔の志度行き電車は行ったばかりで次のは15分後。もう少しところてんをゆっくり食べてこれば良かった。

F8219237dsc.jpg F8219240dsc.jpg
待つ間にやって来ました登り電車は深い屋根の2両編成。

F8219243dsc.jpg F8219245dsc.jpg
やっと来ました八栗9:05発の琴電志度行き電車。これに乗ります。浅い屋根の2両編成です。

F8219247dsc.jpg
大町駅で交換、先頭は802ですので、朝最初に乗車した3両編成です。

F8219249dsc.jpg
塩屋駅を出ますと、視界が開けて海!これは感動的な光景。

F8219250dsc.jpg
小さい路線ながら、いい風景が用意されているではないですか。志度線の有名撮影ポイントもこの辺でしょう。海側には志度の名物の焼き牡蠣の店もいくつか見られます。今度は冬に来てみようか。

F8219256dsc.jpg
右の道路の反対側にはJR高徳線があります。

F8219257dsc.jpg
終点の琴電志度に到着です。1面2線の構造でどっちの線路もキラキラ輝いています。ホームで電車を待つ瓦町方面へ向かう小中学生達はみんなニコニコ顔。みんなでお買い物でしょうか。

F8219263dsc.jpg
乗客してきた電車は、到着時刻=出発時刻なので、時刻表上では0分の停車時間で瓦町へ折り返します。流しがあってホースやらホウキが置かれ、エアコンの室外機もある。妙に生活感の溢れる駅であります。

F8219268dsc.jpg
20分後の電車を待つ間、すぐそばにあるJRの志度駅に行ってみます。志度に住む人たちは、どういう基準で琴電に乗るかJRに乗るか選択しているんでしょう。

F8219271dsc.jpg
発車案内を見ると、ちょうど徳島行きのうずしお5号が来るので橋上駅舎から撮ってみます。バックは屋島。

F8219274dsc.jpg
JR志度駅を背に志度のメインストリート?を海へ向かいます。左に琴電志度駅があるのですが、全く目立ちません。

F8219277dsc.jpg F8219279dsc.jpg
タクシー会社の事務所兼車庫の向こう側にあります琴電志度駅。路地に線路を敷いたという感じの佇まいです。

F8219280dsc.jpg
そのまま海まで行ってみました。さぁ戻ろう。

F8219284dsc.jpg
次の電車は700形で来ました。これは新製時から運転台が付いていた左右対称の顔で、琴電600形グループの中で2編成しかない鉄道ファンにとっては当たり車両。昔の飯田線のクモハ53007、008に相当するような感じです。瓦町側にはパンタグラフ付きクハを増結した3両編成になります。

F8219288dsc.jpg
後から知るのですが、700形も屋根が浅いのと深いので2種類ありまして、上の写真は屋根が深い元東山線車両。昨日夜に今橋駅で見たこちらは屋根が浅い元名城線車両になります。昔とは比較になりませんが、今も琴電の車両は奥が深いのです。

F8219307dsc.jpg
瓦町へ戻る途中で見える川の河口付近は、往路の朝7時台は干上がっていましたが、今はすっかり潮が満ちてきています。10時16分に瓦町に到着。志度線で高松築港に戻ります。

(乗車は2016年8月)

前の記事:四国ケーブル(八栗ケーブル線)乗車記
次の記事:琴電琴平線レトロ電車乗車記
関連タグ:琴電

琴電志度線乗車記1(瓦町~八栗)

四国鉄道旅行の2日目、ホテルの部屋でコンビニサンドイッチの朝食を食べ、7時前に出発し琴電の瓦町駅へ、今日は志度線の乗り潰しからスタートです。

F8219158dsc.jpg
瓦町7:06発の琴電志度行き電車は、瓦町側にクモハを増結した3両編成。面白いのに当たったぞ。

F8219163dsc.jpg
このクモハ、パンタグラフが妻面から飛び出してしまっています。元々第三軌条方式の地下鉄車両に無理やり付けたので仕方ないのですが、なかなかの迫力です。

F8219162dsc.jpg F8219164dsc.jpg
そして妻面に貫通路は無く、内部は自転車置き場になっています。
この車両について、帰ってちょっと調べてみれば、600形の800番台というもので、元々は長尾線で走っていたものが、京急車両の転属で追い出され、編成をばらして志度線の増結用車両として改造されたもの。そして実はクモハではなくクハであり、パンタグラフは冷房機器の集電用なのでありました。平成も28年になりましたが、魅惑の変な車両というのは、まだまだ存在しているんだなぁと実感です。

F8219167dsc.jpg F8219169dsc.jpg
基本の車両はこれ、とにかく志度線の車両は100%名古屋市交通局の中古車で占められているのですが、私と名古屋の地下鉄は全くと言っていいぐらい縁がなく、2009年に名鉄瀬戸線の吊り掛け電車に会いに行った時に、東山線の名古屋と栄の間しか乗った事がありません。その時点ではステンレスの車両しか走っていませんでしたので、この特徴ある顔を見ても、感じるものはがほとんど無いのが残念。車内で製造プレートを見れば、この630は昭和46年製でけっこう古い。しかし内部のパネルが新しくてきれいなので、元京急車や元京王車に比べ、古さはほとんど感じられません。窓割の関係で見通しがあまり効かない運転席後ろの壁に張り付いて出発します。

F8219173dsc.jpg
昨日ちょこっと乗車した車両基地のある1駅目の今橋を過ぎ、次の松島二丁目で交換。交換する電車を見て、そうそう、こういう顔もある。
昨日の今橋で気付いたのですが、琴電の600形には2種類の顔、屋根が浅いのと深いのがあります。この写真の631は浅いの、乗車している630は深いのです。帰って調べてみれば、名古屋市交通局時代に走っていた路線の違いで、屋根が浅くて平べったいのは元名城線車両、深くて丸みを帯びているのは元東山線車両なのです。おそらく30代以上の名古屋に住んでいた方々にとっては、うわっ!名城線、うわっ!東山線、並んじゃったぞ‼と、「!」だらけの感想なのではないかと思ったりして。今度は私も名古屋の地下鉄を乗り潰してみよう。

F8219175dsc.jpg F8219176dsc.jpg
昔は併用軌道だったのかなと思われるところを進み、詰田川というのを鉄橋で渡ります。海に近く干潮時だからか干上がってしまっています。

F8219178dsc.jpg
右手に迫るのは屋島。山腹の森には1本の筋が引かれ、これが2005年に廃止された屋島ケーブルの跡のようです。

F8219180dsc.jpg
屋島で交換するのは増結クハを付けた3両編成。さっき交換したのは2両編成でした。志度線は2両と3両の運用は明確に分かれているのでしょうか。時刻表には記載がなく、朝ラッシュ後に増結車を切離し、夕方ラッシュ時前に増結するというのもやっている気配もありません。旧型車時代はクモハで自走できましたが、クハになってからは1日中連結しっぱなしなのでしょうか。

F8219181dsc.jpg F8219182dsc.jpg
ここも併用軌道の跡なのかなと思うようなところを進み、7:25に八栗に到着します。志度線はまだ先がありますが、一旦ここで下車し、乗って来た電車を見送ります。

(乗車は2016年8月)

前の記事:琴電長尾線乗車記
次の記事:四国ケーブル(八栗ケーブル線)乗車記
関連タグ:琴電

琴電長尾線乗車記

F8209057dsc.jpg
快速マリンライナーで四国入りして17:05に高松着、そしてどこにも寄り道せずまっすぐ歩いて7か月ぶりにやってきました琴電の高松築港駅です。道中浴衣姿の女性を何人か見かけたのですが、花火大会でもあるのでしょうか。今日は8月最後の土曜日です。

F8209058dsc.jpg F8209059dsc.jpg
今回は長尾線の乗り潰しからスタート、17:17発の長尾行に乗車します。車両は元京急初代1000形の1307+1308、帰って調べてみれば1978年製造の初代1000形の最終ロットで、琴電入線も2011年と、琴電の世界では実に新しい編成。座席の3分の2が埋まる程度の乗車率で、私は一番前のドア横に立つことにします。

それでは出発、まったり走って片原町駅、東京の私鉄では起点(又は山手線接続駅)の次の駅は小さな駅で乗降客も少ないイメージですが、ここは自動改札機が何列も並ぶしっかりした駅で乗客もどっと増えます。次は瓦町ですが、左側を注視していると志度線がチラッと見えるのを知ります。瓦町でも乗客は増えます。

ここから初乗りの長尾線です。まずは瓦町を出ますと右側に1本の留置線、それが終わると左側にも1本の留置線があり、計3編成の長尾線電車が止まっています。どこも踏切からすぐ手が届きそうな場所なのが琴電らしい。金曜日の夜から月曜日の朝まで、ここに置きっぱなしなのでしょうか。ちょっと気になります。

次の花園で旧京急700形と交換しますと、高徳線のシンプルなガーダー橋の下をくぐります。この区間の琴電長尾線の開業は1912年、現JR高徳線は1925年なので国鉄より歴史があるのです。電車は100年以上続く道をのんびり走ります。西日が強くなり西側のカーテンがバシバシ閉められてゆきます。窓の外は稲穂がキラキラ輝きとてもきれい。

元山を出ますと、ギイギイと車輪を軋ませながら左カーブの坂を登って小さな川を渡ります。川面は浮草がいっぱい、これは小学生の時に理科で習ったホテイアオイ? いずれにせよ関東ではたぶん見られない光景です。線路はそのまま高架になって水田駅に到着します。ここでまた交換。

F8209060dsc.jpg F8209061dsc.jpg
高田でかぶりつき席が空きましたので座ってカメラを出します。風景に見あったゆったりとしたスピードが心地よい。

F8209064dsc.jpg
平木に到着します。前に見えるのは「おーい、お茶」ラッピングの旧京急1000形だな。

F8209067dsc.jpg
構内に入って行きますと、誰もいないホームの裏の留置線に、旧京急700形が休んでいます。これまた素敵な光景です。帰りに寄ってみようか。

F8209071dsc.jpg
平地の中にポッコリ小山、これは私のイメージする讃岐地方そのまんまの光景です。

F8209076dsc.jpg F8209077dsc.jpg
17:55、終点の長尾に到着します。ホームは片面のみですが、線路が錆び付いていない留置線が1本あります。この留置線はいつ使用されるんだろう。

F8209079dsc.jpg F8209080dsc.jpg
一旦改札を出て平木までの切符を買い、電車の写真を撮ってと、7分後の折り返し電車で戻りますので慌ただしい。そういえばホームにはほっこりと喫煙所がありましたが、煙草は無いし時間も無いし、私には関係ない。(今回の旅行期間中は禁煙なのです。)

F8209081dsc.jpg
この不揃いの車止めにも味わいがあります。何らかの歴史があるのでしょう。

F8209082dsc.jpg
土曜日の長尾18:02発高松築港行きの車内はこんな感じ、到着時も同じように空いていました。ところで長尾線はどういう目的で建設されたんだろう。沿線には特別大きい町はありません。Wikipediaによると、終点長尾には四国八十八箇所巡りの長尾寺というのがあり(知らなかった...)、参拝客輸送を目的として建設されたんだそうだ。香川県の私鉄は琴平線はじめケーブルカーまですべて八十八箇所巡りからみです。

F8209085dsc.jpg F8209087dsc.jpg
平木で下車し、留置されています旧京急700形を見に行ってみます。今日は土曜日ですので、明日も1日ここでお休みし、明後日の朝にやっと動き出すみたいですが、こんな身近なところに現役の電車が置きっぱなしというのは、おおらかでいいなぁ。遠くへ来たことを感じます。

F8209095dsc.jpg F8209099dsc.jpg
一旦改札を出て、構内踏切すぐ脇の構外?踏切を渡り線路脇の路地へ。ここには柵が全く無く、電車の台車や床下機器が手が届きそうな位置にあります。東京大阪圏だったらスプレーで落書きされてしまいそうな感じですが、ここ琴電では大丈夫なんでしょう。

F8209100dsc.jpg
この倉みたいな建物も琴電に関連する施設でしょうか。鉄道模型のレイアウトを造る人にとっては、再現してみたくなる佇まいです。

F8209105dsc.jpg F8209111dsc.jpg
レジのレシートみたいな380円の切符を自販機で買って再び下りホームへ、のんびり電車を眺めていますと、線路上をのうのうと白猫が歩いてきて、ここは私(お腹が大きいのでメスかな?)の縄張りよ!と言わんばかりに、車体下の私から見える位置に鎮座。なんだか警備員をやっているみたいでして、「お勤めご苦労様であります」と声をかけたくなります。

F8209117dsc.jpg
25分後の上り電車は旧京急700形で来ました。2本の同形式が並びます。ここでは交換が行われますので、真ん中に下り列車が入ってきて、3本の列車が並ぶのですが、私の乗車します上り列車は、下り進入と同時に発車しそうな雰囲気でしたので、3本並ぶ写真は撮れず。

F8209119dsc.jpg
交換したのは旧京急1000形の方。

F8209120dsc.jpg
旧京急700形も京急で走っていた時以来になります。京急沿線にしばらく住み、普通しか止まらない駅でしたのでよく乗りました。6人掛けシート、そして4つの片開きドアが、衝撃で電車が動いちゃうんではないかというくらい、一斉に勢いよく開いたり閉まったりする様子が面白いのも懐かしい。今も現役の京急800形もそろそろ引退、今度見に行って見ようかと思います。農学部前で太陽が沈みます。

F8209121dsc.jpg
瓦町に到着です。
この時点で時刻は19:04、日は暮れましたが、せっかく来た高松、もう少し活動してみようか。ということで志度線に1駅乗って今橋駅へ。

F8209123dsc.jpg F8209125dsc.jpg F8209127dsc.jpg
ここには志度線の車両基地がありまして、ちょっと見学。2編成しかない700形がいましたが、いい写真は撮れません。4分の滞在で瓦町に戻ります。平木で降りたり、今橋まで行ったり、こんな事になるのなら、1日乗車券を初めから買っておけば良かった。

F8209135dsc.jpg F8209147dsc.jpg
F8209142dsc.jpg F8209144dsc.jpg
やっぱりまだ物足りないなぁと、今度は長尾線の留置線で休む電車を見に行ってみます。私のカメラと技術ではいい写真は撮れませんでしたが、古い電車がこうして佇む姿はいい光景です。そしてやっぱり思うのは、スプレーの落書きはされないのだろうか...ここは大丈夫なんでしょう。素敵な都市です、高松。

瓦町駅近くのホテルにチェックインし、すぐに荷物を置いて夕食に外へ出ます。繁華街のアーケードを端から端まで歩いてみますが、お一人様が入りやすそうなお店がなかなか無く、結局入ったのは駅前の普通の中華料理屋さんで、生ビールと点心のセットを注文します。いつもなら煙草に火を点けるところですが、今日は煙草持ってないのでどうにもならない。なんだか煙草なんて無くたって平気だぞ。生ビールをもう1杯だ。その後、観光客向けと思われるうどん屋さんで、しゃぶしゃぶうどんという贅沢な一品を食べ、満腹になってホテルに戻り、お風呂に入って就寝します。

(乗車は2016年8月)

前の記事:津山線乗車記
次の記事:琴電志度線乗車記1(瓦町~八栗)
関連タグ:琴電 猫登場

琴電琴平線乗車記2(一宮~琴電琴平)

F1266234.jpg
 交換された車両で一宮駅を8:07に出発します。元京王5000系のかぶりつき席、幼少期のこの電車との出会いが、私が鉄道好きになった原点でもありますので、懐かしくて感無量であります。このかぶりつき座席も、ローカル私鉄においては、ワンマン化されて取り払われたり、優先席になってしまったり、なかなか座れなかったりするのですが、そのまんま残っているのが嬉しい。

F1266235.jpg F1266236.jpg
 岡本駅では右側の線に進入します。なんでだろう。交換する旧京急700型写真はピンボケ。

F1266237.jpg
 畑田駅は元は交換可能駅で、1両編成分の可愛らしいホームがちょこんと残っています。そういえばさっきも似たような駅がありました(円座駅)。はるか昔、こんぴらさん参拝客輸送を見込んだ琴平への路線は、琴電と国鉄の他に2路線も存在する、京阪神間みたいな激戦区でしたので、運転本数は今より多かったのかもしれません。
 それと、琴電琴平線は一宮までは複線用地が確保されているとの事ですが、こういう寂れた風景がほとんどでしたので、帰ってこのブログを書くために琴平線の事を調べるまでは、御殿場線のように昔は複線だったと思っていました。

F1266239.jpg
 まだ交換可能駅では必ず交換。ここ陶駅も右側の線に入ります。来たのは旧京急1000型、しかし朝のラッシュは一段落なのか2両編成になっています。

F1266240.jpg
 この電車の終点、2面3線の滝宮に到着します。

F1266241.jpg
 乗客が全員降りたところで(元々4,5名しか乗ってませんでしたが・・・)、車内を記録。

F1266258.jpg
 続いて駅構内で5000系一人撮影会になります。

F1266251.jpg
 雨降って来ました。右の側線も生きています。停泊する電車があるとの事。

F1266250.jpg F1266243.jpg
 屋根に乗るこの形のクーラーは昔のままですので、効率は相当悪いのではないかと思います。この写真では判りにくいですが、パンタグラフ後ろ妻側にも一つクーラーが乗っているところなんかは昔の私鉄電車そのものだ。パンタグラフが乗るのは当然元クモハ(運転台付き電動車・京王での形式はデハ)だと思っていたのですが、左の1108は京王時代はクハ5721、右1107は同じくクハ5771。両方クハからの改造だったのでした。見事であります。台車は軌間が違うので交換しなくてはならないのですが、モーター含め京急1000系のものなんだそうだ。ここまで手間をかけ、この電車がこうして京王時代とほとんど変わらず存在するというのは、凄い事だと思う。

F1266254.jpg
 ここで高松築港行きの1080形、車番は1081-1082が来ました。京急1000形の初期の車両なので1959年製でして車歴は57年目、京急で29年、琴電で28年過ごしてきた事になります。仏生山で見た1070形は1957-1958年製ですので車歴は58-59年目。琴電と言えば約30年前の高校生大学生の頃、青春18きっぷで訪れた時、車歴50年オーバーの旧型という枠を越え、古典とも言うべき電車がジャラジャラ走っているのに驚いたのですが、実は今も同じような状況でして、自分が年を重ねたことに改めて気付かされます。
 そしてもう一つ、私にとってとても気になる事。今、本家の京急では2代目600形と700形の後継車である2000形と800形が引退時期を迎え、一部に廃車が出ています。私の大好きな(それこそ2代目600形や700形よりずっと思い入れの強い)2000形と800形に、第2の人生(車生)を歩ませて(走らせて)くれる地方鉄道は現れてくれないだろうかです。どちらも鉄道友の会から賞を貰った名車なのですが、鋼製車である事と、2両単位で走らせるのは大掛かりな改造が必要ですので難しいのかもしれません。余計な事かもしれませんが、琴電カラーを纏った2000型と800型、想像してみますととても似合う。

F1266259.jpg F1266260.jpg
 16分の滝宮駅滞在で、次に乗ります8:42発の琴電琴平行きが来ました。前は元京王5000系、後ろは元京急700形の4両編成。これは瓦町出発直後に見た編成で、車両交換もせず、後ろ2両の切り離しもせず、長編成のまま琴平まで来るようです。必要最小限のシンプルな配線の一宮駅での車両交換に、実にシステマチックな運用をするなと感心したのですが、ガラガラの車内に今度はあまり感心しません。もしかしたら土曜休日はこんぴらさん参拝客で混雑する電車なのかもしれません。

F1266265.jpg
 右側のかぶりつき席はおじいさんが座っていまして、私は左側の運転手さんの背中越しにかぶりつき。岡田では最後の交換。雨が本降りになってきました。

F1266266.jpg F1266263b.jpg
 JR土讃線をアンダークロスして、左へ左へとカーブして9:02、終点琴電琴平に到着です。せっかくですので楽しんだかぶりつき席を記録。運転室ドア窓下のガラリは京王時代と全く変わっていません。昭和44年の製造プレートも付いている。これも昔のまんまだと思っていましたが、私の乗った1101は京王時代はデハ5023で、中間電動車からの見事な改造だったのでした。

F1266275.jpg
 駅横の高燈籠、これ見て琴平に来たんだなと実感します。

F1266276.jpg
 とても名残惜しい。琴電は志度線と長尾線にいつかまた乗りに来るのですが、琴平線にも1070型目当てでもう一度来よう。

F1266278.jpg
 石段は登りませんが、こんぴらさんは雪でした。

(乗車は2016年1月)

前の記事:琴電琴平線乗車記1(高松築港~一宮)
次の記事:南風6号(琴平~岡山)乗車記
プロフィール

QJ7000

Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
(古い記事順に表示されます)
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

タグ

JR九州 貨物線・短絡線・渡り線 筑豊電気鉄道 西日本鉄道 観光列車 平成筑豊鉄道 喫煙車 新幹線 東武鉄道 JR東日本 会津鉄道 野岩鉄道 JR四国 国鉄時代 阿佐海岸鉄道 バスの旅 土佐くろしお鉄道 路面電車 温泉 伊予鉄道 琴電 吊り掛け電車 ケーブルカー 猫登場 JR西日本 阿武隈急行 福島交通 山形鉄道 モノレール 京成電鉄 新京成 流鉄 夜行列車 JR東海 船旅 近鉄 伊勢鉄道 新交通システム 江ノ電 ブルートレイン 北越急行 伊豆箱根鉄道 岳南電車 専用鉄道訪問 芝山鉄道 地下鉄路線 上信電鉄 近江鉄道 阪神電鉄 阪急電鉄 神戸電鉄 北条鉄道 駅そば 山陽電鉄 水島臨海鉄道 西武鉄道 南海電鉄 北近畿タンゴ鉄道 のと鉄道 くま川鉄道 名鉄 南阿蘇鉄道 熊本電鉄 JR北海道 京王電鉄 京浜急行 台湾の鉄道 東急電鉄 小田急電鉄 鹿島臨海鉄道 ひたちなか海浜鉄道 蒸気機関車 福井鉄道 えちぜん鉄道 遠州鉄道 

QRコード
QR