琴電長尾線乗車記

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快速マリンライナーで四国入りして17:05に高松着、そしてどこにも寄り道せずまっすぐ歩いて7か月ぶりにやってきました琴電の高松築港駅です。道中浴衣姿の女性を何人か見かけたのですが、花火大会でもあるのでしょうか。今日は8月最後の土曜日です。

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今回は長尾線の乗り潰しからスタート、17:17発の長尾行に乗車します。車両は元京急初代1000形の1307+1308、帰って調べてみれば1978年製造の初代1000形の最終ロットで、琴電入線も2011年と、琴電の世界では実に新しい編成。座席の3分の2が埋まる程度の乗車率で、私は一番前のドア横に立つことにします。

それでは出発、まったり走って片原町駅、東京の私鉄では起点(又は山手線接続駅)の次の駅は小さな駅で乗降客も少ないイメージですが、ここは自動改札機が何列も並ぶしっかりした駅で乗客もどっと増えます。次は瓦町ですが、左側を注視していると志度線がチラッと見えるのを知ります。瓦町でも乗客は増えます。

ここから初乗りの長尾線です。まずは瓦町を出ますと右側に1本の留置線、それが終わると左側にも1本の留置線があり、計3編成の長尾線電車が止まっています。どこも踏切からすぐ手が届きそうな場所なのが琴電らしい。金曜日の夜から月曜日の朝まで、ここに置きっぱなしなのでしょうか。ちょっと気になります。

次の花園で旧京急700形と交換しますと、高徳線のシンプルなガーダー橋の下をくぐります。この区間の琴電長尾線の開業は1912年、現JR高徳線は1925年なので国鉄より歴史があるのです。電車は100年以上続く道をのんびり走ります。西日が強くなり西側のカーテンがバシバシ閉められてゆきます。窓の外は稲穂がキラキラ輝きとてもきれい。

元山を出ますと、ギイギイと車輪を軋ませながら左カーブの坂を登って小さな川を渡ります。川面は浮草がいっぱい、これは小学生の時に理科で習ったホテイアオイ? いずれにせよ関東ではたぶん見られない光景です。線路はそのまま高架になって水田駅に到着します。ここでまた交換。

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高田でかぶりつき席が空きましたので座ってカメラを出します。風景に見あったゆったりとしたスピードが心地よい。

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平木に到着します。前に見えるのは「おーい、お茶」ラッピングの旧京急1000形だな。

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構内に入って行きますと、誰もいないホームの裏の留置線に、旧京急700形が休んでいます。これまた素敵な光景です。帰りに寄ってみようか。

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平地の中にポッコリ小山、これは私のイメージする讃岐地方そのまんまの光景です。

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17:55、終点の長尾に到着します。ホームは片面のみですが、線路が錆び付いていない留置線が1本あります。この留置線はいつ使用されるんだろう。

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一旦改札を出て平木までの切符を買い、電車の写真を撮ってと、7分後の折り返し電車で戻りますので慌ただしい。そういえばホームにはほっこりと喫煙所がありましたが、煙草は無いし時間も無いし、私には関係ない。(今回の旅行期間中は禁煙なのです。)

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この不揃いの車止めにも味わいがあります。何らかの歴史があるのでしょう。

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土曜日の長尾18:02発高松築港行きの車内はこんな感じ、到着時も同じように空いていました。ところで長尾線はどういう目的で建設されたんだろう。沿線には特別大きい町はありません。Wikipediaによると、終点長尾には四国八十八箇所巡りの長尾寺というのがあり(知らなかった...)、参拝客輸送を目的として建設されたんだそうだ。香川県の私鉄は琴平線はじめケーブルカーまですべて八十八箇所巡りからみです。

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平木で下車し、留置されています旧京急700形を見に行ってみます。今日は土曜日ですので、明日も1日ここでお休みし、明後日の朝にやっと動き出すみたいですが、こんな身近なところに現役の電車が置きっぱなしというのは、おおらかでいいなぁ。遠くへ来たことを感じます。

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一旦改札を出て、構内踏切すぐ脇の構外?踏切を渡り線路脇の路地へ。ここには柵が全く無く、電車の台車や床下機器が手が届きそうな位置にあります。東京大阪圏だったらスプレーで落書きされてしまいそうな感じですが、ここ琴電では大丈夫なんでしょう。

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この倉みたいな建物も琴電に関連する施設でしょうか。鉄道模型のレイアウトを造る人にとっては、再現してみたくなる佇まいです。

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レジのレシートみたいな380円の切符を自販機で買って再び下りホームへ、のんびり電車を眺めていますと、線路上をのうのうと白猫が歩いてきて、ここは私(お腹が大きいのでメスかな?)の縄張りよ!と言わんばかりに、車体下の私から見える位置に鎮座。なんだか警備員をやっているみたいでして、「お勤めご苦労様であります」と声をかけたくなります。

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25分後の上り電車は旧京急700形で来ました。2本の同形式が並びます。ここでは交換が行われますので、真ん中に下り列車が入ってきて、3本の列車が並ぶのですが、私の乗車します上り列車は、下り進入と同時に発車しそうな雰囲気でしたので、3本並ぶ写真は撮れず。

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交換したのは旧京急1000形の方。

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旧京急700形も京急で走っていた時以来になります。京急沿線にしばらく住み、普通しか止まらない駅でしたのでよく乗りました。6人掛けシート、そして4つの片開きドアが、衝撃で電車が動いちゃうんではないかというくらい、一斉に勢いよく開いたり閉まったりする様子が面白いのも懐かしい。今も現役の京急800形もそろそろ引退、今度見に行って見ようかと思います。農学部前で太陽が沈みます。

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瓦町に到着です。
この時点で時刻は19:04、日は暮れましたが、せっかく来た高松、もう少し活動してみようか。ということで志度線に1駅乗って今橋駅へ。

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ここには志度線の車両基地がありまして、ちょっと見学。2編成しかない700形がいましたが、いい写真は撮れません。4分の滞在で瓦町に戻ります。平木で降りたり、今橋まで行ったり、こんな事になるのなら、1日乗車券を初めから買っておけば良かった。

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やっぱりまだ物足りないなぁと、今度は長尾線の留置線で休む電車を見に行ってみます。私のカメラと技術ではいい写真は撮れませんでしたが、古い電車がこうして佇む姿はいい光景です。そしてやっぱり思うのは、スプレーの落書きはされないのだろうか...ここは大丈夫なんでしょう。素敵な都市です、高松。

瓦町駅近くのホテルにチェックインし、すぐに荷物を置いて夕食に外へ出ます。繁華街のアーケードを端から端まで歩いてみますが、お一人様が入りやすそうなお店がなかなか無く、結局入ったのは駅前の普通の中華料理屋さんで、生ビールと点心のセットを注文します。いつもなら煙草に火を点けるところですが、今日は煙草持ってないのでどうにもならない。なんだか煙草なんて無くたって平気だぞ。生ビールをもう1杯だ。その後、観光客向けと思われるうどん屋さんで、しゃぶしゃぶうどんという贅沢な一品を食べ、満腹になってホテルに戻り、お風呂に入って就寝します。

(乗車は2016年8月)

前の記事:津山線乗車記
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関連タグ:琴電 猫登場
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岳南電車乗車記

御殿場線の次は東海道本線を沼津から吉原に出て岳南電車。ここは2010年の2月にとある鉄道趣味仲間一緒に来た事があります。その時は貨物列車、そして当時全国でここだけで行われていた突放作業を見るのが目的でしたので、貨物列車の走らない岳南富士岡より先は行っておらず、乗りつぶしに関しては未達成。という事で末端部に乗車するために、約5年ぶりに出直して来ました。

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タイミング悪く電車は行ったばかり、誰もいないホームで約30分、次の電車を待ちます。

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やって来ました1両の電車、広いスペースの真ん中を走らず、遠慮するかのように隅の方を走ってきます。この真ん中のスペース、かつてはJRとの貨車の引き渡しがされた場所でした。その貨物も2013年3月で運行終了、会社もそれを機に岳南鉄道から分離され岳南電車になっています。

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乗車します7003、この顔はどうも違和感で一杯。スカートが無い事と、顔の下半分も赤く塗られたことで、元京王3000系のイメージはすっかり薄れ、地方鉄道のディーゼルカーみたいに見えます。

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普通なら違和感があるはずの方のパンタグラフ側。キリリと顔が引き締まり、こっちの方が正しいようになってしまったと感じるのは私だけか。

それでは吉原13:59発の電車で出発します。乗客は10人ぐらい、一番前の席でかぶりつきを楽しませてもらいます。昔の発車ベル(電鈴のベル)が鳴り気分が盛り上がります。

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東海道本線と分かれ右へ進路をとりますと正面に富士山がドーン。いい日に来た。5年前ではこの場所で撮影するも貨物が来る時に富士山は雲に隠れてしまったんだ。ジヤトコ前駅では4,5人の乗車がある。次の吉原本町は有人駅でここも昔の発車ベルが鳴る。そして本吉原、左側の敷地は元は貨物ヤードだったところだろう。その次の岳南原田もそうだ、今は葬祭場が建っている。

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岳南原田で上り列車と交換し、ここから岳南富士岡までが、岳南電車で一番車窓が面白いと私の思う区間、まずは工場の中を突き進んで行く。

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工場を抜けると左に貨物ホーム跡が見え、広い構内の比奈駅に到着。5年前はここで突放作業を見たんだ。ヤードはそのまま、架線まで張られたままで残り、線路は錆びついているものの、昔とほとんど変わらないのではないか。今日はたまたま貨車が1両もいないといった光景にも見えます。この駅の外には古い小田急の車両の廃車体がありましたが、無くなってしまったようだ。

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比奈を出ますとまた貨物ヤード跡、ここも昔のままで、たまたま今日は貨車が1両もいないみたい。

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岳南富士岡、機関車や貨車が脇で身を寄せ合っている姿に寂しさを感じます。

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ここから3駅、2.8㎞が私の未乗車区間、ここを乗るためにはるばる青春18きっぷを使ってやって来たのだ。富士山は左横へ、正面には愛鷹山がどんどん迫ってくる。こうしてみると結構嶮しそうな山だ。

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右へカーブが続き電車は海に向かって走るようになる。新幹線の高架が見えてきた、それを潜った所が終点の岳南江尾駅、あっけなく到着です。

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ここで車両交換が行われます。今度の発車は緑の2両編成の電車、かぐちゃん号だ。

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予定では駅の周りを散策するつもりでしたが中止、緑の電車に乗る事にします。この駅では3分の滞在、しかも外にも出ないで後にします。

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2両編成のかぐちゃん号、車内は貫通路が広く見通しが良いため、赤い単行電車の3倍ぐらいの長さに感じます。岳南富士岡で一旦下車し機関車を見てから帰ろうと思います。

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一つの時代が終わったんだなぁ~という寂しい光景だ。そして駅は無人になってしまったんだ。

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でも猫はちゃんといた。

吉原に帰る電車を待つのですが、次の岳南江尾行きが折り返してくるので、もう一回岳南江尾に行ってみる。こういった時にフリー切符は助かります。

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今度は赤いの同士の並び。

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7002はちょっと早いですが賀正のヘッドマークを付けている。ちょうど新幹線と並んだ。またも駅の外に出ることなく、3分の滞在で吉原へ戻ります。

(乗車は2014年12月)

前後の関連記事
前:御殿場線乗車記
次:伊豆箱根鉄道・三島駅の渡り線乗車記

福島臨海鉄道訪問記

2014年の年末、福島県いわき市で昼までには終わる用があり、午後は福島臨海鉄道でも見てこようかと、カメラ持参で行ってきました。

福島臨海鉄道は常磐線泉駅から小名浜駅まで伸びる全長5.4kmの貨物専用線。腕木信号機がまだ残っている事と、エンジ色で渋いDD13スタイルのディーゼル機関車が走っている事が魅力の路線です。JR貨物時刻表を見るとここを貨物列車が走るのは6時台から13時台までに3往復、時間の都合により最後の1往復しか見られませんが、せっかく行くのですからしっかり記録に残したい。

泉駅13時前着の普通列車を降りて、メインでない山側の出口を出て線路際を歩くこと数分、駅近くで非常にありがたい腕木信号機とからめて撮れる有名な撮影場所にたどり着きました。快晴で風もなく割と暖かい中で待つことしばらく、遠くからホイッスル音が聞こえ、運転されている事が分かりホッとします。

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赤いディーゼルが姿を現した時は、機関車後ろにコンテナが積まれていなかったので一瞬単機かと思ったのですが結構長い。貨物列車がゆっくり通過の後しばらくして、ガチャンという腕木信号機の動く音が青い空に気持ちよく響く、久しぶりにこの音を聞けたなぁ。いいなぁ。しかし写真を見ると背景がごちゃごちゃ、もっと工夫して撮るべきだった。

次は46分後に折り返す下りを撮ります。下りの撮影場所も泉駅近くなのでありがたい、しかも両方常磐線の線路の山側、線路沿いを歩くと数分で着きます。それにしても大逆光だ。ここは朝早い下りに適した撮影場所、常磐線をアンダークロスした海側にでも移動しようかとも考えますが、今日はここで撮影するために一眼レフに重たい望遠レンズを持って来たのだ。ここで待とう。

泉駅にはEH500の引く貨物列車が上野方面から到着、この貨車が福島臨海鉄道に受け渡されてここを走る事になります。到着した列車は泉駅の配線の関係でか、駅構内から完全に仙台方にはみ出して一旦停車し、バックして戻ります。列車はEH500が牽くとしてはとても短いですが、福島臨海鉄道のDD13タイプが牽くとすればけっこう長い。

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猫が踏切で日向ぼっこ、そろそろ来るか。

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来た来た、何度も連写、順光で撮りたかったなぁ、またチャンスがあったら出直そう。

福島臨海鉄道、常磐線の踏切を渡って海側に大回りする形でのんびり歩いて駅に戻ります。お腹すきました、駅前で何か食べて帰ろう。そば屋でかつ丼でも食べたいな。しかし特急列車の停車駅だというのに駅前には飲食店が全く無いではありませんか、あるのは駅構内コンビニのおにぎりぐらい、それを買ってベンチに座って食べるのも空しい。水戸まで戻って食べるか、そうだ、バスに乗って小名浜まで行ってみよう。ついでに福島臨海鉄道の小名浜駅も見に行こう。

という事で小名浜方面バス停に行くとバスは行ったばかりで約30分待ちます。やっと来たバスは前後にドアがあって、右は2人掛け、左は1人掛け+補助席というのでなんか懐かしい。小名浜は10年ちょい前に車で来たことがありますので、少し土地勘があります。だいたいこの辺かなというところで降りて、海側へ少し歩くとドンピシャ、すぐに小名浜駅の泉側踏切にたどり着きました。だいぶ日が傾きはじめ、寒くもなってきましたので、食事より撮影を優先させます。

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踏切から小名浜駅側を望む、腕木信号機が2本並びます。ここで出発風景を撮るのも良さそうだ。

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泉側、こっちにも腕木信号機が2本。

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車庫もすぐそばにあり、左がお昼にも見たDD55 31、右がDD56 1。(フェンスの外から撮影しています)

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こんなのもいた。昔はお邪魔虫とか呼ばれていた貨車移動機。メインの機関車と同じカラーに塗ってもらえたとは幸せな奴である。ボンネット上にパレットが乗せられてますが現役っぽい。

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本社前に保存された昔の機関車の台車。ボディーはどんなんだったんだろう。

本社と道路を挟んで反対側にあります昔ながらのラーメン屋さんでの遅い昼食。ここで食べたおばあちゃんの作る味噌ラーメンは、空腹だったのと外が寒かったのもあるのですが、スープの栄養分が体に染み渡るのを実感するほどに美味しかった。またバスに乗って泉に出て、上野まで普通列車で帰ります。今回は青春18きっぷで来たのです。

(訪問は2014年12月)

芸備線(三次→広島)、山陽本線(広島→岩国)の乗車記

三次駅では時間が朝の9時過ぎという事で、駅前に開いている店も無し、出歩いても面白くなさそうですので、ちょっと早いですがホームで待つ事にします。

1番線ホームの広島側で今度乗る列車の入線する所を写真に収めようと待っていると、柵の向こう側で素晴らしい毛並の猫が鳴いています。手招きするとスリスリしにやって来ました。三次駅の猫なので名前はミヨちゃんか?
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そんなセクシーなポーズでウインクなんかされちゃうと、おじさん困っちゃうなぁ、
しかし一転して冷たい態度、そのままどこかにいなくなってしまいました。
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寂しい私を慰めるかのように代わりにやってきたキハ47の2連。今度乗車する三次発10:03の広島行き、快速みよしライナーです。
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2番線には福塩線が到着、昨日乗って塩町で下車した列車です。
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一昨日に乗車した区間ですが、ボックスシート進行方向右の窓際に座り、今度は寝ないようにしてしっかり景色を見ます。

しかし寝なかったものの、乗り鉄旅行3日目で少し疲れて観察力もなくなってきたのか、こういったブログで書くようなネタを見つける事も出来ず、まったりとしたスピードで駅を次々に通過し、時間が過ぎてゆきます。

この芸備線の三次~広島間、日本海側の江の川流域から、瀬戸内海側の太田川流域の分水界があるはずなのですが、どこが峠越え区間かも分からずじまいのまま広島側へと抜けてしまいます。調べてみると分水界のある場所は、三次・広島のだいたい中間の吉田口・向原間にあり、ここは平地の真ん中、実際には田んぼの畦道が分水界となっている「向原の泣き別れ」いう有名な場所らしい。なるほど、後になって気が付かない訳を納得します。

太田川が近くなると、川の向こうすぐの所にJRの可部線が走っている区間となります。遠くに黄色い電車でも見えないか注視してみようとしますが、堤防が高くて川面も見えない状態。昔可部線に乗った時、こちら側の芸部線を見ようとしても全く見つけられなかったのですが、こんな堤防があれば見えないわけです。

広島に到着します。

次に乗る列車は1番線からの発車。接続時間はちょうど20分。このホームに立ち食いうどん屋さんがあったので昼食はここで済ませる事にします。空腹だったので注文したのは一番豪華なスペシャルうどん、天ぷら、肉、生卵が乗ったもの、少ししょっぱかったかな。ついでにカウンターでおにぎりも一つ注文。

次に乗る11:49発岩国行き、115系3000番台です。
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列車はうどんを食べてる最中に入線しており、すでにかなりの混雑、山側通路側ですが席を見つけて座ります。三江線に乗車している時はずっと曇りでしたが、こちらは快晴。山陰山陽でこんなにも天気が違うのでしょうか。広電宮島線と並走する楽しい区間なのですが、日差しが強いのでほとんどの窓のロールカーテンが下ろされてしまい、車窓を楽しむ事は出来ません。お腹も満たされてだんだん眠くなってきました。

周りが騒がしくて目を覚ますと宮島口。ここでほとんどの乗客が下車。国際観光都市だけあって外人さんの姿も見られます(JRで宮島観光とはなかなかやりますね・・・)。車内がガラガラになったところで、海側の座席に移動してロールカーテンを上げて車窓を楽しみます。写真は大野浦~玖波間、うららかな光景です。セイタカアワダチソウも満開。
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岩国到着すると入換専用のDE10 1577がいました。
この薄紫色のは私は初めて見ます。
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次は岩徳線に乗車します。

(乗車日:2012年10月)

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ひたちなか海浜鉄道 湊線暑いレトロ列車に乗車

勝田駅で降りたのは、この日にひたちなか海浜鉄道さんで運転される、「暑いレトロ列車」と称する冷房の無い旧型ディーゼルカーに乗るためです。

ひたちなか海浜鉄道さんの紹介文によると、「今は冷房車両ばかりですが、夏の列車旅といえば窓を全開にして涼み、車内に付いた栓抜きで抜いた冷たい瓶の飲み物を飲む事。通常、夏季は運用から外れる非冷房車を3日間限り運行しますので、タイムスリップしてレトロな旅を楽しんで下さい。」との事。

私は、混んでいる場所というのがあまり好きではないので、さよなら運転とかイベント列車とかには、乗るのも撮るのも全く行く事が無いのですが、これには行ってみたくなりました。

私がこの鉄道に初めて乗ったのは最近で2010年6月の平日の夕暮れ時。ちょうど来たのが、藍色+ベージュの222と、薄黄色+赤帯の2004の懐かしいディーゼルカー編成で、昔のままの室内の情景に、昔から変わらない走りっぷりというかなんというか、そういう状況に身を置く事が出来る幸せというか、とにかく私の心に響くものがあって、一発で大ファンになってしまったのです。
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上の写真は2010年6月のもの

もし、あまりにも混雑しすぎるようでしたら乗るのは止めようと思っていたのですが、(私にとっては)幸いにも意外と空いており、難なくボックスシート進行方向右窓際に座る事が出来ました。
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せっかく冷たい瓶の飲み物を販売して下さっているので購入します。コーラ100円、ビール小瓶250円だったかな?とにかく良心的なお値段です。コーラにするかビールにするか迷います。ビール飲みたいなぁ。しかし非冷房車がたくさん走っていた頃は、まだ私は学生でビールなんて飲みませんでした。ここでビールを飲んでしまったら昔を懐かしむタイムスリップの旅にはならず、ただのオヤジになってしまうのではないか、という事でコーラ。瓶のコーラも久しぶりです。

さて出発、
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日本でこうやってボックスシートで風を直に感じながら乗るのは何年振りだろう。そう、昔はこうだったんです。これが良かったんです。これが夏休みの思い出だったんです。沿線ではたくさん撮影している人がいて、あんまり頭を出すと汚い顔が写ってしまうのでほどほどに。

終点阿字ヶ浦に到着して急いで撮影。
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左が205(冷房車)、右が2004(非冷房車の「暑いレトロ列車」)

乗ってきた非冷房車に再び乗って那珂湊で下車、ちょっと車庫に留置していますディーゼルカーを撮影。
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その筋では有名な駅ネコさんと新型車。
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ここで改札を出てお昼にします。前回来た時も那珂湊で一回降りたものの、車庫の周りをぐるりと散策しただけだったのですが、今回はちょっと下調べして来まして、那珂湊おさかな市場という所に行って海鮮丼でも食べる事にします。強い日差しが照りつける中、汗をかきながら海へ向かって歩く事約10分でたどり着いたのですが、ちょうどお昼時でどの店も大混雑。それも家族連れ、カップルばかりで、どうも一人では入り難そう。そんなわけで市場で生牡蠣を一つだけ食べて(これは美味しかった)、海鮮丼は諦めて戻る事にします。駅前には昔ながらの駅前食堂、それも由緒正しい駅前食堂の見本のような食堂があったので入り、すぐに出来るだろうと味噌ラーメンを注文したら、これがとても美味しかった。大満足。

そしてまたまた「暑いレトロ列車」に乗って勝田まで戻ります。来て良かったとしみじみ思えるほど、充分に楽しんで来れました。
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(乗車日:2012年8月)

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Author:QJ7000
おじさま鉄道ファンの日本の鉄道乗車記録。ふと日本の鉄道全線に乗ってみたいと思うようになりました。未乗区間は4,000km以上もあり、今の生活パターンではおそらく不可能な領域なのですが、路線や車両に愛情を込めながら、少しずつ記録に残しておこうと思います。古い記事順にご覧になりたい方は下の「月別アーカイブ」からどうぞ。
(2013年2月より海外編も始めました。)

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